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味噌汁は「腐敗した大豆のスープ」!?


先日ご紹介した「モーツァルトの目玉焼き」に、数十年前のイギリス人が和食をどう捉えていたかが判る面白い?文章がありましたので、引用させて頂きます。

第二次大戦中は、捕虜を収容している日本軍のほうも、ろくなものを食べていなかったけれど、イギリス軍捕虜の側からはゴボウを食べさせられて「木の根を食わされた」とか、沢庵漬を食べさせられて「腐敗した異臭のする大根を食わされた」とか、味噌汁について「腐敗した大豆のスープを飲まされ、捨てたら殴打された」とかいう訴えがあとになって噴出した。なにしろ食べ物の恨みであるから理も非もなく、これで処刑されたB、C級戦犯も少なくない(「モーツァルトの目玉焼き」P.136~137より。下線はdanによる)

ホント、食べ物の恨みは恐ろしい…(^^;;。我々自身、異文化圏の食べ物はなかなか口に合わなかったりします。ただ、”イギリス料理”という言い方をあまり聞かないように、イギリス人はもともと食べ物に対して淡泊なお国柄のようです。

原因の一つに気候・風土があるでしょう。そう考えると、四季折々さまざまな食材が入手できる日本は、とても恵まれているのだとあらためて思います(^^) by dan

モーツァルトの目玉焼き


『モーツァルトの目玉焼き ~天才・異才・奇才たちの胃袋~』小田晋著)を読んで知ったのが、黄身がたくさん並ぶ目玉焼きの名称。モーツァルトが好んで食べたという理由で、黄身が6つ並ぶ目玉焼きを「モーツァルトの目玉焼き」と云うそうです(黄身が4つ並ぶ卵料理であれば「モーツァルト風」となります)

能天気とも言える?昂揚感に満ちたあのメロディの数々は、卵を一度に6個平らげる食生活から生まれて来るんだ、と妙に納得。

この本は、精神病理学者の視点から書かれた「食」の話題に関する本です。近年問題になっている「いじめ」についても、出版当時アメリカで注目されていた”いじめ防止”の食事法( 「栄養と犯罪行動」A.G.シャウスに基づく)が紹介されていたりします(続く) by dan

ムチャな話を成功させる秘策(^^)


「無茶(ムチャ)」という言葉があります。無茶は当て字なので、「茶」とは全く関係のない言葉(語源的にはこちらを参照)。しかし、それを言葉遊びで軽やかに、楽しいオマジナイに昇華させたのが、ひすいこたろうさんです。

ある時、彼は、懇意にしている編集者から、2週間で本を一冊書いてくれと頼まれたそうです。なんとかしてあげたい。しかし、2週間は無茶だ…。そこで、彼は、ペットボトルの「お~いお茶」を買ってきてパソコンの横に置き、がむしゃらに書き始めたそうな。机にはお茶がある。だから、これは「無茶」じゃないぜ、というわけです。そして、2週間後、原稿は完成した…。
「朝にキク言葉」ひすいこたろう著 P.182~183より抜粋)

早速、実践してみたくなりますね~(^^)。みなさんも「無茶」せざるを得ない時、お試しを(^_-)☆ by dan

PS ichiも過去に「朝にキク言葉」について投稿しています(→こちら)。この本は、他にもいろいろ面白い(タメになる)ことが書かれており、お薦めです。

三段跳びの話/砂浴に行きました【番外編その2】


その1より続く) ついでに、三段跳びについて調べると、日本記録は世界記録に1m以上水を開けられています。かつて、織田幹雄(1928年)、南部忠平(1932年)、田島直人(1936年)と、オリンピックの同種目を三連覇し、「日本のお家芸」と呼ばれていたことが夢のようです(^^;;

このブログで紹介されている織田幹雄さんの言葉(「千年語録」p.126~127からの転載と思われる)を読むと、自分自身の頭で考え、行動している人間が、現在どれだけいるか?と考えさせられます。昔は、創意工夫と「精進」で、自ら道を切り拓くのが当たり前でしたもんね。

少々脱線しました。話を元に戻して…。広瀬宏さんが書かれていることは「人生でも、三段跳びで言えば、自分がどの位置にいるかを考えて行動せよ」ということです。私なんぞ、「アンタ、助走はとうに終わって、既にジャンプしとるで。記録は知れとるなぁ。せいぜい着地でコケんようにしいや」と言われそうです(^^;; by dan

三段跳びの話/砂浴に行きました【番外編その1】


その4より続く) 鳴門グランドホテルの土産物売り場で購入したのが、「逆境を切り拓く。~人生は三段跳びや!~」(広瀬宏著)です。著者は、鳴門グランドホテル他のオーナー。サイン入りでした。

この本で初めて知ったのが、三段跳びの助走距離。ホップ・ステップ・ジャンプで10数メートル跳ぶために、何mぐらい走ると思いますか?

個 人差はありますが、一流ジャンパーだと40~60mになるそうです。あくまで助走なので、その間、全力疾走するわけで はありませんが、それにしても50m以上走るとは…。この暑さだと、助走で疲れてしまいそうです(^^;;

拡大解釈すれば(人生に当てはめれば)、60歳までは「助走期間」とも言えます。大器晩成型の方、ご安心を(^_-) (その2へ続く) by dan

(上写真、Wikipedia>三段跳 より)

異性との交際は成績50番以内の者に限る/校則の話


先日、ご紹介した「ついついの発言」の中に、面白い?校則が載っていましたので紹介します。元ネタは「女性自身 90年8月21,28合併号」(約20年前の記事)です。

・異性との交際は成績50番以内の者に限る (奈良・高校)
・学内で異性と会話する場合は学校に「会話用紙」を提出し、許可を受け、会話室で行うこと (千葉・高校)

管理する側が大変ですね。先生も、こんな校則いらないと思っていたはず(^^;;

・廊下は壁から10センチ離れて歩き、曲がるときは90度で曲がる (長野・中学)
・トイレットペーパーは、小につき15センチ、大につき30センチまでとする (大阪・中学)
・授業中のクシャミは三回まで許すが、それ以上出る場合は保健室で休む (大阪・高校)

このレベルだと、今でも残っていそうな…(^^;;  by dan

教科書見本本の特別展示会/中之島図書館


先日、大阪の中之島図書館へ行ったところ、平成25年(以降)採用の教科書展示会をやっていました。場所は館内2Fのふれあいルーム(昔、食堂だったところです)。小中高の教科書(全種類?)を自由に閲覧できます。

小学校・中学校の教科書はテーブルに平積みになっています。一方、高校の教科書は種類が多く、平積みでは場所が追っつかない感じ。小学校、中学校の教科書が、それぞれ、51種類、66種類に対して、高校の教科書は1126種類もあるようです(スゴイ)

  

ここ数年、一般の大人向けに「やり直し○○」的な本が多く出ていますが、実際の教科書を購入するという手もあります。特に、副読本は資料的価値が高いので、お薦め(何しろ安い→過去記事参照)。他の学校で使っている教科書を知ることもできるので、お子さんと行っても面白いかもしれません。6/30まで(詳しくはこちら) by dan

教科書購入方法については、全国教科書供給協会のサイトにて御確認下さい。

90年間現役のレジスター/引っ越しました~ 番外編その2


先日、新居のカーテンを探しに、天神橋筋商店街(天五)にあるカーテン専門店の老舗・キタオカさんへ行ってきました。ichiも、店員さん(御夫婦)の話を聞きながら、満足の行く買い物が出来たようです(^^)

で、びっくりしたのは、アンティークな金銭登録機。つまりレジスターです(右写真、クリックで拡大)。約90年前の製品で、大阪で現役で使われている2台のうちの1台になるそうな。「まだまだ使い続けまっせ~」と御主人(^^)

写真中央下部に見える「National」の表記は、松下電器ではなく、アメリカのNCR(National Cash Register)社のものです。思いの外レジスターの歴史は古く、1878年に誕生しています(→日本NCR>レジスター博物館 参照)

余談ですが、NCRの創業者ジョン・パターソンが作成した営業マニュアルをもとにした「パターソンの営業法則」(ジェフリー・ジトマー)は、私の愛読書。パターソンらが売っていた当時の製品を間近で見ることができたのは大きな収穫でした(^^) by dan