Author Archives: ichi

さくら豆腐/Steamed tofu with salted cherry blossoms


新緑がまぶしい季節になりました。初夏の陽気の(いえいえ、初夏を通り越してるような日もあります(^^;) 西ノ京周辺や出先で、レンゲ畑のピンク色に、心が和みます。ひと頃、レンゲ畑が減ったと、話題になっていたように思いますが、少し増えて来たのかな?だとしたら、嬉しいことです。今、すごくゆっくりとしたペースで、読んでいる本があります。「風邪の効用」(野口晴哉著)という本なのですが、野口整体をご存知の方も、多いと思います。その野口先生の書かれた本で、こう紹介されています。

「風邪は自然の健康法である。風邪は治すべきものではない、経過するものである」
「自然な経過を乱しさえしなければ、風邪をひいた後は、あたかも蛇が脱皮するように新鮮な体になる」
「本書は『闘病』という言葉に象徴される現代の病気に対する考え方を、一変させる」

まだ3分の1ほど読んだだけですが、なるほどと頷きながら読んでいます(^^)

さて、本題、今日のお料理です。桜(ソメイヨシノ)はもう終わってしまいましたが、八重咲きや山桜は、まだ咲いている所があります。毎年 3月20日頃から1ヶ月ほど、期間限定で出している「さくら豆腐」。この週末が今シーズン最後になりそうです。桜の塩漬けを裏ごしした豆腐に練り込み、型に入れて蒸します。長芋をすりおろして混ぜていますので、ふんわりとした食感です。今年も何度も作ったな~、また来年ね!と思いながら、作りました。この春の締め括りの、さくら豆腐となりました(^_-)☆ by ichi

米粉と豆乳のブラマンジェ/Blancmange of rice flour and soy milk


桜が咲き始めましたね~(^o^) たまに寒の戻りがありますが、もう冬のコートは要らない。心も体も、軽~くなりました。そんなウキウキ春気分のお陰か、レシピ本を3冊も、続けて買いました。と言っても、料理と言うよりは、スイーツ・パンが目当てで買ったのですが…。レシピを見てあれも作りたい、これも作ってみたいと思って、テンションが上がります(^_-)

もう一つ、最近 読んだ本のご紹介をします。「大人達への失望 (丸本大仁著・ヒカルランド) 」広島の中学生が書いた本です。よくこれだけ自分で調べて 見抜いたな~と感心しきり。結構 ささる本です。本の中では、著者のお父さんの話も出てきますが、彼のお父さんが、また素晴らしい!この親にして、この子あり(モチロン良い意味です)、感じ入りました。そして、今の教育の現場、こんななんだな、でも、それは私たち大人全てにあるよな…と。世の中が変わるのは、こうした一人ひとりの思いであり、その伝播かもしれません。

さて、今日のお料理です。最近買ったレシピ本を参考にして作った、スイーツです。米粉と豆乳をベースにしたブラマンジェ。米粉を使っているからか、プルプル、モチモチっ、としています。甘味はメープルシロップでつけています。この季節の果物・イチゴをのせて可愛く仕上げました(左写真クリックで拡大)(^-^) by ichi

菜の花の信太巻き/Rolled canola flower with deep-fried tofu


初めて USJ に行きました。ええっ!初めて!? 関西に住んでるのに!? オープンしてから何年になる?という反応をされてるかもしれませんね。実際、そう言われました(笑) 。当日はぽかぽか陽気で、過ごしやすい一日でした。平日にもかかわらず、大勢の人で賑わっていました。開園1時間前に行って、チケットを並んで買い、ゲイトが開くのを待ちました。

前日に知ったことなのですが、ローソンでもチケットを買えるんですね。もう少し早く知っていたら、地元のローソンで買っておいたのに…(なお、USJ近くのローソンでは、買えませんでした^^;;)

さて、USJ内の人気のアトラクションは軒並み1時間待ちで、その間 ずっと列をなして、ぐるぐるグルグルと歩かなければなりません。結局2万歩以上歩いてヘトヘト……。なかなかの「行」でした(^^;; ハイキングで歩く2万歩とは、全然違いますね。楽しかった以上に、やはり疲れました。遊ぶのにも、それなりに体力が要ります(笑)

さて、今日のお料理です。あす香の春の定番料理とも言える「菜の花の信太巻き」です。甘辛く炊いた薄あげに、湯がいた菜の花をキリッと巻きます。菜の花は、湯がいてから、ざるに上げてしっかり水を切らないと、料理が水っぽくなってしまいます。かと言って、手で絞るのも なるべく避けたいものです。できるだけ早めに湯がいて、水切りをするのが大切です。菜の花のほろ苦に、お客様が「春ですね~」と喜んでおられました(^o^) by ichi

大根もち/Radish rice cake


寒さが緩んで晴れた昼間は、春の陽気を感じる今日この頃です。キッチンやお客様にお食事をしていただく和室は、どちらも南向きなので、日差しがたっぷり入って来ます。キッチンの南側の窓はとても大きく、明るい日差しを感じながら料理をするのはとても気持ちが良いです(^^)。冬場に美味しかった野菜たちも、これからは段々 形状が変わって来たり、真冬ほど美味しくなくなって来たりします。大根や青菜が美味しいのも、もうしばらくかな~…。春の訪れは嬉しいけど、過ぎ行く冬にもちょっと名残惜しい気がします。

さて、今日は冬の美味しい大根のお料理、「大根もち」です。大根をすりおろすと、かなり水分が出そうなので、「大根つき」(右上写真)という道具で千切りにしました。この大根つきでつくと、千切りの長さがバラバラです。そのままだと長いものもあるため、包丁で長さを短く切ります。「もち」と言うからにはモチモチ食感が大切!つなぎには小麦粉と米粉を使いました。大根の旨味と歯ごたえがモチモチの生地と共に味わえます(^_-)☆ by ichi

ふきのとうの天ぷら/Deep-fried Butterbur scape


毎日寒いですが、そんな日常にふと春の兆しを見つけると、とても嬉しくなります。日差しの明るさ・柔らかさ、日暮れが遅くなったこと(夕方5時半でもまだ明るい!)、梅の花、桜の小さいつぼみ、鉢植えのチューリップが芽を出していること…。このひと月ほど篭りがちでしたが、徐々に散歩も増やして行こうと思います。できれば、ジョギングも!というのも、延期延期になっていたビワイチ(自転車で琵琶湖一周)を、この春はやるで!と高校の同級生からお達しが来ているのです(笑)どうなるか わかりませんが、なまった体を少し引き締め、できれば参加したいなーと思っています。

さて、今日のお料理です。春の兆しは野草からも…。ということで、フキノトウの天ぷらが今年初登場です。大きいものは半分に切りますが、包丁を入れると同時にほろ苦い香りが広がります。その瞬間、まるで春の気を吸い込むような感覚、そして感じる幸せ(^o^)。カラリと揚がった天ぷらは、サクッとした衣とフキノトウのほろ苦さがこれまた美味しくて…(左写真クリックで拡大)。フキノトウはまだ数個残っていますので、こちらは「フキノトウ味噌」にしようと思っています(^^)q by ichi

はくさいの生姜炒め/Stir-fry Chinese cabbage with ginger


2月1日は旧正月、2月4日は立春ということで、2月を新たな年明けと捉えてまた気持ちを新たにしています。今月の初めに伏見稲荷さんに初詣に行きました。伏見稲荷と言えば千本鳥居が有名ですが、途中の四ツ辻までお詣りをしてそのまま下ってしまう方が多いようです(右下の稲荷山マップ参照。クリックで拡大)。かくいう私も30年位前に友だちとお詣りしたことはありますが、多分そこまでしか行ってないように思います。今回は神事(かみごと)に詳しい方々とご一緒させていただき、いろいろと学ばせていただきながら、山頂(一の峰)まで登りました。

朝の7時半に大鳥居前に集合、寒さで冷えた体は登って行くうちに段々温まりました。「ブーツは失敗やったな、登山靴か せめてスニーカーで来たら良かった…」と思いつつ登ると、やがて山頂に到着。ここは空気の清々しいこと!こんな気持ちの良いお詣りができるなんて!神社は、神様に感謝を述べ、自分がどう生きて行くかを誓う所だということです。因みに、下の方(下界と言うべき?)は大勢の人の「お願い お願い」「頂戴 ちょうだい」の気で満ち溢れているらしいです(笑)清浄な気でいっぱいの山頂に感動しました。これから時々 お詣りしようかと思っています(^_-)

さて、今日のお料理です。冬は根菜や葉野菜が美味しいですね。ハクサイは、煮物か お漬物にすることが多いかもしれませんが、私は断然 炒めるのが好きです。軸を3センチ位に切り分け、縦の繊維を長く残した千切りにします(6~8ミリ位)。葉は適当な大きさに。先ずは軸の方から塩をして炒めて、蓋をして軽く蒸し煮。この時、少しだけ水を入れておくと、焦げたりせず安心です。

程よく火が通ったところで、葉を入れます。強火にして炒め、全体に火が通ったら出来上がり。炒め過ぎて、軸の「しゃきっと感」を損なわないようにしたいものです。細かく千切りにした生姜も一緒に炒めると、美味しさアップ!最後に、水菜を加えて炒めて、仕上げました。今回、共に盛り付けているのは、人参・長芋・シメジの重ね煮です。 by ichi

粕汁/Soup with a sake lees base


あっという間に1月が過ぎて行きました。2月は短いので、もっと早いんだろうな。奈良は、日中でも10℃に届かない寒い日が続いています。こんな時は、粕汁をよく作ります。子供の頃は、母が作って出してくれても、大して嬉しくなかったのですが、今は 大好きです。食の嗜好って、変わりますね(^^;;

大根・人参・ささがきゴボウ・蓮根など、根菜類を沢山入れて、あとは こんにゃくやお豆腐…と、何種類もの野菜の旨みを味わうのも良いのですが、今回はもうすこし少ない材料で作ってみました。大根・太ねぎ・人参….大根は、丸大根を使っていますので、とろとろに煮えています。アツアツを、今が旬の野菜たちの美味しさをふうふう言いながら召し上がっていただき、温まってもらっています。ここで、時々質問される「酒粕」について、ちょっと触れておきます。

酒粕の選び方 米と米こうじだけでできているものが、お勧めです。
すり方 つぶつぶを滑らかにするには、擂り鉢でするよりも、裏ごしの方が、滑らかになります。酒粕を冷蔵庫から出しておいて、常温に戻してからだと、すりやすいです。
保存 以前酒屋さんに聞いたら、使い切れなかったものの保存は、ラップに包んで、さらに新聞紙で包み、冷凍すれば良いとのことでした。そしたら、次のシーズンも使えるらしいですが、やはり風味が落ちるように思います。

先ず大切なことは、沢山買わず、できるだけ早目に使い切ること。余ってしまったものは、お味噌汁に少しずつ入れて使って下さい。少量だと、お味噌汁がまろやかになって、それはそれで美味しいですよ。 by ichi

蓮根とかぶら 白みそドレッシング /Lotus root and turnip with white miso dressing


毎日 寒いですね~(><)。奈良市内は、結構寒くても、余り雪は降らない所ですが、最近は時々雪がチラつきます。1月も後半になり、 少しだけ、お昼が長くなったな、と感じます。厳しい寒さが続きますが、確実に春へと向かっている、そんなふうに思える今日この頃です。

そんな寒い中、久しぶりに、料理雑誌(うかたま 2022年冬号)を買いました。知人宅で見せてもらって、これ 作ってみたい!と思うものが いくつかありました。時々、ネットのレシピを参考にして作ることもありますが、私は やっぱり料理本や雑誌の方が好きだな。スマホの画面は小さいし、ずっと見てると疲れるし。今回買った雑誌を参考に、冬のお野菜が美味しい間に、是非 いろいろと作ってみようと思います。

さてさて、本題、今日のお料理の紹介です。蓮根もかぶらも、今がとっても美味しい時!佐賀産の蓮根が手に入ったので、かぶらと組み合わせて、一品にしました。蓮根は、塩と梅酢を少し絡めてソテーに。かぶらはくし型に切って塩をして少しおきます。しんなりしたら、少しお酢を加えます。交互に並べて盛り付け、白みそのドレッシングをかけて出しています。白みそのドレッシングは、白みそ:酢(米酢):油(ゴマ油か米油)を、3:1:2~3 の割合(きっちり測る必要はありません。見た目のアバウトで、結構です)で混ぜて、豆乳で好みの堅さに伸ばします。

このドレッシングは料理教室でも好評で「あれ、よく作ってます♪」と云われることがあります。手作りで安心な上にその日 使い切れなくても、冷蔵庫で3~5日程もちます。サラダや和え物に是非!重宝しますよ(^_-) by ichi