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魂の流木/事実は小説より奇なり その2


その1より続く) 「事実は小説より奇なり&関西」というくくりで、もう一冊御紹介しておきたいのが、アメリカの経済学者マイケル・S・コヤマ氏の「魂の流木」。小説の形を借りた自伝です。関西との関係ですが、氏が多感な10代を過ごした場所として三宮と芦屋が登場します。

タイで生まれたコヤマ氏(小説の中では日本名:小山文治)は、1943年、9歳の時に戦犯の父親とともに日本へ強制送還されます。東京の孤児院暮らし、三宮での闇市生活を経て、1950年に芦屋の高校に入学すると、新聞配達とパン屋のバイトを掛け持ちしながら、東京大学に進学。その年の秋に米国へ留学し、大学卒業後、米軍で諜報活動に従事して兵役を終え(この間に米国籍を取得)、国際的な学者に なるという波瀾万丈の人生は、小説家の想像力を超えています。

特筆すべきは氏の語学力で、少なくとも、タイ語、日本語、英語、ドイツ語、フランス語の5カ国語をマスターしています。ある時は教養小説、またある時は国際スパイ小説として、面白いので一気に読めるでしょう。オススメです。こちらの書評もどうぞ(^_-) by dan

冬のソナタ(最初から今まで)/大人のピアノ


春になる前に、駆け込みで、冬向きの話題をひとつ…。

先日、知人宅にお邪魔した際、彼が披露してくれたのが「冬のソナタ」のピアノソロ、「最初から今まで」。実は冬ソナファンの私は「やられた~」と思うと同時に、自分でも弾きたくなりました(^^)

高校1年の時にドビュッシーを弾く同級生の姿に衝撃を受け、ピアノを始めたという「前科」がある私だけに、すぐその気になってしまいます。ミーハーな性格は一生治らないようで…(^^;;

受験期以降、レッスンは中断したままですが、機会があれば、ピアノを再開したいと思っていました。で、今回、ちょっと「その気」になったわけです。更に、下記のような事例も発見!私みたいな人が他にもいるんですね(苦笑)

私の生徒さんで「冬のソナタだけ弾けるようになりたい」という目標でご入会された方がいました。60歳前半の男性の方です。ピアノ初心者の方でしたが「他の曲には興味がない」とのことで、最初から「冬のソナタ」の練習を始めました。(中略)この方は非常に熱心に練習を続けられ、約半年で「冬のソナタ」の曲が弾けるようになりました。(はじめてのピアノレッスン>大人のピアノ教室について より)

ブランクがあるものの、練習時間が取れれば、なんとかなりそうです。今度引っ越す時は、まず、電子ピアノの場所を確保することにします(^^) by dan

梅田駅の火災


  
上の写真は、昨日午前11時頃の地下鉄御堂筋線:梅田駅周辺の風景です(それぞれ、クリックで拡大)。この時、プラットホームの倉庫で起きた火事は消火作業中で、駅周辺は立入禁止。新大阪へ行くのに、JRを使わざるを得ませんでした。おかげで、平日昼にシャッターが下りている珍しい写真が撮れましたが…(^^;;

こんな時に知りたいのが復旧予定です。調べ方がよく解らなかったので、とりあえず、インターネットで「御堂筋線」とアバウトに検索したところ、右のような「大阪市営御堂筋線の運行情報」が表示されました(クリックで拡大)。16:00現在で梅田駅が通過扱いという情報が確認できて大助かり。今後も使えるワザですね(^_-) by dan

余談ですが、 「1234567*1234567」のような数式を検索すると、 1 234 567 * 1 234 567 = 1 524 155 677 489 と計算してくれます。こちらも重宝します。

カーネーション/事実は小説より奇なり その1


NHKの朝ドラ「カーネーション」が面白いです。朝の慌ただしい時間帯なので、TVはつけたまま&ドラマはチラ見で済ませる人も多いと思いますが、「カーネーション」には、そのような人達を(大袈裟に書けば)15分間テレビに釘付けにするチカラがあります。

役者(尾野真千子ほか)も脚本(渡辺あや)も「いい仕事」しています。しかし、それも、小篠綾子&コシノ姉妹の実話があってこそ。岸和田で育った3姉妹が全員、有名なファッションデザイナーになるなんて話、今時、ウソっぽくて誰も書けません。企画段階でボツになるでしょう(^^;;。まさに、事実は小説より奇なり。

その小篠綾子さんの自伝が「コシノ洋装店ものがたり」というタイトルで文庫化されています(2011年9月出版)。カーネーションの世界をより楽しむ為の1冊としてどうぞ。ドラマでは気付きませんでしたが、「小さな愛情より大きな薄情」という彼女の父親の口癖が印象に残りました(^^) (その2へ続く) by dan

PS この記事を投稿して2年後にようやく、本物のコシノ洋装(洋裁)店を訪れることができました^^(→2014/02/28参照)

上を向いて歩こう/手話の話 その5


手話講座に通い始めて、もうすぐ1年。3月の「成果発表」で、手話歌を2曲披露することになりました。1曲は「歌って覚える手話の本」(丸山浩路・山口万里子著)にも載っていた「上を向いて歩こう」。スタンダードナンバーであり、かつ昨年の3.11以降、よく耳にするタイムリーな曲ということが理由です(もう1曲は、いきものがかりの「ありがとう」)

実際の振付は右のような感じです(クリックで拡大)。誰もが知っているメロディー、同じフレーズが何度も出てくる等、まさに手話初心者向き。一通りマスターしたら、自分独自の手話表現を作るベースにもなると思います。

現在は、手話講座の後、居残りで「ありがとう」を中心に合同練習中。年齢・性別・職業すべてバラバラですが、文化祭を目前にした学生の気分?をみんなで楽しんでいます(^^) by dan

御参考(「上を向いてあるこう」(NHK「みんなの手話」より/歌:今井絵理子)

蛇紋岩米(じゃもんがんまい)


右写真は、淀川区宮原の竹中米穀店で見かけた立て看板(クリックで拡大)。但馬といえばコウノトリ。なので、コウノトリ育むお米。ふむふむ。ところが、次に出てくる「蛇紋岩米」(じゃもんがんまい)が分かりませんでした。蛇紋岩…。少々おどろおどろしい、ジャガイモと音が似ているが故に舌をかみそうな?名前ですね(^^;;。そんな岩があるのでしょうか?

店長にお聞きすると、岩石の表面に蛇のような紋様が見られることから、蛇紋岩と命名された岩があるのだそうです。蛇紋岩米に関しては、ネットに以下のような記述がありました。

但馬地区のなかでも養父市の一部のみに蛇紋岩土壌の地域があり、この地域で作った米だけを「蛇紋岩米」と呼びます。全国にも蛇紋岩地帯はありますが、田畑が広がり、まとまった量のとれる地域は、全国でも但馬地区しかありません。
JAたじま>たじまの農業・農作物>お米がおいしい>蛇紋岩米 より)

無印良品が経営するMealMUJIでも「蛇紋岩米」を使っているといいますから、やはり特別な米のようです(→詳しくはこちら)。竹中米穀店では、玄米は1kg(=560円)から、白米は2kgからの販売だそうです。とりあえず、玄米1kgをゲット。果たしてお米のお味は?後日、報告アップ予定です。乞うご期待!(^_-) by dan

釜本邦茂氏と備前焼/日経REVIVE 2012年2月号


その昔、サッカー少年憧れの選手といえば、釜本邦茂でした(右写真、クリックで拡大)。当時の日本を代表する、そして世界に通用する名ストライカーだったことは皆さんご存じの通り。

氏が活躍した時代はJリーグも始まっておらず(社会人リーグのみ)、サッカーがまだまだマイナーなスポーツであったことを考えると、「釜本」の存在そのものが奇跡でした。生まれるのが30年早すぎたのかもしれません。余談ですが、釜本氏のセンセーショナルなポスター「格闘技宣言。」が話題になったのが28年前。当時、40歳でした(ご興味のある方はこちら

その釜本邦茂氏のインタビュー記事が先日の日経新聞(折込の日経REVIVE 2012年2月号)に掲載されていました。氏の柔和な表情にご注目。最初、誰だか分かりませんでした(右写真、クリックで拡大)。阿修羅が観音菩薩に生まれ変わったような…(^^;;

記事によると、時間がある時は備前焼をじっと見て心の平静さを取り戻すのだとか。「ココロの毒素」がデトックスされて行くのでしょう。備前焼に限りませんが、無心になれる「場」を持つことが大切ですね(^_-) by dan

ローゼンバウアーのパンサー/消防車の話


右写真(クリックで拡大)は、先日、大阪天満宮の参道に止まっていた小型ポンプ車です。作業車(特定用途自動車)には、一般車には無い魅力がありますね。スーパーカーもいいけど、戦車も捨てがたいというか…(^^;;。車名をネットで調べたのですが、旧型のためかイマイチはっきりしませんでした(多分、モリタのCD-I型)。しかし、その過程で、世界中に様々な消防車が存在することがわかりました。

個人的に一押しなのが、ローゼンバウアーのパンサー/パンター(Rosenbauer Panther 8×8)という空港用化学消防車。「サンダーバード」にそのまま出てきそうなデザインです(下写真左・中央、クリックで拡大)。見た目だけのヤワな車ではありません。エンジンは1000馬力と戦車なみ(^^)。国産車では、モリタのMAF-125A(下写真右)が軍用車チックでいい感じですね。 by dan

御参考 FIRE RESCUE EMS > 消防情報 > 消防車両紹介
 海外の車輌もカバーした、消防車の総カタログ的ページ。お楽しみ下さい(^_-)