Author Archives: dan

「墨は生きている」 その1


昨日の炭撒き登山の話を受けて、スミの話を…(^^)。近鉄橿原線・西ノ京駅のすぐ近くに墨運堂という、墨を製造販売している会社があります(横を通る時、ほのかに墨の匂いがします)。膠(にかわ)を使っている関係で、墨作りは寒冷な時期に限定されるとか。空調設備が発達した現代でもそうなの?と思いますが、その製造過程を知ると、合点がいきます。

先日、墨運堂が運営する”がんこ一徹長屋”で「墨は生きている」というポストカードセットを買い求めました。製造過程を12枚の切り絵にしたものです(現場の社員の方が作られたとか。プロの人が作ったのかと思いました^^)。今回は、その前半の7枚をご紹介します(下画像、各々クリックで拡大)


(気温等の状況によりますが)5月GWまでなら、墨製造の実際の現場を見学できるようです。運がよければ、製造過程の墨を握らせてもらえるかも…(→2014/01/16 参照)。煤を膠で固めたものを人間が手足でこねて(人肌の温もりで膠が柔らかくなるのが良いとのこと)、黒い餅状の塊を作ります。それを切り分け、型に入れて形を整えるのですが、この時はまだ羊羹のような弾力を持っています。それに型押しで文字を入れます(続く) by dan

「心からネコを信じなさい」 ~小休止~


「心から神を信じなさい」という一節が、聖書のどこかに(たぶん)あります。ところが、熱心なネコ信者にはその一節が右のように見えるらしい。なるほど、「神」から毛?(棒)を3本抜いたら「ネコ」になるんですね。今まで気付かなかった(^^)

原文の「神」を「ネコ」に置き換えるだけで結構楽しめます。別に、聖書の一節でなくても構いません。例えば、「神業」と思えたけど怪しいところが3箇所あったので「ネコ業」だね、なんて使い方も…(^^;;。右の言葉をそのままプリントしたTシャツを販売している業者もいるようです(→ClubT

“God Made a Dog” ( god は dog のアナグラムでもある)と主張する愛犬家に、「神の中にはネコがいる」と教えてあげましょう^_-(下写真各々クリックで拡大) by dan

「セウォル号」沈没事故/サンダーバードがいれば…


先日起こった、韓国の旅客船「セウォル号」沈没事故(右画像クリックで拡大)。速い潮流や海中の視界の悪さなどの悪条件が重なり、救助活動が難航しています。3月にマレーシア航空機の事故があり、現在にいたるも消息不明・未解決であるところへ、この海難事故です。悪いことは、得てして続くものですね。

朝日新聞トピックス( → マレーシア航空機事故 → セウォル号沈没事故

こんな時、国際救助隊(サンダーバード/Thunderbirds)がいればいいのに、と思った人はいませんか?世界のどこからであっても、発信されたSOS信号をキャッチし、サンダーバード1号・2号が迅速に現場へ急行して救助に当たるというシステムは(子供向けにシンプルに作られているとはいえ)よくできています。

朴大統領の判断かどうか定かでありませんが、今回の事故で、韓国は他国の救助支援を断ったそうです。(日本に頼みにくいとしても)合同軍事演習をやっているアメリカには支援要請するなど、もう少し動き方があったような気もしますが…。やはり、サンダーバード(左画像クリックで拡大)のように、緊急時には事前承諾も無く超法規的に救助活動を行う組織が必要なのかもしれませんね。そんなことを思いました。 by dan

阪神・近鉄沿線いろはかるた その2


その1より続く) 阪神×近鉄つながって5周年スタンプラリーの達成者がもらえる『沿線いろはかるた』の御紹介その2です。今回は「わ~む/我が世誰そ常ならむ」(画像各々クリックで拡大)

調べて驚いたのが、一枚目、若草山の山焼きの歴史。お水取り/修二会と同様、古くから続く伝統行事だと思っていたら、さにあらず。正式行事として行われるようになったのは、明治以降だそうです(→ Wiki>若草山の山焼き 参照)。意外ですね~。

奈良県人としては、「た」の墨にも触れておきたいところ。日本全国の墨生産量のうち、奈良が90%を占めているのです(^^)。あと、あっ、そうか!と思ったのが、「ら」の花園ラグビー場。高校サッカー選手権こそ東京・国立競技場で開かれますが、高校野球の聖地は甲子園、高校ラグビーの聖地は花園。メジャーな球技の全国大会が(東京でも大阪でもなく)西宮と東大阪で開かれるというのが面白いです^^(続く) by dan

 

ならまち・十輪院の「海洋散骨葬」


右写真は近鉄奈良線・学園前駅のプラットホームで見かけた看板広告。ならまち・十輪院のものです。近鉄沿線では寺社の広告をよく見かけますが、(danの場合)あまり内容を見ていなかったりします(^^;;。この十輪院もそうでした。

ところが、先日、「海洋散骨葬」という文字に目が留まりました(右上写真クリックで拡大)。昔、スキューバダイビングを趣味にしている方から、沖縄で海中葬ビジネスをやりたいという話を聞いたことがあります。しかし、歴史ある奈良のお寺が海洋葬/海洋散骨葬をされているとはビックリです(これが神戸のお寺だったら納得すると思いますが…^^)。少なくとも4~5年前からされているようですね。

上は実際の手順の一部。クルーザーをチャーターし、事前に粉砕処理された遺骨の紙袋を大阪湾に流します。「GPSで散骨場所が確認できます」というのが今風です^^;;(詳しくは、十輪院のサイト>海洋散骨葬)。このお寺は他にも、「朝食クラブ」という野菜カレーを食べる集まりを開いたり、仏教相談センターを東向商店街に置くなど、いろいろとユニークな取り組みをされているところ。伝統を継承しつつ、常に新しいことにチャレンジされるその姿勢は見習わねばならないと思いました(^^) by dan

阪神・近鉄沿線いろはかるた その1


前回より続く) 阪神×近鉄つながって5周年スタンプラリーの達成者がもらえる『沿線いろはかるた』の御紹介その1です。いの一番は生田神社(右画像クリックで拡大)

生田神社と言えば、阪神大震災で社殿がぺしゃんこになったのをご記憶の方も多いでしょう。藤原紀香が結婚したのが生田神社ですし、地元の人に愛されているところです…とエラソーなことを書いていますが、danは生田神社には1~2回行っただけ(白状すると、三宮以西はあまり知りません^^;;)

余談ですが、「いろは歌」を意味のあるものとして認識したのは、私の場合、随分遅くて、中学生になってからです(出来の悪い生徒でした^^;;)。小学校の頃、近所の子供と一緒になって遊んだ”鬼ごっこ”で、盗人と探偵を決めるのに「いろは」を使っていたので前半の一部は知っていました(→詳しくはこちら)。しかし、まさか、意味のある歌になっていたとは!日本語ってすごいですね~。

閑話休題。いろはかるたの「い~を」(色は匂へど散りぬるを)まで、キリのよいところまで、画像を載せておきますのでご鑑賞下さい(画像各々クリックで拡大)。「へ」の平城宮について補足させて頂くと、5月3日~5日の3日間、「平城京天平祭」というイベントが開かれます。奈良時代の衣装姿の行列等、なかなか艶やかな雰囲気ですよ^_- (続く) by dan

阪神×近鉄つながって5周年スタンプラリー その2


前回よ り続く) スタンプラリー達成後、大阪上本町駅の駅営業所[*] に行って、認定証と同時に頂いたのが、右の『阪神・近鉄沿線 いろはかるた』です(写真クリックで拡大)。絵札と読み札のセットになっているところは通常のかるたと同じで、絵札の裏側には解説が印刷されています。実物を見るまで、いろは47文字すべてに駅名や地名が割り当てられているものと思っていたら、そうではありませんでした(やっぱり無理がありますよね^^;;)

[*] 駅営業所の受付時間は 10:00~17:00 となっていますが、受付時間外でも対応していただける可能性があります(danも、受付時間外=18:00過ぎに行って、かるたをゲットしました)

かるたには沿線の名所やイベント、風物をうまく折り込んであり、遊んでいるうちに/眺めているうちに、関西事情に詳しくなれること請け合い。今後、かるたの内容を数回に分けて紹介させていただく予定ですので、乞うご期待^_- (続く) by dan

「ゆうドキッ!」(奈良テレビ)に特別出演!?


奈良テレビで平日の夕方に「ゆうドキッ!」という情報番組が放送されています。4月8日の『小池流 奈良の愉しみ方』というコーナーに、あす香の料理が登場しました!使われたのは「菜の花の信太巻き」(→2014/03/21 参照)。ichi によると、放送数日前に写真使用承諾のお願いが放送局からあったそうな。その日の内容は「しのだ」に関するものでした。

油揚げを入れたうどんは「きつねうどん」あるいは「しのだうどん」、油揚げを使った巻きもの料理は「しのだ巻き/信太巻」と呼ばれます。油揚げ⇔きつねの関係は推測できても(キツネの好物は油揚げとされている)、油揚げ/きつね と信太(しのだ) との関係は、うまく説明できない人が多い気がします。そもそも「しのだ」って何でしょう?

ここで、誰もが知っている安倍晴明が登場します。彼はスーパー陰陽師であったため、人間(父)と白狐(母)が愛し合って生まれたという伝説があります(→「葛の葉」)。この白狐が住んでいたところが信太の森(今の大阪府和泉市)。そこから、キツネと信太が合わさって、油揚げ=きつね=しのだ(信太)、となったとか。

番組では、安倍文殊院など清明ゆかりの映像を交えながら、小池重二デスクが分かりやすく解説。いろいろ勉強になりました。料理を御紹介頂いたこととあわせ、あらためて御礼申し上げますm(__)m by dan