Author Archives: ichi

蓮根ボール


今日は、本を一冊ご紹介します。「病になる・病が治るということ」(山下剛著/草風館) この本は2~3回読んだことがありますが、最近どうしても読みたくなって、(十数年ぶりに?)今また読んでいます。山下先生は、私の師匠のみのりさんが兄のように父のように慕っておられた方です(残念ですが、既に鬼籍に入られました)。初めて読んだ時にとても感動し、世のお医者さんが山下先生のような方ばかりだったら、どんなに良いだろう、こんな病院が増えたらどんなに患者は救われるだろう、と思いました。再度読みながら、ああ、やっぱり山下先生は良いこと書いてはるわ、と思います。まだ、半分も読んでいませんが、心に響いた文章がいくつもあります。

「現代医学の問題点は、身体に生じた病を、身体のみの問題として取り扱う点にあります。科学の成り立ちがもつ性質上、身体と機械と同じようにみなして、身体が心・精神と融和した一個の生命体とみない点にあります。しかし、どのような病気も、精神的な面を大きくもっています。それどころか、精神的な働きを現象として肉体に表現してきたのが病であるとさえいえるのです。」( P62~63より)

さて、今日のお料理は、おなじみの「蓮根ボール」です(左写真クリックで拡大)。意外ですが、この冬初めて作りました。やっぱり暖冬の影響かな…???(笑)。いろんな料理に対応できるように、形と大きさを変えて作っています。あんかけにするもの、煮物や汁物、ポトフなどに入れるもの、蒸し物に入れるもの…などです。今年は暖冬傾向なので(2月の半ばから、また気温が上がる、と長期予報で言っていました)、蓮根の美味しい時期は、案外短いかもしれませんね。蓮根好きな方、お早めにお越し下さーい(^^)/ by ichi

味噌煮込みうどん


実家の母と、毎年、お味噌を作っていました。昨年も3月に作りましたが、まさかその時は、これが一緒に作る最後のお味噌になるとは、夢にも思いませんでした。そのお味噌を泣きながらすり鉢ですり、味噌煮込みうどんを作りました(左下写真)。体が芯から温まるような感覚、そして本当に優しい味がしました。兄と私、dan の3人で、しみじみといただきました。沢山の感謝と、何もしてあげられなかった後悔の念… 様々な想いが、毎日頭の中を廻ります。

もう20年ほど前に遡りますが、私が本当にやりたいことに気付いたのは、母に投げかけた自分の言葉でした。父の病気がキッカケで玄米とマクロに出逢い、母に気付かせてもらったこの道、親からもらった道だと思っています。これからもコツコツ歩いて行こうと、想いを新たにしています。そして、やっぱり好きだから… by ichi

クリーム煮


暖冬から一転、寒くなりましたね。奈良は連日、最低気温が氷点下。大阪と比べて 2~3度は低い上に、マンションから一戸建てに引っ越したこともあって、数字以上に寒さを感じます(*_*)。特に、朝、布団から出るのが辛いですが、エイヤッと気合いで起きます。この寒波は一旦緩んでも、また次の更に強い寒波がやって来るとか。皆さまも風邪など引かれませんよう、お気をつけ下さいませ(^^)

さて、こんな寒い時は、温かい煮物が、なんとも嬉しく、ありがたいですねー。旬の大根やハクサイで、豆乳のクリーム煮を作りました。根菜も葉野菜も、寒さが美味しさを育みます。調味料は塩しか使ってないのですが、野菜の甘味と旨味で、十分美味しくいただけます。  by  ichi

摘み菜ウォーキング 2015.12月 その2


その1 より続く) 七草全部が揃ったわけではなかったのですが、他にもこの時期の野草を見つけては説明を聞きながら、歩きました。そろそろお腹が 空いてきたな~、という頃に「冬いちご」が!(右写真)。赤く輝く可愛い実を、一粒口に入れると、甘酸っぱくて美味しい~(^^)。そして、程なくお昼ご飯に。屋根のある休憩 所なのですが、やはりこの時期、屋外で食べるのは寒いでしょう、ということで、先生が携帯用のコンロでお湯を沸かしてくださり、あらかじめ摘んでくださっ た七草とお味噌で、温かいお味噌汁をいただくことができました(下写真、各々クリックで拡大)

午後から雨の予報でしたが、講座終了まで何とか降らず にもってくれました。それに師走にしては暖かいのも助かりました。最後は大神神社(おおみわじんじゃ)にみんなでお参りもでき、とてもありがたかったです。次回の講座も、とても楽しみです(^^)v    by  ichi

お節 2016年


そろそろ、お正月気分も抜けて来た頃でしょうか?(3連休で正月気分に逆戻りの方もいらっしゃるかも^^;;)。旅行や帰省された方、家でゆっくり過ごされた方、お出かけを楽しまれた方…。良いお正月だったことと思います。あっ、お仕事の方もいらっしゃいますよね。お疲れさまでございました。2016年が皆様にとって素晴らしい一年になりますよう、お祈りしております。

さて、毎年恒例のお節料理のご紹介です。暮れに作る時間が余り取れなくて、今年はちょっぴり簡単にすませました(^^;  でも、やっぱり作って良かったです。年に1~2回しか作らないものもあるし、一回とばすと、作り方忘れそう(笑)

盛りつけも、器に盛りつけるのとは違うので、やはり毎年やっておく方が良いと思いました。器の盛りつけは、「空間の美・余白の美」が大切ですが、お重やお弁当の盛りつけは、隅まできっちりが原則。なので、思っていたより量が必要だったりします。常に多目に、そして念のため2品ほど予備を用意しています。盛りつけが無事終わり、出来た~っていう達成感・充実感は、私にとって、新しい年に向けてテンションを上げる大きなポイントです^_-(左写真クリックで拡大)  by  ichi

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あけましておめでとうございます(2016)


新年を迎え、皆さま穏やかで楽しいお正月をお過ごしのことと思います。昨年もあす香をご利用くださいまして、ありがとうございました。また、当HPにも毎日多くの方々がご訪問くださり、とても励みになりました。心より感謝申し上げます。

新年早々、大勢のお客様や友人、知人の方々から、年賀状を頂戴しました。誠にありがとうございます。私も皆さまに、例年通り年賀状をお届けするつもりでおりましたが、昨年12月が、思った以上に忙しくなり、また私事の事情も重なって、出すことができませんでした。大変失礼致しました。この場を借りて、お詫び申し上げます。

大阪でお店を始めた頃に遡ると、早くも16年も経ちました。お商売のことは何も分からず(今でも余り分かってませんが・笑)、ただただ玄米を広めたい、マクロの考えを共に学ぶ人を増やしたい…そんな一念で始めたのでした。初心を忘れず、そして自身はどんどん進歩していきたい、そう思いを新たにしています。今年も皆さまのご来店を、心からお待ちしております。あす香で美味しく楽しい時間を、是非過ごして下さいm(__)m by  ichi

今年もありがとうございました ~年末のご挨拶 2015 ~


2015年を振り返ってみると、実にいろいろなことがあったなー、と感慨深いです(右写真はラグビーワールドカップより。クリックで拡大)。新しい出会いや再会、いつも以上にいただきました。本当に嬉しく、ありがたいことでした。反面、勿論マイナスの出来事もありましたが、そこから学ぶことも沢山ありました。そして、その事で、また人様の温かさや優しさに触れることができました。

マクロビオティックに出会って二十数年になりますが、もっともっと勉強しないとなー、まだまだやなー、と反省しきりです(^^;    この想いは、来年に繋げて行きたいと思います。下は、今年御紹介した料理/デザートです(写真各々クリックで拡大)


料理を通して、お客様に伝わるもの、お伝えしたいこと…思うように伝わった時は、この上ない喜びです。心を込めるとはどういうことなのか、やっと少しは分かって来たように思います。いつも召し上がってくださる方の幸せと健康を祈りながら、私自身も楽しみながら、一つひとつの料理を、丁寧に作って行きたいと思います。来年もどうぞよろしくお願いいたします。  by  ichi

摘み菜ウォーキング 2015.12月 その1


久しぶりに「摘み菜ウォーキング」の講座に参加しました。今回のテーマは「春の七草」。さて皆さん、春の七草、言えますか~?(^^)  せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ、です(右画像)。どの絵が何か全部わかる人はエライかも(^^)

こちらのページが勉強になります(みんなの知識・ちょっと便利帳>春の七草

三輪駅に集合して、いざ出発。歩き出すと、すぐに芹を発見。なずなは、お馴染みの「ペンペン草」ですが、あちこちに生えています。はこべらは、「はこべ」のことです。ほとけのざは、「あ、これあるある」という感じで、普段からよく見かけます。すずなは、蕪の原型の野草ですが(蕪は鈴に形が似てますよね)、元々はノビルだった?という説もあるそうです。ノビルの根っこも玉状になっており、鈴に似ているから、ということらしいです(左写真は、春のノゲシ、はこべ、ほとけのざ、など。クリックで拡大)(その2 に続く) by ichi