Monthly Archives: 5月 2015

世界文化遺産登録/萩の話 その2


その1より続く) 先日、「明治日本の産業革命遺産」(九州・山口ほか)の諸施設を世界文化遺産に登録するよう、ユネスコの諮問機関(イコモス)から世界遺産委員会に勧告がなされました。7月の審査で最終決定の予定です(右画像クリックで拡大←東京新聞WEB より)

他の施設の多くは「産業革命」を体現しているので見た目に判りやすい。一方、萩の城下町や松下村塾は「産業革命」を生み出した母胎/思想の原点であり、歴史を踏まえないとその価値を理解しづらい(特に、松下村塾)。よくぞ認めたものです。少々乱暴に書けば、西洋から見てニッポンは今でも「東洋の神秘の国」なのでしょう。明治維新後、数十年でゼロ戦や戦艦大和、伊400(潜水艦)を造っちゃうわけですから。

マクラが少々長くなりました…。先日、萩のプチ観光をした際、堀内と呼ばれるエリアを散策しました。そこにあったのが、旧明倫館跡。恥ずかしながら、江戸時代に日本三大学府の一つと称された明倫館は創建時より現在の場所(江向)にあると思い込んでいました。驚いたのが、移転後の規模。当初の敷地940坪が、移転後は、敷地15,184坪・建物総坪数11,328坪・練兵場3,020坪になっています(Wikipedia>明倫館 より)

大英断ですね。数多の偉人を輩出した松下村塾も、すぐそばに明倫館があったればこそ、という気がします。明治維新や産業革命の原動力はこうした教育/人材育成に価値を置く藩政(というか国民性?)のもとに生まれたわけです。日本という国は、やっぱり、スゴイのかも…^^(その3へ続く) by dan

わらびの信太巻き/同窓会


GWも終わりましたね。皆さん、どうお過ごしでしたか?お仕事の方もいらっしゃったことでしょう。お疲れさまでした。後半は5連休でしたが、この5連休の初日、中学校の同窓会がありました。何十年ぶりに会う友だちがほとんど、もう本当に懐かしく、嬉しい再会でした。お世話になった先生にも、お会いできました。

いろんな人と顔を合わすたび、わーわー、キャーキャーでテンション上がりまくり!約120名の参加者のみんなと楽しい時間を過ごしました(右写真は二次会で撮ったものです)。話をしたのはごく一部の人たちですが、みんな面白くって優しい。本当に行って良かったです。この同窓会のお陰で、翌日からの仕事も、とても気分良く楽しくさせていただきました。企画・運営してくれた幹事の皆さんに感謝!

さて、お料理の紹介です。この春もご近所の方に誘っていただき、わらび採りに行って来ました。場所は、昨年同様、若草山です(→2014/05/04参照)。途中少し休憩を挟んで、3時間ほどかけて摘みました。摘果は写真の通り(左下写真)。煮物・和え物・味噌汁など、しばらく「わらび三昧」でした。信太巻きは時々作りますが、今回は勿論わらびで。春の伊吹を、薄あげで巻きました(右下写真クリックで拡大) by  ichi

「ぼくらのイタリア旅行記 12日間の奇跡・ローマ編」 その1


過去に身近な人間が書いた本の話を投稿したことがあります(→2011/10/052011/12/09 参照)。今回はその第三弾。著者は長年のおつきあいとなる中津克己さんです。以下、内輪/身びいき的な話が多いですがお許しを…(^_-)

著書名は「ぼくらのイタリア旅行記 12日間の奇跡・ローマ編」(→宗田理の「ぼくらの7日間戦争」等を思い出しました^^)。中津さんの「ぼくら」とは、中津さんご夫妻のこと。画家の奥様=なかつみつこのスケッチ(右写真の表紙がそうです)が随所に挿入された今回の旅行記は、夫婦合作ともいえる作品なので、ぴったりのタイトルですね。

表紙以外の絵はモノクロ印刷です。個人的に、なかつみつこ のセンスと才能(&美貌)は山本容子に匹敵すると思っているので、機会があれば、是非、現物を拝見したいものです(「絵」の話ですよ、念の為^^;;)

中津克己さんは、かつて、難関私学を目指す受験塾の看板講師でした。200頁以上の著作をものするぐらいですから、国語の先生と思いきや、数学(算数)を教えていたというところが面白いですね。また、奥様の光子さんは元CA(スチュワーデス)。サン・ピエトロ寺院のドーム天井を見上げて数学的な考察をする場面が出てきたり(球の表面積を求める公式を覚えてます?)、旅行記序盤にテキパキと準備を進める光子さんの描写が出てきたり(旅行慣れしているので当然?)、思わずニヤリとしてしまいました(続く) by dan

鯉のぼりカプチーノ / Five な話 その1


今月のヘッダ画像(ページトップの写真)は鯉のぼり。この画像は気に入っていて、今年で3年目。使い回しすぎかな?(苦笑)。ちなみに、右写真は毎年この時期にチャオプレッソで提供される「鯉のぼりカプチーノ」(写真クリックで拡大)。体育の日が、10.10 →10月第2月曜日という、よくわからない日付になってしまったので、こどもの日はずっと、5.5 というキリのよい数字でがんばって欲しいものです(笑)

年中行事的には、3.3 (ひな祭り) → 5.5 (こどもの日) → 7.7 (七夕)という流れになります。3, 5, 7 の次の素数が 11 。また、3+5+7=15。これを受けて、11.15(七五三) となるのは、数字のマジックというか偶然にしては出来すぎ(13が抜けている、というツッコミは無しでお願いします^^;;)

以下余談。「鯉のぼり」は、端午の節句(旧暦5月5日)あたりの梅雨期の雨の日に鯉を模した鯉幟(こいのぼり)を飾る江戸時代の風習に端を発しているのですが(→旧あすかDiary  2006/05/15 参照)、青空に翻っている鯉のぼりの方が見ていて気持ちいいですよね。ということで、おまけ画像(下写真クリックで拡大)。これはJR住道駅前の寝屋川を泳いでいた鯉のぼりです(その2 に続く) by dan