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車麸 角煮風/Cooked wheat gluten


2年前の5月から始めた「楽健法」(→2019/11/032020/6/24を参照)ですが、1年間のセラピスト養成講座を無事に終え、この度「セラピスト中伝」の允許状(いんきょじょう)をいただきました。ご覧のように、和紙に一人ひとり、毛筆で手書き!!(^o^)

月1回、1泊2日の合宿は、毎月 行くのがとても楽しみでした。何かを学ぶということは、厳しく辛いもの…という気がしていたのですが、見事にそれを覆す楽しさでした。楽健法創始者の山内宥厳先生からは、楽健法の哲学を学び、また 先生の奥様からも、厳しさと優しさ、両方を見せていただきました。(ご夫妻の年齢は、お2人併せて 御歳175歳です)

踏んで踏まれて育まれる絆、同期の方々とのご縁は、一生の宝物です。ほぼ毎回、夜は爆睡、朝の勤行でもウトウト、Tシャツは前後ろ 逆に着ていたこと数回、喋り出したら止まらない、など 私のキャラも すでにバレバレ。伸び伸びと過ごせた合宿でした。もっともっと スキルアップをして、施術や教室をも開けるようになりたいと思っています。もちろん、料理も 今までと変わらず 続けます!

さて、今日のお料理の紹介です。お麸と言えば、「お汁の具」程度に思っていた私でしたが、初めて「車麸のフライ」を食べた時に感じた「ナニコレ?美味しい!」、そして、これがお麩だと知った時の衝撃・感動は、今でも忘れられません。その後自分でも、車麸で、フライや唐揚げ風・ステーキなどの料理を作るようになり、益々この お麩の料理の美味しさを、知ることになったのでした。

お麸自体には、味がないので、いかようにも味付けできる、そして、お麸の焼き目の食感が やはり好きですね~。この「角煮風」も、大好きな車麸の料理です。お客様からも、とても人気があります。マクロのお料理を知らない方には、「豚の角煮」に見えるようで、お麸と知ってびっくりされることも、しばしばあります。 by ichi

ロールキャベツ/Cabbage rolls


メイストームで始まった5月でしたが、連休後半は、穏やかな晴天に恵まれた日もありました。明日香村へ行き、岡寺を参拝しました。花の寺というだけあり、ツツジやシャガ、石楠花が美しく咲いていました。そして、水に浮かべた天竺牡丹(ダリア)の花の華麗なこと!元々 華やかな印象のダリアが、こんなに贅沢に沢山、色とりどりに水面に浮かんでるのは、なんとも素敵でした。正に、いわゆるインスタ映え!(って、インスタやってませんが…)

岡寺は、「龍蓋寺/りゅうがいじ」が正式名ということです。龍にまつわる伝説があるとか(→こちら参照)。これまで 何度か行ってるのに、知らんかった…(^^;; というより、忘れていたのかもしれません。以前も、へえー、そうなんやー、なんて思っていたのかも。紫陽花が咲いたら、また行きたいな、とか、紅葉もキレイだろうなー、と思いつつ、お寺を後にしたのでした。

今日のお料理は、「ロールキャベツ」です。フワッと柔らかい春キャベツが美味しい時期、サラダにしたり、サッと湯通しして和え物にしたり…と、冬場の しっかり巻いたキャベツとは、また違った使い方をしています。柔らかいキャベツに包まれた中身は、潰したお豆腐と、玉ねぎ・人参・干し椎茸などです。野菜のあんは、爽やかな季節のイメージで、豆乳のホワイトソースにしました。盛り付けの最後に、えんどう豆を乗せると、季節感がグンと増しましたo(^o^)o(左写真クリックで拡大) by ichi

せり豆腐/Sesame tofu with wild persly


先月、冷蔵庫が壊れました(><)。冷凍室が冷えなくなり、徐々に 冷凍室の物が溶け始めました。冷蔵室の方も、段々 冷えなくなり、こりゃイカン…と、業者さんに来てもらうことに。修理に9万~10万円かかります、とのこと!購入から11年と1ヶ月でした。幸い もう一つ小さい冷蔵庫があり、そちらに料理を保存して 急場凌ぎをしていましたが、その冷蔵庫もパンパン状態。即、新しい冷蔵庫を買うことに決めました。そして、新しい冷蔵庫へ。前と同じく、東芝製です。

選んだポイントは、野菜室の位置と容量。他のメーカーは野菜室が一番下の段になっている物が殆どですが、東芝は野菜室が冷蔵室のすぐ下にあり、しゃがまなくても出し入れができます。そして、野菜室の大きさもかなり大きめ。「野菜が命」のあす香にとって、迷いのない選択でした。使い勝手も前の物と変わらず、しかし10年の間に確実に進化しているのを感じました。尚、全体の容量は80Lほど増えましたが、幅が5cm大きくなっただけで、以前の場所に余裕で納まっています(^^)

さて、ここからが 本題、今日のお料理の紹介です。夜のコース料理には、時々 胡麻豆腐が登場しますが、春の山菜が出回っている時期なので、芹を入れて胡麻豆腐を作りました(左下写真クリックで拡大)。ウグイス色の胡麻豆腐は、春の陽気にピッタリ。作っている途中、火にかけた鍋の胡麻豆腐を練り練りしていても、ウキウキと気分が上がって来るのでした。つやっと仕上がった「せり豆腐」は、満足の出来具合い。いつもは生姜醤油で召し上がっていただく胡麻豆腐ですが、この日は こちらの方が合うかなー と、自家製お味噌を味醂で伸ばしたものを添えて、お出ししました(^_-) by ichi

お花見弁当/Lunch boxes for cherry blossoms


今年の桜は早くて、お花見を楽しむ間もなく、終わってしまいました。来年こそは……と思っていたところ、まだお花見できる所があるよ と、遅咲きの枝垂れ桜で、花見を楽しむことができました。場所は、東吉野村の「高見の郷(たかみのさと)」という所です。ググってみると、1000本の枝垂れ桜があるということで、写真や動画を見ると、ワクワク期待が高まります。楽健仲間7人で、車2台に分乗して、行ってきました。駐車場に車を停めて、そこからマイクロバスで移動。すんごい急坂をバスは登って行きます。こりゃあ、一般車は無理だな~(^^;;(Scooter散策日記様の【天空の花園】で雰囲気がお判りかと…。感謝)

到着後も坂や階段を登り、息切れしながらも(うっ、情けない…)、見事な枝垂れ桜の絶景に感激しました。小振りの八重の桜の花は可憐で、まさに空から降って来るかのようです。車で1時間半ほどの距離を少し遠いな~と思いながら行ったのですが、本当にその甲斐がありました。私にとって、奈良のオススメお花見スポットの一つとなりました(^^)

ありがたいことに、お花見弁当を作って~、とリクエストをいただきました。山菜なども多く出回るこの時期、そういうものも入れて、春を感じてもらえたらなー、とメニューを考え作りました。盛り付けを手伝いに、朝早くから来てくれた同期女子のお陰で、スムーズに仕事が はかどりました。お弁当の献立は、そば米ボール・筍の煮物・こごみの味噌和え・わらび・こんにゃく・ごぼう・千切り大根・菜の花の生姜炒め・スナップエンドウなどでした。みんなで 桜を愛でながら楽しく食べると、本当に美味しい。途中、少し雲行きが怪しくなりましたが、大したこともなく、お弁当はきれいに完食してもらうことができました(^_-) by ichi

春キャベツのサラダ/Spring cabbage salad


朝晩は、まだまだ寒くて、時々 ストーブを使っています。日中は、カラッと晴れると、本当に快適で気持ちが良いですね。高取町に所用があり、帰る途中で 飛鳥駅で下車して、駅のすぐ近くの道の駅(あすか夢販売所)に寄りました。新鮮で安い野菜がお目当てです。筍はもちろん、こごみやワラビなど、春の山菜も出ており、嬉しくなりました。春キャベツに新玉ねぎ、高菜も有る~!しめじがプリプリで美味しそう…!と ついあれこれ買ってしまいそうになりましたが、今日は車じゃないんだと、買いたい気持ちをグッと押さえたのでした(^^;;

ところで、飛鳥駅から「あべの橋行き」の電車に乗った時、「あっ、この線は、実家のある松原に繋がってるんだ~」と あらためて認識しました(西ノ京に戻るには、橿原神宮前で京都線に乗り換えです。)そうそう、松原に居た頃は、同じ奈良でも、奈良駅の方へ行くよりも、飛鳥方面の方が近かったな…などと、思い出しながらの帰り途でした。

さて、今日のお料理は、その明日香村の道の駅で買った、春キャベツのサラダです。キャベツを切って軽く塩もみし、新玉ねぎのスライス・菜の花などと和えました。清見オレンジの黄色が、一気に春らしさを料理に吹き込みます。この清見オレンジは、高校の同級生が自身の農園で丹精込めて育てたもの。お客様が召し上がりながら、「このオレンジ、すごく美味しいですね~」とおっしゃったので、私の同級生が作ったんですよ、と ちょっと誇らしい気持ちでお伝えしました(^_-) by ichi

ココア ケーキ/Cocoa cake


春爛漫、桜が終わっても、次々とお花が咲くのが、嬉しい春です。庭のアケビの新芽の勢いがすごくて、毎日のように摘み取っています。名残の花を切って、活けてみると、あらっ、可愛い~(*^^*) チューリップも全開、マーガレット・金魚草・山吹・フリージアも咲いてくれています。秋から咲いているビオラ・パンジー・ガーデンシクラメンも健在です(時々 暑さでちょっとへたってますが 笑っ)。うちの庭は、今 とっても賑やかです。

さて、今日は 久々のデザートのご紹介です。ココアケーキを作りました。玄米甘酒とレーズンの甘味が 甘過ぎず、良い加減になりました。しっとり食感も美味しいと評判です(左下写真クリックで拡大)。昨年から、天然酵母(楽健寺酵母)でパンを焼いていますが、その酵母を、ケーキに入れてみたらどうなるかなー?と思いつつ、まだトライしていません。予想では、酵母の力で、フワッと、でもしっとり感は残しつつ…になるのではないかと思うのですが…。

以前、お好み焼き(と言うよりは、キャベツ焼き)に、天然酵母を少し入れてみたことがあるのですが、フワッと焼けて生地のまとまりが良かったように思います。よし、次は 是非、楽健寺酵母を使って、ケーキを焼いてみよう!(^_-) by ichi

さくら豆腐/Steamed tofu with salted cherry blossoms


つい最近、大阪時代のお客様(男性)が、ご来店くださいました。奈良へ移転後、初めてのご来店です。大阪では数回 来てくださったとのこと、お顔を見れば、分かるかなー?と思いながら、お迎えしました。ハイハイ、お顔もお声も、覚えています!あぁ、懐かしい~(^o^)

右上写真は、近鉄・西ノ京駅のホームから見える桜です。

お食事の途中で、「美味しいな~~」としみじみと おっしゃってくださいました。「昔は、腹が膨れれば良い、と思って 何でも食べてたけど、今は 味わいながら食べるようになりました。いや~、本当に美味しいなー。」その感じたままのお言葉は、とてもとても、嬉しいものでした。料理人冥利に尽きる、そんな温かい言葉でした。感謝!(自慢話に聞こえたら、ごめんなさい)

各地で、桜が 既に見頃となっていますね。お花見、急がないと!今日のお料理は、桜の季節にピッタリの「さくら豆腐」です。桜の塩漬けを練り込んだ 蒸し豆腐です。「桜餅みたい~」と、召し上がったお客様が、言っておられました。なるほど、一口食べて、口の中に広がる香りは、確かに桜餅!毎年、4月半ば位までの、期間限定で出しています。この春も、沢山のお客様に召し上がっていただきたいです。 by ichi

芹の白和え/Wild parsley with mashed tofu


早春の明日香村を訪ねました。2~3年ぶりかも…。明日香村は大好きな場所で、若い頃から 一人でもよく行って ぶらぶら歩きをしていました。でも、この時期に行くのは、初めてかもしれません。久しぶりの明日香村は、梅が咲き、冬枯れの中に芽吹きの緑色が生き生きと見られ、その豊かな自然は、心が安らぐものでした。あ~ やっぱり良いな~~~(*^^*)。いっそ明日香村に住むのも良いかもねー、なーんて、そんなことをぼんやり考える春です。

さて、今日のお料理は、明日香村で買って帰った「芹」です。芹の白和えを作りました。芹を湯がくと、清涼感のある爽やかな香りがします。芹さん、きれいな水場に居たんだもんねー、などと芹に話しかけながら(ちょっと怪しげ 笑っ)。そして、「せり」の語源である、競り合って生える強さも、同時にいただきましょうo(^o^)o

しっかり水切りした木綿豆腐は、以前はすり鉢ですって潰していましたが、裏ごしした方が、滑らかでクリーミーな和え衣ができることがわかりました。それからは、ずっと裏ごししています。そのお豆腐を、塩・白味噌・白ごまペーストで味を整えて、湯がいた芹と和えると、ほらっ!春らしいひと品ができました(左写真クリックで拡大) by ichi