Author Archives: dan

創業八百年?の薬屋さん「菊岡漢方薬」


近鉄・大和西大寺駅で乗り換え電車を待っている時にふと目の前の駅看に目が留まりました。ならまちの菊岡漢方薬さんの広告です。今まで気づきませんでしたが、よく見ると、「創業八百年(元暦元年)」(!!)となっています(右写真クリックで拡大)

danは、大阪の道修町/どしょうまち(くすりの町として有名)周辺をよく歩くので、江戸時代から続いている漢方薬局(創業300年前後)には驚きませんが、創業800年とは…。さすがは古都・奈良。現在の店長は二十四代目だとか(もっとも、お店の来歴をよく読むと、菊岡家は先祖代々の薬師/くすし ではないので、適切な表現ではないかも)。それはさておき、元暦という元号は記憶になかったので、調べてみました。

「デジタル大辞泉」によれば、元暦(げんりゃく):平安末期、後鳥羽天皇の時の年号。1184年4月16日~1185年8月14日。わずか2年(正確には1年4ヶ月)の元号なんですね。道理で記憶にないわけです。とはいえ、日本史の教科書的には、1185年は壇ノ浦で平家が滅びた年。この時、源氏と平氏が対立関係にあり、2つの元号が併存していたそうで、壇ノ浦の戦い(1185年4月)は、元暦2年(源氏)もしくは寿永4年(平氏)となるんだそうです。あー、ややこしい^^;;。もとい、 勉強になりました(^^) by dan

北浜の二つの SHISEIDO


大阪のビジネス街、土佐堀通りと三休橋筋の交差する北浜2丁目の交差点に建っているのが、資生堂大阪ビル(右写真クリックで拡大)。道路の反対側/北側が駐車場で視界を遮るものが無いため、この建物は中之島公園からもよく見えます。ある意味、資生堂の看板にもなっていますね。系列の販売会社等が入っているようですが、ビルから出てくる女性は、皆さん、すらりとした美人が多いと思うのは気のせいでしょうか?(笑)

あらためて、資生堂について調べてみました。1872年に日本初の洋風調剤薬局として銀座に「資生堂薬局」を開業したのが始まり。流行の先端を行くイメージがありますが、実は140年の歴史を持つ伝統企業です。現在、化粧品業界で国内最大手(世界第5位)。創業以来の商号「資生堂」の”資生”は『易経』の「至哉坤元 萬物資生」という一節から来ているとか(→こちら参照)。勉強になります。

さて、先日、土佐堀通りを歩いていて気付いたのが、某ビル前にあった左のテナント案内板。「姿勢道」という単語は初めて目にします。柔道のように、姿勢道・初段(黒帯)とかあったりするんでしょうか(笑)。よく見ると、ACTIVE AGING STUDIO という文字が見えます(写真クリック拡大)。facebook 他によると、ピラティスと体幹トレーニングのスタジオでした。今春オープンしたばかりで、5月末までオープニングキャンペーン中とか。

二つの SHISEIDO で、内側からも外側からも体がキレイになりますね(^_-) by dan

涙からの伝言


以前、江本勝さんの「水は答えを知っている」や「水からの伝言」という本が話題になったことがあります(右写真)。「ありがとう」/「馬鹿野郎」/「…」(無視) といった言葉のかけ方で、水の氷結結晶の形や”もの”の腐り方が異なるというセンセーショナルな?内容でした。今、話題になっているのが、その”涙”版?ともいえる涙の顕微鏡写真集。拡大すると、うれしい時の涙と悲しい時の涙では、見え方が異なるというのです。

最近、STAP細胞に関する問題で「証拠写真」に世間がセンシティブになっている中、このような写真を出すと、やれ、写真を加工したんだろうとか、(何百枚もの中から)都合のよい写真だけを選んでいるんだろうとか、はては、再現性が無い/科学的根拠を示せとか、いろいろ批判を浴びそうです(苦笑)

しかし、もともと、「涙のトポグラフィー」という写真集の”作品”ですしね~(^^)。目くじら立てずにアートとして楽しみたいところ。一部を見ただけですが、モノクロ画像が逆に想像力を刺激します。ご興味をもたれた方はこちらをどうぞ。英語が得意な方はこちらも^_-(→ The Topography of Tears / Rose-Lynn Fisher ) by dan

阪神・近鉄沿線いろはかるた その4


その3より続く) 阪神×近鉄つながって5周年スタンプラリーの達成者がもらえる『沿線いろはかるた』の御紹介その4(完結編)です。今回は「あ~す/浅き夢見じ 酔ひもせず」(画像各々クリックで拡大)。ちなみに、スタンプラリーは5月31日まで。概要はこちら

ところで、定期券をお持ちでない方が切符料金で7駅を回るとかなりの出費。節約したい場合、奈良・斑鳩1dayチケット(阪神版)を使うとよいかもしれません。三宮~奈良間で何度乗降下車を繰り返しても、1850円というのはかなりお得です(^_-)

最後に、かるたの内容について触れておきます。「ゆ」に出てくる幽玄のあかり…とは燈花会のこと。京都でこの種の灯火管制は難しいでしょう。奈良だから出来るイベントの一つだと思います。晴れていれば、星がキレイにみえます(^^)。少し先ですが、8月5日~14日の開催です(今年の実施要項はこちら)。昨年の燈花会パンフレットの表紙写真が気に入り、当Diaryに載せたら、それがアメリカの写真投稿サイトで話題になり、アクセス数が跳ね上がったことがありましたっけ(→2013/11/20参照)。今年はどんな表紙か楽しみです(^^) by dan

 

春日大社の「藤まもり」


「春日山原始林で森林浴」(2014/05/21参照)に引き続き、春日大社の話です(^^)

先日、春日大社にクルマの交通安全祈祷に行って来ました。祈祷の様子は去年とほぼ同じですので、昨年の投稿を参照下さい(→ 2013/03/10)。今回の祈祷は二組の若いカップルと一緒でした。我々の一つ前の組は若い女性の二人連れ、後の組にも若い男女がいたので、意外に?若者に人気があるようです。

祈祷が終わった後、本殿にお詣りしたのですが、その時に見つけたのが右上の「藤まもり」というお守りストラップ(写真クリックで拡大)。春日大社は藤(砂ずりの藤)が有名なので、こういうものもあるんですね。私の苗字が「藤」本なので、「藤」まもりという名前に反応してしまいます。早速買い求めました^^(ちなみにお値段は800円)

帰宅後、あらためて調べると、(今まで知らなかったのですが)春日大社は藤原氏の氏神を祀るために創設された神社だそうです(Wikipedia>春日大社)。ふーむ。藤原氏の氏神を祀った神社の藤まもり。これって、「藤」×「藤」のダブルパワーで、すごい御利益がありそう。大事にせねば!(^^) by dan

アニバーサリー商法?/ガンダムの場合


前回より続く) 先日の日経新聞のコラム「春秋」に出てきた話題が「機動戦士ガンダム」(右写真クリックで拡大)。最初にTV放映されたのが1979年なので、確かに今年は35周年にあたります。それにしても、日経の一面にガンダムの名前が出てくるとは…(^^;;

日経新聞にも35周年の話が載るくらいですし、アニバーサリー商法的には5年単位が今や常識のようです(→こちら)。ちなみに、高さ18mの実物大「お台場ガンダム」が登場したのは30周年の時でした(右下写真クリックで拡大)。50周年では、歩行可能な実物大ガンダムが登場すると dan は予想しています(笑)

話を戻します。冒頭のコラム、内容がなかなか渋い。「寒い時代だとは思わんか」というワッケイン少佐のセリフが引用されているのです。これはガンダムファンでないと書けません。しかし、実はそうではなくて、そのフレーズが、もはやガンダムという作品を離れて人口に膾炙している証(あかし)なのかもしれませんね(→興味をもたれた方はこちらのブログをどうぞ)

ガンダムには、その他、名言と呼べるセリフが多く、それが35年経っても人々を魅了するのでしょう(名言集もあります)。また、アニメで使われた効果音やBGMは、現在でも他のTV番組で定番音源として利用/引用されており、その影響力の大きさがわかります。日本人にとって、ガンダムは一作品の域を超え、知っていて当然の一般常識/教養となりつつあるようです(^^) by dan

唐招提寺のうちわまき


毎年5月19日は、唐招提寺のうちわまきの日です。昨年は残念ながら雨天中止だったので、2年ぶりの開催になります(今年の天気は大丈夫そうです)。右は近鉄・大和西大寺駅構内にあった唐招提寺のうちわ型広告ボード(写真クリックで拡大)。うちわを模しているのですが、そのことを知らない人には、単なるハートに見えるでしょう。

ハートマークと鑑真って、お茶目な組合せ!と思った女の子もいるに違いありません(苦笑)。ちなみに、このボードは、つい先日、撤去されました(6月の御影堂特別公開が近づいたためでしょうか?)。それと入れ違いで昨日お目見えしたのが、去年御紹介した西ノ京駅の案内板です(→2013/05/13参照)

2014年の実施要項については、最新情報(唐招提寺公式サイト>お知らせ)を御確認の上、お出かけ下さい(5/16現在、まだアップされていないようなので、昨年度の実施予定スケジュールを載せておきます→こちら)。なお、5/19のあす香のご予約も承っております。まだ残席がございます。お申込みはお早めに(^_-) by dan

PS 昨日、上のニュース映像に出てくる唐招提寺の石田執事が、近鉄電車の中で車掌さん?とお話しされているところを目撃しました(^^)

一力遼七段、第1回グロービス杯で優勝!


昔は、囲碁日本一=世界一といっても過言ではなかったのですが、この10数年で中国・韓国が台頭し、世界戦で日本人が勝てない状況が続いていました。ところが、最近、井山裕太(九段・六冠)や一力遼(七段←半年前は三段だったのに!)のような若手がめきめき力をつけてきて、期待が持てるようになってきました(→2013/12/12参照。この時は名前を挙げませんでしたが、伊田篤史八段も進境著しい)

最近の dan の趣味は「囲碁の勉強」です(「囲碁」ではないところが我ながら奥ゆかしい?)。昨年、引越しを機に、アマ六段の方に指導頂けるという御縁があり、碁の勉強を再開(→2014/01/05参照)。現在、先生とは10子対局なので、5~6級前後の実力でしょうか。初段目指して頑張ります(^^)

そして、つい先日。堀義人氏率いるグロービス経営大学院が協賛する、若手対象の囲碁・世界棋戦「グロービス杯世界囲碁U-20」が今年始まりました。その第1回大会が5月に東京で行われたのですが、決勝戦が世界棋戦としては17年振りという日本人対決。そして、それを見事に制して優勝を飾ったのが一力遼七段。これは、野球で言えば、満塁ホームラン級の久々の快挙!やってくれましたね~(左写真クリックで拡大→棋戦の詳細はこちら参照)。何しろ、彼はまだ16歳。是非、4連覇してレジェンドとなって欲しいものです(^^) by dan