この冬は、「下仁田ねぎ」を食べそびれました。あの太くて甘いネギ、冬の寒さが作り出すもの、それなら寒さもありがたい、と思っていました。
代わりに白ねぎ、という訳ではなく、白ねぎの美味しさも、寒い時期は格別です。蒸し煮をして、味噌を添えて…。青い部分は固いからと捨ててしまわないで、小口切りにしてネギ焼きにして食べています(^^) by ichi
この冬も、実家の母と、お味噌を作りました。いつも通り、米味噌・麦味噌、両方作りました。
どちらも、乾燥大豆を各1キロずつ、という量なので、そんなに大変ではありません。お店をしていた頃は、大鍋一つで1キロの大豆を炊くことができたのですが、今回は大鍋が手元に無いので、500グラムずつ、4回に分けて3日がかりで炊きました。どちらかと言うと、その方が大変でした(^^;;
いつも堅めに仕上げてしまうので、大豆・麹・塩を混ぜる時、今年は意識して呉汁(ごじる)を少し多めに入れました。さて、どんなお味噌になるか、半年後が楽しみです(^^) by ichi
■御参考 旧あすかDiary>味噌作り 2009
あす香のあった場所は、私の師匠・みのりさんが、お店をしていた所です(もう20年近くも前のことです)。その頃、月1回、松岡四郎先生がお店に来られて講義をされていました。マクロビオティックに出会って間もない私は、ほぼ毎月、先生の講義を楽しみに受けていました。
なので、私にとってのマクロの原点は、みのりさんと松岡先生と言えます。折角時間ができたので、またお話をお聴きしたいと思いました。ネットで調べてみると、自宅の近くでセミナーがあることがわかり、すぐに申込みました(「21世紀 =食養「陰陽原理」講座=」ホロンPBI主催)。松岡先生は、桜沢如一先生の直弟子さんです。直弟子の方々も皆さんご高齢になり、亡くなってもいかれています。今となっては、貴重な存在、しっかり勉強しなければ…(^^)
久しぶりにお会いする先生は、85歳になられましたが、変わらずお元気でした。初めて先生にお会いした時、先生が私の顔を診て(勿論、望診* がおできになるので)開口一番、「あんた頑固やなぁ」(笑) そして次に、「晩年は恵まれる。でもそれも徳を積んでの話、せいぜい徳を積みなさいや。」と言われたのを、今でもはっきり覚えています(右写真は、「マクロビオティック ほんまもんの健康法」)
今回、十数年ぶりに松岡先生のお話を聴くことができ、本当に良かったと思います。マクロビオティックとは、食べ物のことばかりではなく、生き方である、とおっしゃいます。キラリと光る人生訓も語られ、質問にも鮮やかに答えてくださいました。今後も是非受けたいと思います(^^) by ichi
※望診(ぼうしん)とは
顔や身体の特徴から、その人の性格や持ってる病気・負担のかかっている所、そして病歴までわかる診断法です。その人が産まれる前、すなわちお母さんが妊娠中に、好んで摂っていた食べ物までわかるそうです。データ重視のお医者さんより、ある意味鋭い診立てができます。