先日ご紹介した「モーツァルトの目玉焼き」に、数十年前のイギリス人が和食をどう捉えていたかが判る面白い?文章がありましたので、引用させて頂きます。
第二次大戦中は、捕虜を収容している日本軍のほうも、ろくなものを食べていなかったけれど、イギリス軍捕虜の側からはゴボウを食べさせられて「木の根を食わされた」とか、沢庵漬を食べさせられて「腐敗した異臭のする大根を食わされた」とか、味噌汁について「腐敗した大豆のスープを飲まされ、捨てたら殴打された」とかいう訴えがあとになって噴出した。なにしろ食べ物の恨みであるから理も非もなく、これで処刑されたB、C級戦犯も少なくない(「モーツァルトの目玉焼き」P.136~137より。下線はdanによる)
ホント、食べ物の恨みは恐ろしい…(^^;;。我々自身、異文化圏の食べ物はなかなか口に合わなかったりします。ただ、”イギリス料理”という言い方をあまり聞かないように、イギリス人はもともと食べ物に対して淡泊なお国柄のようです。
原因の一つに気候・風土があるでしょう。そう考えると、四季折々さまざまな食材が入手できる日本は、とても恵まれているのだとあらためて思います(^^) by dan