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薬師寺でお写経


薬師寺でお写経をした後に、あす香でお食事をされるお客様が、時々おられます。私も一度してみたくて、つい最近、初めて薬師寺でお写経をしました。

写経場へ続く道には、牡丹の花が咲いていました。春の日差しの中、鮮やかに咲く美しい牡丹にしばらくうっとりと見とれていました。写経場に入ると、既に何人かの方が静かに写経をしておられました。墨をすって、心を落ち着けて、いざスタート!手本を下に敷いてなぞるように書くので、般若心経を知らなくても書くことができます。

ところが、3行程書いた所で、筆先が割れてきて、文字が二重になりました。硯の上で筆先を整えても、やはり筆が割れます。 上手く行かないので、イライラして来ました(^^;;。どうしても筆が割れるので、「もういイヤ!」と投げ出したくなったのですが、ふと、もっと筆を立てて書いたらどうかな、と思ってそうしてみると、筆が割れなくなりました。あ~良かった。イライラが収まり、再び静寂の中に戻って写経をしました。

1巻書き終えるのに、1時間程かかったでしょうか。初めてのお写経後の感想は「また時々行きたいなー」(下写真が今回のお写経)。静かな空間で、書くことに集中する時間は、ちょっと瞑想にも似てるような…。墨をする、あの香りも大好きです。写経に必要な物は、全て貸してもらえるので、手ぶらでOK。予約も要らないので、書きたい時に気楽に行けます。1巻2000円のお納めですが、薬師寺の拝観料も含まれています(→詳細はこちら

写経をしたことのない方、日頃慌ただしくされている方、写経をして心静かに過ごす時間を、是非一度経験されては、と思います(^_-) by ichi

薬師寺・東西両塔特別公開/工事現場のエンタメ化


先日(3月20日)まで、薬師寺で東塔と西塔の内部が特別公開されていました。東塔は現在解体修理中で(2012/02/10 参照)、昔であれば公開を控えていたと思うのですが、最近は「工事現場のエンタメ化」が進んでいて、むしろ、お客様が呼べる(お客様に喜ばれる)と判断されたようです。上左写真は東塔初層、上右写真は瓦の降ろされた東塔(各々クリックで拡大。薬師寺公式サイト>東西両塔特別公開 より)

「工事現場のエンタメ化」のトレンドは、先日の日経MJでも記事になっていました(右下写真、クリックで拡大)。推敲跡の残る小説家の原稿等、制作過程のわかる資料は一部のマニアで評価が高かったのですが、一般的な認知度はまだまだでした。それが一般化しつつある感じです。廃墟、工事現場…と、完成後(取り壊し後)には見ることのできない「今、ここだけ」感が、人々のココロを掴むのでしょう。余談ですが、「今+ここ」=now+here=nowhere(どこにもない)というのは、偶然とはいえ、出来すぎです(^^) by dan

塀の外のオーディエンス/甲斐バンド・薬師寺ライブ


8月12日の夜、薬師寺で甲斐バンドのライブがありました。行きたかったけど、行かなかったいきさつは、7月30日のブログに書きましたが、やはり気になっていました。

ライブの前日、休憩でお茶に行った帰り途、薬師寺の方から演奏が聞こえて来ました。あっ、リハーサルやってるんや!と薬師寺の方へ行き、そのままずっと聴いていました。次々と繰り出されるヒット曲に、なかなか帰れなくなり、結局小一時間聴き入ってしまいました(笑)

そして、翌日のライブ本番の夜、チケット片手に続々と入場して行く人を尻目に、またしても塀の外のオーディエンスとなり、アンコールまで約2時間余り、(我ながらよくやるよ、と思いつつ)しっかり聴きました(場内の様子は、「甲斐バンド、世界遺産・薬師寺で熱唱!」[sanspo.com] 参照。写真も同記事より)

MCは、はっきり聞き取れなかったのですが、懐かしい歌を沢山聴けてワクワクしました。リハと本番の両方を、厚かましくもタダ聴き、いえいえ、無料拝聴してしまったので、せめてCDを買って感謝の意を表したいと思います。この夏の、良き思い出になりました(^^) by ichi

PS 今回のライブがNHKで放送されるそうです。
 【放送局/番組名】 NHK-BSプレミアム「甲斐バンド LIVE in 薬師寺 」
 【放送日程】 8月30日(木)23:15 ~ 24:44(予定)

毎月八日は薬師縁日


薬師寺では、様々な行事が行われています。西ノ京の街なかには右写真のような掲示板があり(クリックで拡大)、近隣の方は、行事予定が自然に頭に入るようになっています(^^)

毎月8日は薬師縁日で、午前11時に大般若経転読法要、午後1時 より山田法胤管主による法話があります。特に、8が二つ重なる8月8日からの三日間は、朝6時より「暁天講座」が開かれることになっています(参加費無料。詳しくはこちら

西ノ京に引っ越してきてから、こうした行事にはまだ参加できていませんが、今後、なるべく参加しようと考えています。あす香から薬師寺まで徒歩約10分。大阪の時もそうでしたが(天満宮が近かった)、神様・仏様とご縁があるようです(^^) by dan

千切り大根の和え物/甲斐バンドの薬師寺ライブ


仕込み中は、大抵ラジオを聴いて(聞き流して)います。8/12(日)に薬師寺で甲斐バンドのライブがあり、予約受付中というアナウンスがありました。実は高校生~大学生の頃、結構好きでした。歩いて行ける所で、しかも薬師寺でライブだなんて…(^o^)

「絶対行く!」ということで、詳細をネットで調べると、チケット代が8,400円!一気に気持ちが萎えました。あの意気込みはどこへやら(笑) ASKAのライブだったら、10,000円でも行くのですが。

本題です^^;;。千切りをさらっと煮て、キュウリや赤玉ねぎとの和え物に(左写真、クリックで拡大)。真夏はしっかり炊いた煮物より、あっさりと仕上げたお料理の方が食べやすいですね。 by ichi

■dan補足
8/12(日)の甲斐バンド薬師寺ライブの詳細はこちら。ちなみに、当日はあす香も営業しておりますので、ファンの皆様のご予約をお待ちしております(^o^)。しかし、野外ライブということは(多分)音は外にダダ漏れですよね?前日にリハーサルもやるでしょうし、お金を払わずとも歌を聞けたりして…(^^;;

薬師寺参拝


引っ越してから、早くも1週間以上経ちました。毎日が、あっという間に過ぎて行きます。薬師寺に、やっとお詣りすることができました。この町で暮らし、お客様に喜んでいただけるような仕事ができますようにと、ご挨拶して参りました(写真クリックで拡大)

  

休ヶ岡(やすがおか)八幡宮へ続く出口付近に、蓮の花が咲いていました。淡いピンク色の、美しい花に心が安らぎ、思わず手を合わせたくなりました(^^) by ichi

7年後にお会いしましょう/薬師寺東塔が解体修理


先日、薬師寺へ行ったところ、東塔を素屋根(作業用のシェルター)で覆う作業がまさに佳境。翌日には素屋根が横にスライドし、東塔の姿が完全に隠れるというタイミングでした(下のYouTubeで言うと、1分23秒頃の状態)

運良く、お隠れになる直前の東塔を写真に収めることができました(右写真。クリックで拡大)。この覆い屋の内部で解体修理が行われ、東塔の姿を再び見ることができるのは7年後の予定。1世紀ぶりの解体修理で、こうしたシーンに立ち会える私達は幸運なんでしょうね(^^)

日本古来の建築工事いわゆる宮大工で思い出すのが、西岡常一(にしおかつねかず)氏や彼の唯一の内弟子であった小川三夫氏です。千年先を見越した仕事をする彼らの著作を読み直そうと思います。 by dan

薬師寺の坊さんがやってくる/根来穆道さんのお話 その2


その1より続く) 先日行われた和田萬さんのイベント報告その2です。

後半のお茶タイム(質疑応答)では、お坊さんの日常生活の裏話も出ました。執務を終えた夕方5時以降は自由時間、つまり「アフターファイブ」があるとか(笑)、繁忙期(=修学旅行シーズン)は「残業」が多いとか、会社員と同じだそうです(^^)

そういえば、「ファンシイダンス」という映画(右写真。モックンがカッコいい)で、彼女とデートしたり、スナックに行くお坊さんが描かれていましたが、これに近いこともあるんでしょうか?(^^;;

楽しい話で盛り上がりつつ、たくさんの気付きを頂いた一時でした。根来穆道さん、本当にありがとうございました。ののさん差し入れのスコーン(美味!)に、和田萬さんからのお土産もあり、至れり尽くせり。大満足の一夜に合掌(-人-) by dan

ご参考  和田萬  奈良薬師寺公式サイト  薬師寺21世紀まほろば塾