Author Archives: dan

「永遠の0」 ~番外編 その1~


その2より続く) 「永遠の0」(以下「ゼロ」)は小説も映画も大ヒット御礼中。性別世代を超えて、受け入れられているのが凄いです(danは小説を2回読みました。映画も再鑑賞するかもしれません^^;;)。さて、以下は番外編。「ゼロ」の主人公、宮部久蔵についての話です。

宮部久蔵は零戦の天才パイロットという設定です。小説を読んで(なるほど)と思ったのが、普通の人間では持ち上げられない重い機銃を使って体を鍛える(ウェイトリフティングする)場面。最近のクルマはパワステ仕様のため、非力な女性でも大型車を運転できますが、昔はそうではありませんでした。零戦も同様で、操縦桿を自在に操るためには、優れた運動神経に加えて、強力なG(重力)や空気抵抗をものともしない、並外れた腕力が必要なのです(反射神経を頼りにゲームのコントローラーを指で操作するのとは訳が違う)

映画の中でも、普段は飛行服姿の宮部(=岡田准一)が上半身シャツ一枚になって秘かにトレーニングに励むシーンが出てきます。この時、優男風の印象と不釣り合いな?胸板の厚いマッチョな体だったのでビックリしました。実は、岡田准一はジークンドー等のインストラクター資格も持っている武闘派。体を見せるだけで(演技することなく)天才パイロットに必要な身体能力の高さを納得させてしまうワンシーンでした^^(続く) by dan

墨の資料館@墨運堂


西ノ京駅から歩いてあす香へお越しになる途中、養天満宮の手前にあるのが「墨の資料館」です。墨運堂という会社が運営しています(→2013/12/14参照)。ネットで調べると、墨の資料館のページには「見学ご希望の方は墨運堂本社、各営業所にご連絡下さい」という一文があり、気軽に入館できない印象ですが、これは工場見学の場合であって、資料館には予約無しで自由に入れます(入館可能な時は、右写真のように「どうぞお入りください」という看板が入口に立っています)

入館すると、目の前にあるのが下左の巨大硯(すずり)。90cm ×60cm もあります。長さ15cmのペンと一緒に写したものの、大きさがイマイチ伝わらないですね^^;;(写真クリックで拡大。よければこちらも参照下さい→2013/06/27)。あまり知られていませんが、膠(にかわ)という材料を使う関係で、墨の製造期間は気温の低い10月から翌年5月迄に限られます。つまり、今が墨作りの現場を見るチャンス(^^)。 danは、製造中の墨を一度触らせてもらったことがあって、その時の印象はつきたてのお餅。ふわふわと柔らかいです。機会があれば、触らせてもらいましょう^^(写真クリックで拡大)

ちなみに(本式の固形)墨は、(1) 菜種油を燃やして作られた煤(すす)を集め、(2) 膠(にかわ)を混ぜ、 (3) 職人さんが手足を使って揉みこみ、(4) 型に入れて固め、(5) 乾燥させ…、という大変な手間を経て作られます(→こちら参照)。まさに手作り。そして、墨職人は日本全国で20人位しかいないそうです(そのうち、墨運堂に3~4人)。このような話を聞くと、短くなった墨といえども粗末には扱えませんね。皆様、ココロしてお使い下さいませ(^^) by dan

勝尾寺の勝ちだるま飴


箕面に勝尾寺(かつおうじ/かつおじ)というお寺があります。勝運祈願の寺として有名で、毎年ここへお参りに来る会社も多いと思います(大きなダルマが飾ってあった場合、このお寺のダルマの可能性が高い)。山奥のお寺ですが、道路が整備されているので、クルマだとあまり時間はかかりません(danも大阪市内に住んでいた時、ドライブがてら行ったことがあります)

余談ですが、勝尾寺のサイトは六カ国語対応。京都・奈良のお寺でも二・三カ国語なので、たいしたものです。近くに大阪大学・外国語学部(昔の大阪外国語大学)があるからでしょうか?

さて、先日、ある方から勝尾寺の勝ちだるま飴をいただきました(左写真クリックで拡大)。いわゆる金太郎飴ですが、それぞれの顔つきに個性があっていいですね(^^)。今度、ある大会に参加するdanへのお心遣いでした。この大きさと形状であれば携帯できるので、大会当日までお守りがわりに持っていようと思います。勝尾寺のサイトには「当山の勝ちダルマを授かり、人生を勝利していった人の数は計り知る事ができない」とあるので(飴であっても)ご利益を期待できそうです(^_-) by dan

大阪天満宮/今年のおみくじは… 2014年


大阪天満宮でおみくじを引きました。去年の3月に奈良へ引っ越したこともあって、天満宮でおみくじを引けたのは1月9日。少し遅くなりました。既に、天満天神えびす祭(右画像)が始まっていて境内は賑やかでしたが、そちらはスルーして(^^;;、おみくじ売り場へ直行。果たして、今年の結果は…

出てきたおみくじ玉は29番。そして、おみくじは「吉」でした(左画像クリックで拡大)。【あさひを拝むごとし】「これまで心にたまった不平・不満も消え、誠心が通じて正しい評価を得るようになる」とあります。夜の底に沈んでいた街並みが、朝日を浴び、明るさと活気を取り戻していくイメージでしょうか。夜型人間のdanに「朝型になりなさい」と伝えたいのかもしれません。ともあれ、誠心があっても行動が伴わなければ正しい評価もないわけで、自助努力!よい1年にしたいと思いますp(^^)q by dan

PS 大阪天満宮でdanが引いた過去のおみくじは、2013年は「8番・大吉」、2012年は「42番・吉」、2011年は「」でした(2010年以前は一部を除き、不明)。ブログに書いておくと、きちんと履歴が残るのでいいですね。

「猫めくり」の株式会社カミンが業務終了


ネコ派のdanは、毎年、「猫めくり」(株式会社カミン)を使っています。2014年版も当然のように購入。この会社は他にも犬・うさぎ等の同種商品も出していて、私のような固定ファンを掴んでいます。うまいことやってるなぁ~と、以前、そのビジネスモデルを称賛したこともあります^^(→2011/12/23 参照)

ところが、そのカミンさんが、12月3日に業務終了したというではありませんか(!)。不況の世の中にあって、「猫(犬)めくり」という定番商品を持っている株式会社カミンは安泰だと思っていただけにビックリです。業務終了を受けて、Amazon では「猫めくり」は販売終了扱い。中古品(未開封新品)にプレミアがついている状態です(*)

【追記】 在庫を確保している業者がいるようで、Amazon では販売が再開されています(2014/01/23現在)。通常版よりリフィル版の方が高いのが不思議…(^^;;

カミンのサイトに業務終了のお知らせが出ていますが、少々表示が怪しく、閉鎖になる可能性もあるので、手持ちのキャプチャ画像を載せておきます(左画像クリックで拡大)。このお知らせによると、代表者は健在。新会社に著作権等の権利を引き継ぐことができれば、膨大な過去の投稿写真の中から優秀作品他を選んで「BEST of  猫(犬)めくり」を出すのは難しくないはず。来年あたりはそれでもOKですが、商品コンセプトそのままに、是非「猫めくり」を再商品化して欲しいものです(^^) by dan

※ 2014/10 追記 「ニャン!!めくり」という商品が出ていますね(→ 2014/10/30

ダイアリー(2014年)/文房具の話


danの場合、スケジュール管理は Google Calendar に移行しているくせに、毎年、手帳/ダイアリーは購入しています。年間や月間単位で動くスケジュールやプロジェクトの管理(日単位に落とせないものが多い)には、あれこれと「枠外情報」を書き込めるダイアリーの方が都合がよいからです…というのは大義名分で、単に文房具好きなだけですね(^^;;。この数年、変わらないのはサイズ(A5)のみ。メーカーは節操もなくあれこれ変えています(能率,高橋,ほぼ日,モレスキン他)

で、今年の手帳に選んだのは、EDiT のデイリープランナー(右上写真)。Yearly と Monthly、そしてDaily(1日1頁)という構成になっています。私の使い方を少し書いておくと、Dailyページは日付を無視してノートとして使用しています(日付は疑似ページとして活用。例えば、Xプロジェクトは13-1205、14-0111 等のように←年度がまたがっても検索・追跡が楽)。普通のノートでもいいんじゃない?という声が聞こえてきそうですが、400ページの厚手ノートってなかなか売ってないもんで…(言い訳がましい^^;;)

後、長期間残す必要のないメモやメッセージには Legal Pad (Junior) を使います。携帯しやすく、かつ書き込みも充分できるサイズ(A5と併用するのにピッタリ)、裏表使えて経済的、色が目立つので無くしにくい。いいこと尽くめです。こちらは安いので(1冊あたり50円程度)、騙されたと思って一度使ってみて下さい。プレスマン/PRESS MAN と同様、手放せなくなる可能性あります(^_-) by dan

1月5日は「囲碁の日」


今日、1月5日は「囲碁の日」です(1・5の語呂合わせというダジャレ的なノリ)。正式に決まったのは昨年の11月なので、1月5日を囲碁の日として迎えるのは今日が初めてということになります。井山六冠(七冠?)の勢いも借りて、囲碁の普及のきっかけになるといいですね(→2013/12/12参照)

以前少し書いたように、昨年7月にdanは囲碁の勉強を始めました。若い頃、少しかじったことがあるので、年内に(つまり半年で)初段になってやろうと意気込んでいたのですが、いまだに中級位をうろうろしています。あれれ…(^^;;。初心者がぶつかる壁のひとつが「5級の壁」だそうで、ここがザル碁(ヘボ碁)の分水嶺なのかもしれません。

左は、囲碁の師匠からいただいた、週刊ポスト2012/04/20号の特集『50歳から嗜む「囲碁」』の表紙です(画像クリックで拡大)。最初の4頁に「囲碁の魅力と効用」という記事があって、与謝野馨と堀義人が持論を述べています(→ こちら[PDF] 参照)。実は、danも堀義人と同じようなことを感じていて、囲碁普及のために何かできないだろうか?と考えていたりします。そのためにも、まず、初段を目指します!p(^^)q by dan

「永遠の0」その2 ~小説編~


danです。あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。あらためて御礼、感謝申し上げます。早いもので、昨年の7月には、西ノ京・あす香も満一周年、現在2年目です。これからもご愛顧の程よろしくお願い致します。あすかDiaryも時々のぞいて下さいませ(^_-)。さて、新年最初のお題は「永遠の0」(百田尚樹著)です。

その1より続く) 「永遠の0」(以下、「ゼロ」)は、2006年に太田出版からハードカバー版が出た時はあまり売れませんでした。タイトルだけ見て、零戦あるいは戦争賛美の戦記物と誤解されたのかもしれません。かくいうdanも何年か前に書店で「ゼロ」のハードカバー版を手にした時、今更、戦記物でもあるまいと思い、書棚に戻した記憶があります(右写真。当時、この本の価値を見抜けなかった)

よく”泣かせる小説”といいますが、「ゼロ」は、ぶわっと涙腺を崩壊させるので、電車の中では読めない?感動作と言えるでしょう(^^;;。感心するのは、太平洋戦争(大東亜戦争)の本質を教えてくれる教科書にもなっている点です(近現代史のサブテキストに使える)。12月現在、文庫版だけで370万部。ここまで売れると、大人の日本人にとっての必読本=必修科目になった感すらありますね。

不都合情報の隠蔽体質、組織上層部の事なかれ&無責任主義等、今も昔も問題構造が変わっていないことを思い知らされます。勉強になって、感動もできるという、”一粒で二度美味しい”お得な一冊。一読をお薦めする所以です(最近出版された「ゼロ戦と日本刀 美しさに潜む『失敗の本質 」との併読をお薦めします)。なお、今、amazonで愛蔵版を購入すると、数量限定で左のようなメッセージカードがついてきます。今がチャンス^_-(続く) by dan