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小豆と里芋のいとこ煮/Simmered red beans and taro


映画「土を喰らう十二ヵ月」を観ました。土の恵みを、時に豪快に、そして繊細に料理していただくーーーとても面白く感じながら観ました。四季折々の賜り物、自然の美しさと厳しさ、その中での暮らし・料理……興味深いものでした。

映画の中でいろいろと料理が作られ、食べるシーンがありました。里芋を、水の入った木桶の中で、上が二股に分かれ、下は枝分かれしたような棒を(ちょっと上手く表現できません、すみません。)くるくると回し、洗いながら皮を取るシーンがありました。里芋は皮を剥いたらあかん、美味しさも滋養もなくなってしまう、みたいなことを言いながら、その作業をしていました。私は、里芋は皮を剥くのではなく、こそげるように取っていきます。里芋のぬめりが、美味しさであり滋養分だから、それを残すように、皮は剥かずに こそげるのだと教えてもらったからです。映画のこのシーン、非常に共感した所でした。

さて、お料理の紹介です。里芋繋がり?で、「小豆と里芋のいとこ煮」です。小豆は便秘に効く、そして利尿や解毒作用があり薬効が高いものです。小豆ご飯やいとこ煮など、料理という形で、 努めていただきたいものです。里芋の皮をこそげるのが、初めはヘタッピだったなー、上手くできない上、遅くて、よく みのりさんがイライラしてたなー、なんて懐かしく思い出しながら…。そう言えば、大阪のお店で来てもらってたバイトさんたちも、最初はなかなか上手にできなかったけど、段々上達していったのでした。やっぱり 何でも回数を重ね、慣れることが大切ですね。 by ichi

おから/Soy pulp


映画「えんとつ町のプペル」を観ました。原作者の西野亮廣さんには、以前から注目していましたが、映画については、Fbで数人の友だちが、「良かった!」という投稿をしていたこともあり、観に行こうと思ったのでした。期待を裏切らず、最後は感動して泣けるものでした。今の世界とオーバーラップして観ていました。あまりいろいろ書くと、ネタバレになりますので、ここまでにして…。

アニメといえば、やはりジブリ映画になりますが、ジブリ映画の絵に慣れているからか、このアニメの絵は、新鮮に感じました。ルビッチ少年の声を担当した芦田愛菜ちゃんも上手だったし、志の輔さんも、声優として出演。それがきっかけで、最近 また 志の輔さんの落語を聴いている次第です(*^^*)

ちなみに、映画の公式サイトで絵本原作が無料公開中です(→こちら)。原作と映画はストーリーが少し違うため、絵本を読んでから映画を観ても多分、大丈夫(^^;;

さて、お料理の紹介です。ふと おから食べたいなー、思っていたら、おからがやって来ました(笑) 滋賀のお客様が、持ってきてくださったのでした。嬉しいな~!ということで、モチロンすぐにおからを炊きました。おからは、先ず乾煎りして大豆臭さを飛ばします。これに、結構 時間がかかります。たくさんいただいたので、3回に分けて煎りました。佐賀での修業時代、時々 みのりさんが、お豆腐屋さんから大量におからをもらって来て、「ここのおから、美味しいんよねー」なーんて喜んでおられましたが、誰が煎るねん…!と(全て私の仕事でした) 内心ちょっと暗くなってました。今では、笑える思い出の一つ。

さてさて、今回も美味しいおからができましたよ~(^.^) 人参・干し椎茸・こんにゃく・うすあげ・ネギなどを入れて、しっとりと仕上げました。具だくさん、食物繊維、たっぷりです(^_-)☆ by ichi

芋のツルのきんぴら


今、話題の映画「カメラを止めるな!」  もう観られましたか? 前から観たいな~と思っていて、やっと観にいくことができました。イヤー、面白かったです~(^^)   初めは、なんじゃこれー、って感じで観てたのですが、からくりが分かってくると、面白い!随所に笑いあり、無名の役者さんたちも、エエ味出してました。上映してる映画館が少なく、橿原まで車を飛ばして観に行きましたが、行った甲斐がありました。まだの方は、是非どうぞ(^o^)

さて、今日のお料理です。「芋のツル」が手に入りました。これも、いつでもあるわけではありません。大して美味しいものでもないのですが(芋のツルさん、ごめんなさい!)、せっかくなので、買って帰りました。干し椎茸と共に、きんぴらにしました。すごい繊維質です。よく噛んでると、さつま芋のような甘味を、ほんのりと感じます。そうして噛んでると、ずーっと前に、父がどこで見つけてきたのか、懐かしいと言って、芋のツルを買ってきたことを思い出しました。  by  ichi

映画「君の名は。」


先日、所用で神戸に行き、帰りに三宮に寄ったところ、その日は、奇しくも 12月1日の「映画の日」(入場料が1,000円になるサービスデー)。これは神のお告げでしょう(笑)。ということで、遅ればせながら、話題の映画「君の名は。」を観ることにしました。現時点で興行収入200億円(邦画歴代2位)の大ヒット。ポケモンGO と並ぶ社会現象となっているにもかかわらず、dan は未見だったのです。

リアルタイムで観たか否かはさておき、昨年まで、「君の名は」といえば、1950年代に一世を風靡したラジオドラマ&映画のタイトルだったはず。ところが、今や「君の名は。」(正確には、タイトル末尾に”。”が付く)は、2016年に大ヒットした、新海誠監督のアニメーション映画ということになってしまいました(^^;;

実は、”予習”も兼ねて、新海誠監督の「秒速5センチメートル」(2007)や「言の葉の庭」(2013)を鑑賞済。映像表現の素晴らしさに感嘆しつつも、この2作品には脚本/ストーリーに不満があったのですが、「君の名は。」にその不満はありません。単なる「男女入れ替わりもの」と思ったら、SF、宇宙、すれ違い…様々な要素も盛り込み、今回うまく着地させたな、という印象です。

基本は「ボーイ・ミーツ・ガール」ものなので、深い感動は期待しない方がいいかもしれません。しかし、日常生活の何気ないシーンの表現力(実写で見ているかのように違和感がない動き)は凄いです。「末期の眼」で眺めたように、ひとつひとつのシーンが愛おしく思えてきます。今年最大の話題作として、押さえておきたい一本です(^_-) by dan

人生で一番数多く観た映画/「ファイヤー!!」な話


ネット通販は百花繚乱というべき状態で、どのサービスも他社と差別化するために、あの手この手…。ちなみに、dan は amazon 派です。amazon の Prime 会員になると特定の映画(プライム・ビデオ)が見放題になります。最近のラインナップはかなり充実していて、他の有料サービスは不要かも?と思わせるほど。

さて、先日、プライム・ビデオのタイトルを眺めていて、目に留まったのが「ストリート・オブ・ファイヤー/STREETS OF FIRE」(1984)です。この作品は映画館で観てそのカッコよさにしびれ、レーザーディスクを購入し(後日ワイド版も購入)、CD、DVDも揃え、今回、プライム・ ビデオも観て…。いったい、何回観た/聴いたことやら(笑)。私の人生で最多視聴回数を誇る映画であることは確かです。30年以上前の作品にもかかわらず、今観てもまったく古臭さを感じないのは、私の「格好良さの基準(原点)」がこの映画にあるからでしょう(^^)

プライム・ビデオには、「ストリート・オブ・ファイヤー」と同じ80年代前半の「炎のランナー/CHARIOTS of FIRE」(1982)も入っています。「炎のランナー」は音楽も素晴らしく、映画的感興を呼び起こす傑作であることは間違いないのですが、100回も観ようとは思いません。B級テイストの「ストリート・オブ・ファイヤー」に中毒性があるところが面白いですね^^(約90分という長さもヘビーローテーション向き)。余談ですが、上の2作品のタイトルに共通するワードが”FIRE”。私が常用するPCブラウザは “Firefox” で、Amazon 専用タブレットは “Fire“。見事な FIRE つながりです。ついでに書くと、「ファイヤー!!」と叫んでいたのは福澤朗さんでした(^_-) by dan

揚げじゃが芋・抹茶塩


先の週末は、関東・東北でまた大きな災害が起こりました。本当に心が痛みます。被災された方々に、早く普通の日常が戻りますように…

つい最近封切りになった映画、「天空の蜂」を観ました!映画を観ていると、大概“空白の時間”ができるのですが(笑)、この映画は全く寝ませんでした。初めから緊迫した場面の連続、ずーっとハラハラドキドキでした。江口洋介もモックンも、良い俳優さんになりましたね。原発って…、日本人って…と、考えさせられました。20年以上前に、この映画の原作を書いた東野圭吾という人は、本当に凄いな!と思います。

さて、本題。お料理の紹介です。左写真は素揚げしたじゃが芋に抹茶塩、実にシンプルで す(クリックで拡大)。カリっと揚がったじゃが芋は、中はホクホク、塩味と抹茶の苦味がちょっと大人の味…?抹茶塩は、勿論手作りです!(って言っても、簡単に作れます^o^) by ichi

かぶらと柿のなます/高倉健さんの「新幹線大爆破」


高倉健さんが、亡くなりました。また「昭和」が一つ消えた…という感じで寂しいです。健さん主演の「新幹線大爆破」(1975)という映画があります(右画像クリックで拡大)。東京発の新幹線に爆弾が仕掛けられ、時速80キロ以下になると爆発することになっています。なので、その新幹線は時速81キロ以上で走り続けなければならない、そして博多に着くまでが事件解決のタイムリミット…。

爆弾を仕掛けた主犯格の男を健さんが演じています。ハラハラドキドキのスリリングな映画です。私がまだ高校生か大学生だった頃、テレビで放映されているのを観て印象に残っていましたが、それ以来、鑑賞の機会が無いままになっていました。

ところが、 最近、ビデオオンデマンドで配信されていることが分かり、再鑑賞の念願が叶いました(^^)。やっぱりハラハラドキドキ、とても面白い映画です。宇津井健・竜雷太・千葉真一・山本圭など、往年の名優さんたちも出演しています。みんな若いですね~(上画像は Hulu の高倉健・追悼特集。クリックで拡大)

さて、枕の話が随分長くなりました。今日のお料理は、「かぶらと柿のなます」です。奈良は柿の産地、9月頃からあちこちで売っています。干し柿も一般の家庭でも作っておられ、軒下に吊るしてあるのを時々見かけます。かぶらと柿で作った「なます」、お酢の酸味、柿の甘味、絶妙なバランスです。そして、真っ白なかぶらと、柿の「柿色」(正に柿の皮の色は、オレンジ色ではなく、“柿色”ですね) が、お互いを引き立て合っています^_-(左写真クリックで拡大)  by  ichi

錦織選手の活躍に思う / オール・ユー・ニード・イズ・ウィル


今年の夏公開の映画に、トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル/ALL YOU NEED IS KILL」という作品がありました。日本人の桜坂洋の小説が原作ということで話題になったのをご記憶の方も多いのでは。

タイトルだけ見ると、敵を「殺し」まくる印象ですが、そうではなく、逆に、トム・クルーズが「殺され」まくって人生を何度もリセット=タイムループし、経験値を積んでいくという、ユニークなストーリーでした(→kill されて skill up^^;;)。映画は原作と異なり、恋の成就を予感させるハッピーエンド。やっぱり “ALL YOU NEED IS LOVE” でしょ!という、このラストシーンは個人的に気に入っています(笑)

さて、先日終わった全米オープンテニス。優勝こそ逃しましたが、錦織圭選手の活躍は素晴らしかったです。「勝てるというのが少し見えたのがよくなかった。勝たなきゃいけないというプレッシャーがあった」と決勝戦後のインタビューで彼が答えていたように、勝ちを意識しすぎなければ、結果は違っていたかもしれません。インナーゲーム/The Inner Game of Tennis 」という有名なメンタル理論書(強化書)もあるように、テニスはメンタルコントロールの影響を大きく受ける、ある意味、繊細な競技なのでしょう。

以前読んだ本の中に「想い/意思は技術を超える」( will > skill )、という一節がありました。身長が2m近くあるチリッチ(や他の選手)は、身体能力に加えて優れた技術を持ち、彼らを破るのは並大抵ではないと思います(左写真をみると、大人と子供ぐらいの差^^;;)。でも、またチャンスがあるはず。今後の活躍が本当に楽しみです。そして、この1週間、元気と勇気をもらえたことに感謝! by dan

意志あるところに道は開ける / ALL YOU NEED IS WILL.