Monthly Archives: 1月 2014

粕汁


1月も3分の2以上が過ぎました。「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と言いますが、まさにその通り、1月はどんどん過ぎて行きます。「逃げる」の2月も28日と短い分、より一層早いでしょうね。来月、いよいよソチ五輪も始まります(2月7日~2月23日。詳しい競技日程はこちら)。日本勢の活躍が、とても楽しみです(^^)

gorin.jp (民放テレビによるオリンピック公式競技動画サイト)で、歴代オリンピックの名シーンを観ることができます。開会式まで、このサイトでオリンピック気分を盛り上げておきましょう(^_-)

さて、寒くなると必ず食べたくなるもの…。私にとっては「粕汁」がそうです。ゴボウのささがき、大根・人参・蓮根などの根菜と、こんにゃくも欠かせません(左写真クリックで拡大)。アツアツのお汁を飲むと、身体中にしみ渡るように、温まります。寒さでギュッと引き締まっていた身体も心も、緩んで行くような感じがします(^^) by ichi

「ポケット詩集」/吉野弘さんを悼んで


詩人の吉野弘氏が先日亡くなられたそうです(→詳しくはこちら)。彼の代表作「祝婚歌」は、当Diaryでも紹介したことがありました(→ 2013/06/30 参照)。「祝婚歌」以外の彼の作品では「I was born」が頭に浮かびます…などと書くと詩に詳しい人間と勘違いされそうですが、上の2つの詩はともに大人になってから知りました。茨木のり子さんの詩もそうです。多感な時期にこれらの詩に接していれば、精神的にもっと豊かな青春や人生を過ごすことができたでしょう(苦笑)

現代詩には、danのようなオジサンが読んでも感動する作品がいっぱいあります。しかし、かつての私がそうであったように、どこから手をつけたらよいか分からないかもしれません。そこで、吉野氏の作品紹介も兼ねて、現代詩への扉を開いてくれる本を一冊紹介させて頂きます。

約30編の詩を編んだ「ポケット詩集」(田中和雄編/童話屋)という本があります。題名通り、鞄に放り込める文庫サイズながら、ハードカバーの愛蔵版仕様。上で触れた吉野弘氏の詩も茨木のり子さんの詩も収録されています。今回あらためて読み返し、編者の田中氏が書いた「まえがき」が一編の詩ともいうべき”作品”になっていることに気づきました。丁寧に読み進めても小一時間程度のボリュームですが、感動の質は高いことを保障します。この本を手がかりに、自分が気に入った詩人の作品を読んでいけば良いでしょう。”ほんとうの子どもたちと、子どもの心を持った大人たちに”お薦めいたします(^_-)✩ by dan

PS 「詩のこころを読む」(茨木のり子/岩波ジュニア新書)もお薦めです。唯一の難点(?)は、茨木のり子さんご自身の詩が収録されていないこと(^^;;

マッシュポテトグラタン


毎日寒さが厳しいですねー(>o<)。奈良はこのところ、毎朝氷点下の冷え込みです。朝、2階の雨戸を開けると空き地が見えるのですが、霜で地面がキラキラしています。う~、今日も寒いな、そんな思いで一日が始まります(^^)

じゃが芋のマッシュと豆乳をベースにしてポテトソースを作り、マッシュポテトグラタンにしました(左写真クリックで拡大)。ぽってり・トロ~リのグラタンソースの中から出てくるのは、ホクホクじゃが芋やブロッコリー。真ん中にのっているのは、玉ねぎの荒みじん切りと麦味噌で作った「玉ねぎ味噌」です。淡白なポテトソースに、少し濃いくちの玉ねぎ味噌が、程よいバランスで混ざり合います(^_-) by ichi

さすがは、リーガロイヤル/Cafe Cube


所用で大阪国際会議場(グランキューブ大阪)へ出かけた時の話です。予定の時間まで少し余裕があったので、2F の Cafe Cube (右写真クリックで拡大)でモーニングを頼みました。普通のコーヒーは400円。トーストやサラダ等をつけると、きっちり上乗せされて?700円(ちと高い)。ですが、開放感溢れる空間で、プチ贅沢なひと時を過ごすことができました(^^)

さて、お金を払った時に驚いたのが、お釣りの300円=100円玉×3枚がすべて(平成25年製造の)新硬貨だったこと。レシートを見ると、リーガロイヤルホテルの経営でした(左写真クリックで拡大)。さすがです。ホテルの外にあるカフェといえども手抜きなし。硬貨のお釣りにまで気配りが行き届いていることに感心しました。最初は高いと感じたモーニング(700円)も安く思えてきました(^^) by dan

PS あす香も新札でお釣りを出しますが、硬貨までは準備できていません(スミマセン^^;;)

松見歯科診療所さんの講演会@大和郡山市


講演会のお知らせです。2月11日(祝・火)に、大和郡山城ホールで香川・高松で開業されている松見歯科さんの講演会があります。時間は13:30からで、16時過ぎ終了予定です。詳細、お申し込み等はこちら(右のチラシ[PDF版]はこちら

数年前、神戸の六甲で講演会があり、参加させていただきました。その時、とても感動したことを、今でもよく覚えています(^^)。例えば、歯並びの悪さは、何故起きるか?顎が小さいと、歯が一列に並ぶことができず、狭い所で押し合いへし合い、出っ張ったり、引っ込んだり、という状態になります。一般的には数を減らして(つまり歯を抜くことで)解決しようとするのですが、松見歯科さんでは、歯を抜くという方法は、極力避けるようにされています。

では、どうするのか? なんと、顎を広げることで、歯が一列に並ぶスペースを作って行く、という方法を取っておられます。勿論、簡単なことではありません。患者さん自身が、そのためのトレーニングを続けて行かなければなりません。松見歯科さんで治療と指導を受けて、歯を抜くことなく、歯並びの悪さや、その他のトラブルを克服した方の実例を、いくつも挙げておられました。

講演の内容は盛り沢山で、上の話はほんの一部に過ぎません。松見歯科さんは、歯の治療だけにとどまらず、食事指導や料理教室までされています。患者さん一人ひとりと、本気で向き合っておられる姿勢をひしひしと感じ、本当に感動したのでした(今回の講演でも、松見哲雄先生による歯の話と、松見千奈美先生による食の話の二つが聞けるようです)。歯は一生お世話になる大切なもの、それだけに歯について考え、知りたいものです。ご都合が合う方は、是非参加していただきたいと思います。 by ichi

「永遠の0」 ~番外編 その1~


その2より続く) 「永遠の0」(以下「ゼロ」)は小説も映画も大ヒット御礼中。性別世代を超えて、受け入れられているのが凄いです(danは小説を2回読みました。映画も再鑑賞するかもしれません^^;;)。さて、以下は番外編。「ゼロ」の主人公、宮部久蔵についての話です。

宮部久蔵は零戦の天才パイロットという設定です。小説を読んで(なるほど)と思ったのが、普通の人間では持ち上げられない重い機銃を使って体を鍛える(ウェイトリフティングする)場面。最近のクルマはパワステ仕様のため、非力な女性でも大型車を運転できますが、昔はそうではありませんでした。零戦も同様で、操縦桿を自在に操るためには、優れた運動神経に加えて、強力なG(重力)や空気抵抗をものともしない、並外れた腕力が必要なのです(反射神経を頼りにゲームのコントローラーを指で操作するのとは訳が違う)

映画の中でも、普段は飛行服姿の宮部(=岡田准一)が上半身シャツ一枚になって秘かにトレーニングに励むシーンが出てきます。この時、優男風の印象と不釣り合いな?胸板の厚いマッチョな体だったのでビックリしました。実は、岡田准一はジークンドー等のインストラクター資格も持っている武闘派。体を見せるだけで(演技することなく)天才パイロットに必要な身体能力の高さを納得させてしまうワンシーンでした^^(続く) by dan

じゃが芋 味噌焼き


近くの空き地から、春日山や若草山が見えます(あす香にお車で来られたお客様に、駐車場代わりにとめていただいている、あの空き地です)。すっきり晴れた日は、空気が澄んでいるお陰か、山がとてもきれいに見えます。でもそんな日は、ピーンと張り詰めたように寒いです(*_*)。1月25日は若草山の山焼きがあります(雨天の場合は2月1日)。昨年は見逃してしまいましたが、今年はしっかり見ようと、楽しみにしています(^^)

さて、今日は、久々のじゃが芋のお料理です。新じゃがの頃から夏場にかけてはよく使いましたが、秋以降は「芋」と言えば、さつま芋や里芋ばかり料理していました。レシピは簡単ですので、是非作ってみて下さい。じゃが芋を皮ごと蒸し(大きい物は、半分に切ってから)、蒸し上がったら皮を取ります。お味噌を味醂またはお酒で伸ばし、蒸したじゃが芋に塗って、200度に温めたオーブンで10~15分焼きます。オーブンで焼く前に、もう少し小さく切っても良いと思います。ご飯にもお酒にも合う一品です^_-(左写真クリックで拡大) by ichi

墨の資料館@墨運堂


西ノ京駅から歩いてあす香へお越しになる途中、養天満宮の手前にあるのが「墨の資料館」です。墨運堂という会社が運営しています(→2013/12/14参照)。ネットで調べると、墨の資料館のページには「見学ご希望の方は墨運堂本社、各営業所にご連絡下さい」という一文があり、気軽に入館できない印象ですが、これは工場見学の場合であって、資料館には予約無しで自由に入れます(入館可能な時は、右写真のように「どうぞお入りください」という看板が入口に立っています)

入館すると、目の前にあるのが下左の巨大硯(すずり)。90cm ×60cm もあります。長さ15cmのペンと一緒に写したものの、大きさがイマイチ伝わらないですね^^;;(写真クリックで拡大。よければこちらも参照下さい→2013/06/27)。あまり知られていませんが、膠(にかわ)という材料を使う関係で、墨の製造期間は気温の低い10月から翌年5月迄に限られます。つまり、今が墨作りの現場を見るチャンス(^^)。 danは、製造中の墨を一度触らせてもらったことがあって、その時の印象はつきたてのお餅。ふわふわと柔らかいです。機会があれば、触らせてもらいましょう^^(写真クリックで拡大)

ちなみに(本式の固形)墨は、(1) 菜種油を燃やして作られた煤(すす)を集め、(2) 膠(にかわ)を混ぜ、 (3) 職人さんが手足を使って揉みこみ、(4) 型に入れて固め、(5) 乾燥させ…、という大変な手間を経て作られます(→こちら参照)。まさに手作り。そして、墨職人は日本全国で20人位しかいないそうです(そのうち、墨運堂に3~4人)。このような話を聞くと、短くなった墨といえども粗末には扱えませんね。皆様、ココロしてお使い下さいませ(^^) by dan