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末広書店が閉店 その2


その1より続く) 6月3日で営業終了する末広書店に最後のお別れをして来ました。私がいたのは、営業最終日の夜7時から7時30分頃にかけての約30分ですが、閉店間際にもかかわらず、多くの方が来られていました。ラストチャンスとばかり?雑誌のバックナンバーをまとめ買いする女性も…(^^)

私も8冊購入しました。上写真、左から順に、「癒やす心、治る力」(アンドルー・ワイル)、「モーツァルトの目玉焼き」(小田晋)、「ついついの発言」 (山藤章二)、その他5冊です。値段は、最初の2冊が各100円。3冊目が50円でした。この3冊は、当Diaryでも、あらためて紹介したいと思っています。

末広書店さん、今までありがとう! by dan

末広書店が閉店


阪急東通り商店街に末広書店という古本屋さんがあります。本の多くは、100円~200円で売られており、数冊まとめ買いをしても1,000円でお釣りが来るという、財布に優しいお店です。しかも、他の書店では見かけない掘り出し本もあったりするので、侮れません(^^)

たとえば、過去に投稿したマーフィー名言集もここで購入しました(新本価格2,200円が100円)。この本は4回読み返しているので、コストパフォーマンス抜群!

ところが、先日、立ち寄ったところ、右のような案内が出ていてビックリ(写真、クリックで拡大)。6月3日で営業終了するんですね。お気に入りの場所が一つ減るので、残念というか、寂しくなります(^^;;

右の文章を読むと、半世紀以上の歴史があるそうな。私が通い出したのはこの数年ですが、購入した本は100冊、200冊では利かないでしょう(それでも2~3万円程度。安いですね)。本当にお世話になりました。可能であれば、閉店までにもう一度顔を出そうと思います(続く) by dan

なぜエグゼクティブは、アスカに集まるのか?


なぜエグゼクティブは、アスカに集まるのか?―通った者は、必ず出世するレストラン」という本をご存じでしょうか。アスカ(あす香)もスゴイ店になったもんですね。

…というのは冗談で、「アスカ」ではなく「アラスカ」が正しい書名(^^;;。アラスカは、大阪を発祥の地とする、創業80年を超える老舗レストランです。中之島の朝日新聞ビルに大阪本店があるので、建替が始まるまでに一度顔を出しておかねば、と思っています。

まずは、予習を兼ねて上記の本を読んでみました(続く) by dan

朝にキク言葉


「朝にキク言葉」(ひすいこたろう著)という本を、再読しています。最近『6時半起き→ラジオ体操』という、一日の始まりパターンが崩れる日があり、気持ちを引き締めるため、読み直すことにしました。

そして、ほんの数ヶ月前に読んだとは思えないほど、見事に内容を忘れているのでした(^^;;。2度目でも初めて読んだ時のように、刺激を受け感動できるのは、なんてお得!と思いながら(単なる言い訳ですよね)読んでいます。

人間が変わる方法は3つしかない。 ひとつは時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目は付き合う人を変える。 この3つの要素でしか人間は変わらない。 もっとも無意味なのは『決意を新たにすることだ』 by 大前研一

この本に引用されている言葉です。「もっとも無意味なのは…」を読んで、笑ってしまいました。そもそもこの本を再読した動機が、決意を新たにして、早起きしようということだったからです。そう、今まで、何事も、何度何度も決意を新たにして来ました。耳の痛い話で、納得です(^^;;  by ichi

東京大学 駒場キャンパス 番外編


その2より続く)ついでに、東大駒場キャンパスの生協書店も覗いてみました。本棚を注意深くみると、確かに学生向きの品揃えなのですが、言われなければ、一般の書店と区別がつきません。

しかし、東大以外ではお目にかかれないPOPがひとつありました。「東大医学部 ~医者はこうしてつくられる」の著者、安川佳美さん(東大理IIIを経て、現在、研修医)が、後輩向けに書いた色紙です(右写真、クリックで拡大)

芸能人並みに?サインが上手な安川さんは、やはり「東大脳」の持ち主です(多分、それなりに練習したはず)。昔、東大に行った先輩の「体育の予習もする(!)」という徹底ぶりに呆れた感心したことを思い出しました(^^ 。勝間さんのいい加減な?サイン(→勝間和代「チェンジメーカー」/サインの話参照)と比べると、対照的で面白いですね(^_-) by dan

勝間和代「チェンジメーカー」/サインの話


先日、古本屋で「チェンジメーカー」(勝間和代著)を手にしたところ、サインらしきものが扉に書かれていました(右写真、クリックで拡大)。勝間さんのファンでもないし、欲しくなるようなサインでもなかったのですが(失礼!)、これも何かの御縁と思い直し、購入しました。

芸能人・スポーツ選手ばりの流麗なサインだと、それはそれでどうかと思いますし…。難しいところです(苦笑)

値段は300円(安い)。店の人もサイン入りとは気付かなかったようです。もっとも、サイン入りだから高いとは限りません。「○○さんへ」などと個人名が書かれていると逆に売りにくいでしょうし、下手くそなサインだと”ありがた迷惑”ということもありえます^^;;

後、出版社の意向で仕方なしにやっているのだと思いますが、表紙の「かかってきなさ~い」(あるいは指パッチン)ポーズ(右写真)は変えた方が無難かも。アマゾンのユーザーレビューを見ても、表紙のポーズ写真が気にくわないという理由で、最低評価(5段階評価の1)をつける人がいたりするので…(^^;; by dan

魂の流木/事実は小説より奇なり その2


その1より続く) 「事実は小説より奇なり&関西」というくくりで、もう一冊御紹介しておきたいのが、アメリカの経済学者マイケル・S・コヤマ氏の「魂の流木」。小説の形を借りた自伝です。関西との関係ですが、氏が多感な10代を過ごした場所として三宮と芦屋が登場します。

タイで生まれたコヤマ氏(小説の中では日本名:小山文治)は、1943年、9歳の時に戦犯の父親とともに日本へ強制送還されます。東京の孤児院暮らし、三宮での闇市生活を経て、1950年に芦屋の高校に入学すると、新聞配達とパン屋のバイトを掛け持ちしながら、東京大学に進学。その年の秋に米国へ留学し、大学卒業後、米軍で諜報活動に従事して兵役を終え(この間に米国籍を取得)、国際的な学者に なるという波瀾万丈の人生は、小説家の想像力を超えています。

特筆すべきは氏の語学力で、少なくとも、タイ語、日本語、英語、ドイツ語、フランス語の5カ国語をマスターしています。ある時は教養小説、またある時は国際スパイ小説として、面白いので一気に読めるでしょう。オススメです。こちらの書評もどうぞ(^_-) by dan

カーネーション/事実は小説より奇なり その1


NHKの朝ドラ「カーネーション」が面白いです。朝の慌ただしい時間帯なので、TVはつけたまま&ドラマはチラ見で済ませる人も多いと思いますが、「カーネーション」には、そのような人達を(大袈裟に書けば)15分間テレビに釘付けにするチカラがあります。

役者(尾野真千子ほか)も脚本(渡辺あや)も「いい仕事」しています。しかし、それも、小篠綾子&コシノ姉妹の実話があってこそ。岸和田で育った3姉妹が全員、有名なファッションデザイナーになるなんて話、今時、ウソっぽくて誰も書けません。企画段階でボツになるでしょう(^^;;。まさに、事実は小説より奇なり。

その小篠綾子さんの自伝が「コシノ洋装店ものがたり」というタイトルで文庫化されています(2011年9月出版)。カーネーションの世界をより楽しむ為の1冊としてどうぞ。ドラマでは気付きませんでしたが、「小さな愛情より大きな薄情」という彼女の父親の口癖が印象に残りました(^^) (その2へ続く) by dan

PS この記事を投稿して2年後にようやく、本物のコシノ洋装(洋裁)店を訪れることができました^^(→2014/02/28参照)