Author Archives: dan

小休止 ~ 唐招提寺の鐘の音 ~


右写真は、薬師寺の近くにある某御屋敷の傍で咲いていたレンゲです(写真クリックで拡大)

周辺は風致地区の為(→2013/04/21参照)、一帯には高度経済成長期にどんどん消えていった「昭和の風景」(田畑や原っぱ等)がまだ残っています。秋篠川沿いを散策すると、懐かしい気分になるのはそのため。朝5時に唐招提寺の鐘音(→註)を聞くことがあっても、そのまま二度寝しているdanですが、今は外も明るいので朝型の生活に切り換えて、散歩に出かけようかな~(^^)

(註)唐招提寺では、朝夕5時の一日2回、鐘を突きます(早朝は静かなので、室内でも鐘の音が聞こえる)。「唐招提寺の鐘の音を目覚ましに起床する生活」が可能な、西ノ京。めちゃくちゃゼイタクな環境です。 by dan

高田好胤の揮毫/薬師寺でお写経 その2


その1より続く) 「薬師寺でお写経」の続編=番外編です(右写真は写経道場入り口の案内板。クリックで拡大)

写経道場の御手洗をお借りした際、廊下で見つけたのが右下写真。初め、茶色のシミかな?と思ったら、揮毫をシールのように?鏡の上に貼り付けたものでした。内容は「永遠なるものを求めて永遠に努力する人を菩薩と言ふ」。薬師寺第124世管主高田好胤が好んで書いた文章です(写真クリックで拡大)。これは、経営でいうところのゴーイングコンサーンそのもの。Wikipedia>高田好胤 には

当時の薬師寺は荒廃し、仮金堂も屋根に穴が空くような状態だった。▼1949年、副住職に就任すると、修学旅行の生徒達への法話に力を入れた。そのユーモアたっぷりで分かりやすい法話は人気を呼んだ。高田の法話を聞いた生徒は500万人以上にものぼるという。▼ちなみに、修学旅行に訪れた女生徒と交際を続け、1954年に結婚。薬師寺の歴史ではじめての妻帯僧となった(中略) ▼1967年、管主に就任すると金堂の再建を志し、ついで西塔、中門、回廊などを次々と再建した。

という記述があり、高田好胤という人物がいろいろな点で型破りだったことがわかります(左写真は薬師寺の公式サイトよりお借りしました。クリックで拡大)。シュンペーター的にいえば「創造的破壊」の行動の人。

そもそも、写経勧進を始めたのも好胤ですし、数十年前まで、ないないづくしだった薬師寺を今の形にした好胤の功績は大きいと思います。どこで何をするにせよ、起業家/企業家精神が大事なんだと再認識した次第です(^^) by dan

唐招提寺のうちわまき 2013年


右写真は、近鉄・西ノ京駅の構内にあった「うちわまき」の案内板(写真クリックで拡大)。5月19日は日曜日なので、御家族や御友達と行かれるなら、今年がチャンス。来年以降、5月19日はしばらく(2017年まで)平日続きです。

開催日が毎年同じなので、昔のものを使い回しできます。この案内板も30年は使われていそうな感じですね(^^)

2013年の実施要項については、唐招提寺公式サイト>お知らせ(5月11日)で御確認下さい。「うちわまき」の起源等については、以下参照。

唐招提寺のうちわまき
 日時:毎年5月19日15時~  場所:舎利殿(鼓楼)
鎌倉時代の唐招提寺中興の祖・大悲菩薩覚盛(かくじょう)上人が、修行中に蚊にさされているのを見て、それをたたこうとした弟子に、「自分 の血を与えるのも菩薩行である」とおっしゃって戒めたという故事があります。戒行清廉なるその徳をたたえ、「せめて団扇で蚊を払って差し上げよう」と、上人が亡くなられたときに法華寺の尼僧がハート型うちわを供えたことが始まりです。

上人の命日に執り行われる中興忌梵網会(ちゅうこうきぼんもうえ)の法要の後、舎利殿(鼓楼)からうちわがまかれます。うちわを授かることは、病魔退散や魔除けのご利益があるといわれています(以上、公式サイト>年中行事>春 より) by dan

手塚キャラクタースクラッチ その3


その2より続く) 先日より投稿している手塚キャラクタースクラッチの第3弾は「アトム&写楽保介 ドキドキチャンス」(5月1日発売)です。今回は1枚100円=通常の半額なので少し迷いましたが、いつも通り、3枚購入して全てハズレ。当たりませんね~(^^;;

ちなみに、写楽保介は「三つ目がとおる」の主人公。彼の面倒をみる女子中学生が和登さん。シャーロック・ホームズとワトソンをもじった名前であることに、当時は気が付きませんでした。

余談ですが、後年、エドガー・ケイシーの本を読んでいて、古代の石造物(たとえばクスコの石組み)がカミソリの刃も入らぬほど精妙に組み合わされているのは、ある植物の汁を使って石を柔らかくしているからだ…という記述にぶつかった時、頭に浮かんだのが、写楽保介が酒船石の上で薬を調合するシーン。確か、石を柔らかくする薬も出てきたような…。うろ覚えでスミマセン^^;;(下写真、各々クリックで拡大)

「三つ目」には超古代文明の描写がいろいろ出てくるのですが、手塚治虫は当然、ケイシー・リーディング(→旧あすかDiary 2008/11/08参照)のことも知っていたと考えるべきでしょうね^^(その4に続く) by dan

グランフロント大阪、オープン


先日オープンしたグランフロント大阪に行ってきました。私が行った日は、GWの合間の平日だったので、人出が少ないかと思ったら甘かった…。すごい混雑ぶりでした^^;;(写真はショップ&レストラン棟。クリックで拡大)

同行したスイーツ大好き人間、Aさん(60代後半の男性)のお目当ては「The City Bakery」というパン屋さん。ニューヨークでは非常に有名な店で、アメリカ国外では初進出だそうです。こういう情報を、若い女性ではなく、70歳近いシニア男性からお聞きしたことに新鮮な驚き(^^)

ビルの入り口でスタッフの方に店の場所を聞くと、手慣れた感じで教えてくれました(何度も聞かれているんでしょうね)。地下1Fの店に行くと、やっぱりというか、長蛇の列。入店まで1時間待ちとか。その日は入店をあきらめました。Aさん、無念!

次に、ショップフロアへ。関西初進出=初めて見るブランドが多いこともあり、目移りして困りました(^^;;。時間がある時に、また来ようと思います。 by dan

MANHATTAN PASSAGE/鞄の話 その2


その1より続く) 今回購入したのは、MANHATTAN PASSAGE スタイリッシュトラベラー “スタンレイ” #2340 というボストンバッグ(右写真)。本来は短期出張用の製品を仕事/通勤&普段用鞄として使っています。サイトのユーザーレビューに書かれていることの繰り返しになりますが、ポイントを整理すると以下の通り。

1. 大容量
 仕切りの無いメインルームは上下方向にも余裕がある為、ノート型PCやA4フォルダを縦置き可能。空いたスペースに弁当箱や書籍等、厚みのあるものも綺麗に収まります。それでいて、パンパンにならない。まさに「呑み込む」といった感じ。拡張ジッパーを使わなくても十分の大容量です。

2. マルチパーパス
 ビジネスバッグとして違和感のないデザイン。それでいて適度なカジュアル感があるので、普段使いもOK(色違いのグレーオークをマザーズバッグとして使う女性も多い)。機能的にもインナーポケットが 大きめで汎用性が高く、様々な用途に使い回しできます。

3. 安価&ヘビーデューティー
 高価なバッグが多い中、これは13,650円(税込)とリーズナブル。もともと耐久性で評判のあるブランドかつシンブルな構造なので、あれこれ気を遣わずにガンガン使えます。別売りのレインカバーも携行すれぱ、怖いものなし?

使い始めて1ヶ月経ちますが、大きな欠点も見当たらず(<許容範囲内)、満足度の非常に高い商品です(2つめ、3つめというリピーターの存在もそれを裏付け)。大容量のバッグをお探しの方は、一度ご検討下さい(^_-) by dan

「ザ・バースデー 365の物語」


自分の誕生日は、その人にとっての記念日。その特別な日を好きになってもらおうと、1月1日から12月31日まで、1日に見開き2ページを割いて、その日に生まれた人物のエピソード他を紹介したのが、ひすいこたろう&藤沢あゆみの「ザ・バースデー 365の物語」(日本実業出版社、2010年1月刊)。情報量が多いので2冊に分冊、合計800ページ。ひすいこたろうの本としては破格のボリュームです。

amazonのカスタマーレビューが意外に低調なのは、読み切った人が少ないためでしょう(^^;;。しかし、辞書的に拾い読みで終わらせるには、もったいない。

例えば、7月6日(danの誕生日)のページにあるのは、ダライ・ラマ14世のもとにやって来た末期癌患者とのやりとり。「余命数か月です…」と救いを求める男性に対して、ダライ・ラマは「だから、何?カカカカカ…」と大笑いしながら、彼の肩をバシバシ叩いたとか(!)。彼もそれで吹っ切れたのか、さっぱりした顔で帰途に就いたそうです(^o^)。また、J.レノンとP.マッカートニーが初めて出会ったのが、1957年のこの日。当時16歳のレノンを見て、マッカートニーにはピンと来るものがあったそうです。

…とまぁ、こんな感じで、1年366日、その日に関連したエピソードがてんこ盛り。ネタ本としても手元に置いておきたい1冊/2冊です(^_-) by dan

MANHATTAN PASSAGE/鞄の話 その1


先日の新聞に紹介されていたのが、肩に掛けるだけでグラマーなボディに変身できる「グラマラストートバッグ」(いわゆる、なんちゃって商品。右写真クリックで拡大)。女性の変身願望をくすぐる、その遊び心が受けて、人気のようです(詳しくはこちら)。残念ながら、男性版「マッチョトートバッグ」の話は聞きません(^^;;

さて、某社のトートバッグ(現在、廃番商品)をオンオフ兼用で使っていた dan ですが、経年劣化でへたってきた為、買い換えることにしました。理想は「ノートPC&弁当箱がスマートに収まるカッコいい鞄」です。二律背反の制約条件のもと、選んだのが、マンハッタンパッセージ の鞄。ネット情報をもとに製品を絞り、取扱い店舗(東急ハンズ梅田店)で現物をチェックした上で購入しました。

ちなみに、MANHATTAN PASSAGE というブランド名はニューヨークのマンハッタンを連想させますが、もともとは、マンハッタン号という大型タンカー=史上最大の砕氷船に由来する名称だそうです(→詳しくはこちら)。 あと、てっきり USA ブランドだと思い込んでいたら、これもハズレ。東京にある株式会社レジャープロダクツの企画・製造・販売なので、れっきとした JAPAN ブランド。うーむ、知らなんだ^^;;(気を取り直しつつ、続く) by dan