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口羽家住宅/萩の話 その3


その2より続く) 先日、プチ観光で訪れた萩市の堀内地区は、江戸時代の地割に沿って白壁の土塀が続いています。学校の敷地等も、土塀をそのまま用い、城下町の雰囲気を壊さぬよう配慮されています。世界遺産登録を契機に、この際、景観保持から一歩踏み込んで、萩城・天守閣を復元したら?と思うのは私だけではないでしょう(→こちら参照)

さて、この一画にあるのが、口羽家住宅(下左写真)。現存する数少ない武家住宅の一つで、昨年、NHK 大河ドラマ「花燃ゆ」のロケがあったそうです。私が訪れた時にいらっしゃった女性ガイドの方は撮影に立ち会われていて、その時の状況をいろいろと教えて下さいました。現在、大沢たかお、井上真央、優香のサイン色紙が室内に飾られているので、歴史にあまり興味が無いミーハーな同伴者(失礼!)を連れて行く口実に使えるかもしれません^^(下右写真クリックで拡大)

YouTube には、萩に関する動画がいろいろ投稿されています。どれもよく出来ていて、繰り返し見れば、立派な萩通になれそうです(大和ハウスのテレビCMもなかなかいい)。今回ご紹介する動画は堀内地区の雰囲気を伝えてくれる一本(高画質・高音質なのもポイントです)。お楽しみ下さい。 by dan

リニューアルした中之島図書館


改装のため、1月から3月まで休館していた大阪府立中之島図書館が、4月にリニューアルオープン。先日、その「新」中之島図書館へ行って来ました。どこがどのように変わったのでしょうか?

まず、外観が化粧直しで綺麗に。そして、出入口が変わりました(増えました)。今まで、正面玄関は「開かずの扉」。階段の両袖から内部に潜入し、通用口のようなところから出入りしていました。それが、中央階段を登って正々堂々と?正面玄関から入館できるようになったのです(54年ぶりだとか。右写真クリックで拡大)。一番大きく変わったのは手荷物の扱いです。入館時にロッカーへ荷物を預けることなく、そのまま入館できるようになりました。これはありがたい!トイレも(一部ですが)最新式に入れ替わりました。

従来の出入り口(階段横から入る)は廃止されたわけではなく、そのまま残っています。休憩室や自販機コーナーへ直行されたい方は、そちらからどうぞ。

あらためて正面玄関を見ると、柱の意匠など凝った造りになっていますね。「大阪図書館」という表示(右から左)も歴史を感じさせます(→建物紹介参照)。平日利用が難しい方は、土曜日に気分転換を兼ねて中之島公園を散策がてら利用されるといいかもしれません。残念なことに、6月1日から10月31日まで、内部改装のため(また?)臨時休館するそうなのでチェックはお早めに! by dan

PS 中之島図書館は、大阪府民以外にも門戸を開放していて、近畿圏に住んでいれば誰でも本を借りることができます。つまり、奈良県在住の専業主婦でもOK。知ってました?かく言う私も、奈良に引越した時に初めて知りました(笑)

2015年春オープン予定の旭屋書店・本店


事前情報なしで右写真(クリックで拡大)を見て、どこの風景か判る方は相当のタウンウォッチャーです(^^)。大阪市北区で撮られたこの写真、中央の高層ビルは来春竣工予定の清和梅田ビル。そして、同ビルの陰にちらりと見える建物が曾根崎警察署。ここまで書けばピンと来る方も多いでしょう。3年前、建て替えの為に閉店となった旭屋書店本店ビル&隣接の梅田第一ビルの2014年12月現在の姿です(建て替え前の様子についてはこちらが詳しい)

さて、旭屋本店の閉店時のアナウンスによれば、平成27年(2015年)春リニューアルオープンの予定。そろそろ新店概要の情報が耳に入ってきてもよさそうなものですが、ネットで調べる限り、音沙汰無し。同時期には 4,000㎡の蔦屋書店が大阪駅ビル/ノースゲートビルディング西館に出店(→こちら )、梅田周辺が大型書店・全国最激戦区となることは間違いありません。旭屋シンパの関西人としては、「おいおい、大丈夫?」と心配になります。老舗ブランド故か、情報発信力が弱い気も…(苦笑)

そこで、入手できた情報(清和綜合建物株式会社清和梅田ビル[PDF])をもとに、旭屋書店・新本店を勝手に予想してみました。旧本店は地下道直結ではなく、アクセス/導線に少々難点がありました。よって、新・本店は地下1Fおよび地上1Fに売り場を確保。低層階に入居するのは確実ですが、資料によれば 4F以上はOAフロアとなっています(右図クリックで拡大)。それでは面積が足りないので、地権者特権(?)で4F以上の一部を店舗用に改装して旧店と同等以上の 総面積 3,000㎡前後を確保…。こんなイメージでしょうか。完全に妄想の世界、逝っています(苦笑)。公式アナウンスが待たれます。 by dan

PS 3月下旬に至るも私の知る限り、本件に関する情報無し。そこで(非公式に)旭屋書店本社の方に確認したところ、本店の平成27年春オープンはありません とのこと。うーむ、やっぱり。残念なのは、公式サイトにも再オープンの中止/延期の情報が無いこと。オープンを心待ちにしていた顧客/旭屋書店ファンは多かったと思うので、そのあたりの配慮があると嬉しかったかも。

西ノ京集会所


先日、12月14日の選挙結果が出ました(右記事、クリックで拡大)。与党・野党の議席数比率は選挙前とほぼ同じで、一強他弱という図式は変わらず。結果として、現政権は支持されたということになります。もしも、投票に行かないことが政治不信に対する意思表明として容認される/投票しても意味が無い、とお考えの方がいらっしゃれば、次の選挙には是非行動下さい。他の候補者/政党よりは少しはまし、というフィルタリングをかけ続けることで政治は変わります(たぶん^^;;)

さて、大阪に住んでいた時、投票所は小学校の体育館。ところが、奈良・西ノ京だとそれが集会所になるのでした。畳敷きなので靴を脱がねばなりません。看板の文字が右から左への横書きというのも時代を感じさせます(左下写真、クリックで拡大)。この施設が建てられたであろう数十年前、21世紀になっても現役で使われているとは誰も考えなかったでしょう。

これぐらい古くなると建物に魂が宿っている気がして、おじいさん・おばあさんへの敬慕に近い感情も湧いてきます(現在の建物を取り壊して建替えるのに、罪悪感を感じたりして…)。風致地区だし、このまま使い続けるというのもありかな、と思う今日この頃です(^^) by dan

トリコロールな建物/あづま理容さん


楳図かずお邸をご存じでしょうか?東京・吉祥寺にある赤白ストライプの洋館です。「景観を破壊する!」と近隣居住者から訴訟を起こされたそうですね(東京地裁で楳図かずお氏の勝訴)。しかし、家のデザインといい、駐車スペースを含めた景観といい、右の写真を見る限り、dan的にはノープロブレム。景観賞を上げたいぐらいの良質デザインだと思いました^^(実際に見に行った多くの人も同意見→ 絵文録ことのは 2009/02/03 参照。写真もお借りしました)

さて、先日、東大阪であづま理容さん(左下写真クリックで拡大)を見た時に頭に浮かんだのが楳図かずお邸のこと。周囲の景観への配慮が一切感じられない唯我独尊的デザイン?がすごい。楳図邸の赤白二色に対して赤白青の三色という点、少なくとも色数では勝っています(笑)。理容室の店頭には全国共通のサインポールが置いてあるものですが、建物全体をトリコロールにペインティングしてしまうとは…。イメージ的には理容室というよりはフランス国旗。なので、レストランやパン屋と勘違いする人がいそうです(^^) by dan

鍋茶屋/新潟の話 その1


先日、仕事で新潟へ行った際、宿泊したビジネスホテルから見えたのが右の木造建築(写真クリックで拡大)。danが撮った写真ではスケール感がイマイチ伝わらず、フツーの木造アパートに見えてしまいますが(^^;;、下の写真(Google提供)で、その偉容がお判りかと思います。新潟駐在の方に確認すると、鍋茶屋という「超」高級料亭でした。予算は一人当たりウン万円必要だとか。やっぱり…

新潟の料亭文化を代表する2つの老舗があって、一つが行形亭(いきなりや)、そしてもう一つがこの鍋茶屋(なべぢゃや)だそうです(→こちら参照)

木造三階建の建物(左写真クリックで拡大)は文化庁の「保存文化財」に登録されており、室内には頼山陽や富岡鉄斎の書が飾られています。3階にある200畳の大広間は木造建築としては日本最大とか(→こちら参照)。一度、訪れてみたいですね(^^)  by dan

木造の最新インテリジェントオフィスビル?


少し前になりますが、日経新聞に木造建築への回帰傾向に関する記事が掲載されました(右画像クリックで拡大)。大きいところでは、出雲ドーム(1992年)や大館樹海ドーム(1997年)が有名ですね。その記事で思い出したのが、大阪市中央区にある、一見木造?というオフィスビル。

以前御紹介した免震ビル(→2011/05/26参照)の北向かいに2013年竣工した、日本圧着端子製造株式会社の新本社がそうです。木製ルーバーが外壁を覆っているため、一見、木造建築に見えます^^。素人目には、会社の本業とは関係ない意匠に思えるのですが、どのような理由でこのデザインが採用されたのか知りたいところ。特に夜の表情がいいですね^^(下写真、各々クリックで拡大。右写真はこちらからお借りしました)。建物そのものについてはこちらのサイトが詳しい。


上の建物は「ナンチャッテ木造ビル」でしたが(失礼!)、ホンモノの木造建築であるタメディア本社ビルは写真を見ていて、”タメ”息が出るほど美しい(→こちら)。木造の近代建築はユニークなものが多いので、興味を持たれた方は、Yahoo!知恵袋>日本の大規模木造建築で素晴らしい建築があったら教えてください! で紹介されている情報等を手がかりに、いろいろ調べてみて下さい(^_-) by dan

道場六三郎の「鮮心」@一汁一菜


六月三日にちなみ、(ムリムリですが)道場六三郎さんの話をお届けします(^^)

ちなみに六三郎という名前は(6月3日生まれではなく、63歳の時の子供でもなく、はたまた父親・六郎の三男というわけでもなく)「六番目の子供で三男」とい うことから名付けられたとか。昔は子供が多かったので、いろいろな命名法があったようです。

先日、所用で和泉市に行った際、連れて行ってもらったのが「一汁一菜」というお店。蔦で覆われた外観がすごい(右写真クリックで拡大)。手入れを怠ったらこうなった…のではなく、意図してこうしているのだと思います(たぶん^^;;)。店内には、ガンダムのオモチャが並んでいたりする、いわゆる大衆食堂/定食屋さん。ところが、ふと気付いたのが左下の額縁。料理の鉄人(和の鉄人)だった道場六三郎さんの書「鮮心」です(写真クリックで拡大)

おかみさんに聞くと、ホンモノは大切に保管してあって、店内に飾ってあるのは、実はコピーなんだそうです。食材に新鮮さを求めるのと同様に、料理人も常に新鮮な気持ちで料理に臨まなければならない、とでもいう意味でしょうか?それにしても、達筆ですね。書でも達人の域に達しているように思われます。以前も、たまたま入った店で浦山桐郎監督の額縁を発見したことがありました。どこに何があるかわかりませんね^^(→2013/02/06 参照) by dan