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「あの世に聞いた、この世の仕組み」/しくみの話 その1


ichi が、あす香のお客様からある本を紹介されました。雲黒斎(うんこくさい)の「あの世に聞いた、この世の仕組み」と「もっと あの世に聞いた、この世の仕組み」の2冊。dan は、一時、小林正観さんを中心にスピリチュアル系の本を集中的に読んでいた時期があります(確認したら、正観さんだけで20冊は読んでました)。この本も評判は聞いていたものの、未読でした(^^;;

で、今回、紹介を受けたのを機に、早速2冊を入手。内容もさることながら、その説明(たとえ)のうまさに感心しました。例えば、人間は個々に独立しているようにみえるけど、そうじゃない(ユングの集合意識のように、根っこの部分でつながっている)という説明の際に使われたのが、「あの世~」に出て来た下左図。「もっと~」では同様のことを風船を使って説明しています(下中図。それぞれクリックで拡大)

もともとは、風船のように一つの存在なのですが、世の中に生まれて来た時に(突起部に相当)、その根本がねじれて元の存在(集合意識体)とコミュニケーションでき なくなるのだとか。「死」は、そのねじれが解けて元の存在に戻る=一体化するだけ…(上右図)。わかりやすい説明です。スピリチュアル系入門としてお薦め^_- (続く) by dan

錦織選手の活躍に思う / オール・ユー・ニード・イズ・ウィル


今年の夏公開の映画に、トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル/ALL YOU NEED IS KILL」という作品がありました。日本人の桜坂洋の小説が原作ということで話題になったのをご記憶の方も多いのでは。

タイトルだけ見ると、敵を「殺し」まくる印象ですが、そうではなく、逆に、トム・クルーズが「殺され」まくって人生を何度もリセット=タイムループし、経験値を積んでいくという、ユニークなストーリーでした(→kill されて skill up^^;;)。映画は原作と異なり、恋の成就を予感させるハッピーエンド。やっぱり “ALL YOU NEED IS LOVE” でしょ!という、このラストシーンは個人的に気に入っています(笑)

さて、先日終わった全米オープンテニス。優勝こそ逃しましたが、錦織圭選手の活躍は素晴らしかったです。「勝てるというのが少し見えたのがよくなかった。勝たなきゃいけないというプレッシャーがあった」と決勝戦後のインタビューで彼が答えていたように、勝ちを意識しすぎなければ、結果は違っていたかもしれません。インナーゲーム/The Inner Game of Tennis 」という有名なメンタル理論書(強化書)もあるように、テニスはメンタルコントロールの影響を大きく受ける、ある意味、繊細な競技なのでしょう。

以前読んだ本の中に「想い/意思は技術を超える」( will > skill )、という一節がありました。身長が2m近くあるチリッチ(や他の選手)は、身体能力に加えて優れた技術を持ち、彼らを破るのは並大抵ではないと思います(左写真をみると、大人と子供ぐらいの差^^;;)。でも、またチャンスがあるはず。今後の活躍が本当に楽しみです。そして、この1週間、元気と勇気をもらえたことに感謝! by dan

意志あるところに道は開ける / ALL YOU NEED IS WILL.

涙からの伝言


以前、江本勝さんの「水は答えを知っている」や「水からの伝言」という本が話題になったことがあります(右写真)。「ありがとう」/「馬鹿野郎」/「…」(無視) といった言葉のかけ方で、水の氷結結晶の形や”もの”の腐り方が異なるというセンセーショナルな?内容でした。今、話題になっているのが、その”涙”版?ともいえる涙の顕微鏡写真集。拡大すると、うれしい時の涙と悲しい時の涙では、見え方が異なるというのです。

最近、STAP細胞に関する問題で「証拠写真」に世間がセンシティブになっている中、このような写真を出すと、やれ、写真を加工したんだろうとか、(何百枚もの中から)都合のよい写真だけを選んでいるんだろうとか、はては、再現性が無い/科学的根拠を示せとか、いろいろ批判を浴びそうです(苦笑)

しかし、もともと、「涙のトポグラフィー」という写真集の”作品”ですしね~(^^)。目くじら立てずにアートとして楽しみたいところ。一部を見ただけですが、モノクロ画像が逆に想像力を刺激します。ご興味をもたれた方はこちらをどうぞ。英語が得意な方はこちらも^_-(→ The Topography of Tears / Rose-Lynn Fisher ) by dan

アニバーサリー商法?/ガンダムの場合


前回より続く) 先日の日経新聞のコラム「春秋」に出てきた話題が「機動戦士ガンダム」(右写真クリックで拡大)。最初にTV放映されたのが1979年なので、確かに今年は35周年にあたります。それにしても、日経の一面にガンダムの名前が出てくるとは…(^^;;

日経新聞にも35周年の話が載るくらいですし、アニバーサリー商法的には5年単位が今や常識のようです(→こちら)。ちなみに、高さ18mの実物大「お台場ガンダム」が登場したのは30周年の時でした(右下写真クリックで拡大)。50周年では、歩行可能な実物大ガンダムが登場すると dan は予想しています(笑)

話を戻します。冒頭のコラム、内容がなかなか渋い。「寒い時代だとは思わんか」というワッケイン少佐のセリフが引用されているのです。これはガンダムファンでないと書けません。しかし、実はそうではなくて、そのフレーズが、もはやガンダムという作品を離れて人口に膾炙している証(あかし)なのかもしれませんね(→興味をもたれた方はこちらのブログをどうぞ)

ガンダムには、その他、名言と呼べるセリフが多く、それが35年経っても人々を魅了するのでしょう(名言集もあります)。また、アニメで使われた効果音やBGMは、現在でも他のTV番組で定番音源として利用/引用されており、その影響力の大きさがわかります。日本人にとって、ガンダムは一作品の域を超え、知っていて当然の一般常識/教養となりつつあるようです(^^) by dan

ネコ派にお薦めの「ニャンダフル! 100名言」


先日、スーパーの書籍コーナー(!)で見つけたのが右の「ニャンダフル!100名言」。猫の写真に名言を組み合わせた本…と書けばお分かりでしょうが、「人生はニャンとかなる!」(→2013/10/25参照)の二番煎じと思われること必至?の本です(^^;;。実際、最初に手にとってパラパラめくった時の印象も「お手軽編集の便乗本っぽいなぁ~。100頁ちょっとしかないし…」というものでした。

ところが、自宅で読み直したところ、写真の質といい、名言の選択およびそれに対するコメントといい、思いの外しっかりした内容であることが分かりました。特に、「ニャンとかなる」で感じた写真への不満がほとんどありません。雑誌「ネコまる」への投稿写真の中から、根っからの猫好きスタッフが選んでいるためでしょう。ライター稲田雅子氏もいい仕事をしています(左下写真、各々クリックで拡大)

「ニャンダフル!100名言」は単なる便乗本ではなく、「ニャンとかなる」に不満を感じたネコまる編集部が、あえて同じコンセプトで「私たちならこうやる!」と水野敬也&長沼直樹両氏に宛てた”挑戦状”なのかもしれません。ネコ好きの方にお薦めいたします(^_-) by dan

<先延ばし癖の貴方へ> ~ 100名言より ~
 未来は、現在と同じ材料でできている。(シモーヌ・ヴェイユ)
 未来は今日始まります。明日始まるのではありません。(ヨハネ・パウロ2世)

ジュンク堂書店千日前店の話 その2


その1より続く) ジュンク堂書店・千日前店が気に入っている理由を挙げると、いきつけの本屋として適度な大きさであること、そして、居心地の良さ。ターミナル直結ではないものの、アクセスも良いです(売上への貢献度は不明ですが、なんばグランド花月の向かいという好立地!)

具体的に書くと、まず、3フロアで約900坪という大きさ。いろいろな書店に行きますが、品揃えを考えると、400~500坪程度の広さは欲しいところ。ただし、広ければ良いというわけでもなく、店内移動の利便も考えると、300坪程度×3フロア構成の当店が、私の身体感覚にあいます(紀伊国屋書店・梅田本店の1フロアやMARUZEN&ジュンク 堂書店・梅田店の8フロアは、私には少し広すぎ、大きすぎ)

次に、長時間いても苦にならない快適性。天井が高く、エスカレーター部分が吹き抜けになっていて、開放感があります(⇔紀伊国屋書店・梅田本店は少しいるだけで息が詰まります^^;;)。また、天井の高さは高架書棚の設置=在庫の多さにつながります。ジュンク堂書店・千日前店は、壁面の広さ(1フロアよりも3フロアの方が壁が多い理屈)もあって、面積に比して書籍点数は多いはずです。

特に、この店の喫茶コーナーは一息入れるのにピッタリ(先日、貯まっていたコーヒーチケットを使い切りました→こちら参照)。気分転換も兼ね、ノートパソコンを持ち込んで作業することもしばしばです。そんなこんなで、現在、この書店が、私の一番のお気に入りとなっています(^_-) by dan

本をシェアするということ


先日、大阪の古本屋で見つけたのが「Too Busy Not to Pray」というペーパーバック(右写真)。後で調べると、著者の Bill Hybels /ビル・ハイベルズは、有名なカリスマ宣教師の一人でした。1988年に出版された原著の評価が高く(→こちら。邦訳「祈れないほど忙しい?」もあります)、10周年記念バージョン、さらには20周年記念バージョンも出ています。私が入手したのは1998年発行の改訂版。

この本を購入した理由ですが、実はdanが熱心なクリスチャンだから…というのはウソで、本の見返しに貼られていた Post-it が気に入ったからです(左下写真クリックで拡大)。百均本だったので、財布が傷まないというのも大きかったかな?(^^;;

手元に置く価値がないと判断して本を処分する人が大半でしょうから、左のメモ(素晴らしい本なので、読み終わったら他の人とシェアしてね!)は、粋というかスマートですね。この本はどのような経緯で大阪にやって来たのだろう?とあれこれ想像するのも楽しい(^^)。コメントした人の名前も堂々と書かれています。この情報だけで、彼女に連絡を取ることは難しそうですが…(残念) by dan

ちなみに、メモ6行目の ”1 Thessalonians 5:16-18” とは、聖書の「テサロニケ人への第一の手紙」第5章16~18節のことです(→こちら参照)。聖書になじみがないdanは、最初、何のことか分かりませんでした^^;;

ジュンク堂書店千日前店の話 その1


前回の余談:ジュンク堂書店の話より続く) 阪神大震災後、難波千日前に引越した私を追いかけるように?1996年にオープンしたのがジュンク堂書店千日前店でした(当時は”難波店”)。ジュンク堂にとって大阪進出第一号店であると同時に、開業以来最大の大型書店であり、かつ、その後の巨艦店全国展開の嚆矢(こうし)となった店舗です(ジュンク堂書店>沿革参照)

開店時の面積(900坪)は、紀伊國屋梅田本店や旭屋本店と同クラス、大阪で三指に入る広さでした(ミナミエリアではダントツ。この頃は、1000坪あれば超大型書店でした)。しかし、広さ以上にインパクトがあったのが、上写真のような図書館を思わせる店内レイアウト、そして、欧米の書店にならったという「座り読み」イス(立ち読みの方向けのイス)です。日本の書店に新しい文化を持ち込みました。

ジュンク堂は、その後、堂島アバンザ店(大阪本店)や新・難波店、梅田店等、あちらこちらに1000坪超の大型店を出店し、他社も新店&リニューアルで攻勢をかけてくるのですが、danにとって、この千日前店はお気に入り店の一つです(続く) by dan