右写真は、大阪市北区の某公園風景。黄色いイチョウの落葉が鮮やかで、絨毯のようです(クリックで拡大)
日本では昔から普通にみかけるイチョウも、17世紀のヨーロッパでは、既に絶滅した「化石の木」とみなされていたとか。したがって、当時、来日したケンペルによって「発見」され、ヨーロッパに紹介されたイチョウは(今で言えば)「シーラカンス発見!」級の驚きをもって迎えられたはずです(^^;;
余談ですが、ケンペルが著した「日本誌」の図版をみると、京都や江戸の詳細地図まであり、ビックリします(→こちら)。ある意味、情報筒抜けですね。幕末に来航したペリーも精読していたそうです。
以前ご紹介した「野いばら」は、現在のバラの原種の一つが日本からイギリスに伝えられた際の悲恋話を軸に展開する物語でした。300年前のイチョウといい、150年前のバラといい(こちらは創作ですが)、江戸時代の日本は意外に世界と繋がっていたようです(^^) by dan