Author Archives: ichi

摘み菜ウォーキング その2


その1より続く) オオバコ・タンポポ・桑・ギシギシ…おなじみのものもあれば、名前は知っていても、見たことがない(見ても分からない)もの、初めて聞くもの…次々と出会います。途中で別のハイキンググループとすれ違い、「こんにちは」と挨拶を交わします。この日のコースは、「山野辺の道」の一部なので、私たちも一見ハイキンググループなのですが、なぜか下ばかり見て歩いている、不思議な人たちだったことでしょう(笑)

天理市トレイルセンター(左写真)で少し早めの昼食。各自お弁当を広げて食べ始めると、先生が持って来てくださった自作の「くちなしときゅうりの酢の物」「びわ味噌」「桑の実ジャム」を分けてくださいます。これがどれも美味しい!あのくちなしの花が(どなたか歌い出してませんか?笑)酢の物になるなんて!早速やってみよ~(^^)

昼食後、再び歩き出しました。空はだんだん泣きそうな気配、時々立ち止まって、先生の説明を聞きながら、進んで行きます。やがて雨が降り出し、ザーザーとかなり激しくなって来ました。そうなるともう摘み菜どころではなく、纏向(まきむく)駅まで、ただひたすら歩きました。最後の1時間ほどは雨に降られましたが、とても楽しい摘み菜体験でした。こんな草が…と思うものが、実は食べられることに驚き!とても勉強になり、本当に満足しました。毎月1回の講座というのも参加しやすいペースなので、これからも是非続けていきたいと思います。

下写真、左から順に「くちなしときゅうりの酢の物」、「桑の実ジャム」、「イノコズチの吸い物」です(各々クリックで拡大)。左の二つは先生が持参されたもの、右の吸い物は私の自作です(^^)  by  ichi

摘み菜ウォーキング その1


蒸し暑い日が続いています。梅雨の蒸し暑さと台風の影響もあってか、かなりムシムシと暑くなって来ました。そんな中、「摘み菜ウォーキング」に参加しました。「摘み菜」というより、「野草摘み」という方が分かりやすいかもしれませんね。10年以上前に、摘み菜の講座に2度ばかり参加してから、ずっとしたいな~と思いつつ、それっきりになっていました。奈良で摘み菜の講座があることを知り、早速申し込んだのでした。

JR柳本駅に集合し、黒塚古墳~崇神(すじん)天皇陵・景行(けいこう)天皇陵を経て纏向(まきむく)駅まで、というコース(右地図クリックで拡大)。先ずは黒塚古墳に向かって歩き出しました。ほどなく民家の庭にムクゲの花が咲いているのを見て、「ムクゲの花も食べられますよ~、料理の飾りにしても、キレイです。」と先生。いきなり始まっています(笑)  道のあちこちに食べられるものがあり、例えばツユクサや猫じゃらしでさえ、食べられるそうです。道々目につくものは、一つひとつ名前や料理法を聞きながら、ゆっくり歩を進めて行きました。「摘み菜は100メートル1時間」という先生の言葉に納得(^^;;

摘み菜のエチケットなども教わりながら、そして時々立ち止まりながらも、さらに進んで行きます。野の草花を摘んで持ち帰ることを、先生が「連れて帰る」と表現され、うわっ、良いな~、と感動…。摘まれる草花への感謝と愛情を感じました(左写真は今回摘んできた草花たち。クリックで拡大)。右の籠に入っているのはイノコズチ。実は近所に一杯自生している野草でした(^^;;  (その2に続く) by ichi

料理教室 2015.6月


6月も終わり、今年も折り返し地点に来ました。どんな半年だったでしょうか?6月の料理教室も、無事終了しました。今回はコロッケをします、ということで、珍しくメニューを予告していました(→2015/05/25 参照)。ランチや夜のお食事で出すカリっと揚がったコロッケは、お客様に喜んでいただいています。新じゃがが美味しいこの時期、「じゃが芋のコロッケ」を作りました。他の2品は、「人参ときゅうりの白和え」「養老豆腐」でした(下写真、各々クリックで拡大)

白和えは、豆腐の水切りをしっかりして、和え衣を美味しく作れば、いろいろな野菜で作れて、バリエーションが広がります。養老豆腐(長芋の寒天寄せ)は、夏らしい一品。料理教室の限られた時間では、固まり方が少し弱かったのですが、それでも美味しくいただきました。

あす香の料理教室は、少人数で和気あいあいと行っています。お料理好きな方は勿論、初心者の方も大歓迎!砂糖や化学調味料を使わずに、素材の持ち味を生かした料理を、是非一緒に作りませんか?次回は8月29日(土)  10時~です。ご参加お待ちしております(^^)/  by  ichi

葛きりのサラダ


梅雨も後半に入りました。九州南部では、かなりの降水量ようです。皆さんの所は、いかがですか?奈良は降る時はよく降る、という感じです。たまに梅雨の晴れ間が1~2日ありますが、晴れると夏のように暑いですね(^^;;

この梅雨の晴れ間を利用して、少しずつカーテンを洗濯しています。カーテンを外すと、窓・網戸・カーテンレールの汚れが気になります。気になる汚れを拭き取り、網戸もキレイにすると、風通しも良くなることでしょう。これから迎える暑い夏を、少しでも涼しく気持ちよく迎えたいものです。

さて、本題のお料理です。今日ご紹介するのは暑い時期にお出しする「葛きりのサラダ」(左写真クリックで拡大)。キラキラと光る葛きりは、見た目も涼しげです。あす香のメニューも、ますます夏らしくなって来ました。旬の野菜をいろいろ刻んでのせて、召し上がっていただいています(^_-)  by  ichi

高野豆腐のかんぴょう巻き


正食協会から毎月発行されている「むすび」という雑誌があります。もう何年も定期講読しています。毎月新しい雑誌が届くと、真っ先に見るのが、やっぱりレシピが載っているページです。毎号、旬の野菜を使ったお料理が、数品紹介されています。先日、バックナンバーを処分しようと思って、レシピのところだけを再チェック。これは取っておこう、というものだけ、切り取りました。今日ご紹介するお料理は、その中にあったお料理です。

高野豆腐にかんぴょうをくるくると巻きつけ、ことこと、コトコト煮ました。かんぴょうは太い所や細くなっている所があります。太い所は巻きつけやすいのですが、細い部分は何度も何度もくるくると巻かないといけません。かんぴょうの戻し汁を使った煮汁で、じっくりと煮含めました(左下写真クリックで拡大)

このお料理は、主要な材料が2つとも乾物です。乾物は戻すのが面倒ということで、料理するのを敬遠される方もいらっしゃいますが、乾物には乾物の良さ、美味しさがあります。それに今頃の端境期には、乾物は大活躍!切干し大根やヒジキ・干し椎茸なども、どんどん料理して、食べていただきたいです(^_-)  by  ichi

新玉ねぎのフライ/般ニャ心経


先月、薬師寺にお参りした時の話を書きましたが、その時に講堂で見つけた本を、ご紹介します。「般ニャ心経」(リベラル社)という本です。タイトルの横に「ラク~に生きるヒントが見つかる」とあります(なぜ、薬師寺に置いてあったのかと言えば、監修が加藤朝胤・薬師寺執事長だからです)

パラパラとめくって見てみると、見開き2ページの左が猫の写真とキャッチコピー、右がキャッチの解説と、それに当たる般若心経の文字が書かれています。キャッチと猫の写真のマッチングがなかなか良いな、と思ったので、購入しました。これなら、般若心経も楽しく読み解けそうです(と言いつつ、まだ読めてませんが…)。一般書店でも売ってますので、興味のある方は、本屋さんで見かけたら、手にとって見て下さい(^_-)

さて、今日御紹介するお料理は「新玉ねぎのフライ」です(左下写真クリックで拡大)。切った玉ねぎに衣を付けて、フライにしてみました。玉ねぎは生のままですので、火の通りが良くなるよう、余り分厚くならないように切ること、そして、揚げる際は少しじっくりと揚げること、この二つがポイントです。

アツアツの揚げたてを食べると、衣に閉じ込められた新玉ねぎの旨味と瑞々しさが、じわっと口いっぱいに広がります(^^)  by  ichi

和え物 3種


季節外れの暑さだった5月が終わりました。本当に毎日暑かったですね~(^^;;  そして6月になると、いきなりの梅雨入りです(先日は土砂降りの中のドライブとなりました)。これからしばらく、ムシムシと暑い季節になりますね。ふと最近の献立を見て気づいたのですが、和え物が増えて来ているなあ…と。その分、煮物が減っています。特に意識している訳ではなかったのですが、暑くなって来ると、しっかり炊いた煮物が減り、さらっと和えたものの方を、自然と体が欲しがるのでしょう。

さて、左下は、ある日のランチの献立に入っていた、和え物3品です。上から時計回りに、白和え(人参とカクテルきゅうり)、千切り大根と赤玉ねぎ・スナップえんどうの和え物、新玉ねぎの味噌和え、です(写真クリックで拡大)。新玉ねぎの味噌和えは、大阪のお店で料理教室をしていた時に、「蒸し煮」を覚えていただくために、よく使ったレシピのお料理です。新玉ねぎが美味しい今、久しぶりに作りました。シンプルなお料理ですが、作り方がシンプルなほど、素材の旨味を上手く引き出すことが、ポイントになります。玉ねぎの甘味を引き出す塩加減が、とても大切です(^_-) by  ichi

淡竹(はちく)/薬師寺


薬師寺にお詣りに行きました。新年早々にお詣りしたので、今年2度目です。5月・6月は、修学旅行生が沢山奈良を訪れますが、この日の薬師寺にも、修学旅行生が来ていました。講堂に入ると、お坊さんのお話が始まったばかりでした。修学旅行生たちの後ろに座って、お坊さんの講話に耳を傾けました。お話しされていたのは若いお坊さんで、砕けた口調で鋭いツッコミを入れながら、おもしろ可笑しく、話されていました。

[dan補足] あるイベントで、その話術のレベルの高さに感嘆し、相当、修業されているに違いないと感心した覚えがあります( →2011/12/01 参照)


(現在の薬師寺・境内の様子。蓮と夏萩です。写真各々クリックで拡大)

高校生たちも段々のって来たのか、ツッコミ返しをします。そのやり取りか小気味良く、クスクス笑いながら聴いていました。時にターゲットになった生徒さんをいじりながら、お坊さんの話は続きます。そして最後はやはり、仏教的な話で締められました。修学旅行生の方たちにとっても、良い思い出になったのではないかと思います(^^)

さて、お料理の紹介です。今日は「淡竹/はちく」です。普通の筍が終わりを迎える頃、この淡竹にバトンタッチするかのように、出回ります。細身ですが(笑)、歯応え充分。アクも強くないので、竹の子のように、米ぬかで湯がく必要もなく、塩ゆでで大丈夫です。今日はシンプルに、煮物にしました。一緒に盛りつけているのはワラビの煮物ですが、ワラビは今季最終になりそうです^^(左写真クリックで拡大)  by  ichi