Monthly Archives: 6月 2013

ジューンブライド/「祝婚歌」ふたたび


6月で思い出すのがジューンブライド。秋に新学年が始まる欧米の学校では、卒業式は春(5~6月)にあります。昔は、女性が学校を卒業するのを待って即結婚という(せっかちな?)ケースも少なからずあり、それがジューンブライド(6月の花嫁)=女性にとっての幸福、という意味を持ちえたわけです。ということで、今日は結婚にちなんだ話題を…。

以前、吉野弘さんの「祝婚歌」という詩をご紹介したことがあります(→2012/05/05 参照)。先日、古本屋で見つけたのが、この「祝婚歌」を収めた「二人が睦まじくいるためには」(吉野弘/童話屋)。百均コーナーにあったので(帯が少々いたんでいる程度でほぼ新本)、速攻で買い求めました(^^;;。この本には、吉野弘さんの詩に加えて、茨木のり子さんの「祝婚歌」に関する解説文も掲載されていて、これがなかなか面白いのです。

 電話でのおしゃべりの時、聞いたところによると、酒田で姪御さんが結婚なさる時、出席できなかった叔父として、実際にお祝いに贈られた詩であるという。
 その日の列席者に大きな感銘を与えたらしく、そのなかの誰かが合唱曲に作ってしまったり、またラジオでも朗読されたらしくて、活字になる前に、口コミで人々の間に拡まっていったらしい。
 おかしかったのは、離婚調停にたずさわる女性弁護士が、この詩を愛し、最終チェックとして両人に見せ翻意を促すのに使っているという話だった。翻然悟るところがあれば、詩もまた現実的効用を持つわけなのだが。(以下略)

 また、この詩の独語訳が、ドイツで行われた、ある日本人女性の結婚式で朗読され、神父を含むドイツ人列席者に感動を与えたというエピソードも書かれています。結婚式のスピーチネタで困った場合、これらの話が使えるかも…(^_-) by dan

オートミール ピーマン詰め焼き


今年は毛虫が大発生の年とか。6月中頃まで雨が少なかったことや、毛虫が大繁殖する周期(毛虫の種類によって、3年とか5年とか、大繁殖の周期があるらしいです。今年はその周期が重なったみたいです)だったことなど、いろいろな条件が重なったようです。そのせいか、今年は蝶々がよく庭に飛んで来るように思います。毛虫はイヤだけど、蝶になったら歓迎、というのも、人間の勝手でしょうか…(^^;;

さて、本題。オートミールのハンバーグを作ったのですが、ピーマンがあったので、中に詰めて焼きました。少し焦げ目を付けると、より美味しそうですね^^(左写真クリックで拡大)。加熱し過ぎて、ピーマンのグリーン色を損ねないよう、注意です。 by ichi

歩歩是道場/月刊「致知」の話


致知」7月号のテーマは「歩歩是道場」(ほほこれどうじょう)。禅の言葉で、日常の一挙手一投足、そのすべてが自己を鍛える場だ、という意味だそうです。表紙は、篠田桃紅氏(1913年生まれ。100歳)。今のお顔や佇まいが、彼女の生き方・考え方等すべてを物語っている気がします。合掌(-人-)

武士的には「常在戦場」という言葉がありますね(→常在戦場の精神の長岡藩 参照)。そういえば、浜学園の標語もこの言葉でした(^^)

右上写真、桃紅氏が墨を擦っている硯(すずり)に注目下さい(写真クリックで拡大)。実はこの方、水墨抽象画等で知られる「美術家」(書道家ではありません)。なので、このような巨大硯を愛用されているわけです。プロフィール・作品等は、岐阜現代美術館のサイトで御確認頂けます(→こちら

篠田桃紅氏のインタビュー記事を読むと、水墨という素材がアメリカの風土に合わず(滲まずにさっと乾くので表現の幅が浅くなる)、逆に油絵は日本では駄目(乾くのが遅いので色が冴えない)という話が出てきます。風土の違いが芸術表現や国民気質にも影響している…。なるほど。勉強になります(^^) by dan

大和麩の木の芽和え


近くにある土産物屋さんで、「大和麩」というものを見つけました。よし、何か作ってみよう、と買って帰りました。袋から出してみると、細目のフランスパンのよう(下左写真クリックで拡大)。水に浸して戻し、和え物と煮物を作ってみます。

和え物は、山椒の葉と白味噌で木の芽味噌を作り、和え衣にしました。お麩の食感が面白く、お味噌とも合います(写真右クリックで拡大)。お麩は、お味噌汁の具になるのだから、当然と言えば当然かな。煮物は玉ねぎやキノコと共に炊きました。野菜の旨味をしっかり含んだ、美味しい麩になりました(^^) by ichi

Tally/「カウンター」余話


前回より続く) 先に投稿したカウンターのことを英語では Tally Counter といいます。tally は「勘定、計算」という意味で、発音は〈タリー〉。tall(背が高い)とは無関係です。

左写真は、街頭の通行量調査等で使われる6連式カウンター。電池切れとは無縁、びしょ濡れになってもOKのヘビーデューティ仕様は、機械式ならではの安心感です(^^)

ところで、今回初めて知ったのが、『日本で数を数える時に「正」の字を書くが,英語では [W16-A342][W16-A342] と書き,これを tally という』こと(研究社・新英和辞典より)。実際には右下図のような感じ。昔、受験英単語集の余白に「W」を書いて横線を引いている友人がいました。今思えば、あれは tally の一種 だったわけです。

ついでに American Heritage Dictionary をひもとくと、以下のような記述が…。

[Tally is] a mark used in recording a number of acts or objects, most often in series of five, consisting of four vertical lines canceled diagonally (=対角線的に) or horizontally by a fifth line.

なるほど、このように説明すれば良いのですね。勉強になります。 by dan

綾部 梅採り 2013


京都の綾部に、梅採りに行ってきました。思い起こせば、綾部に初めて行ったのは、大阪のお店をオープンして、半年余り経った頃でした。お世話になっているお客様(J氏)から、「綾部(にあるセカンドハウス?)に遊びにおいで」と誘ってもらったのでした。

当時、日曜日と月曜日が定休日でしたが、月曜日は仕込みと買い物で仕事日、休みは日曜日のみ。元来、出かけるのが好きな私ですが、お店を始めてから、気持ちに余裕がなく、日曜日に出かけることも全く無くなっていたのでした。

綾部か…遠いな~、と思いつつ、せっかくだからと、頑張って早起きして、出かけました。綾部のJ氏の家に着くと、Nさん・Yさん、そしてJ氏とYさんの子どもたちが、笑顔で私を迎えてくれました。子どもたちと遊んだり、庭でバーベキューをしたり。綾部のきれいな空気と緑いっぱいの風景、わいわいと楽しい時間…あぁ、来て良かったな、心からそう思いました(今から10年以上前の話です)

オープンして約半年、仕事でいっぱい一杯だった私が、癒やしと安らぎをもらえたのでした。やっぱり気分転換することは大切やな、大いにリフレッシュすることができました。綾部に行くと、いつもそのことを思い出し、ありがたくなりますm(__)m

 

さて、今年の梅採りですが、元あす香スタッフのチカちゃんファミリーが、なんと岡崎から参加!綾部での嬉しい再会でした(上写真、各々クリックで拡大)。梅は例年に比べると不作ということでしたが、それでも梅干しを漬けるのに十分な量を収穫、いただいて帰りました。奈良で初めて漬ける梅干し、上手に漬けたいと思います(^_-) by ichi

PS 過去の綾部梅採り(2011年)については、こちら(綾部tag) からご覧頂けます。

カウンター/文房具の話


最近、カウンターが必要になり、部屋の中を探したのですが、見つかりません。引っ越しの際に、どこかに紛れ込んでしまったようです。仕方ないので、買い直し(^^;;

最初に購入したのが、ダイソーで見つけた、右の機械式のチェックカウンター(写真クリックで拡大)。電池不要のシンプルな構造はアウトドア向き。ただ、常時携帯するには少々大きいこと、ダイアルにものが触れて数字が変わってしまう(時がある)という欠点が判明した為、別商品を検討することに…。

次に購入したのが、左のデジまめカウンター(写真クリックで拡大)。あまり期待していなかった分?その使い勝手の良さに感心することしきり。パッケージを開けるまでは安っぽい印象でしたが、実際に手にしてみると質感も悪くなく、大きさ、デザイン、機能等、非常にバランスのよい商品です。これが100円ですから、ホント侮れません。お薦めです。

国内で売られているのは4色ですが、海外では左下のように豊富なカラーバリエーションがあります。ホント、綺麗です(写真クリックで拡大)。後、老婆心で書かせて頂くと、店頭商品は電池が消耗しているので、電池も一緒に買うとよいでしょう(電池交換の際は精密ドライバーが必要です)

たまたまですが、このヒョウタンを思わせるデジタルカウンターを購入したのが、近鉄・瓢箪山駅前の百均店。地名がヒョウタンだけに、形もヒョウタンと相成りました。話としても、よくできていますね(^^) by dan

きんちゃく


やっと梅雨らしいお天気になりました。台風の影響もあって、短時間にかなりの雨が降った所もあるようです。被害が無いようにと願います。雨降りのある日、玄関横のコンクリートの所に、カタツムリがいました。アジサイもカタツムリも、やはり雨が似合いますね。

ところで、カタツムリには可愛さを感じるのに、ナメクジには感じないのは何故でしょう?不思議です^^;;(そもそも、別種の生物ですが…→こちら参照)

左写真は、うすあげに具を詰めて作る「きんちゃく」です(クリックで拡大)。雑穀を詰めたり、切り干し大根やヒジキを詰めたり…。今回は、もちきびとヒエ・人参・干し椎茸などを詰めて作りました。雑穀がしっかり詰まったきんちゃくは、なかなか食べ応えがあります(^_-) by ichi