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ナスカの地上絵@着物


先日、大和西大寺・ならファミリーの呉服屋さん(東京さが美)で見かけたのが、右の商品。着物の世界には疎いため、ichi に教えてもらうまで、「お召し」という言葉の(本当の)意味が理解できていませんでした(右写真クリックで拡大)

お召し(物)=衣服の尊敬語でしょ?とお思いになった貴方、残念ながら全然解っていません。こちらで勉強下さい(^_-)。それにしても「着物の格付け」だけで、こうも奥が深いとは…(苦笑)

さて、本題。上の着物に目が留まった理由は、その図柄にあります。ぱっと見には普通の紋様、鶴を意匠したデザインに思えますが、なんと「ナスカの地上絵」をそのまま持って来ているのです(左写真クリックで拡大←ひょっとして、単なる手抜き!?^^;;)。歴史も文化も異なる南米意匠でありながら、着物の紋様として全く違和感がないことに感心します。

ちなみに写真右上の「鶴」に見える鳥はコンドル、鞄に隠れている左下の鳥(首がグネグネ長い)はチリフラミンゴとされています。南米(ペルー)の人がこの着物を見て、どのような反応を示すのか知りたいところですが、案外、無視されるかもしれませんね(^^;; by dan

「篠山紀信展 写真力」/ナッツクッキー


今、グランルフロント大阪で「篠山紀信展 写真力」が開催中です。入口を入ると、いきなり三島由紀夫の迫力写真が、迎えてくれます。鬼籍に入った方々・若かりしころの女優さん・歌舞伎役者さん、そして被災した方の写真…。

「写真の人物が語りかけて来るような」とは、よく使われる表現ですが、まさにそんな感じ。夏目雅子さん・大原麗子さん、やっぱりきれいですね。女子大生時代の宮崎美子の可愛いこと!なかなか見応えがあり、十分楽しめました。会期は18日(日)までです。ご興味のある方は、お急ぎ下さい。

さて、本題。今日はデザートのご紹介です。カボチャの種やクルミなど、”写真力” ならぬ “ナッツの力” (=ナッツの食感)が味わえる「ナッツクッキー」を作ってみました(左写真クリックで拡大)。クッキーの生地は、小麦粉とヒエ粉です。甘酒の甘みが、結構きいています(^_-) by ichi

キャラ鍋?/大根おろしでアートする


MJ/日経流通新聞(2014/03/03)に面白い記事が載っていました。大根おろしで動物を作る”大根おろしアート”が流行っているそうです。はじめて知りました(右写真クリックで拡大)。以前、当ダイアリーでキャラ弁キャラぱんを紹介しましたが、その鍋版=キャラ鍋と考えればわかりやすいかも。

早速、ネットで調べると、傑作・力作がありましたので、いくつかご紹介します(下写真、各々クリックで拡大)。家族や仲間と一緒につつく(普通の)鍋料理でも十分楽しいですが、大根おろし/食材でアートすると、もっと楽しくなりますね。造形センスのある方は是非チャレンジ下さい。右端のミッフィーぐらいであれば出来そうな感じです。あるいはアイデア勝負でこんなのも面白いと思います→“犯人はヤス” (^_-) by dan

岩合光昭写真展@近鉄百貨店 と NHK BS「世界ネコ歩き」


近鉄百貨店奈良店で岩合光昭写真展「ねこ歩き」が開催中です(12/27~1/8)。去年も同時期に同じ場所で開催されているので、恒例イベントになったのかもしれませんね^^(右写真クリックで拡大)

過去の写真展紹介記事はこちら→2012年(近鉄百貨店) 2011年(大丸百貨店)

実は、今回、 岩合さんのサイト等を調べていて、NHK BSプレミアムで「岩合光昭の世界ネコ歩き」という番組をやっていることが分かりました(2012年夏に3夜連続の特番。2013年からは月1回のレギュラー番組に昇格)。全く知りませんでした(^^;;。幸いにも、12月29日、そして1月に(スペシャル版を含めて)いろいろと再放送があるみたいです。放送スケジュール等は番組オフィシャルサイトで御確認下さい(^_-) by dan

小休止 ~薬師寺の鬼瓦(阿吽)~


薬師寺から唐招提寺方向へ歩いていて見つけたのが、下の鬼瓦です。薬師寺の敷地内にあるものの、歴史的価値はそれほどなさそうな感じ。対で阿吽(あうん)の関係になっています。逆パターンも結構あるのですが、阿吽の位置関係は、普通、阿形が右、吽形が左だそうで、この鬼瓦もそうでした(写真各々クリックで拡大)

ちなみに、は口を開いて最初に出す音、は口を閉じて出す最後の音です。阿吽という言葉は、宇宙の始まりと終わり、すなわち「全て」「永遠」と同義にも使われます(Wikipedia>阿吽 参照)。日本語の五十音(あ~ん)がまさにそう。ギリシャ語だと、アルファ(Α)とオメガ(Ω)。聖書にも「わたしはアルファでありオメガである」という有名な一節があります(ヨハネの黙示録)。言語や文化が違っても、考え方が同じなのが面白いですね(^^) by dan

実はこの夏に薬師寺で鬼瓦特別展が開かれていました。見に行けばよかった~、と思っても後の祭り(^^;;

あす香 in 明日香村/かかしコンテスト その2


その1より続く) 稲渕棚田のかかしコンテストには五十数件の応募があったそうです。廃品利用、微笑ましいもの、力作、なんじゃこりゃ?というもの…、いろいろありました。コンテストの形を借りて人を呼び込むことで鳥獣を近づけさせず(=農作物を守るというかかし本来の目的)、かつ地域の活性化にも寄与しているこの催しは、素晴らしいアイデアだと思います^^(右はユーモラスな”カエルの道祖神”かかし。写真クリックで拡大)

多くのかかしの中でdanが気になったのが左下写真のかかし。ブランコに乗った青赤の二人はさるぼぼでしょうか(奈良的にはみがわりざる)。注目して欲しいのは、赤い方の腹掛けの文字。なんと「あす香」と書かれています!(写真クリックで拡大。もちろん、あす香の応募作品ではありません)。将来、あす香が稲渕にかかわることになるのかも…。預言めいたものを感じます(^^)

ところで、われわれが稲渕を訪れたその日、撮影クルーが丸いメガネをかけた男性をビデオ録りしている現場に出くわしました。何だろう?と思って、見物人に聞いてみると、毎日放送「ちちんぷいぷい」の撮影だとか。「とびだせ!えほん」というコーナーがあって、それに出演されている絵本作家の長谷川義史さんでした。秋の明日香村を紹介する一編となるようです。10月31日(木)16:20ごろ放送予定。ぜひチェック下さい^_-(→こちら参照) by dan

あす香 in 明日香村/かかしコンテスト その1


先日、明日香村へサイクリングに行きました。今回は、西ノ京から約1時間のドライブ。現地到着後、BD-1(折りたたみ自転車)を組み立てて、のんびり走るというスタイルは体力的に楽でした(^^)。石舞台の近くで食事を摂った後、稲渕の棚田へ(旧あすかDiary 2006/05/032010/10/17 参照)

稲渕に行くと、県道から”ジャンボかかし”が見えます。遠目ではどの程度の大きさか判りませんが、右のツーショットだとおおよその見当がつきますよね。ichiのざっと4倍、6m以上はあります(写真クリックで拡大)。大仏というか托鉢僧っぽいところが、いかにも奈良らしい…(^^)

現在、9月に行われた「第18回かかしコンテスト」の作品が案山子ロード沿いに並んでいて、棚田の風景と野外アート(かかし)の二つを楽しむことができます(下写真各々クリックで拡大。詳しくはこちら)。今回、観光地のIT支援が進んでいることに感心しました。スマホ(GPS)で現在位置を確認しながら、史蹟を回るのが当たり前になりつつあるのです。これから明日香村に行かれる方は、「あすかナビ」(Facebook はこちら)や「なら飛鳥京歴史ぶらり」(スマホ用アプリ)等を事前チェックしておくと、いろいろ楽しめると思います^_-(続く) by dan

黄色いオブジェ/フォックスフェイス


左写真は先日訪れたラグザ大阪の前にあった黄色いオブジェ(クリックで拡大)。ラグザ大阪/ホテル阪神のシンボルとして有名らしいですが、今まで知りませんでした。ついでに白状すると、作品名/作者名は今もってわかりません(^^;;

ところで、黄色いオブジェと言えば、街中でときどき見かける、右下の植物の名前を御存じでしょうか?色や形がオブジェっぽいというか、不思議な果実をつける植物です。JR大阪駅のコンコースにもたくさん飾られていました(写真クリックで拡大)。日本名はツノナス(フォックスフェイス)。言われれば、「なるほど」と思えるネーミングですね。私には子豚に見えたりします(苦笑)

このフォックスフェイス、国によってさまざまな呼ばれ方をするのが面白い。英語圏では Nipplefruit, Titty Fruit, Cow’s Udder 等(titty, udder ともに乳房の意。確かにそう見えますね^^)。中国では五指茄(指が五本生えた茄子)。Fox Face(狐の顔)は実は和製英語で、英語でこんな言い方はしないそうです(→こちら参照)。でも、彼らに教えてあげたら、「へぇ~、日本人にはそう見えるんだ!」と面白がられると思います(^^) by dan

PS 最初に日本に入ってきた時、英語圏の名称は日本では使えないと業者が判断し、創作した可能性もあります(この手の単語はあまり好まれないため)