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休ヶ岡八幡宮(西ノ京)


休ヶ岡八幡宮(やすがおかはちまんぐう)という神社が薬師寺の南側にあります。車やバスで来られた場合、駐車場から薬師寺へ行く途中にあるものの、素通りされることが多いようです。

あまり知られていない神社ですが、私が最初に此処に来た時、薬師寺にはないパワー(霊力)を感じました。実際、鎮守社として薬師寺をお護りしている神社だそうです(^^)

少々残念なのが、参道が線路で分断されていること。本来の入口は踏切の向こう側にあるのです(実は、参道途中に踏切がある神社は結構存在します^^;;)。右写真は参道の入口から撮ったものですが、奥に社殿が小さく写っているのがおわかりでしょうか(それだけ距離があるということです)

観光で来られた方はまず気付かないので、皆さん、横からショートカットしてお参りした形になってしまいます。この事実を知った私は、以後、参道入口からお参りしています。そのおかげでしょうか、御利益を頂いている気がするのです(^^) by dan

榊莫山が見た「大界外相」


尼ヶ辻から西ノ京へ向かう途中、線路沿いの道を歩いていて、右のような石標を見つけました。写真では少々読みづらいですが「大界外相」(だいかいげしょう)と彫られています。結界石と云い、寺域(清浄な場=ここでは唐招提寺)と外界の境界を知らせるためのものです。

これについて、あるブログに 榊莫山(さかきばくざん) の文章が紹介されていましたので、孫引きさせて頂きます [感謝!>ハマー様]

「唐招提寺の杜の西、近鉄電車の線路をこえて、すこうし小高い丘の上に、「大界外相」と彫った石標が立っていた。…(中略)…石の字は、しっかりとした楷書の文字で、やや整いすぎて魅惑に乏しいな、と思った。が、それが素朴で、かえって野の風景にふさわしい――と、思いなおした。 うますぎてもよくないのよなあ。」 -『大和 千年の路』 (文春新書/ 榊莫山) 145~146頁より -

うーむ、”場”によって「端正さ」が逆に素朴な味わいになるんですね。奧が深いです(^^;;。「書」の見方を一つ教えて頂きました。感謝m(__)m by dan

がんこ一徹長屋@西ノ京


西ノ京駅の近くに、がんこ一徹長屋という伝統工芸の職人さんが集まる長屋があります(一徹&長屋と聞いて「巨人の星」を思い浮かべた人いませんよね^^;;)。先日、初めてそこを訪問しました。手打ちうどん屋さんもあるので、昼食を挟んでじっくり見るのもよいかもしれません。

入口近くにあったのが、「展示室」=墨・篆刻(てんこく)のお店です。筆ペンすら満足に使えない私にとって、普段縁のない商品ばかり。いろいろ勉強になりました。例えば、硯(すずり)。10,000円以上の商品になると、手触りが全く違います。安い商品にあったざらつき感が一切なく、すべすべ。立派な硯箱も付いてきます(^^)

半額セール中の「一文字雅号印」の中に、たまたま自分が欲しい漢字があったので、記念に一本購入(→こんな感じの商品)。意味も無く押印して、ひとり悦に入っています(^o^)。面白かったのが、漢数字の一(いち)。篆刻作家によって異なるようですが、そこで私が見たのは横棒一本ではなく、無限大(∞)に似た刻印でした。 by dan

自然素材の家@西ノ京


奈良・西ノ京を散策中に、たまたま『自然素材の家』の見学会に出会い、見せていただきました。これは、よくあるモデルルームではなく、実際に出来上がった家に、その所有者の方が住む前に、見学させていただくというものです。

設計・デザイン・建築を手がけるのは、Bfie(ブフィエ)さん。木の温もりと、人の暖かさ、作り手の熱い想いと自信を感じました。合板や壁紙を使わないなど、家造りへの想いは(普通は『こだわり』という言葉を使うのでしょうか)、BfieさんのHPに譲るとして、こんな家に住めたら、どんなに素敵なことかなー、と思いました(^^)

この日はdanと一日断食をしていた日で、家を見学していた頃が、丁度空腹のピーク。家の中に入ってスタッフの方々と挨拶をかわすや否や、お腹がグルルー、と鳴り出し、聞こえたんちゃうかなー、とヒヤヒヤもんでした(汗)

写真は「おかゆパン」です。玄米をお粥状に炊いて、レーズン等ドライフルーツを入れて、小麦粉を加えた物をオープンで焼いたおやつです。小腹がすいた時に食べるのに丁度良いので、あれば外出に持って行ったりします。 by ichi

■dan補足
自然素材の家=化学物質を含む建材を使わずに建てた家(最近、再び問題となりつつあるシックハウス症候群とも無縁のはず)。Bfieの社長さんも、三食、玄米を食べておられるとのことです。いい御縁を頂きましたm(__)m

コガタコガネグモ(西ノ京)


クモが苦手な人にはすみません。西ノ京のとある民家の庭先で見つけたクモの写真です(拡大しなければ、大丈夫?)

自宅に帰って調べると、どうもコガタコガネグモのようです。西ノ京だと、畑も残っており、モンシロチョウもたくさん舞っています。そう、今は春なのです!(^^)

民家の間には「原っぱ」もあり、私が子供の頃に遊んだ風景を思い出しました。遠くに行かなくても、家の近くで昆虫採集ができたんですよね。恐がりの私は、カマキリをなかなか捕まえることができませんでしたが…。 by dan

PS 数年前、東京で ドラえもんとはらっぱ という展示会があったそうです。はらっぱ(空き地)に郷愁を覚える人って案外多いですよね(^^)

唐招提寺(西ノ京)


先日、ichi と一緒に奈良の西ノ京に行ってきました。東大寺や元興寺のエリアから離れていますが、薬師寺と唐招提寺というビッグネームが2つ隣接して建っています。あまり観光地化されておらず、静かで落ち着いた雰囲気の街です。

実は、danが唐招提寺に入るのは今回が初めて。まず、正門から見た金堂が教科書の写真そのままということに、妙に感心(^^;;。また、想像していたよりずっと本格的な建物でした。写真では、スケール感までなかなか伝わりませんね。堂内には国宝の仏像がずらり。1200年以上も保存されていることに、あらためて驚きました。

金堂の裏には境内であることを忘れさせる自然が多く残っており、季節毎に違った表情を見せてくれそうです。気に入りました(^^) by dan