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堀江貴文氏が難波でトーク&サイン会


先日、難波千日前のジュンク堂で見かけたのが、右の掲示。明日=3/23(日)、堀江貴文氏が、新著「ゼロ」の販促イベントで難波に来るそうです。午前中に天牛堺書店 ekimo なんば店でサイン会、午後にジュンク堂書店千日前店でトーク&サイン会。顔を見たり、声を聞くだけなら、整理券無しでもいけるかもしれませんね(→こちら参照)

以下、ジュンク堂(千日前店)について長~い余談を…。danは、以前、難波千日前に住んでいたことがあります(→2013/10/13 参照)。ジュンク堂まで徒歩5分という恵まれた環境でした。最近、足が遠のいていたのですが、奈良に引越してから、また、この店を利用する機会が増えました。個人的に嬉しい「復活」です^^(日本橋で地下鉄・近鉄に乗換える際、少し寄り道するわけです)

永らく眠っていたコーヒーチケットが喫茶コーナーで使えることも大きいですね。一枚400円相当。10数枚あったチケットが随分減りました。よく見ると「このカードで公衆電話はかかりません」と印字してあり、時の流れを感じさせます(左写真クリックで拡大。確かに、テレホンカードと似た形状です)。ちなみに、ジュンク堂のレシートを見せればドリンクは100円引きになります^_-(続く) by dan

奈良県立図書情報館「ゆるめる生活・健康と病気」


奈良県立図書情報館で標題の図書展示が行われていますので、ご紹介します。生活習慣や健康について、役立つヒントを得られるかもしれません(^^)

図書展示「ゆるめる生活・健康と病気」
開催期間
 2014年2月1日(土)~ 27日(木)
展示場所
 奈良県立図書情報館 2階 情報資料スペース
展示図書
  ○動いてカラダをほぐす ○食べてカラダをほぐす
  ○ゆったり眠る ○ココロをほぐす
  ○養生訓・健康生活のヒント ○健康管理・病気の予防
 などの健康と病気に関する図書と雑誌 約200点。イベントの概要はこちら

上記サイトで公開されている展示資料リストには Amazon へのリンクも貼られているので、内容&レビューを確認したり、購入する時に便利です。ユーザビリティへの配慮に感心しました(→こちら

以前書きましたが、奈良県立図書情報館は新しいタイプの図書館です(→2013/01/15参照)。名称からして、図書情報館。最近の地方自治体の公共図書館はハード・ソフトともに非常に進んでいて驚かされるのですが、ここもその一つです(^_-) by dan

「永遠の0」 ~番外編 その3~


番外編その2より続く) 右は、シカゴ・オヘア国際空港から弟が送ってくれたグラマン F4F ワイルドキャット/ Grumman F4F Wildcat の写真です。開戦時、米軍の主力戦闘機でした。見てくれのカッコよさを放棄した?ずんぐりむっくりな機体は、まさに、ふてぶてしい野良猫(ワイルドキャット)。主脚を翼に引き込む零戦を見慣れているせいで、車輪周りの構造も随分古臭く見えます(写真クリックで拡大)。実際、日本の零戦との性能差が歴然で、次々と撃ち落とされたそうです(^^;;

感心するのは、戦闘機が(一般の)空港に堂々と展示されていることです。しかも、空港名に入っている”オヘア”は第二次世界大戦の米軍エースパイロットだったエドワード・オヘア氏の名前というのですから、日本では考えられませんね~(苦笑)。ライト兄弟を生んだアメリカでは、優れたパイロット、特に撃墜王と呼ばれる戦闘機乗りは、国籍を問わず(敵国であっても)畏敬の対象となるようです。”ラバウルの魔王/the Devil”と呼ばれた西澤廣義の写真が今でもアメリカ国防総省に飾られているという話が小説の中にも出てきました。

そうした土壌があるせいでしょう、「永遠の0」(小説)がアメリカで翻訳出版されることが決まっているそうです(百田尚樹氏本人が昨年の10月にツィート/twitter。下左画像クリックで拡大)。日本人にしか受けない小説と思っていたので、まさかの展開にビックリ。ビックリと言えば、オノ・ヨーコも「ゼロ」を会う人みんなに薦めているとか(→こちら)。日本の零戦パイロットの物語が、海外でどのように評価されるのか興味津々です。「大空のサムライ」の例もありますし、ひょっとすると、世界的ベストセラーになるかも…(^^) by dan

「ポケット詩集」/吉野弘さんを悼んで


詩人の吉野弘氏が先日亡くなられたそうです(→詳しくはこちら)。彼の代表作「祝婚歌」は、当Diaryでも紹介したことがありました(→ 2013/06/30 参照)。「祝婚歌」以外の彼の作品では「I was born」が頭に浮かびます…などと書くと詩に詳しい人間と勘違いされそうですが、上の2つの詩はともに大人になってから知りました。茨木のり子さんの詩もそうです。多感な時期にこれらの詩に接していれば、精神的にもっと豊かな青春や人生を過ごすことができたでしょう(苦笑)

現代詩には、danのようなオジサンが読んでも感動する作品がいっぱいあります。しかし、かつての私がそうであったように、どこから手をつけたらよいか分からないかもしれません。そこで、吉野氏の作品紹介も兼ねて、現代詩への扉を開いてくれる本を一冊紹介させて頂きます。

約30編の詩を編んだ「ポケット詩集」(田中和雄編/童話屋)という本があります。題名通り、鞄に放り込める文庫サイズながら、ハードカバーの愛蔵版仕様。上で触れた吉野弘氏の詩も茨木のり子さんの詩も収録されています。今回あらためて読み返し、編者の田中氏が書いた「まえがき」が一編の詩ともいうべき”作品”になっていることに気づきました。丁寧に読み進めても小一時間程度のボリュームですが、感動の質は高いことを保障します。この本を手がかりに、自分が気に入った詩人の作品を読んでいけば良いでしょう。”ほんとうの子どもたちと、子どもの心を持った大人たちに”お薦めいたします(^_-)✩ by dan

PS 「詩のこころを読む」(茨木のり子/岩波ジュニア新書)もお薦めです。唯一の難点(?)は、茨木のり子さんご自身の詩が収録されていないこと(^^;;

「永遠の0」その2 ~小説編~


danです。あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。あらためて御礼、感謝申し上げます。早いもので、昨年の7月には、西ノ京・あす香も満一周年、現在2年目です。これからもご愛顧の程よろしくお願い致します。あすかDiaryも時々のぞいて下さいませ(^_-)。さて、新年最初のお題は「永遠の0」(百田尚樹著)です。

その1より続く) 「永遠の0」(以下、「ゼロ」)は、2006年に太田出版からハードカバー版が出た時はあまり売れませんでした。タイトルだけ見て、零戦あるいは戦争賛美の戦記物と誤解されたのかもしれません。かくいうdanも何年か前に書店で「ゼロ」のハードカバー版を手にした時、今更、戦記物でもあるまいと思い、書棚に戻した記憶があります(右写真。当時、この本の価値を見抜けなかった)

よく”泣かせる小説”といいますが、「ゼロ」は、ぶわっと涙腺を崩壊させるので、電車の中では読めない?感動作と言えるでしょう(^^;;。感心するのは、太平洋戦争(大東亜戦争)の本質を教えてくれる教科書にもなっている点です(近現代史のサブテキストに使える)。12月現在、文庫版だけで370万部。ここまで売れると、大人の日本人にとっての必読本=必修科目になった感すらありますね。

不都合情報の隠蔽体質、組織上層部の事なかれ&無責任主義等、今も昔も問題構造が変わっていないことを思い知らされます。勉強になって、感動もできるという、”一粒で二度美味しい”お得な一冊。一読をお薦めする所以です(最近出版された「ゼロ戦と日本刀 美しさに潜む『失敗の本質 」との併読をお薦めします)。なお、今、amazonで愛蔵版を購入すると、数量限定で左のようなメッセージカードがついてきます。今がチャンス^_-(続く) by dan

やまと太ねぎ/「銀二貫」


最近、「銀二貫」という本を読み終えました。「澪つくし料理帖」シリーズの高田郁(たかだかおる)さんの作品です。半分過ぎた頃からペースアップし、一気に読みました。大阪天満宮界隈が舞台なので、私にとってお馴染みの地名がよく出て来ます。そして、小説全体を通じて「銀二貫」がキーになっていて、なかなか上手い構成になっています。FM COCOLOのDJメメさんもお勧めの一冊。皆さんもいかがでしょうか?

「鬼平犯科帳」(池波正太郎)ファンのdanからみると、少女マンガみたいな時代小説なんだとか。そういう意味でも、女性向きかもしれません^^;;

さて、本題。奈良の地元野菜「やまと太ねぎ/大和ふとねぎ」の登場です! これからが旬の太ねぎ、先ずはかぶら・はくさい・絹あげ等と煮物にしてみました(左写真クリックで拡大)。ねぎの甘みがとても美味しい!寒さが増すと、一段と美味しくなりますね。お楽しみに(^^) by ichi

ピンクレシートでもらったジュンク堂の景品 (2013年)


ジュンク堂で、恒例の「秋の読書キャンペーン」を実施していました。期間中に発行されるピンクレシートを集めると、景品がもらえるというものです(右ポスタークリックで拡大。2013/10/29 も参照下さい)。キャンペーン期間中、他の書店やAmazon での購入を控えた結果(^^;;、なんとか景品をもらえる金額に到達。先日、そのレシート4枚を景品と交換しました。

ちなみに、大阪市(北区)から奈良に引っ越したこともあって、danが最近よく行くのがジュンク堂千日前店。地上を歩けば、近鉄日本橋駅から徒歩数分なので便利です。(眠っていた)コーヒーチケットが喫茶室で使えるのも嬉しい(^^)

さて、今年の景品は下の2種(オリジナルの手ぬぐい&本型折りたたみエコバッグ)。手ぬぐいは3柄ありますが、このウサギ柄がいちばん人気が出そうです。右下に写っているフクロウはよく見ると、M と Jの組み合わせ。MARUZEN & JUNKUDO のイニシャルになっています。エコバッグは、折りたたむとちょうど文庫本サイズ。広げると右写真のように、ブックカバー部分が底になります。マチが大きいのでA4のコピー用紙(500枚)なら3冊楽々と入ります。横向きにしたくない弁当を入れてもいいですね。「鞄の片隅に」あると助かるかも(^_-) by dan (→2014年はこちら

あしたのジョー最終話、誕生エピソード/「あしたのジョー 大解剖」


先日「あしたのジョー 大解剖」という Mook が出ました。これを読んで初めて知ったのが、最終話誕生のエピソード。40年経っても色あせない傑作ラストシーンが、実は、高森朝雄(=梶原一騎)の原作とは異なっていて、ちばてつやが土壇場で描き起こしたシーンなのだそうです。

原作のラストは「パンチドランカーとなったジョーが虚脱状態で、白木葉子の大きなお屋敷のベランダで日向ぼっこをしている。それを葉子が遠くから優しい表情で見つめている」というもの。ところが、ちばてつやが、果たしてそれでいいのだろうか?と考え込んでしまった。通常の締切はすでに過ぎており、掲載号の表紙も印刷に回っている。今更、休載もできないギリギリの状態。悩む、悩む、悩む…。

最後の最後で、当時の担当者が「ここにあしたのジョーの『核』があるような気がする」と言って、ちばてつやに読むよう勧めたシーンが、ジョーと紀ちゃんのデート場面。例の「燃えかすなんかのこりやしない…まっ白な灰だけだ」という台詞が出て来るところです(左画像クリックで拡大)。ちば自身、そんな場面を描いたことを忘れていた。このヒントをくれた担当者は本当に偉かったと思います。そこから、あのまっ白なリングサイドのラストシーンが浮かび上がってきたのだとか(上写真参照)

漫画史上に残る屈指の名シーン誕生の裏には、埋もれていた台詞、それを掘り起こした担当者、そして一枚の絵にまとめたちばてつやの画力、これらが奇蹟のように合わさって、時代を超える感動シーンに昇華したというドラマがあったのでした(「歴史秘話ヒストリア風」に…^^) by dan

上の経緯について、Wikipedia>あしたのジョーこちらのブログ に詳しく書かれています。興味のある方はどうぞ。なお、「あしたのジョー 大解剖」には、対力石戦を綴じ込み付録で掲載した限定特装版もあります(^_-)