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季節の和え物/Seasoned autumn vegetables


奈良に移ってから、9年半になろうとしています。来年で、10年か……。こちらに来てから、ほぼ毎年、ご近所の方から柿(渋柿)をいただき、吊し柿を作っていました。ところが…11月の半ばになって、あれっ、今年はどこからも、柿が来ていないぞ、と思っていたところ、「柿をもらって」と、ご近所さんから声をかけていただきました。皮をむいて、紐にくくりつけて、と1個1個の手作業は、面倒ではありますが、やはり年中行事?としてやっておきたい(笑) 今年も、20数個の干し柿を作りました。渋が抜けて甘くなったら、料理におやつに、パン作りに、使おうと思っています。

さて、今日のお料理です。季節の野菜を使った和え物です。ハクサイ・ブロッコリー・かぶら・ハヤト瓜・柿で、作りました。柿は、普通の甘い柿(生)です。ハヤト瓜は、お客様に出したところ、ご存じの方、ご存じでない方が、ほぼ半々でした。形は ラ・フランスに似ていて、皮の色は白と黄緑色があります。適当に切って、少し塩をして生でいただくと、シャキッとした食感が美味しいです。サラダに和え物に、お漬け物にと、いろいろと使える、今が旬の野菜です(^_-)(左写真クリックで拡大) by ichi

きのこ汁/Mushrooms soup


珍しく?「読書の秋」をしています。いつも読むペースが遅く、先に読んだところの内容を忘れてしまって(笑)、途中で止めてしまうこともしばしば。そんな私ですが、9月・10月は、数冊読んだのでした。やはり、読書は知らないことをいろいろと教えてくれるし、別次元の世界に連れて行ってくれることもあります。

最近読んだ本で一番面白かったのは、「新・日本列島から日本人が消える日(ミナミAアシュタール著)」という本です。本当かどうかは「?」ですが、もし本当だとしたら、歴史観がガラッと変わります。あと、縄文時代は以前から興味がありましたが、ますます縄文人やその文化について知りたくなりました。冬至に向かって、これからまだまだ夜が長くなりますが、もしピンと来たら、秋の夜長にこの本を読んでみられるのも良いでしょう(^^)

さて、今日のお料理です。秋はキノコたちが美味しい季節。それぞれの持つ 旨味と食感が大好きです。複数のキノコだと相乗効果があるのか、かなり良い味を出してくれます。なので、お出汁がなくても良いくらいです(^^)。その時どきで、3~5種類のキノコで作りますが、シメジと舞茸は 必ず入れます。「香り舞茸、味 シメジ」という言葉がありますが、やっぱりこの2つは絶対に外せないなー、と思っています。そろそろ寒くなって来たので、お客様には先ずは胃腸を温めていただくようにと、一品目にお出ししています。温かいお汁がスルリとお腹に収まることで、体と心を緩めていただけるのではないかと思います(左写真クリックで拡大)(^_-) by ichi

冬瓜・里芋・ごぼう/Winter melon Taro Burdock


明日香村の黄金色の棚田が見たくなり、行って来ました。高松塚古墳周辺から稲渕へと車を走らせると、見事な棚田が続きます。以前はチャリンコで散策したのに……もうそんな気力も体力も、ありません(笑) 稲渕地区では、毎年恒例の 案山子の展示がありました。今年のジャンボ案山子は、大リーグで大活躍の大谷翔平選手です(右写真)。鬼滅の刃の案山子もあり、まだブームは続いているようですね。案山子を見ながら、世相を感じて歩くのも楽しいし、ひっそりと健気に咲く野の花たちを見ながらの散歩は、心が温まるひとときでした。

日中は、まだまだ暑いですね。それでも、夕暮れが早くなり、涼しい風を感じると、秋の深まりを感じます。そろそろ、煮物が恋しくなって来ました。冬瓜に里芋、そして牛蒡の煮物を作りました。牛蒡が食べたくなると、私の体が秋へとシフトしたサインです。どの料理も、塩と醤油のみの味付けですが、素材の個性や食感の違いで、それぞれの美味しさを感じることができます。秋から冬へと、寒さに備える体は、今から作っていかなければなりません。特に冷え性の方は、生野菜は厳禁です。季節の野菜、根菜類などをしっかりいただいて、風邪など引かずに、元気で過ごしたいものですね(^_-)  by ichi

栗ごはん/Chestnut rice


毎年、9月の半ばを過ぎた頃に、岐阜のお客様が、栗やさつま芋・柿など、秋の味覚を箱にぎっしり詰めて、送ってくださいます。ありがたいことに、今年も届きました~!よく こんなに上手にきっちりと詰めれるもんだ、といつも感心します。栗は2種類入っていて、一つは「利平栗」という 最高級の栗だということです。なるほど、コロンとした、丸々した栗で、本当に美味しそう……色は濃い茶色です。いかにも濃厚な甘味の栗っぽくて、ワクワクと期待が高まります。

先ずは「栗ごはん」を炊いてみました。期待に違わず、というか、期待以上に美味しい栗でした。身は水分が少なく、カチッとしています。塩加減も丁度良く、おかず無しでも、何杯でも食べられそうです。栗の皮を剥くのは結構 手間ですが、それも吹っ飛ぶくらいの美味しさでした。栗たちと一緒に箱の中に入っていたメッセージには、「利平栗は、料理に使って下さい」とありました。お客様には、料理の一つとして、出したいと思っています。さて、何を作ろう…目下 楽しく考え中です(^-^) by ichi

蒸し焼き南瓜/Steamed and pan-fried pumpkin


久しぶりに尼ヶ辻まで 歩いて往復しました(歴史の道:尼ヶ辻~唐招提寺)。暑さが和らいで来ても、雨が降ったりして、なかなか散歩ができませんでした。道沿いの田んぼの稲穂は、頭を垂れ、黄金色になりつつあります。曼珠沙華・コスモス・萩などが咲き、心地よい風を感じながら歩くと、初秋の風情がいっぱいでした。やっぱりこの散歩道、好きだなー。次は、秋篠川沿いを歩いてみよう、と 運動不足を解消しようと、気持ちは弾むのでした(^^)

さて、今日のお料理の紹介です。明日香村の道の駅で見つけた南瓜、名前はなんと「栗将軍」! ホクホクの栗ナンキンに違いない!と期待は高まります。半分に切ってあると、中が見えるので、美味しいかどうかは、ある程度 察しはつくのですが、丸っぽだと判断しにくい。外側の皮の色と、持った時の重量感で「これなら大丈夫」と、買うことに決めました。数日後、いざ 料理……切ってみると、オレンジに近い黄色です。ぷくっとした種が ぎっしり。これは当たりだ!大きな南瓜でしたので、天ぷら、塩蒸し煮、小豆南瓜昆布など、いろいろと作りました。南瓜自身の甘味が、良い加減のお塩で、十分引き立ちます。満足まんぞく(^o^)

1センチ弱に切って蒸し焼きにしていただくのは、私のお気に入りの食べ方。南瓜の上も下も、つまり陰も陽の部分もいただけます。南瓜のベータカロテンは、油との相性が良いので、うっすらとゴマ油を引いて蒸し焼きにして、召し上がっていただいています(^_-)☆ by ichi

大豆のコロッケ/Soybeans croquette


朝夕、涼しくなりました。見上げると、すっかり秋の空。綿毛布をかぶって寝ていると、明け方 寒くて目が覚めました。それで数日前から、掛け布団を出しています(^^;;  ハガキ仲間の方から、コスモスが咲き出したという、秋の訪れを知らせる お便りをいただきました。もうお彼岸ですもんね。秋と言えば、食欲の秋。とても楽しみな季節ですね。「○○の秋」で直ぐに思いつくのは、スポーツ・読書・行楽の秋。あれもこれも、実践して楽しみたいなー、と思っていますp(^^)

さて、今日のお料理の紹介です。あす香では、ランチも夜のお食事でも、ほぼいつも「コロッケ」が出ます。やはり、お客様に人気があること、リピーターの方々からは、食べたい!というご期待・ご要望があることで、お出ししています。カリッとした衣をまとった あす香のコロッケは、中身を問わず好評です。ある友人が「カリコロ」と名づけてくれました。

今回の大豆のコロッケは、煮大豆を潰し、それに みじん切りにした玉ねぎ・人参などを炒めて混ぜています。衣をつけて完成させるまで、やや手間がかかりますが、揚げたてのカリカリコロッケを召し上がる、お客様の幸せそうなお顔を見るのが楽しみで、せっせと作っています。 by ichi

きゅうりの梅味噌和え/Cucumber dressed with pickled plum and miso


早くも9月……暑さが戻った8月下旬でしたが、また幾分涼しくなりました。これから、段々と秋の気配を感じるようになって来るのでしょうか。もう 新さつま芋が出始めていますし、つい先週末に行った明日香村の道の駅では、地元の栗が売られていました。野菜たちは、少しずつ秋へとシフトチェンジしています。さて、今年も、梅干しを作りました。3キロ×3で、合計9キロです。8月の初旬には全て天日干しをして、完成(^^)

食べられるようになるのは、もう少し先ですが、昨年浸けたものが、まだまだありますので、たまに料理に使っています(→2020/08/162019/07/06 参照)梅肉を包丁でたたいてからすり潰し、白味噌と混ぜて 和え衣を作ります。白味噌が梅干しの塩辛さを、マイルドにしてくれます。きゅうりを乱切りにして、さっぱりした和え物に。ご飯が進む一品です(^_-) by ichi

ナスの蒸し焼き トマトソース/Cooked eggplant with tomato sauce


今年も、また豪雨による災害が起こってしまいました。私が 日頃から大変お世話になっている方々が、佐賀・武雄市におられ、仕事場が浸水の被害に遭われました。何度かお邪魔したことがあるので、そこが水に浸かっている状況は、驚きでした(→サガテレビ News 2021/08/16)大変な時なのに、Fbで大丈夫ですと報告をくださり、そのお写真は、笑顔とユーモアたっぷり。どんな時でも、前向きで笑顔でいることが大切であるという、まさにお手本でした。豪雨・長雨の被害が、これ以上出ませんようにと、祈るばかりです。

さて、今日のお料理の紹介です。完熟トマトを見ると、作りたくなるのがトマトソース。湯剥きしたトマト・玉ねぎ・生姜・ニンニクなどを、ゆっくりじっくり煮込みます。野菜の原型が無くなるくらい、長時間煮込むと、旨味たっぷりの、まろやかなトマトソースができ上がります。

蒸し焼きにしたナスに添えて出していますが、手間と時間のかけ方からすると、トマトソースの方が、メインと言っても過言ではないでしょう。他の野菜と組み合わたり、パスタのソースにも勿論できますが、ナスと一緒にお出しすることが、一番多いです。このトマトソースですが、完熟トマトを使うことが、とても大切。真っ赤に熟したトマトでないと、余り美味しくできません。絶対に妥協できないポイントであるがゆえに、完熟トマト→トマトソース作ろう!という思考になるのかもしれませんね(^.^)(左写真クリックで拡大) by ichi