Tag Archives: book

「ぼくらのイタリア旅行記 12日間の奇跡・ローマ編」 その2


その1 より続く) 「ぼくらのイタリア旅行記 12日間の奇跡・ローマ編」が書かれたのは、実は20年以上前。そういえば、当時、著者の中津さん宅へ遊びに行った際、NEC のワープロで出力された原稿の束を見せてもらった記憶があります。公私ともに多忙を極めていた時期に、よくぞ書き上げたものです。しかも、前半の一部を出版しただけ、というのだから恐れ入ります。

5月21日現在、Amazon でこの旅行記は在庫切れです(重版中のため、入荷は1ヶ月先になるらしい)。人気ですね(^^)。お急ぎの方は、出版元(文芸社)に直接問い合わせると良いかもしれません(→こちら

90年代前半に書かれたオリジナル原稿は、歳月のフィルターによって濾過され、出版にあたって再び磨かれることで、より上質になりました。例えば、ミケランジェロと彼の作品を巡る文章。その臨場感溢れる描写は見事です(左写真はシスティーナ礼拝堂

時の流れを感じるとすれば、携帯電話やインターネットが出て来ない、関西国際空港も登場しない、といったあたりですが、ほとんどの人は気付かないでしょう。また、この旅行記は、写真に肩代わりさせて説明を端折るという「手抜き」が無く、記録文学としての完成度も高いです。その上で、なかつみつこ(奥様)のスケッチが挿入されているため、添え物/補足説明ではなく、絵も作品として楽しめるようになっています(続く) by dan

「ぼくらのイタリア旅行記 12日間の奇跡・ローマ編」 その1


過去に身近な人間が書いた本の話を投稿したことがあります(→2011/10/052011/12/09 参照)。今回はその第三弾。著者は長年のおつきあいとなる中津克己さんです。以下、内輪/身びいき的な話が多いですがお許しを…(^_-)

著書名は「ぼくらのイタリア旅行記 12日間の奇跡・ローマ編」(→宗田理の「ぼくらの7日間戦争」等を思い出しました^^)。中津さんの「ぼくら」とは、中津さんご夫妻のこと。画家の奥様=なかつみつこのスケッチ(右写真の表紙がそうです)が随所に挿入された今回の旅行記は、夫婦合作ともいえる作品なので、ぴったりのタイトルですね。

表紙以外の絵はモノクロ印刷です。個人的に、なかつみつこ のセンスと才能(&美貌)は山本容子に匹敵すると思っているので、機会があれば、是非、現物を拝見したいものです(「絵」の話ですよ、念の為^^;;)

中津克己さんは、かつて、難関私学を目指す受験塾の看板講師でした。200頁以上の著作をものするぐらいですから、国語の先生と思いきや、数学(算数)を教えていたというところが面白いですね。また、奥様の光子さんは元CA(スチュワーデス)。サン・ピエトロ寺院のドーム天井を見上げて数学的な考察をする場面が出てきたり(球の表面積を求める公式を覚えてます?)、旅行記序盤にテキパキと準備を進める光子さんの描写が出てきたり(旅行慣れしているので当然?)、思わずニヤリとしてしまいました(続く) by dan

「人生は ZOO(ずー) っと楽しい!」


過去、当 Diary で、水野敬也・長沼直樹両氏による「人生はワンチャンス!」、「人生はニャンとかなる!」という犬/猫の写真集&名言集を紹介したことがあります(→2013/02/172013/10/252014/02/082014/05/07 参照)。この時、

大ヒットの「人生」シリーズ、既に次の企画が検討されているはず。第3弾としてペンギン本は如何でしょうか。日本人はペンギンが大好きなので、売れると思います!(^_-)

と 書いたのですが、予想通り?第3弾の「人生は ZOOっと楽しい!」が出版されました(右上画像クリックで拡大)。最初に見た時、表紙がペンギンの写真だったので、「予言、ズバリ的中!(我ながら大したものだ)」と思ったら、今回登場する動物はペンギンだけではなく、ライオンやパンダetcの動物全般(=動物園/zoo)。イヌ(ネコ)のように、それだけで一枚看板になる動物がいなかったとのことです。

 

スタイルは前2作とほぼ同じ、写真のクオリティは高いです(上画像、各々クリックで拡大)。イヌ(ネコ)の場合、その動物が苦手な人にはお勧めできませんが、今回、動物全般をネタにしたことがリスクヘッジとなって、万人にお勧めできる本になっています。「動物」という大きな括りであれば、材料に事欠きませんから、「人生はZOOっと楽しい!」の続編が出るのはほぼ確実!?(^o^) by dan

牛蒡のいかだ揚げ


いよいよ今年(2014年)も残り僅かとなりました。新年を迎える準備は、順調ですか?

今、小林正観さんと神渡良平さんの対談集(「神さまが教えてくれた幸福論」 致知出版社)を読んでいます。この本には、神社へのお参りのことが書かれているのですが、お参りに行くと、こうなりたい、ああして欲しい (例えば「お給料が上がりますように」「彼氏ができますように」など)とみんなお願いばかりすると…。これは、現状の不平不満を、神様にぶつけているだけ、ということになります(^^;;

みんながいろんなお願いをして、何十万、何百万人の不平不満を聞かされる神様は、たまったもんじゃないですよね(笑)。神様には、お願いは一切しない、お礼だけを言えば良い、ということです。なるほど、と思われる方は、新年からは、そういうふうになさってみれば、いかがでしょうか?(^^)

さて、今日のお料理は、「牛蒡のいかだ揚げ」です。師匠みのりさんから、初めて教えてもらった、牛蒡料理だったかも…。とにかくマクロのお料理に出会ってから、牛蒡の美味しさに目覚めたことは、確かです。牛蒡は土だけ落とすようにキレイに洗って、皮はむきません。酢水につけてアクを抜いたりせず、炒めてからじっくり蒸し煮をして、アクを旨味に変えます。こうして料理した牛蒡は、香りと歯ごたえがしっかり残って、本当に美味しい!この牛蒡の煮物を楊枝に刺して天ぷらにします。天ぷらの衣の中には、牛蒡の旨味と香りが詰まっています(左写真クリックで拡大)  by  ichi

黒川博行さんの話


日経新聞の書評頁に「半歩遅れの読書術」という連載があります。今月(11月)は黒川博行さんが書かれていますね(右画像クリックで拡大)。あまり小説を読まない私ですが、黒川氏の小説は大阪が舞台になっていて出て来る地名になじみがあり、(大阪弁ネイティブの私がみても)会話のやりとりが自然なこともあって、「ご当地小説」として結構読んでいます。

例えば、私が昔住んでいた「東三国」(大阪市淀川区)にヤクザの事務所があったり、事件現場になったり、刑事の実家があったり…。実際に生活していた人でないと判らない感覚でさらりと描写されているので、黒川氏がこのあたりに住んでいた(少なくともよく知っている)可能性が高いです。ちなみに、疫病神シリーズに出てくる建築コンサルタント・二宮の実家は大正橋。その近くに大正東中という中学校があって、実は黒川氏の母校だったりします。何の衒いもなく、自分の勝手知ったる地元を登場させちゃう方なのです(^^)

さて、今年の芥川賞・直木賞でスポットライトを浴びたのが上述の大正東中学校。ごく普通の公立校にもかかわらず、今年の芥川賞受賞者・柴崎友香氏、直木賞受賞者の黒川博行氏、二人ともこの大正東中学校の卒業生だったからです(→こちら参照)。大正区長曰く「同じ中学校から同時に芥川賞と直木賞を輩出するのはおそらく日本の文学史上初の快挙」。うーむ、そうかも…。その快挙を記念して行われるのが、12月21日(日)の”芥川賞受賞作家・柴崎友香さん&直木賞受賞作家・黒川博行さんW受賞記念『式典・トークイベント』” です。大正区民向けのイベントですが、大正区に住んでいない人でもOKだそうです。申し込みは往復ハガキで(11月28日消印有効)。詳しくはこちらを参照下さい(^_-) by dan

ジュンク堂・秋の読書キャンペーン (2014年)


毎年、ジュンク堂書店で「秋の読書キャンペーン」をやっています。期間中(10/27~11/09)に発行されるピンクレシートを集めると、金額に応じて景品=オリジナル商品や図書カードがもらえるというもの(右画像、各々クリックで拡大。イベントが終了すると過去の情報を参照できなくなるので、2014年の記録として上記2点アップしておきます)

今年はオリジナルトートバッグ1つと手ぬぐい2本をゲットしました(下写真、各々クリックで拡大)。トートバッグはしっかりした造りで、開口部はジッパーで閉めることができます。横にしたA4コピー用紙(500枚)が1つ(開口部を閉めなければ2つ)入る大きさ。右下にJUNKUDO のロゴ入り。手ぬぐいは3柄ある中から、下の2つをチョイス。去年は「ウサギと梅・桜」でしたが(→ 2013/11/18 参照)、今年は「キツネと落ち葉」でした。もう1枚は「本棚」。大きさは通常の和手ぬぐいと同じです(約33cm×90cm)。人気柄は品切れになる可能性もありますので、景品交換はお早目に(^_-) (→2015年はこちら) by dan

「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み/しくみの話 その2


その1 より続く) 雲黒斎さんの「あの世に聞いた、この世の仕組み」に引き続き、【しくみ編】その2 です。ご紹介するのは木内鶴彦さんの「『臨死体験』が教えてくれた宇宙の仕組み」。タイトルや内容が雲黒斎さんの本と被るため、混同されそう(苦笑)。先日東京で「木内鶴彦×雲黒齊」のトークショー(右画像)があったところをみると、両者合意のもと(示し合わせて?)、相乗効果狙いでこのタイトルになったのかも…^^(→こちら参照)

しばらく木内さんの講演会には行っていなかったのですが、「あの世飛行士 未来への心躍るデスサーフィン」(→ 2014/09/21 参照)を経て上の本にたどり着き、久々に木内ワールドを堪能しました。特に、月の成り立ちとそれが地球に及ぼした影響に関する内容がエキサイティング。1万5千年前まで月は存在しなかったなんて信じられます?

確かに、1万年以上前に大洪水/大雨の時代があったことは様々な事象で裏付けられています。その事実と、体内時計が25時間である理由、地軸が傾いている理由、恐竜の話、UFOの話等々がすべてつながっていたとは…。「謎は全て解けた!」(by 金田一少年)(笑)

先日、 ichi が書いたように、「生き方は星空が教えてくれる」の続編というべき内容ですが、この本が初めてでも大丈夫。「あの世飛行士」とあわせて読むと、より楽しめます。お薦めです(^_-) by dan

さつま芋の味噌和え


dan が雲黒斎の本の話を書いていましたね(→ 2014/09/19 参照)。私も「あの世に聞いた、この世の仕組み」読みました。そして、その後すぐに「もっとあの世に聞いた、~」を読もうと思っていたら、ある本が割り込んで来たのです。その本というのは、木内鶴彦さんが書かれた本です(本のタイトルは、「あの世飛行士 未来への心躍るデスサーフィン」。なんだか「あの世」シリーズみたいですね・笑)

9年前、大阪でお店をしていた頃、木内さんのお話を聴く機会がありました。余りよく知らずに行ったのですが、行ってみて、木内さんのスケールの大きさに感動と衝撃を受け、自身の無知を恥じたことを今でも覚えています。この方のお話は是非いろんな方に聴いてもらいたい、一人でも多くの方に知っていただきたいと思い、お話が終わった後、ぶしつけにも是非私のお店で講演をして欲しいとお願いしたのでした(私って熱いわ~)。そして、その後、2度に渡って講演をしていただきました(→ 旧あすかDiary>木内鶴彦さん 参照 )

読書の秋、久々に木内ワールドにハマりそうです(笑) もし木内鶴彦さんに興味を持たれた方がいらっしゃれば、先ずは「生き方は星空が教えてくれる」を読まれることを、お勧めします。

さて、今日のお料理は、さつま芋の和え物です。この秋、さつま芋は、ブログ初登場です。でも、実はもうすでに、コロッケを作ったり、デザートにしたり、といろいろ作っています。今日の和え物は、玉ねぎとしめじとの味噌和えです(左写真クリックで拡大)。玉ねぎ・しめじ・白味噌のそれぞれの甘味が、さつま芋に加わって、たまんな~い!って言うくらい、甘くて美味しい味噌和えになりました。 by  ichi