立川談志の話/「赤めだか」


先日(11月21日)、立川談志が亡くなりました。江戸落語(上方落語に対してこういうらしい)については、TVの「笑点」やバラエティ番組を通じて断片的に知るだけです。従って、談志について語る資格はありませんが、「赤めだか」が素晴らしかったので、その紹介ということで…(^^;;

赤めだか」は、談志の弟子、立川談春が書いたエッセイ。2008年の発刊当時、落語家が書いた文章としてあまりに際立っていた為、話題となった本です。普通、噺家としての才能と、文才は両立しませんから…(^^;;。ともあれ、談春のおかげで、談志が天才と言われる由縁が記録として残りました。

ちなみに「赤めだか」とは、談志邸の庭で飼われていた金魚 -いつまでたっても大きくならない- を揶揄して、談志の弟子達がつけた名前です。

例えば、談春に対して、「形なし」と「型破り」の違いを説明し、落語の「メロディ」を崩してはいけないと諭す場面。極めて論理的です。たけしもそうですが、東京の芸人はハチャメチャに見えて、実は、非常に勉強家でクレバー。他にも鋭い名言が随所に…。

最後は、談志と彼の師匠の小さんの人間味あふれるエピソードにホロリ。落語をあまりご存じない方にもお薦めです(^_-)☆ by dan

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