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菜の花の信太巻き/東京・桜神宮


3月、早かったです~!前半は、お陰さまで仕事が忙しく、後半はプライベートが充実していました。3月は環境の変化に伴い、「別れの季節」とも言いますが、私にとっては、出会いと再会が多い嬉しい1ヶ月でした。人との出会い・再会もあれば、モノ/コトとの再会もありました。しかも、3度目の出会いとなると、これは 「やってみなさい、始めてみなさい」ということでしょうか?

ということで、平成最後の月となる4月に、新しいことを始めてみようと、今 ワクワクしています^^(右上写真は東京・桜神宮の桜です。東京は奈良よりも一足先に桜が咲いていました)

さて、今日のお料理です。信太巻きは時々作りますが、「菜の花」で作るのは、春ならではのもの、期間限定です。甘辛く炊いた薄あげが、ホロッと苦い菜の花の旨味を、生かしてくれてるように思います。盛り付けに使った桜柄の器も、この時期だけの物です。お彼岸の前くらいに出して、それからほんのひと月も使うかどうか、という感じです。この器に料理を盛り付けて、摘んできた本物の桜の花を添えて出す時は、とても晴れやかな嬉しい気持ちになります^^(左写真クリックで拡大) by ichi

さくら豆腐/音羽山観音寺へ


やまと尼寺精進日記」という番組(毎月最終週18時~ Eテレにて)があります。観ておられる方も多いかと思います。その尼寺では、季節のお野菜や野草を使った、手作りのお料理をいただけます。テレビの効果もあって、なかなか予約が取れません。奈良で配布されているフリーペーパーに、このお寺で「お念珠作りとお食事」という企画があり、友だちが応募してくれたら、見事当選!(25名の定員に対して、100名余りの応募があったそうです)お陰様で、念願の観音寺へ行ってきました。

急坂を登る登山は、なかなかの修行でした(^^;; 登り切ってお寺に着いた時は、もう2度とこの坂は登りたくない!と思ったのですが… お念珠を作り、お食事をして、庵主さんのお話しを聞き、清々しい空気の中で過ごす内に、またここに来たいという思いが芽生え、どんどん大きくなりました。自然に添った暮らしぶりが、心に響きました。場所とそこに暮らす人にエネルギーをもらい、大いに癒された一日でした。

さて、今日のあす香のお料理です。春めいて来ると作りたくなる料理 第2弾!桜の塩漬けをお豆腐の生地に混ぜた蒸し豆腐「さくら豆腐」です。いつも3月半ばから約1ヶ月位の間しか作らない、期間限定のお料理です。大阪に長く住んでいたこともあってか、毎年、桜の終わりは、造幣局の通り抜けが終了する時、という感覚でいます。今年は、この通り抜けも例年より早くなるかもしれませんね。この春も、たくさんのお客様に召し上がっていただければ良いなー、と思っています。 by ichi

春キャベツ 春サラダ


昨年、お客様から 珍しい椿の鉢植えをいただきました。「百合椿」といって、ユリに似た花が咲くということでした。3月に入ってから、花が一輪咲きました!なるほど、本当にユリに似ている!(この椿をくださったお客様が、当ブログを見てくださってたら、良いのですが…^^)。椿といえば、私が大変お世話になった 着付けの先生が大好きだった花。先生、こんな珍しい椿があるのですよ、と心の中で呟くと、「ほんとやねー、変わった椿やねー」と、微笑んでくださっているような気がしました。

さて、今日のお料理です。春めいて来ると、必ず作りたくなるお料理が、いくつかあります。これは その一つ。春キャベツと新玉ねぎ、そして八朔などで作るサラダです(左写真クリックで拡大)。春キャベツは、柔らかくてフレッシュ。そして、八朔の黄色が、春の日差しの明るさのようです。ドレッシングは、いくつかバリエーションがありますが、最近は、白味噌・お酢・米油・豆乳で作った物を専ら使っています。私は「白味噌マヨネーズ」と呼んでいます。お客様からは「マヨネーズに似てるけど違う、美味しいですね~」と、なかなか好評です。 by ichi

料理教室 2019年3月


「2月は逃げる」の如くあっという間に過ぎて行き、3月になりました。春の訪れを感じる日が多くなって来ましたね。雨模様のある日、料理教室をさせていただきました。今回は、ここ何年か とても親しくしていただいている方々にお声がけしての教室でした。あす香の料理教室は初めての方もいらっしゃれば、もう何度も来てださっている方もいらっしゃいます。普段のお付き合い そのまま、和気藹々と楽しく3品作りました。

「豆乳のクリーム煮」「蓮根ボール」「ハクサイの生姜炒め」 作ったのは この3品です。豆乳のクリーム煮は、野菜を重ね煮・蒸し煮している途中で、どんな塩加減かをチェックするために、お汁で味見を。調味料といえば、塩しか入れていないのに、この旨味!この甘さ!

結構しっかり塩気がきいている中に、野菜の旨味とコクが感じられます。皆さん、美味しい!としきりに感心しておられます(^^)。モチモチ蓮根ボール、生姜がきいたハクサイ炒め、どれも好評でした。「帰りに早速 蓮根を買って帰りました」「料理スイッチが入って、すぐに自宅でも作ってみました」など、嬉しいご報告もいただいていています。

料理教室は 当分の間、こちらでスケジュールを決めて開催する、という形はとりません。ただ、ご依頼があれば、喜んでさせていただきます。できれば2名様以上で、お申し込みいただけるとありがたいのですが、お一人でも構いません。こちらで、他の方に声をかけてみます。教室にご興味のある方、是非ご連絡下さい!(^_-) by ichi

手ぼう豆の茶巾絞り


4月に、高校の友だちとびわ湖畔を自転車で走る予定です(→こちら参照)。誘われたのは随分前で、50キロほどということだったので、軽い乗りで参加を表明しました。が…!気がついたら、もう来月に迫っています。日頃の運動不足を反省し、そろそろ体を動かしておかないと、ついていけない!それどころか、途中リタイアということにもなりかねません。暖かくなってきたことだし、先ずはウオーキングから始めたいと思います。幸い、散歩するのに周辺は良い環境ですし、これからはお花も咲いて、より楽しくなるはず。なまった体を、引き締めて行きたいと思います(^^)

さて、今日のお料理です。手ぼう豆は、白餡の材料になる豆で、とても甘味があります(手ぼう豆の名前の由来等についてはこちら参照)。今回は、煮豆を潰して、茶巾絞りにしました。といっても、これはデサートとして作りました。白餡の材料とは言え、おやつとしていただくには、甘味を加えないと、満足感がないのでは、と思われます。そこで、レーズンのみじん切りとメープルシロップを加えました。すごくサッパリとした甘さで、レーズンの酸味が、全体の甘味を引き立てる役目をしています。 by ichi

菜の花と焼きのりの 和え物


だんだん春めいて来ましたね。日が暮れる時間も、遅くなって来ました。5時半過ぎてもまだ明るくて、以前より一日が長くなったように思えます。お気に入りの散歩コース、尼ヶ辻まで歩くと、途中にある梅が見頃でした。ほんのりと梅の香りが漂い、散歩がより気持ち良く感じられました(^^)

さて、今日のお料理です。菜の花が出始めると、まだまだ寒くても、春の訪れが近いことを感じます。春の野菜によくあるホロリとした苦みは、寒さで縮こまった私たちの体を、緩めてくれます。菜の花はゆがくより、炒める方が好きです。炒めることで、滋養分をしっかりいただけること、そして胡麻油の風味で、更に旨味が増します。

焼きのりをサッと炙って、バリバリと手でちぎって、菜の花と和えます。シンプルな料理ですが、何とも美味しい組合わせ。節分の恵方巻を手作りされた方は、焼き海苔が余っていたら、青菜と和えてみられたらいかがでしょうか?(左写真クリックで拡大)(^^) by ichi

百合根まんじゅう


寒い日が続いています。インフルエンザもピークを過ぎたと思ったら、今度は近畿圏を中心に「はしか」感染のニュースが….。でも、来週からまた暖かくなって来るそうで、春は確実に近づいていますね。やはり、嬉しくなって来ます(^^)

さて、今日のお料理です。今日ご紹介するのは蒸し物で、「百合根まんじゅう」です。百合根の栽培はとても手間がかかるそうです。植え付けまでに3年、植えてから収穫までさらに3~4年かかるとのこと。でも、長い間、土の中にいるので、土から滋養分もたっぷりもらっているはず(^o^)

百合根は、鱗片を一枚ずつ外し、丁寧に土を洗い落として…と下準備に結構 手間がかかるのですが、栽培の手間を思うと、これくらいの手間、何てことないなーと思います。蒸し煮した百合根を裏ごしして、お饅頭に丸めて蒸します。ほんのりとした甘味と、裏ごしによるきめ細かな滑らかさがスルッとお腹に入ってきます。あまり料理することのない百合根ということもあってか、お客様にも大変喜んでいただきました(^^)  by ichi

車麩の角煮風/「魔法のメガネ屋の秘密」


昨年11月に「めがねの豊福」さん監修の新しい本が出ました。タイトルは「魔法のメガネ屋の秘密」(集英社)。以前ご紹介した「眼鏡のはなし」(→旧あすかDiary 2008/5/10 参照)の続編ともいえる本で、今回は4代目社長(現社長)がほとんどを執筆されています。コンタクトレンズやレーシックの是非について真正面から切り込んで行っておられますが、これはなかなか勇気の要ることだと思います。

コンタクトの弊害、本当に大きいです。私の同級生でも今だにコンタクトを毎日使っている友人が沢山います。今はまだ良くても、これから10年後、15年後、どうなるんだろうなー、と心配してしまいます。レーシックについては、最近は勧めるお医者さんも少なくなって来たとのことです。それが何を意味しているかは、分かりきったことですよね。こんなにも、お客様の眼のことを思い、少しでもその方の眼と体が楽になるようにと、取り組んでおられるメガネ屋さんは、他にはいらっしゃらないと、あらためて思いました。

現在、眼鏡やコンタクトレンズ等で視力を矯正されている方にとって「えっ、そうなの?」と驚きの内容の一冊。機会があれば、是非一読下さい(^_-)

さて、本題。今日のお料理です。お馴染みの車麩の料理「角煮風」です。この料理は、特に男性に 喜ばれるように思います。やはり肉っぽい見た目と、こってり感、ボリューム感が、嬉しいのでしょうか?私も、もちろん大好きで、いくつか余るように作って、自分も必ずいただいています。一緒に盛り付けているのは、「大和太ねぎ」という、地元の野菜です。太ねぎの甘みを閉じ込めるように、じっくり網焼きにしています。毎年春先には、出回らなくなります。もうあとほんのしばらくの間の、楽しみとなりそうです。 by ichi