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お味噌汁


涼しくなって来ると、お味噌汁の美味しさが一層身に染みます。基本的に、毎食、ご飯とお味噌汁は欠かせない(ご飯無しで、パンや麺で済ませる、ということは、余りありません)のですが、真夏はやっぱり冷たい素麺が、お味噌汁に取って代わることが時々ありました。

今年の2月に、実家の母と仕込んだお味噌も、もう食べられます。この夏の暑さにも、カビひとつできず、熟成しました。昨年のお味噌が、そろそろ底をついて来たので、うまい具合にバトンタッチです。新米に切り替わる時期とほぼ同じ頃に、お味噌も新しいものになりそうです(^^) by ichi

味噌汁は「腐敗した大豆のスープ」!?


先日ご紹介した「モーツァルトの目玉焼き」に、数十年前のイギリス人が和食をどう捉えていたかが判る面白い?文章がありましたので、引用させて頂きます。

第二次大戦中は、捕虜を収容している日本軍のほうも、ろくなものを食べていなかったけれど、イギリス軍捕虜の側からはゴボウを食べさせられて「木の根を食わされた」とか、沢庵漬を食べさせられて「腐敗した異臭のする大根を食わされた」とか、味噌汁について「腐敗した大豆のスープを飲まされ、捨てたら殴打された」とかいう訴えがあとになって噴出した。なにしろ食べ物の恨みであるから理も非もなく、これで処刑されたB、C級戦犯も少なくない(「モーツァルトの目玉焼き」P.136~137より。下線はdanによる)

ホント、食べ物の恨みは恐ろしい…(^^;;。我々自身、異文化圏の食べ物はなかなか口に合わなかったりします。ただ、”イギリス料理”という言い方をあまり聞かないように、イギリス人はもともと食べ物に対して淡泊なお国柄のようです。

原因の一つに気候・風土があるでしょう。そう考えると、四季折々さまざまな食材が入手できる日本は、とても恵まれているのだとあらためて思います(^^) by dan

ウリのお味噌汁


この夏は、豪雨と落雷が多発していますね。これ以上、被害のないようにと願います。雷が落ちると、地上にマイナスイオンが発生するそうです。なので、雷の多い年は、豊作だとか。「雨」に「田」と書いて「雷」というのも、うなずけます。

今日のお味噌汁の具は、瓜です。「黒門しろ瓜」という、なにわの伝統野菜を使いました。瓜は塩もみして生で食べたり、お漬け物も美味しいですが、煮物や味噌汁でいただくのも、大好きです(^^) by ichi

お味噌汁


いただきまーす!と手を合わせ、先ず最初に口にするのが、お味噌汁。もう何年も(ひょっとしたら何十年?)そんな風にして、食事が始まります。皆さんはどうでしょうか?

よくお客様から、「お味噌汁が美味しい」とおっしゃっていただきます。蒸し煮した野菜、おだしも味噌も2種類使うこと…コツはこの辺にあるかもしれません。お味噌は麦味噌と米味噌、或いは豆味噌と米味噌の合わせ味噌にしています。

味噌は、放射能の害を取り除く力があると言われます。桜沢如一先生の直弟子の松岡四郎先生が、ずっと以前に、「チェルノブイリ原発事故の後、ヨーロッパで豆味噌が飛ぶように売れた」とおっしゃっていました。放射能の陰性に対して、味噌の陽性が効く、ということでしょうか(しかも豆味噌は米・麦味噌より陽性)

とにかく、日本の食事の原点であるお味噌汁を、せめて一日1杯は飲みたいものです(^^) by ichi