Category Archives: 日記

マコモタケの炊き込みご飯


この白い可憐な花、ご存知でしょうか?「秋明菊(しゅうめいぎく)」と言います。今、庭のあちこちで蕾が風に揺れています。昨日この秋、第一号の花が咲きました。これからどんどん咲いて、楽しませてくれることと思います^^(右写真クリックで拡大)

菊という名前がついていますが、アネモネの仲間だそうです(英語名 Japanese anemone)。そして、英語名からすると日本原産っぽいですが、中国から古い時代に入ってきた帰化植物だとか(→こちら参照)。ややこしい…^^;;

さて、以前ご紹介した「マコモタケ」ですが(2013/10/05参照)、今回は炊き込みご飯にしました。薄く切っても、食感の良さが残っています。食物繊維たっぷりのお陰か、マコモタケを食べると、いつもにも増して、お通じが良いように思います^o^(左写真クリックで拡大) by ichi

フェイディアスのエピソード/薬師寺 東塔水煙 余話


薬師寺東塔の水煙は現代に通じるポップなデザインです(右写真クリックで拡大)。地上34mの高さにあり、普段、間近で見ることはありません。従って、制作者はいくらでも手抜きできそうですが、そういうことはしなかった。これで思い出すのが、ギリシャの彫刻家フェイディアスのエピソード。次のような話です。

紀元前440年頃の話ですが、彼は、2400年後の今日にいたるもアテネのパンテオンの屋根に建っている彫刻群の制作を依頼されました。今日にいたるも、西洋最高の彫刻とされているものです。世界中で最高の作品として評価されています。しかし作品の完成後、フェイディアスの請求書に対し、アテネの会計官は、全額の支払いを拒否しました。

会計官は、「彫刻はみな、アテネで一番高い丘に建っているパンテオンの屋根にある。背中の部分は誰にも見えない。ところがあなたは、その誰も見ない部分まで彫って、その分まで請求している」と言いました。これに対するフェイディアスの答えが、「それは間違っている。神々が見ている」だったそうです。

(中略) 今日にいたるも、もちろん私は、そのような域には到底達していません。むしろ、私は、神々が気づかないでいてほしいことをたくさんしてきました。しかし私は、神々しか見ていなくとも、完全を求めていかなければならないということを、そのとき以来、胆に銘じてきています。
P.F.ドラッカー・中内功「創生の時」(1995年)P.33~34。改行等一部変更。写真は復元された西側破風。こちらよりお借りしました。クリックで拡大。)

日本には(かつて)「お天道様が見ている」という言い方がありました。「天知る、地知る、我知る、人知る」という故事も。時々思い返したい言葉ですね(^^) by dan

PS 海洋堂制作の水煙レプリカが会場内限定で販売されています。売り切れ必至?入手はお早めに…。

薬師寺 東塔水煙 降臨展


今、薬師寺では、解体修理中の東塔の「水煙 降臨展」が開催されています(2013/09/16~11/30。右写真クリックで拡大)。水煙とは、塔の屋根の上の「相輪」という部分の上部にある、透かし彫りのような装飾です。塔を災いから守る為の、祈りが込められているということです。

展示場の中は撮影OK、珍しいことです。平安時代(凄い!)や江戸時代に造られた仏像も、何体か展示されていました。仏像の前では、帽子と手袋を取り、思わず手を合わせていました(写真下左が四天王像・持国天、下右が同・増長天。ともに平安時代。各々クリックで拡大)

相輪(水煙)は勿論手で触れることは出来ませんが、間近で見ることが出来て、とても良かったです(下写真中左が相輪・水煙部分、中右が同・九輪部分)。解体修理中だからこそ展示が可能であり、良い機会をいただきました。皆さんも是非この機会に(11月30日まで)ご覧になられることを、お勧めします(^_-) by ichi

キノコのマリネ


金木犀(キンモクセイ)の香りが、あちらこちらでするようになりました。秋の深まりを感じます…と素直に書けない暑さですね(^^;;。台風が湿った暖かい風を運んでいるとか。台風24号が接近中です。田んぼは、よく実った稲穂が、頭を垂れています。稲刈りを前にした田んぼに、どうぞ被害がないようにと、願います。

秋は、キノコのシーズン、椎茸・舞茸・しめじ・エノキダケなどで、マリネを作りました。オリーブオイルを使ってますので、軽い仕上がりです(^^) by ichi

夕焼けの三重塔を狙うカメラマン@法起寺の話 その3


先日の夕方、少し時間ができたので、法起寺にドライブに出かけました。寺の東側に絶好の撮影ポイントがあるという話を昨年投稿しましたが(2012/10/11参照)、天気のよかったその日、アマチュアカメラマンがたくさん来られていました。右写真の位置だと、夕焼けをバックにした法起寺・三重塔のベストショットが撮れるのです。この時間帯は刻一刻と空の色合いも変化していくため、一瞬の油断がシャッターチャンスを逃しかねません。声をかけることがはばかられる雰囲気でした^^;;

「一眼レフと三脚は必須、遊び半分の方や素人お断りでっせ~」という無言の圧力を感じつつ、danも何枚か写真を撮りました。ホント、手持ちの携帯(ズームなし)というお手軽モードで夕焼けを撮っていたのは私だけでした(苦笑)。下左がその時の写真。素人が横から適当に撮ってもこのレベルですから、皆さん、素晴らしい写真をモノにしているはずです^_-(写真クリックで拡大。下右はオマケで別角度からのショット) by dan

マコモタケ


マコモタケ」を皆さんはご存知でしょうか?最近、注目されている野菜のようです。親しいお客様が、送ってくださいました(右写真クリックで拡大)。マコモタケについての説明や、料理の仕方などが書かれたコピーが入っていたので、それを参考にして、早速料理をしてみました。

先ずは、薄く切って、生で和え物に、そしてもう一品、塩を振ってソテーにしました。特にクセも無く、とても食べやすいです。繊維が多いので、食感が良いです。ソテーの方は、噛んでると甘味が口の中に広がります^^(下写真各々クリックで拡大)

 

キンピラ・煮物・お味噌汁の具・炊き込みご飯など、何でもOKみたいです。外側の葉っぱは、干してお茶に、ということですので、今干しています。後、血圧をコントロールする、血糖を下げる、腫瘍が大きくなるのを抑制するなど、薬効も大きいようです。沢山いただいたので、お客様にもお出しして、喜んでいただこうと思います(^_-) by ichi

東京スカイツリー/新しいメガネ 番外編


仕事の都合もあって、千葉の眼鏡のとよふくさんへはトンボ帰りの出張となりました。なんとか、東京スカイツリーは見ることができたので、その話題を…。

夏休みも終わった平日の夜に行ったせいか、待ち時間ゼロ。高速エレベーター(600m/s)にもすぐ乗れました。しかし、チケットカウンター前にあったベルトパーテーションの配置をみると、日中や土日は相当混雑していると思われます(右写真クリックで拡大)。すんなり入場できてラッキーでした。

我々は(最寄の駅まで直行するのではなく)JR錦糸町駅から一駅分の距離を歩いて行ったのですが、遠くのスカイツリーがだんだん見上げるように巨大になってくるので、期待感も盛り上がり、良い選択でした(^^)。さて、地上350mにある展望デッキへの入場料は2,000円(その100m上にある展望回廊への入場は1,000円追加)。さすがに634m だと、お値段も高い。しかし、50年以上前にできた通天閣(103m)の入場料に比べて約3倍という価格は安いのかもしれません(下写真各々クリックで拡大)

展望デッキで夜景を見た修学旅行の女子学生達が「ヤバい、ヤバい」と連発するのが印象に残っています。スゴイ!とかキレイ!なんてもう言わないんですね(^^;;。今回、隣接する商業施設(ソラマチ)で食事だけ済ませ、スカイツリー以外はすべてスルーしているので、もう一度来たいです。夜景も奇麗でしたが、天気のよい日中に新しいメガネで関東平野を一望したいと思います(^^) by dan

カボチャとさつま芋のサラダ


毎日夕方5時になると、唐招提寺の鐘の音が聞こえます。秋は、その鐘の音が一層心に染みます。郷愁を誘う…という感じでしょうか。朝の5時にも、鐘をついておられるらしいですが、こちらはまだ聞いたことがありません(^^;) 早起きして、清々しい朝の空気の中で、是非聞いてみたいものです。

カボチャとさつま芋の組み合わせ…甘い野菜コンビです。お客様も「甘いですね~」と喜んでおられました。紫芋は、その色の美しさが、料理に彩りを加え、とても重宝します。 by ichi