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この夏、初めてのゴーヤ


今、奈良国立博物館で、「白鳳展」が開催されています。(会期9月23日まで)。7世紀後半から白鳳期にかけて、仏教文化が花開いた時代の仏像や出土品が多数展示されています。午後5時以降はサマーレイトで入場料が安くなります(但し毎週金曜日と8月5日~15日まで)。このサマーレイトで入場しようと、博物館近くのカフェで先にお茶をしました。5時過ぎになり、そろそろカフェを出て入館しようと思っていたら、ゴロゴロとカミナリが鳴り始め、あっという間にゲリラ豪雨!カフェから出られなくなりました(^^;;。30分近く足止めを余儀なくされた後、博物館へ。閉館まで1時間余りしかなく、駆け足見学となってしまいました。1200~1300年前に作られたものが現存するありがたさ、仏像の静かな温かいお顔立ち、展示品の多さなど、見応えがありました。

見学を終えて外に出ると、美しい夕焼けが…。あのゲリラ豪雨が嘘のようでした。ちょうど「なら燈花会」も始まっていて(8月14日まで)、浴衣姿の女性が多数いました。そしてスタッフの方がロウソクに次々と灯をともしているところでした(ちなみにこの日入ったカフェは河島英五ファミリーが営業するTEN.TEN.CAFE

さて、今日のお料理です。今年初めてゴーヤを料理しました。えっ、今ごろ初めて?と思われるかもしれませんね~。はい、なぜか出遅れました(笑)。ゴーヤと厚あげ、そしてモヤシのチャンプルです(写真クリックで拡大)。あの苦味は、暑い夏にはやっぱり美味しい!ゴーヤを食べると、夏を食べてる~、って思います。ゴーヤは普通、なかわたと種を取って料理しますが、あるレシピに、なかわたと種を取らずにそのまま輪切りにしてソテーにして食べる、というものがありました。試しにやってみると、大丈夫でした。なかわたは苦くて食べられないと思い込んでいました。また種もコリコリとした食感で美味しくいただけます。5~6ミリ位の輪切りにして、塩をして焼くだけです。皆さんも一度やってみて下さい(^^)  by  ichi

猫とペットボトル


先日、近所を散歩していて見つけたのが、右のペットボトル群(写真クリックで拡大)。猫対策あるいは犬対策として並べられているようです。しかし、これは少々やり過ぎ…。駐車場からクルマの出し入れをする毎に並べ直しているのでしょうか?(多分、駐車場としては使われていないのでしょう)。さて、私も調べて初めて判ったのですが、実は、このペットボトル、猫よけには全然(ほとんど)効果が無いそうです。

効果が無いものが何故こんなに広まったのか?という経緯も含め、こちらのサイト(NAVER まとめ>それ本当に効果あるの?猫除けペットボトルの本当のところ)が勉強になります。

太陽光線の反射でペットボトルがキラキラ光るのを猫が嫌うという触れ込みだったのですが、そもそも、猫は夜にも活動するわけで、夜は役に立ちません。せめて、昼だけでも効果があればいいのですが、猫もすぐ慣れて、左のようにへっちゃら顔でスルーしちゃうみたいです(写真は ASCII.jp × デジタル>大量の猫よけペットボトル vs 地域猫 よりお借りしました。クリックで拡大)。でも、左の写真をみて思いましたが、猫には効果はなくても、人間の無断駐輪には効果があるかもしれません(^^) by dan

摘み菜ウォーキング その2


その1より続く) オオバコ・タンポポ・桑・ギシギシ…おなじみのものもあれば、名前は知っていても、見たことがない(見ても分からない)もの、初めて聞くもの…次々と出会います。途中で別のハイキンググループとすれ違い、「こんにちは」と挨拶を交わします。この日のコースは、「山野辺の道」の一部なので、私たちも一見ハイキンググループなのですが、なぜか下ばかり見て歩いている、不思議な人たちだったことでしょう(笑)

天理市トレイルセンター(左写真)で少し早めの昼食。各自お弁当を広げて食べ始めると、先生が持って来てくださった自作の「くちなしときゅうりの酢の物」「びわ味噌」「桑の実ジャム」を分けてくださいます。これがどれも美味しい!あのくちなしの花が(どなたか歌い出してませんか?笑)酢の物になるなんて!早速やってみよ~(^^)

昼食後、再び歩き出しました。空はだんだん泣きそうな気配、時々立ち止まって、先生の説明を聞きながら、進んで行きます。やがて雨が降り出し、ザーザーとかなり激しくなって来ました。そうなるともう摘み菜どころではなく、纏向(まきむく)駅まで、ただひたすら歩きました。最後の1時間ほどは雨に降られましたが、とても楽しい摘み菜体験でした。こんな草が…と思うものが、実は食べられることに驚き!とても勉強になり、本当に満足しました。毎月1回の講座というのも参加しやすいペースなので、これからも是非続けていきたいと思います。

下写真、左から順に「くちなしときゅうりの酢の物」、「桑の実ジャム」、「イノコズチの吸い物」です(各々クリックで拡大)。左の二つは先生が持参されたもの、右の吸い物は私の自作です(^^)  by  ichi

摘み菜ウォーキング その1


蒸し暑い日が続いています。梅雨の蒸し暑さと台風の影響もあってか、かなりムシムシと暑くなって来ました。そんな中、「摘み菜ウォーキング」に参加しました。「摘み菜」というより、「野草摘み」という方が分かりやすいかもしれませんね。10年以上前に、摘み菜の講座に2度ばかり参加してから、ずっとしたいな~と思いつつ、それっきりになっていました。奈良で摘み菜の講座があることを知り、早速申し込んだのでした。

JR柳本駅に集合し、黒塚古墳~崇神(すじん)天皇陵・景行(けいこう)天皇陵を経て纏向(まきむく)駅まで、というコース(右地図クリックで拡大)。先ずは黒塚古墳に向かって歩き出しました。ほどなく民家の庭にムクゲの花が咲いているのを見て、「ムクゲの花も食べられますよ~、料理の飾りにしても、キレイです。」と先生。いきなり始まっています(笑)  道のあちこちに食べられるものがあり、例えばツユクサや猫じゃらしでさえ、食べられるそうです。道々目につくものは、一つひとつ名前や料理法を聞きながら、ゆっくり歩を進めて行きました。「摘み菜は100メートル1時間」という先生の言葉に納得(^^;;

摘み菜のエチケットなども教わりながら、そして時々立ち止まりながらも、さらに進んで行きます。野の草花を摘んで持ち帰ることを、先生が「連れて帰る」と表現され、うわっ、良いな~、と感動…。摘まれる草花への感謝と愛情を感じました(左写真は今回摘んできた草花たち。クリックで拡大)。右の籠に入っているのはイノコズチ。実は近所に一杯自生している野草でした(^^;;  (その2に続く) by ichi

春日大社の「鹿絵馬」


先日、毎年恒例のクルマのご祈祷に 春日大社 まで行って来ました(→ 2013/03/10 参照)。駐車場の入口でクルマのご祈祷に来た旨を伝えると、駐車料金が無料。さらにご祈祷後の拝観料も(同伴者を含めて)無料になるのはありがたいです。今年は、よりお得感がありました。というのは、国宝御本殿特別公開(6月30日で終了)の時期と重なったため、通常は 500円の拝観料が特別価格の 1,000円だったからです(^^)

春日大社には年に一度ぐらいしか行けていないこともあって、その都度、新しい発見があります。去年は「藤まもり」でした(→ 2014/05/22 参照)。今年の発見は「鹿絵馬(しかえま)」です。調べると、2014年9月頒布開始となっているので、昨春に見落としたわけではありません(^^;;。絵馬は雄雌の二種類あるそうです(→こちら

「鹿」なのに絵「馬」はおかしい!とか、鹿×馬でバカ/馬鹿になるよね?と不謹慎な考えが頭に浮かぶ方、ここはグッと我慢してつっこまないように(苦笑)

鹿絵馬の表面に「顔」を描き、裏面に願い事を書くのが、暗黙のルールのようです(左写真クリックで拡大)。厳かな雰囲気の世界遺産史蹟の中にあって、ここだけ”お茶目ワールド”になっています(^o^)。外国から来られた観光客も、面白がって写真を撮ったり、あるいは実際に自分で顔を描いたりしていました。 by dan

淡竹(はちく)/薬師寺


薬師寺にお詣りに行きました。新年早々にお詣りしたので、今年2度目です。5月・6月は、修学旅行生が沢山奈良を訪れますが、この日の薬師寺にも、修学旅行生が来ていました。講堂に入ると、お坊さんのお話が始まったばかりでした。修学旅行生たちの後ろに座って、お坊さんの講話に耳を傾けました。お話しされていたのは若いお坊さんで、砕けた口調で鋭いツッコミを入れながら、おもしろ可笑しく、話されていました。

[dan補足] あるイベントで、その話術のレベルの高さに感嘆し、相当、修業されているに違いないと感心した覚えがあります( →2011/12/01 参照)


(現在の薬師寺・境内の様子。蓮と夏萩です。写真各々クリックで拡大)

高校生たちも段々のって来たのか、ツッコミ返しをします。そのやり取りか小気味良く、クスクス笑いながら聴いていました。時にターゲットになった生徒さんをいじりながら、お坊さんの話は続きます。そして最後はやはり、仏教的な話で締められました。修学旅行生の方たちにとっても、良い思い出になったのではないかと思います(^^)

さて、お料理の紹介です。今日は「淡竹/はちく」です。普通の筍が終わりを迎える頃、この淡竹にバトンタッチするかのように、出回ります。細身ですが(笑)、歯応え充分。アクも強くないので、竹の子のように、米ぬかで湯がく必要もなく、塩ゆでで大丈夫です。今日はシンプルに、煮物にしました。一緒に盛りつけているのはワラビの煮物ですが、ワラビは今季最終になりそうです^^(左写真クリックで拡大)  by  ichi

わらびの信太巻き/同窓会


GWも終わりましたね。皆さん、どうお過ごしでしたか?お仕事の方もいらっしゃったことでしょう。お疲れさまでした。後半は5連休でしたが、この5連休の初日、中学校の同窓会がありました。何十年ぶりに会う友だちがほとんど、もう本当に懐かしく、嬉しい再会でした。お世話になった先生にも、お会いできました。

いろんな人と顔を合わすたび、わーわー、キャーキャーでテンション上がりまくり!約120名の参加者のみんなと楽しい時間を過ごしました(右写真は二次会で撮ったものです)。話をしたのはごく一部の人たちですが、みんな面白くって優しい。本当に行って良かったです。この同窓会のお陰で、翌日からの仕事も、とても気分良く楽しくさせていただきました。企画・運営してくれた幹事の皆さんに感謝!

さて、お料理の紹介です。この春もご近所の方に誘っていただき、わらび採りに行って来ました。場所は、昨年同様、若草山です(→2014/05/04参照)。途中少し休憩を挟んで、3時間ほどかけて摘みました。摘果は写真の通り(左下写真)。煮物・和え物・味噌汁など、しばらく「わらび三昧」でした。信太巻きは時々作りますが、今回は勿論わらびで。春の伊吹を、薄あげで巻きました(右下写真クリックで拡大) by  ichi

木の芽和え/瓊花(けいか)


お天気の良い日が続いています。気温もグングン上がり、日中は初夏(と言うより、夏?)の陽気です。紫外線も強いですね~。ついこの前まで持ち歩いていた雨傘が、日傘に替わりました。ゴールデンウィークも、好天に恵まれる日が多いとの予報です。


唐招提寺では「瓊花/けいか」という花が見頃で、今、特別公開されています(上写真、各々クリックで拡大)唐招提寺には年に何度か行きますが、瓊花が咲くのを見るのは初めてです。アジサイに似た、白い可憐な花が、何とも心を清めてくれます。今年の瓊花の公開は5月6日までです(→こちら参照)。まだゴールデンウィークの予定に空きがある方、是非この機会に、奈良へ、唐招提寺へお越し下さい!あす香の予約も、まだ間に合いますよ~(^^)q。唐招提寺では、瓊花の他にもツツジや藤が咲いていてますし、新緑も鮮やか。何度お詣りしても、本当に良いな~、と思います。

さて、本題。今日のお料理は、「木の芽和え」です。山椒の葉っぱをすり鉢ですると、山椒の良い香りが…(^o^)。タケノコを山椒味噌で和える木の芽和えは、この時期のお料理としては、定番とも言えます。お客様にも、思いっきり「旬」を感じていただきました(左上写真クリックで拡大)  by  ichi