Monthly Archives: 2月 2022

ふきのとうの天ぷら/Deep-fried Butterbur scape


毎日寒いですが、そんな日常にふと春の兆しを見つけると、とても嬉しくなります。日差しの明るさ・柔らかさ、日暮れが遅くなったこと(夕方5時半でもまだ明るい!)、梅の花、桜の小さいつぼみ、鉢植えのチューリップが芽を出していること…。このひと月ほど篭りがちでしたが、徐々に散歩も増やして行こうと思います。できれば、ジョギングも!というのも、延期延期になっていたビワイチ(自転車で琵琶湖一周)を、この春はやるで!と高校の同級生からお達しが来ているのです(笑)どうなるか わかりませんが、なまった体を少し引き締め、できれば参加したいなーと思っています。

さて、今日のお料理です。春の兆しは野草からも…。ということで、フキノトウの天ぷらが今年初登場です。大きいものは半分に切りますが、包丁を入れると同時にほろ苦い香りが広がります。その瞬間、まるで春の気を吸い込むような感覚、そして感じる幸せ(^o^)。カラリと揚がった天ぷらは、サクッとした衣とフキノトウのほろ苦さがこれまた美味しくて…(左写真クリックで拡大)。フキノトウはまだ数個残っていますので、こちらは「フキノトウ味噌」にしようと思っています(^^)q by ichi

はくさいの生姜炒め/Stir-fry Chinese cabbage with ginger


2月1日は旧正月、2月4日は立春ということで、2月を新たな年明けと捉えてまた気持ちを新たにしています。今月の初めに伏見稲荷さんに初詣に行きました。伏見稲荷と言えば千本鳥居が有名ですが、途中の四ツ辻までお詣りをしてそのまま下ってしまう方が多いようです(右下の稲荷山マップ参照。クリックで拡大)。かくいう私も30年位前に友だちとお詣りしたことはありますが、多分そこまでしか行ってないように思います。今回は神事(かみごと)に詳しい方々とご一緒させていただき、いろいろと学ばせていただきながら、山頂(一の峰)まで登りました。

朝の7時半に大鳥居前に集合、寒さで冷えた体は登って行くうちに段々温まりました。「ブーツは失敗やったな、登山靴か せめてスニーカーで来たら良かった…」と思いつつ登ると、やがて山頂に到着。ここは空気の清々しいこと!こんな気持ちの良いお詣りができるなんて!神社は、神様に感謝を述べ、自分がどう生きて行くかを誓う所だということです。因みに、下の方(下界と言うべき?)は大勢の人の「お願い お願い」「頂戴 ちょうだい」の気で満ち溢れているらしいです(笑)清浄な気でいっぱいの山頂に感動しました。これから時々 お詣りしようかと思っています(^_-)

さて、今日のお料理です。冬は根菜や葉野菜が美味しいですね。ハクサイは、煮物か お漬物にすることが多いかもしれませんが、私は断然 炒めるのが好きです。軸を3センチ位に切り分け、縦の繊維を長く残した千切りにします(6~8ミリ位)。葉は適当な大きさに。先ずは軸の方から塩をして炒めて、蓋をして軽く蒸し煮。この時、少しだけ水を入れておくと、焦げたりせず安心です。

程よく火が通ったところで、葉を入れます。強火にして炒め、全体に火が通ったら出来上がり。炒め過ぎて、軸の「しゃきっと感」を損なわないようにしたいものです。細かく千切りにした生姜も一緒に炒めると、美味しさアップ!最後に、水菜を加えて炒めて、仕上げました。今回、共に盛り付けているのは、人参・長芋・シメジの重ね煮です。 by ichi

粕汁/Soup with a sake lees base


あっという間に1月が過ぎて行きました。2月は短いので、もっと早いんだろうな。奈良は、日中でも10℃に届かない寒い日が続いています。こんな時は、粕汁をよく作ります。子供の頃は、母が作って出してくれても、大して嬉しくなかったのですが、今は 大好きです。食の嗜好って、変わりますね(^^;;

大根・人参・ささがきゴボウ・蓮根など、根菜類を沢山入れて、あとは こんにゃくやお豆腐…と、何種類もの野菜の旨みを味わうのも良いのですが、今回はもうすこし少ない材料で作ってみました。大根・太ねぎ・人参….大根は、丸大根を使っていますので、とろとろに煮えています。アツアツを、今が旬の野菜たちの美味しさをふうふう言いながら召し上がっていただき、温まってもらっています。ここで、時々質問される「酒粕」について、ちょっと触れておきます。

酒粕の選び方 米と米こうじだけでできているものが、お勧めです。
すり方 つぶつぶを滑らかにするには、擂り鉢でするよりも、裏ごしの方が、滑らかになります。酒粕を冷蔵庫から出しておいて、常温に戻してからだと、すりやすいです。
保存 以前酒屋さんに聞いたら、使い切れなかったものの保存は、ラップに包んで、さらに新聞紙で包み、冷凍すれば良いとのことでした。そしたら、次のシーズンも使えるらしいですが、やはり風味が落ちるように思います。

先ず大切なことは、沢山買わず、できるだけ早目に使い切ること。余ってしまったものは、お味噌汁に少しずつ入れて使って下さい。少量だと、お味噌汁がまろやかになって、それはそれで美味しいですよ。 by ichi