Author Archives: dan

カーネーション/事実は小説より奇なり その1


NHKの朝ドラ「カーネーション」が面白いです。朝の慌ただしい時間帯なので、TVはつけたまま&ドラマはチラ見で済ませる人も多いと思いますが、「カーネーション」には、そのような人達を(大袈裟に書けば)15分間テレビに釘付けにするチカラがあります。

役者(尾野真千子ほか)も脚本(渡辺あや)も「いい仕事」しています。しかし、それも、小篠綾子&コシノ姉妹の実話があってこそ。岸和田で育った3姉妹が全員、有名なファッションデザイナーになるなんて話、今時、ウソっぽくて誰も書けません。企画段階でボツになるでしょう(^^;;。まさに、事実は小説より奇なり。

その小篠綾子さんの自伝が「コシノ洋装店ものがたり」というタイトルで文庫化されています(2011年9月出版)。カーネーションの世界をより楽しむ為の1冊としてどうぞ。ドラマでは気付きませんでしたが、「小さな愛情より大きな薄情」という彼女の父親の口癖が印象に残りました(^^) (その2へ続く) by dan

PS この記事を投稿して2年後にようやく、本物のコシノ洋装(洋裁)店を訪れることができました^^(→2014/02/28参照)

上を向いて歩こう/手話の話 その5


手話講座に通い始めて、もうすぐ1年。3月の「成果発表」で、手話歌を2曲披露することになりました。1曲は「歌って覚える手話の本」(丸山浩路・山口万里子著)にも載っていた「上を向いて歩こう」。スタンダードナンバーであり、かつ昨年の3.11以降、よく耳にするタイムリーな曲ということが理由です(もう1曲は、いきものがかりの「ありがとう」)

実際の振付は右のような感じです(クリックで拡大)。誰もが知っているメロディー、同じフレーズが何度も出てくる等、まさに手話初心者向き。一通りマスターしたら、自分独自の手話表現を作るベースにもなると思います。

現在は、手話講座の後、居残りで「ありがとう」を中心に合同練習中。年齢・性別・職業すべてバラバラですが、文化祭を目前にした学生の気分?をみんなで楽しんでいます(^^) by dan

御参考(「上を向いてあるこう」(NHK「みんなの手話」より/歌:今井絵理子)

蛇紋岩米(じゃもんがんまい)


右写真は、淀川区宮原の竹中米穀店で見かけた立て看板(クリックで拡大)。但馬といえばコウノトリ。なので、コウノトリ育むお米。ふむふむ。ところが、次に出てくる「蛇紋岩米」(じゃもんがんまい)が分かりませんでした。蛇紋岩…。少々おどろおどろしい、ジャガイモと音が似ているが故に舌をかみそうな?名前ですね(^^;;。そんな岩があるのでしょうか?

店長にお聞きすると、岩石の表面に蛇のような紋様が見られることから、蛇紋岩と命名された岩があるのだそうです。蛇紋岩米に関しては、ネットに以下のような記述がありました。

但馬地区のなかでも養父市の一部のみに蛇紋岩土壌の地域があり、この地域で作った米だけを「蛇紋岩米」と呼びます。全国にも蛇紋岩地帯はありますが、田畑が広がり、まとまった量のとれる地域は、全国でも但馬地区しかありません。
JAたじま>たじまの農業・農作物>お米がおいしい>蛇紋岩米 より)

無印良品が経営するMealMUJIでも「蛇紋岩米」を使っているといいますから、やはり特別な米のようです(→詳しくはこちら)。竹中米穀店では、玄米は1kg(=560円)から、白米は2kgからの販売だそうです。とりあえず、玄米1kgをゲット。果たしてお米のお味は?後日、報告アップ予定です。乞うご期待!(^_-) by dan

釜本邦茂氏と備前焼/日経REVIVE 2012年2月号


その昔、サッカー少年憧れの選手といえば、釜本邦茂でした(右写真、クリックで拡大)。当時の日本を代表する、そして世界に通用する名ストライカーだったことは皆さんご存じの通り。

氏が活躍した時代はJリーグも始まっておらず(社会人リーグのみ)、サッカーがまだまだマイナーなスポーツであったことを考えると、「釜本」の存在そのものが奇跡でした。生まれるのが30年早すぎたのかもしれません。余談ですが、釜本氏のセンセーショナルなポスター「格闘技宣言。」が話題になったのが28年前。当時、40歳でした(ご興味のある方はこちら

その釜本邦茂氏のインタビュー記事が先日の日経新聞(折込の日経REVIVE 2012年2月号)に掲載されていました。氏の柔和な表情にご注目。最初、誰だか分かりませんでした(右写真、クリックで拡大)。阿修羅が観音菩薩に生まれ変わったような…(^^;;

記事によると、時間がある時は備前焼をじっと見て心の平静さを取り戻すのだとか。「ココロの毒素」がデトックスされて行くのでしょう。備前焼に限りませんが、無心になれる「場」を持つことが大切ですね(^_-) by dan

ローゼンバウアーのパンサー/消防車の話


右写真(クリックで拡大)は、先日、大阪天満宮の参道に止まっていた小型ポンプ車です。作業車(特定用途自動車)には、一般車には無い魅力がありますね。スーパーカーもいいけど、戦車も捨てがたいというか…(^^;;。車名をネットで調べたのですが、旧型のためかイマイチはっきりしませんでした(多分、モリタのCD-I型)。しかし、その過程で、世界中に様々な消防車が存在することがわかりました。

個人的に一押しなのが、ローゼンバウアーのパンサー/パンター(Rosenbauer Panther 8×8)という空港用化学消防車。「サンダーバード」にそのまま出てきそうなデザインです(下写真左・中央、クリックで拡大)。見た目だけのヤワな車ではありません。エンジンは1000馬力と戦車なみ(^^)。国産車では、モリタのMAF-125A(下写真右)が軍用車チックでいい感じですね。 by dan

御参考 FIRE RESCUE EMS > 消防情報 > 消防車両紹介
 海外の車輌もカバーした、消防車の総カタログ的ページ。お楽しみ下さい(^_-)

7年後にお会いしましょう/薬師寺東塔が解体修理


先日、薬師寺へ行ったところ、東塔を素屋根(作業用のシェルター)で覆う作業がまさに佳境。翌日には素屋根が横にスライドし、東塔の姿が完全に隠れるというタイミングでした(下のYouTubeで言うと、1分23秒頃の状態)

運良く、お隠れになる直前の東塔を写真に収めることができました(右写真。クリックで拡大)。この覆い屋の内部で解体修理が行われ、東塔の姿を再び見ることができるのは7年後の予定。1世紀ぶりの解体修理で、こうしたシーンに立ち会える私達は幸運なんでしょうね(^^)

日本古来の建築工事いわゆる宮大工で思い出すのが、西岡常一(にしおかつねかず)氏や彼の唯一の内弟子であった小川三夫氏です。千年先を見越した仕事をする彼らの著作を読み直そうと思います。 by dan

もなか珈琲/中崎町


東京の仕事仲間が屋久島に遊びに行った際、大阪から来た青年(S氏)と友達になりました。そのS氏が昨年11月にオープンした店が、中崎町にある「もなか珈琲」さん。東京の人間を経由して地元の店を知るところが、ネットワークの妙味ですね(^^)。それはさておき、先日、梅田ゲートタワーからの帰り道に寄ってみました。

店名が「もなか珈琲」ですから、「ゼー六」さんのように、もなか(アイスetc)をウリにしているお店かと思ったら、さにあらず。オーナーの苗字(しもなか)から採った店名だそうです。

店内を見渡すと、目に付くのがカップ棚(右写真、クリックで拡大)。喫茶店経営を思い立つ前から、趣味で集めていたそうで、古くは大正時代、新しいところで昭和40年代までの器が中心。昔のカップの方が美しく、魅力を感じるとのこと(若さに似合わず、渋い趣味です)。常連さんの中には、珈琲を飲む度に次回のカップを指定して帰る方もいらっしゃるとか(^o^)

で、以前、繁昌亭の横にあった「天満茶寮」の話など、しばしカップ談義(落語家のマイカップの話←旧あすかDiary 2007/02/14参照。今は自販機コーナーになりました)

オーナー(左写真、クリックで拡大)はまだ20代の若さ。もの静かな印象からは想像できませんが、大阪から屋久島まで自転車で行く、喫茶店を開く、屋久島で知り合った女性と結婚する…等々、非常に密度の濃い人生を送っている方です(笑)。いろいろと面白い話が聞けるかもしれませんね。中崎町に行かれた際、是非、寄ってみて下さい(^_-) by dan

店舗データ
 店名: もなか珈琲   所在地: 大阪市北区中崎3-3-13
 営業時間: 11:00~21:00   定休日: 火曜日
 電話: 06-6374-0664   公式サイト: もなか珈琲ブログ

セレブなトイレ/ドージマ地下センター


今の堂島アバンザの場所には、昔、毎日新聞社のビルが建っていて、その下に大毎地下劇場という有名な名画座がありました(若い方はご存知ないでしょうね)。そこへ行く時によく通ったのが、旧・ドージマ地下センター。しかし、当時は映画以外に興味がなかったので完全スルー。地下街に関する記憶が殆どありません(^^;;

トイレを利用せずに、ドーチカを語るなかれ!

ところが、先日、ドージマ地下センターで公衆トイレを初めて利用してビックリ。かなり前=2003年改装のようなので今更ですが(^^;;、感動したので、御紹介しておきます。北側トイレは通路も凝っています(写真左・中央。クリックで拡大。特に、ドアのペイントに御注目)。南側トイレも明るいセレブな空間に大変身!(天井にも青空が描かれています)。大金をかけずとも知恵を絞って、快適な空間を作りあげた堂島地下街株式会社さんに拍手!勉強になりました(^^) by dan