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「人生はワンチャンス!」


昨年末に「夢をかなえるゾウ2」を出した水野敬也のもう一冊の新刊が、「人生はワンチャンス!」です(正確には長沼直樹との共著)。”新しいタイプの自己啓発書”と銘打っているように、名言集+写真集(しかも切り離し可能)というユニークな体裁になっています。さらに、英語のキャプションもついているので英語の勉強も出来るという欲張り仕様。個人的には、「夢をかなえるゾウ2」より、こちらの方が気に入りました(^^)

著者によれば、何万枚の写真の中から名言にふさわしい写真をえりすぐったとか。ウィットあふれる「お題」も効いていて、写真を眺めているだけで十分楽しめます。また、他の名言集ではあまりお目にかかれない名言が結構あって勉強になります(例えば、「不運はナイフのようなものだ。ナイフの刃をつかむと手を切るが、把手をつかめば役に立つ」ハーマン・メルヴィル)。ネコ派&名言コレクター?の私も満足の一冊。お薦めです。 by dan

猫の写真を使った続編を読みたいので、この本は売れて欲しい!(^^)

奈良県立図書情報館


大阪市内に住んでいた時、中之島図書館が徒歩圏内。ビジネス支援サービスが充実していて、PCを持ち込んで作業ができるデジタル情報室をよく利用していました(コンセント&無線LAN付。もちろん無料)。奈良・西ノ京でそういうゼイタクな環境を望んではいけないですよね(^^;;…と最近まで思っていました。

先日、とりあえず、地元の図書館は押さえておこうと、近所の人に教えて頂いた一番近くの図書館へ行ってみました。あす香から、自転車で10分少々の距離です。

唐招提寺前の道を東進し(図書館までほぼ一直線)、国道を渡って住宅街を抜けると突然現れたのが、上の奈良県立図書情報館。全く期待せずに行ったので、建物の大きさや内容の充実ぶりにビックリ仰天しました(写真、各々クリックで拡大)。2005年開館で、最新の設備が整っています。大阪市立中央図書館のような図書館が近所にあれば理想的だと常々考えていましたが、西ノ京でそれが叶うとは…。心底、いいところに引っ越して来たと思いました(^^) by dan

PS 唐招提寺から自転車で約10分というロケーションなので、レンタサイクルで史跡巡りするついでに足を延ばすのもありですね。館内にサンドイッチの自販機や弁当を食べるスペース(ベンチ)もあり、休憩所がわりに使えます(^_-)

「大阪人の格言」&「大阪人の流儀」


先日、書店で見つけたのが「大阪人の流儀」という本。これは、昨年出版された「大阪人の格言」の続編です。前作と比べて全くレベルが落ちていないのに感心し、早速購入しました。

前作をご存じない方に説明させていただくと、「大阪人の格言」(写真左)は、「人生やり直すんやったら、精子からやり直せ」「無理はせなあかん。けど、無茶はしたらあかん」等、吉本新喜劇にそのまま出てきそうな”大阪人”フレーズを集めた名言集(迷言集)

続編となる「大阪人の流儀」(写真右)も、「言いたいことのポイントは三つある。三つとも忘れたけどな」「マイナスは足したらあかん、掛けんとあかん」等、役立つ?”名言”を多数収録。前作と同様、”あほ”オブラートで包まれた人生の機微を突く深~いコトバの数々に、ある時は笑い、ある時は頷くことでしょう。大阪人(関西人)以外の方にも一読をお薦めします(^_-)☆ by dan

里芋と冬瓜


田中愛子先生の「免疫力を上げる一生モノの『食べ物・食べ方』」という本を、読んでいます。愛子先生には、数年前に、二十数名が集まって、先生のお話を聴くという機会に恵まれました。本当に素敵な方で、すぐにファンになりました。

先生ご自身が、実際に実践されている、手軽な健康法がいくつか紹介されています。その一つに、「早朝の木刀の素振り100回」があります。呼吸が深くなり(腹式呼吸になったとか)、姿勢も良くなったそうです。

よし、やってみよう!と、数日前からやり始めました。木刀が無いので、「すりこぎ」を振り下ろしています(笑) 普段余り使うことの無い肩や背中の筋が伸びて、とても気持ちが良いです。

さて、本題?(^^;;。左写真は「里芋と冬瓜の煮物」。冬瓜も里芋も、比較的長い期間食べれますが、今この時期に、とても美味しく感じます。深まり行く秋、煮物がしみじみと美味しいです。 by ichi

アランの「幸福論」を読む その2


その1より続く) 3つの翻訳を比べると、格調が高く自然な日本語の白井訳、カジュアルな口語訳を目指した神谷訳、その中間の串田・中村訳、といった色分けになるでしょう(串田・中村訳は、白井訳をかなり参考にしているようです)。個人的な好みで言えば、白井訳>串田・中村訳>神谷訳、という感じです。

集英社版(白井訳)には、年譜や写真頁も付いており、アランの人物像がつかみやすくなっています。しかも3冊の中で一番安い(白水uブックスの半額!)。danが人にお薦めする書籍は、集英社文庫版(白井健三郎訳)になりそうです。

さて、上で「書籍」としたのは、インターネット上に無料で読めるアラン「幸福論」(全訳)を見つけてしまったから…。

ビジネス書を多数翻訳している村井章子氏だけに、わかりやすさを身上とした翻訳となっています(日経オンラインビジネス・毎日読むアラン「幸福論」。閲覧には会員登録が必要)。ビジネスマン以外の方が読んでも非常にわかりやすいと思います。書籍化されていたら、これが一番お薦めかも(^_-) by dan

PS 2014年07月に、待望の?村井章子氏訳の「幸福論」が出版されました(→こちら

アランの「幸福論」を読む その1


(「ゴホンと言えば…」より続く) 私が学生時代に読んだアランの「幸福論」は現代教養文庫版(宗左近訳)。実家にまだあるはずですが、わざわざ取りに帰るのも面倒ですし、最近、文庫は文字が小さくて読みづらいので^^;;、新たに買い求めることにしました。

まず購入したのが、ワイド版岩波文庫(神谷幹夫訳)。判型を大きく、読みやすくしたもので、内容は岩波文庫と同じ。早速読み始めたのですが、どうも意味が取りにくいところがあるのです(ちなみに、アランはフランス人なので、「幸福論」はフランス語で書かれています。念のため)

そこで、白水uブックス版(串田孫一、中村雄二郎訳)を取り寄せて該当箇所をチェック。それでも分かりづらい箇所があったので、(活字が小さいので敬遠していた)集英社文庫版も取り寄せ、三つの翻訳を比較することに…。

読み比べてわかったのは、別の翻訳を読むと内容がすっと頭に入る場合もありますが、どの翻訳でも意味がつかみにくい文章があるということでした(100年近く前に書かれたものなので、現代のフランス人にとっても難解な文章が何箇所もあるらしい)。従って、必ずしも翻訳が悪いわけではないのです(続く

週末カフェ和三さん/じゃが芋のスープ


西ノ京駅の近くに、週末だけ営業されているカフェがあります。和三(わみ)さんというカフェで、土・日・祝日の11:30~日没までの営業です。前から気になっていたのですが、最近やっとお邪魔することができ、ご縁をいただきました。ゆったりと美味しいお茶を楽しめます。

このカフェのオーナーさんが「運命が見える女たち」(井形慶子著)という本を貸してくださいました。早速読み始めると、面白くて止まらなくなり、350ページほどの文庫本を、3日で読んでしまいました(私にしては、かなり速いペースです)。久しぶりに夢中になって読みました。

いつも忙しい皆さんも、秋の夜長は、ちょっとゆったり気分で、読書はいかがでしょうか?何か面白い発見や思いつきが、あるかもしれません。

写真は、じゃが芋をベースに玉ねぎ・人参・トウモロコシなどを入れて作ったスープです。涼しくなって来たので、温めてお出ししています(^^) by ichi

ゴホンと言えば、龍角散。アランと言えば…


昔、実家でドロンという犬を飼っていたことがあります。知人がアランという犬を飼っているという話を聞き、むこうがアランならこっちはドロンだ、となったわけです(当時、美男子の代名詞がアラン・ドロン。古い話です^^;;)

ちなみに、アランはおそらく血統書付の立派な洋犬。かたやドロンは、もともと近所をうろついていた野良犬(見た目はポインター)。知人からすれば、変な対抗意識を持たれて迷惑な話だったでしょう(苦笑)

閑話休題。ふつう、アランと言えば「幸福論」ですね。私も学生時代に読んだはずですが、内容をほとんど覚えていません。最近、アランの名言集(「アランの言葉 ~ビジネスマンのための成功哲学~」)で、「人間論」や「幸福論」の言葉に接したこともあり、アランを読み直すことにしました。「人間論」は絶版を古書で取り寄せ、「幸福論」は新訳を購入…(続く) by dan