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台風11号、接近


最近は台風情報の精度も高くなり、以前「ピンポイント」と称していた対象エリアも、今はその面積が10分の1ぐらいになっていて(つまり、精度がひとケタ上がったということ)、ネットでも右のような情報に簡単にアクセスできます(Google災害情報より。画像クリックで拡大)。スマホで誰もがこのような情報を入手できるなんて、子供の頃を思うと(未来というより)完全にSFの世界です。

さて、こちらは現実世界のお話。左下写真は、昨日の夜、西ノ京駅で撮影した光景(クリックで拡大)。駅に降りた時、あれっ?と思ってよく見たら、台風に備えて駅の看板が外してあったのです。風通しがいいというか、台風が来た時にホームにいると、雨風の直撃攻撃にさらされます(^^;;

昔から思えば、SFのような世界にいるはずなんですが、それがピンとこないのは、こうしたアナクロなものが周りにたくさん残っているから。例えば、トイレはすごく進化しているけれど、雨傘は昔のままとか…。電子看板/デジタルサイネージ が普及しても、左のような駅看は当分無くならないでしょうね(^^) by dan

マチかチョウか/新潟の話 その2


大阪のビジネス街には、町を(ちょう)ではなく(まち)と読ませる地名が結構あります(右画像クリックで拡大)。難読ともいうべき地名もあって、例えば、中央区の道修町(どしょうまち)や石町(こくまち)は、あらかじめ知っていないと読めません(^^;;(→市町村.com>大阪市中央区 参照)。それはさておき、駅名として見聞きする本町や谷町は、(ほんまち)や(たにまち)と読むのが大阪人の常識=当たり前になっています。

なので、先日、新潟で見た地名には驚きました(下左写真クリックで拡大)。右側の青いプレート「本町通り」という地名にご注目。本町を(ほんちょう)と読ませるのです。大阪人にとっては「あり得ない」読ませ方。カルチャーショックでした(^^;;

当初は、新潟は変わっているなぁと思っていましたが、調べると、そうではない。人力検索はてな によると、「本町」を素直に(ほんまち)と読む人は53%、それ以外の読み方をする人が47%もいるのです。それが当たり前、正しいと考えているのは自分(たち)だけかも…ということを常に忘れてはならないですね。勉強になりました。 by dan

PS 東京都渋谷区に本町(ほんまち)、同中野区に本町(ほんちょう)という異なる読みの町があるので、東京の人にとっては(おそらく)学習済の事項と思われます(^^)

鍋茶屋/新潟の話 その1


先日、仕事で新潟へ行った際、宿泊したビジネスホテルから見えたのが右の木造建築(写真クリックで拡大)。danが撮った写真ではスケール感がイマイチ伝わらず、フツーの木造アパートに見えてしまいますが(^^;;、下の写真(Google提供)で、その偉容がお判りかと思います。新潟駐在の方に確認すると、鍋茶屋という「超」高級料亭でした。予算は一人当たりウン万円必要だとか。やっぱり…

新潟の料亭文化を代表する2つの老舗があって、一つが行形亭(いきなりや)、そしてもう一つがこの鍋茶屋(なべぢゃや)だそうです(→こちら参照)

木造三階建の建物(左写真クリックで拡大)は文化庁の「保存文化財」に登録されており、室内には頼山陽や富岡鉄斎の書が飾られています。3階にある200畳の大広間は木造建築としては日本最大とか(→こちら参照)。一度、訪れてみたいですね(^^)  by dan

あぶら屋ヤマケイさん


最近、あすかDiaryの投稿記事がオンリーワン(ichi)になっていることにお気付きの方がいらっしゃるかもしれません。danはどこかで油を売っていたわけではなく、いろいろと忙しい状態が続き、しばらくお休みを頂いておりましたm(__)m。ということで、今日は「油売り」の話を…(いつもながら、ムリのある前フリ^^;;)

ちなみに「油を売る」の語源・由来はこちら参照。江戸時代の商習慣に端を発しているんですね。勉強になります。偶然でしょうが、油が流れ落ちる時に使う「だらだら」という表現とも繋がるところが面白い。

さて、右上写真は大阪市中央区道修町にある山桂産業株式会社さん(クリックで拡大)。よく見ると、「油商」という暖簾?が壁にかかっています。見た目はショボイですが(失礼!!)、老舗の油脂問屋です。オンラインショップは日本最大級の品揃えだとか。

どんな油を売っているのかというと、左のような感じ(ほんの一部分です。写真クリックで拡大)。50音順なので、アマニ油やオリーブ油などが上に並んでいます(自然療法・健康オタクにはおなじみの商品ですね)。例えば、アーモンド油。サイトを見ると、スイート、ビター、ナチュラル、アクアなど様々な種類があります。販売ロットが1kgや1斗だったりと、個人が購入するのはちと難しいかもしれませんが、こんなにたくさんの種類の油が売られているのか!と驚きます(→こちら参照) by dan

木造の最新インテリジェントオフィスビル?


少し前になりますが、日経新聞に木造建築への回帰傾向に関する記事が掲載されました(右画像クリックで拡大)。大きいところでは、出雲ドーム(1992年)や大館樹海ドーム(1997年)が有名ですね。その記事で思い出したのが、大阪市中央区にある、一見木造?というオフィスビル。

以前御紹介した免震ビル(→2011/05/26参照)の北向かいに2013年竣工した、日本圧着端子製造株式会社の新本社がそうです。木製ルーバーが外壁を覆っているため、一見、木造建築に見えます^^。素人目には、会社の本業とは関係ない意匠に思えるのですが、どのような理由でこのデザインが採用されたのか知りたいところ。特に夜の表情がいいですね^^(下写真、各々クリックで拡大。右写真はこちらからお借りしました)。建物そのものについてはこちらのサイトが詳しい。


上の建物は「ナンチャッテ木造ビル」でしたが(失礼!)、ホンモノの木造建築であるタメディア本社ビルは写真を見ていて、”タメ”息が出るほど美しい(→こちら)。木造の近代建築はユニークなものが多いので、興味を持たれた方は、Yahoo!知恵袋>日本の大規模木造建築で素晴らしい建築があったら教えてください! で紹介されている情報等を手がかりに、いろいろ調べてみて下さい(^_-) by dan

紫陽花/三好達治「乳母車」の歌碑


6月上旬にもかかわらず、35度という猛暑が続いたと思ったら、「一応、梅雨ということを忘れないでね~」とばかり、この数日間、雨が降っています。中之島公園の紫陽花も連日の猛暑でバテバテでしたが、少しは息をつけたかもしれません^^(右写真クリックで拡大)

大和郡山の矢田寺があじさいの寺として有名ですね。Wikipedia>アジサイ によれば、原産地はアジア(日本?)。漢字表記の「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花(ライラック)に付けた名が平安時代に誤用されて、アジサイ=紫陽花として広まったとか。いろいろと勉強になります(こちらも詳しい→ヤサシイエンゲイ>アジサイ)。ちなみに、アジサイのことを中国語では「八仙花」というそうです。

さて、右上の紫陽花の近くに三好達治の歌碑が建っています。紫陽花にちなんだ歌ということもあるのですが、そもそも三好達治は大阪出身だったのです。恥ずかしながら、全然知りませんでした(^^;;。その歌碑「乳母車」が左写真(クリックで拡大)。「おっ、こんなところに…」という発見の楽しみの為に、石碑のある場所はあえて書きません。中之島公園内のどこかにありますので(御存知ない方は)散歩がてらお探し下さい(^_-) by dan

道場六三郎の「鮮心」@一汁一菜


六月三日にちなみ、(ムリムリですが)道場六三郎さんの話をお届けします(^^)

ちなみに六三郎という名前は(6月3日生まれではなく、63歳の時の子供でもなく、はたまた父親・六郎の三男というわけでもなく)「六番目の子供で三男」とい うことから名付けられたとか。昔は子供が多かったので、いろいろな命名法があったようです。

先日、所用で和泉市に行った際、連れて行ってもらったのが「一汁一菜」というお店。蔦で覆われた外観がすごい(右写真クリックで拡大)。手入れを怠ったらこうなった…のではなく、意図してこうしているのだと思います(たぶん^^;;)。店内には、ガンダムのオモチャが並んでいたりする、いわゆる大衆食堂/定食屋さん。ところが、ふと気付いたのが左下の額縁。料理の鉄人(和の鉄人)だった道場六三郎さんの書「鮮心」です(写真クリックで拡大)

おかみさんに聞くと、ホンモノは大切に保管してあって、店内に飾ってあるのは、実はコピーなんだそうです。食材に新鮮さを求めるのと同様に、料理人も常に新鮮な気持ちで料理に臨まなければならない、とでもいう意味でしょうか?それにしても、達筆ですね。書でも達人の域に達しているように思われます。以前も、たまたま入った店で浦山桐郎監督の額縁を発見したことがありました。どこに何があるかわかりませんね^^(→2013/02/06 参照) by dan

北浜の二つの SHISEIDO


大阪のビジネス街、土佐堀通りと三休橋筋の交差する北浜2丁目の交差点に建っているのが、資生堂大阪ビル(右写真クリックで拡大)。道路の反対側/北側が駐車場で視界を遮るものが無いため、この建物は中之島公園からもよく見えます。ある意味、資生堂の看板にもなっていますね。系列の販売会社等が入っているようですが、ビルから出てくる女性は、皆さん、すらりとした美人が多いと思うのは気のせいでしょうか?(笑)

あらためて、資生堂について調べてみました。1872年に日本初の洋風調剤薬局として銀座に「資生堂薬局」を開業したのが始まり。流行の先端を行くイメージがありますが、実は140年の歴史を持つ伝統企業です。現在、化粧品業界で国内最大手(世界第5位)。創業以来の商号「資生堂」の”資生”は『易経』の「至哉坤元 萬物資生」という一節から来ているとか(→こちら参照)。勉強になります。

さて、先日、土佐堀通りを歩いていて気付いたのが、某ビル前にあった左のテナント案内板。「姿勢道」という単語は初めて目にします。柔道のように、姿勢道・初段(黒帯)とかあったりするんでしょうか(笑)。よく見ると、ACTIVE AGING STUDIO という文字が見えます(写真クリック拡大)。facebook 他によると、ピラティスと体幹トレーニングのスタジオでした。今春オープンしたばかりで、5月末までオープニングキャンペーン中とか。

二つの SHISEIDO で、内側からも外側からも体がキレイになりますね(^_-) by dan