西ノ京駅からあす香にお越しになる途中にあるのが、養天満宮/養天満神社(右写真クリックで拡大)。境内をブロック塀で囲まれた、何の変哲もない神社ですが、ここの社叢は奈良市の「天然記念物」となっています。
ちなみに、よく知られているのが、国が指定する特別天然記念物で、これは75件しかありません(トキ、春日山原始林、秋芳洞など)。上のような地方自治体指定の天然記念物は結構あるようです(→ 奈良市指定の天然記念物一覧)
ここが天然記念物指定されている理由ですが、宅地開発された中でぽつんと残ったこの一画は、奈良盆地の原生林の形態を保っている非常に珍しい叢林/社叢なんだそうです(ツブラジイ/コジイが生えています)。つまり、奈良時代の人たちが目にしていた自然がそのまま残っているというわけ。なんだかロマンをかき立てられますね~(下写真、各々クリックで拡大)。境内へは自由に入れますが、社叢(木々が生えている箇所)内への立ち入りは禁止。なので、眺めるだけにして下さい(^_-) by dan