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春の明日香村 ~番外編~


ichiによる、ユキノシタ/春の明日香村の番外編です。先日、サイクリングに行った際、稲渕の棚田にも行ってみました。これから田植えが始まるという、手入れ前の状態でしたが、やがて美しい水田風景となることでしょう(^^)

さて、稲渕の県道を走っていて見つけたのが、右上のバス停留所。てっきり、奈良交通バスかと思ったら、「かめバス」。明日香村の村営バスでした(写真クリックで拡大)。時刻表をみると、1時間に1本しかありません。9時台~16時台までの運行で、平日14~16時台はスクールバスも兼ねているようです。

高校・大学へ通学する学生さんや会社員の方は、バスでは通えないですね。上の停留所は、夜になると人気(ひとけ)もなく、真っ暗になりそうなところで、ちらりと、「となりのトトロ」に出てきた、夜のバス停のシーンを思い出しました(左画像クリックで拡大)。明日香村のバスは夕方4時台までで、夜は走りません。ところが、なぜか8時過ぎにバスがやって来て、よく見たらネコバスだった…なーんてね(^^) by dan

PS 8年前にもバス停の名前をマクラに、トトロの話を書いていました。我ながら、その進歩の無さにあきれます(苦笑)→こちら

うどんカレー


右写真は、先日、難波の鳴門寿司さんの店頭でみかけたメニューサンプル。客筋を反映してか、メニュー表示は日英中韓の4か国語対応。素晴らしい!全て手書きというところも泣かせます(^^)。で、ふと気が付いたのですが、「うどんカレー」となっています(写真クリックで拡大)

普通は「カレーうどん」ですよね。昔、カレーライスかライスカレーかという論争?があったことを思い出しました。ハウス食品のサイトには以下のような説明があります。

【ライスカレーとカレーライス】
最近、ライスカレーという言葉はほとんど耳にしなくなりましたが、20年ほど前まではご飯にかかって出てくるのがライスカレー別々なのがカレーライスだとか、どっちが正しいとか、何かというと話題になったものでした。時代的にはライスカレーの語が先ですが、それをいつだれが名付けたかということはわかりません…(後略) (ハウス食品>カレーこんな話あんな話

「ライスカレー」という言い方をする人(店主?)であれば、「うどんカレー」が自然でしょうね。しかし、カップヌードルカレー という商品名(左写真クリックで拡大)に倣った可能性もあります。一度、お店の人にメニュー名を決めた経緯をお聞きしたいものです^^(ちなみに英語では、curry and rice  あるいは curried rice) by dan

ネコ派にお薦めの「ニャンダフル! 100名言」


先日、スーパーの書籍コーナー(!)で見つけたのが右の「ニャンダフル!100名言」。猫の写真に名言を組み合わせた本…と書けばお分かりでしょうが、「人生はニャンとかなる!」(→2013/10/25参照)の二番煎じと思われること必至?の本です(^^;;。実際、最初に手にとってパラパラめくった時の印象も「お手軽編集の便乗本っぽいなぁ~。100頁ちょっとしかないし…」というものでした。

ところが、自宅で読み直したところ、写真の質といい、名言の選択およびそれに対するコメントといい、思いの外しっかりした内容であることが分かりました。特に、「ニャンとかなる」で感じた写真への不満がほとんどありません。雑誌「ネコまる」への投稿写真の中から、根っからの猫好きスタッフが選んでいるためでしょう。ライター稲田雅子氏もいい仕事をしています(左下写真、各々クリックで拡大)

「ニャンダフル!100名言」は単なる便乗本ではなく、「ニャンとかなる」に不満を感じたネコまる編集部が、あえて同じコンセプトで「私たちならこうやる!」と水野敬也&長沼直樹両氏に宛てた”挑戦状”なのかもしれません。ネコ好きの方にお薦めいたします(^_-) by dan

<先延ばし癖の貴方へ> ~ 100名言より ~
 未来は、現在と同じ材料でできている。(シモーヌ・ヴェイユ)
 未来は今日始まります。明日始まるのではありません。(ヨハネ・パウロ2世)

阪神・近鉄沿線いろはかるた その3


その2より続く) 阪神×近鉄つながって5周年スタンプラリーの達成者がもらえる『沿線いろはかるた』の御紹介その3です。今回は「う~て/有為の奥山今日越えて」(画像各々クリックで拡大)。danは、この一節がイマイチ分かっていなかったので、あらためて確認しました。

「無為」という言葉があります(普段よく使われるのは「何もしないでぶらぶらしている」という意味)。ところが、本来は仏教用語で、「生滅・変化しないもの」を意味する言葉だそうです。その反対語が「有為」。つまり、”有為の奥山” とは、因縁によって生じ、生滅・変化するこの世の一切の事物を、道の険しい(あるいは道が存在しない)奥深い山にたとえているのです。

その山を「今日越えて(越えよう)」というのですから、浮世/憂き世のしがらみを超越した悟りの境地に立って…という意味になります(様々な解釈があるようですが、この説を採りました)。無常を詠んだ嘆息歌が、ここで一転、ポジティブになります。

前説がずいぶん長くなりました(^^;;。一応、かるたの内容にも触れておきます。「て」の鉄人28号モニュメントは完成してすぐに観に行きました(この時は、JR新長田駅から歩いた)。仕事帰りだったので時間帯は夜。まさに「ビルの街にガォー、夜のハイウェーにガォー!」という感じだったことを覚えています(→こちら参照) (続く) by dan

ジュンク堂書店千日前店の話 その2


その1より続く) ジュンク堂書店・千日前店が気に入っている理由を挙げると、いきつけの本屋として適度な大きさであること、そして、居心地の良さ。ターミナル直結ではないものの、アクセスも良いです(売上への貢献度は不明ですが、なんばグランド花月の向かいという好立地!)

具体的に書くと、まず、3フロアで約900坪という大きさ。いろいろな書店に行きますが、品揃えを考えると、400~500坪程度の広さは欲しいところ。ただし、広ければ良いというわけでもなく、店内移動の利便も考えると、300坪程度×3フロア構成の当店が、私の身体感覚にあいます(紀伊国屋書店・梅田本店の1フロアやMARUZEN&ジュンク 堂書店・梅田店の8フロアは、私には少し広すぎ、大きすぎ)

次に、長時間いても苦にならない快適性。天井が高く、エスカレーター部分が吹き抜けになっていて、開放感があります(⇔紀伊国屋書店・梅田本店は少しいるだけで息が詰まります^^;;)。また、天井の高さは高架書棚の設置=在庫の多さにつながります。ジュンク堂書店・千日前店は、壁面の広さ(1フロアよりも3フロアの方が壁が多い理屈)もあって、面積に比して書籍点数は多いはずです。

特に、この店の喫茶コーナーは一息入れるのにピッタリ(先日、貯まっていたコーヒーチケットを使い切りました→こちら参照)。気分転換も兼ね、ノートパソコンを持ち込んで作業することもしばしばです。そんなこんなで、現在、この書店が、私の一番のお気に入りとなっています(^_-) by dan

近鉄の「鮮魚列車」を初めて見ました


先日、近鉄・鶴橋駅のホームで電車を待っていると、やって来たのが「鮮魚」という見慣れぬ表示の電車(右写真クリックで拡大)。「団体専用列車のため、一般の方はご乗車できません」といった内容のアナウンスが流れています。ホームの皆さんはもう慣れっこになっているらしく、間違えて乗り込む人もいません。噂に聞いたことのある「鮮魚列車」でした。実物を見たのは初めて(^^)

「鮮魚列車」とは、伊勢志摩~大阪間を往復する、魚介類行商の方だけが利用できる団体専用列車です(→こちら参照)。平日のみ一日一往復、しかも時刻表に掲載されていないので、近鉄沿線の方でもご存知ないかもしれません。danが見たのは、大阪上本町午後5時15分発の復路便でした。

(いつまであるかわかりませんが)NHK他の取材映像も YouTube にアップされています。ちなみに、利用者は通常の運賃+手回り品料金を負担(宇治山田~大阪上本町間であれば、ひと月4万円近く)。往復5時間と体力的にも大変ですが、車で移動することを考えると遥かにラクだそうです(^^) by dan

ご参考(msn産経ニュース)
【都市伝説か「鮮魚列車」(上)】時刻表にも掲載なしの“幽霊列車”は実在した……
【都市伝説か「鮮魚列車」(下)】伊勢→大阪…1秒で開閉するドア、シートで寝る…

「墨は生きている」 その2


その1より続く) 前回に引き続いて、墨運堂さんのポストカードセット「墨は生きている」の御紹介です。今回は後半の5枚。

墨玉を型入れし、プレスに掛け30分前後して型出しします。取り出した墨はまだ柔らかく水分が多いため、すぐに生箱に入れ乾燥を防ぎます。型出しされた墨は1日乾燥後、みみ削りをします(右写真クリックで拡大)

その後木灰の入った箱に墨をいれ乾燥させます。乾燥期間は大きさで異なりますが、灰乾燥で1ヶ月~3ヶ月、自然乾燥は半年~一年程度です(左下写真クリックで拡大)。この乾燥部屋は墨運堂さんの外から見えますので、あす香にお越しの際にご確認下さい(^_-)。乾燥の終わった墨は表面に付いている灰やほこりを冷水ですばやく洗い落としたのち、すぐに表面の水分を布切れで拭い取ります。その後、再度乾燥させ、仕上げをして完成となります(右下写真クリックで拡大)

墨造りの詳細は、墨運堂さんのホームページ>固形墨の造り方 その1 / その2 を参照下さい。また、同HP>墨のQ&A には、墨に関する様々な説明が載っており、勉強になります(サイトの文章が読みづらい方は、ほぼ同一内容を小冊子としてまとめたものが、がんこ一徹長屋で販売もされていますので、そちらをどうぞ) by dan

「墨は生きている」 その1


昨日の炭撒き登山の話を受けて、スミの話を…(^^)。近鉄橿原線・西ノ京駅のすぐ近くに墨運堂という、墨を製造販売している会社があります(横を通る時、ほのかに墨の匂いがします)。膠(にかわ)を使っている関係で、墨作りは寒冷な時期に限定されるとか。空調設備が発達した現代でもそうなの?と思いますが、その製造過程を知ると、合点がいきます。

先日、墨運堂が運営する”がんこ一徹長屋”で「墨は生きている」というポストカードセットを買い求めました。製造過程を12枚の切り絵にしたものです(現場の社員の方が作られたとか。プロの人が作ったのかと思いました^^)。今回は、その前半の7枚をご紹介します(下画像、各々クリックで拡大)


(気温等の状況によりますが)5月GWまでなら、墨製造の実際の現場を見学できるようです。運がよければ、製造過程の墨を握らせてもらえるかも…(→2014/01/16 参照)。煤を膠で固めたものを人間が手足でこねて(人肌の温もりで膠が柔らかくなるのが良いとのこと)、黒い餅状の塊を作ります。それを切り分け、型に入れて形を整えるのですが、この時はまだ羊羹のような弾力を持っています。それに型押しで文字を入れます(続く) by dan