Category Archives: 日記

わらび採り


連休の谷間に、ワラビ採りに行きました。ご近所の方に誘っていただき、朝早く車で出発。奈良のおなじみの観光スポットに、ワラビが有る有る!でも、もう花が開いていたり、摘むにはまだまだ小さかったりで、頃合いのものがなかなか見つかりません。一生懸命探して摘みました。ずっと下を向いてワラビ採りに熱中していて、ふと顔を上げると、至近距離に鹿が…。鹿から見れば、私の方が闖入者、初めはじっとこちらを見ていましたが、やがてまた草を食べ始めました(右上写真、各々クリックで拡大)

摘んでる内に、どの辺に摘み頃のものがあるか、わかって来ました。やがてレジ袋に半分位になりました。同行の方たちは、レジ袋だけでなく、リュックにもいっぱい。さすが!

戻って来てから、とりあえずアク抜きをしておきました。翌日、煮物とお味噌汁に。ワラビのお味噌汁(左写真)は初めてですが、あのぬめりとお味噌が結構合うのです。和え物、ワラビご飯…青空の下、ワラビ採りをした楽しい時間を思いながら、いろいろ作っていこうと思います(^^) by  ichi

ジュンク堂書店千日前店の話 その2


その1より続く) ジュンク堂書店・千日前店が気に入っている理由を挙げると、いきつけの本屋として適度な大きさであること、そして、居心地の良さ。ターミナル直結ではないものの、アクセスも良いです(売上への貢献度は不明ですが、なんばグランド花月の向かいという好立地!)

具体的に書くと、まず、3フロアで約900坪という大きさ。いろいろな書店に行きますが、品揃えを考えると、400~500坪程度の広さは欲しいところ。ただし、広ければ良いというわけでもなく、店内移動の利便も考えると、300坪程度×3フロア構成の当店が、私の身体感覚にあいます(紀伊国屋書店・梅田本店の1フロアやMARUZEN&ジュンク 堂書店・梅田店の8フロアは、私には少し広すぎ、大きすぎ)

次に、長時間いても苦にならない快適性。天井が高く、エスカレーター部分が吹き抜けになっていて、開放感があります(⇔紀伊国屋書店・梅田本店は少しいるだけで息が詰まります^^;;)。また、天井の高さは高架書棚の設置=在庫の多さにつながります。ジュンク堂書店・千日前店は、壁面の広さ(1フロアよりも3フロアの方が壁が多い理屈)もあって、面積に比して書籍点数は多いはずです。

特に、この店の喫茶コーナーは一息入れるのにピッタリ(先日、貯まっていたコーヒーチケットを使い切りました→こちら参照)。気分転換も兼ね、ノートパソコンを持ち込んで作業することもしばしばです。そんなこんなで、現在、この書店が、私の一番のお気に入りとなっています(^_-) by dan

車麩 角煮風


今、クンシラン(君子蘭)が、とてもきれいに咲いています。和室からよく見える所に置いています(右写真クリックで拡大)。お食事を楽しんでいただきながら、美しく咲いた姿を見てもらえたら、さぞかし花も嬉しいのではないかと思います(^^)

【dan補足】 クンシランについて調べたところ、ランの種類ではなく、ヒガンバナ科だそうです。蝋梅も梅とは関係のないロウバイ科だったことを思い出しました。

さて、今日ご紹介するお料理はおなじみの「車麩/くるまふ」(→車麩タグ参照)。角煮風にして出す時、料理の説明をする際、「こちらは豚の角煮のように見えますが…」というふうに切り出すことが多いです。

つい最近来られたお客様に、同じように説明し始めると、「えっ、(豚の角煮と)違うの!?」と言われました。余りにも狙い通りの反応が返って来て、内心クスッと笑ってしまいました^_-(左写真クリックで拡大) by  ichi

近鉄の「鮮魚列車」を初めて見ました


先日、近鉄・鶴橋駅のホームで電車を待っていると、やって来たのが「鮮魚」という見慣れぬ表示の電車(右写真クリックで拡大)。「団体専用列車のため、一般の方はご乗車できません」といった内容のアナウンスが流れています。ホームの皆さんはもう慣れっこになっているらしく、間違えて乗り込む人もいません。噂に聞いたことのある「鮮魚列車」でした。実物を見たのは初めて(^^)

「鮮魚列車」とは、伊勢志摩~大阪間を往復する、魚介類行商の方だけが利用できる団体専用列車です(→こちら参照)。平日のみ一日一往復、しかも時刻表に掲載されていないので、近鉄沿線の方でもご存知ないかもしれません。danが見たのは、大阪上本町午後5時15分発の復路便でした。

(いつまであるかわかりませんが)NHK他の取材映像も YouTube にアップされています。ちなみに、利用者は通常の運賃+手回り品料金を負担(宇治山田~大阪上本町間であれば、ひと月4万円近く)。往復5時間と体力的にも大変ですが、車で移動することを考えると遥かにラクだそうです(^^) by dan

ご参考(msn産経ニュース)
【都市伝説か「鮮魚列車」(上)】時刻表にも掲載なしの“幽霊列車”は実在した……
【都市伝説か「鮮魚列車」(下)】伊勢→大阪…1秒で開閉するドア、シートで寝る…

らくご会/わらびの信太巻き


4月26日(土)に、らくご会を開催しました(→2014/03/01参照)。なぎさの会の方3人に来ていただき、三席聴かせていただきました。お客様は、ご近所の方から遠くは滋賀県からもお越しいただきました。

オーソドックスな古典落語あり、創作落語あり、立ち上がっての熱演落語、と三者三様、楽しませていただきました。笑っているうちに、あっという間に終演となりました。来てくださったお客様、なぎさの会の方々に、御礼申し上げますm(__)m

さて、今日のお料理は、「わらびの信太巻き」です。春先は菜の花の信太巻きをよく作っていましたが、最近は、今が旬のわらびをよく使います。わらびの少しヌルッとした食感と、ほんのり感じる苦味を、甘辛く炊いた薄あげで巻きました^_-(左写真クリックで拡大) by ichi

「墨は生きている」 その2


その1より続く) 前回に引き続いて、墨運堂さんのポストカードセット「墨は生きている」の御紹介です。今回は後半の5枚。

墨玉を型入れし、プレスに掛け30分前後して型出しします。取り出した墨はまだ柔らかく水分が多いため、すぐに生箱に入れ乾燥を防ぎます。型出しされた墨は1日乾燥後、みみ削りをします(右写真クリックで拡大)

その後木灰の入った箱に墨をいれ乾燥させます。乾燥期間は大きさで異なりますが、灰乾燥で1ヶ月~3ヶ月、自然乾燥は半年~一年程度です(左下写真クリックで拡大)。この乾燥部屋は墨運堂さんの外から見えますので、あす香にお越しの際にご確認下さい(^_-)。乾燥の終わった墨は表面に付いている灰やほこりを冷水ですばやく洗い落としたのち、すぐに表面の水分を布切れで拭い取ります。その後、再度乾燥させ、仕上げをして完成となります(右下写真クリックで拡大)

墨造りの詳細は、墨運堂さんのホームページ>固形墨の造り方 その1 / その2 を参照下さい。また、同HP>墨のQ&A には、墨に関する様々な説明が載っており、勉強になります(サイトの文章が読みづらい方は、ほぼ同一内容を小冊子としてまとめたものが、がんこ一徹長屋で販売もされていますので、そちらをどうぞ) by dan

木の芽和え


気持ちの良い晴天の日が続いています。ゴールデンウィークも、こんなお天気だと嬉しいですね。連休中のご予約も、ぼちぼち入って来ました。今年は出足が遅いな…と思っていたのですが、今度の連休は、大型連休と言っても、前半は飛び石ですね。そのあたりが、影響してるのかな…(^^;;

さて、本題のお料理です。ご近所の方から、山椒/サンショウの葉っぱを沢山いただきました。これはもう「木の芽和え」しかないでしょ、ということで、早速作りました(左写真クリックで拡大)。山椒の葉っぱ100パーセント、正真正銘「木の芽和え」です←この文章の意味が分かる方は、かなりの食通かも…(^_-) by  ichi

「墨は生きている」 その1


昨日の炭撒き登山の話を受けて、スミの話を…(^^)。近鉄橿原線・西ノ京駅のすぐ近くに墨運堂という、墨を製造販売している会社があります(横を通る時、ほのかに墨の匂いがします)。膠(にかわ)を使っている関係で、墨作りは寒冷な時期に限定されるとか。空調設備が発達した現代でもそうなの?と思いますが、その製造過程を知ると、合点がいきます。

先日、墨運堂が運営する”がんこ一徹長屋”で「墨は生きている」というポストカードセットを買い求めました。製造過程を12枚の切り絵にしたものです(現場の社員の方が作られたとか。プロの人が作ったのかと思いました^^)。今回は、その前半の7枚をご紹介します(下画像、各々クリックで拡大)


(気温等の状況によりますが)5月GWまでなら、墨製造の実際の現場を見学できるようです。運がよければ、製造過程の墨を握らせてもらえるかも…(→2014/01/16 参照)。煤を膠で固めたものを人間が手足でこねて(人肌の温もりで膠が柔らかくなるのが良いとのこと)、黒い餅状の塊を作ります。それを切り分け、型に入れて形を整えるのですが、この時はまだ羊羹のような弾力を持っています。それに型押しで文字を入れます(続く) by dan