Tag Archives: ichi

大和当帰葉/Angelica acutiloba


春を感じる日が、だんだん多くなって来ました。気象庁の発表では、この冬は非常に寒くなるかも…という予測でしたが、それとは反対に、結構、暖かかったように思います(ひょっとして、暖冬だった?^^;;)。それは、庭の花たちの咲き始める時期からも分かります。いつもは4月にならないと咲かなかった鉢植えのクリスマスローズが、もう沢山咲いているのです。毎年、桜の後に咲くアケビは、早くも蕾をつけてスタンバイ。もうすぐそこに、春の足音が聞こえて来る、そんな感じですね(^^)

さて、今日のお料理の紹介です。「大和当帰(やまととうき)」。余り聞きなれない、或いは、見たこともないという方も多いかもしれません。私もほんの数年前に摘み菜の講座に参加していた時に、初めて知ったように記憶しています。この大和当帰、根は婦人病や血流の改善、滋養強壮、鎮痛などに効果のある生薬として、様々な漢方薬に使われてきました。奈良で栽培されてきた「大和当帰」は、最も高い品質を誇るとのことです。

近年、その「葉」が注目されるようになり、栽培が促進されています(上右写真)。と言っても、まだまだ希少で、いつでも どこでも手に入る訳ではありません。先日、月ヶ瀬に観梅に行った折りに売っていたので、やったー!とばかりに、即 買いました。当帰の葉は、ビタミンやミネラルを豊富に含むことも、明らかになっています。

その当帰葉をさっと湯がいて、和え物に。塩もみしたハクサイとかぶら、そして、ひじきと一緒に和えました。当帰の香りはセロリに似ていて、なかなかの存在感。胡麻とお酢でドレッシングを作って、深みのある仕上がりにしました(^_-) by ichi

さつま芋のクルミ味噌和え/Sweetpotato dressed with walnut and miso


春の陽気につられ、観梅に行きました。同級生と、馬見丘陵公園へお弁当持ちで。明るい日差しを背に歩いていると、暑いくらいのポカポカ陽気でした。梅はちょうど見頃。そして、可愛い河津桜にも会うことができました(下左写真クリックで拡大)。梅林とは違う場所に、30~40本ほどあったかなー。梅を見に来て、思わず出会った河津桜に感激!梅と桜を 同時に堪能しました。久しぶりのハイキングで、リフレッシュとチャージ完了!

広い丘陵公園を、ほぼ端から端まで歩いたので、この日の歩数は、軽く2万歩越えでした。チューリップが沢山 芽を出していましたので、春本番には、素敵な風景を見せてくれると思います。最近 運動不足のせいか、帰ってから足がだるく感じました。danに頼んで、楽健法の「ローリング」をしてもらい、そのお陰で 翌日は特に筋肉痛もなく過ごしています(いやいや、2週間後くらいに痛くなるんちゃう?と言ってるのは誰?笑っ)

さて、今日のお料理のご紹介です。さつま芋は、収穫後すぐより、日にちが経ってからの方が、甘味が増します。年が明けて、1月以降が美味しいとも聞きます。ただ、寒さに弱いので、保存に気をつけないと、傷んでしまうことも多く、そこが難しいところです。新聞紙で包んで段ボール箱に入れ、室内で保存しています。その甘味の増したさつま芋を蒸して、クルミと白味噌で和えました(左写真クリックで拡大)。クルミは 軽く煎ってから、クルミの食感を楽しむため、粒を残すようにすりつぶして使います。白味噌で和えると、味噌の甘味で甘さ5割増しくらいかな?女性のお客様は、やはりこの甘味を 好まれるようです(^^)  by ichi

もち粟入り きんちゃく/Millet wrapped with deepfried tofu


「2月は逃げる」と言いますが、本当にその通りで、やはり早いです~。気候は まさに「三寒四温」。しかも、寒と温の差がいつもにも増して、大きいように感じます。梅が咲き、そして やがて桜便りが届く春……もうすぐやね~と心待にしつつ、 日差しの明るさに春の兆しを感じる今日この頃です。おっと、その前に、確定申告が…(汗)。とっとと片付けてしまって、すっきりしたいものです(^^)

さて、今日のお料理です。きんちゃく煮を作りました。おでんの具としては、よくお餅が入っていますね。私が作る時は、粟やきびなど雑穀や、千切り大根・ひじきなどを入れることが多いです。今回は、もち粟と人参・干し椎茸・玉ねぎを詰めて、じっくり炊いて煮含めました。

きんちゃく煮は、別名「宝袋」とも言います。グループでお越しになったお客様に、その別名に因んで、お宝を入れて、遊びを仕掛けました。というのは、きんちゃくの中に、お一人だけ花形人参を入れて、当たりの方には、ちょっとしたプレゼントを差し上げる、というものです。このときは、バレンタインデーの少し前でしたので、チョコレートをご用意させていただきました。料理をお出しする段階では、こちらも どなたの所にお宝が入っているのかも分からず、なかなか楽しいものでした(^o^) 料理にも遊び心を添えて… by ichi

おかのりの和え物/Okanori dressed with soy sauce


月2~3回ほど、近鉄奈良駅の方へ行きます。そして、ほぼ必ず寄るのが東向商店街にある「HEX HIVE」という八百屋さん。宇陀産の野菜を中心に、朝採りの野菜などをお安く販売しています。つい最近、「おかのり」が売っていて、「わっ!」と嬉しくなりました(^o^)。おかのりは、ご存知ない方が多いかもしれません。佐賀でみのりさんにお世話になっていた頃、庭の小さな菜園におかのりが植えてありました。クセがなく、加熱すると、とろっと粘りが出ます。カルシウムなどのミネラル分も豊富だとか(下右写真)

お浸しにしたり、ささっと刻んでお味噌汁に入れたりと、結構重宝してました。よく みのりさんが「おかのりは凄くパワーがある」とおっしゃってました。やがて、その種子が飛んで?あちこちに繁茂するとようになりました。ある日、みのりさんが「おかのりがあちこちに蔓延るから、全部抜いた」と言うので、びっくりしました。えー!なんちゅうことを……おかのりが他の野菜を駆逐するほどの勢いだったとしても、抜いちゃうなんて…(^^;;。みのりさんの激しい気性が表れたエピソード。おかのりのパワーが災いしたのでした。

ということで、おかのりとの久々の再会!もちろん 喜んで買いましたよ。懐かしい~~(*^^*)。さっと湯がいて、別鍋で蒸し煮したシメジ・椎茸との和え物にしました。ご存知のお客様はめったにおられず、珍しいと言って召し上がっていただいています(左写真クリックで拡大)。もっともっと栽培してもらって、普通に出回るようになってくれたら良いのに。もし苗が手に入れば、鉢植えで育ててみたいな~と思います(場所があったとしても、地植えは繁茂し過ぎると困りますしね)  by ichi

大根・きのこあんかけ/Cooked radish with mushroom thick starchy sauce


「患者さんがときめく治療を…」 この言葉を聞いた時、感動しました。「治療・医療」と「ときめき」は決して両立しないものだと思っていたからです。(というか、考えたこともない^^::)先月、大阪・みうらクリニックの三浦先生のお話の中で、出た言葉でした。普通、病院では、重篤な患者さんに対しては、医者が(最悪の場合は…という前提で)淡々と病気・治療についての説明をする。それを聞いた患者やその家族は、皆さん 下を向いて帰られる。でも、僕は、患者さんが喜んで帰ってくれるようにしたい。そんなお話でした(→いまさらですが^^;;、本セミナーの開催案内はこちら

気持ちの持ち方、考え方、そして自分で治すんだという意識を高めてもらうこと…など、もはやお医者様でもあり、ヒーラーという領域まで ご自身を高めておられることを、はっきりと感じました。このような治療で、救われる命もあり、幸せな気持ちで病気と向き合い、治してしまわれる方も、多くいらっしゃるのではないかと思います。

さて、今日のお料理の紹介です。寒さが厳しいこの時期、大根が美味しい~(^o^) 1センチ位の輪切りにした大根を、土鍋でコトコトと柔らかくなるまで炊きます。控えめに下味をつけて1日おきます。温め直した大根に、きのこ(この日はマイタケ・シメジ・なめ茸)で作った餡をとろ~りとかけて、アツアツを召し上がっていただきます。 この日のきのこ餡には、ささがきゴボウやモヤシも入っています。ゴボウが入ると、コクと風味が増します。

以前、この料理を召し上がった あるお客様が、「牡蠣の味がする」とおっしゃったことがあります。きのことゴボウの旨味のコラボが産み出したオイスター味でしょうか? お汁も全て味わい尽くしていただくために、必ずスプーンを付けて、お出ししています^_-(左写真クリックで拡大) by ichi

おから/Soy pulp


映画「えんとつ町のプペル」を観ました。原作者の西野亮廣さんには、以前から注目していましたが、映画については、Fbで数人の友だちが、「良かった!」という投稿をしていたこともあり、観に行こうと思ったのでした。期待を裏切らず、最後は感動して泣けるものでした。今の世界とオーバーラップして観ていました。あまりいろいろ書くと、ネタバレになりますので、ここまでにして…。

アニメといえば、やはりジブリ映画になりますが、ジブリ映画の絵に慣れているからか、このアニメの絵は、新鮮に感じました。ルビッチ少年の声を担当した芦田愛菜ちゃんも上手だったし、志の輔さんも、声優として出演。それがきっかけで、最近 また 志の輔さんの落語を聴いている次第です(*^^*)

ちなみに、映画の公式サイトで絵本原作が無料公開中です(→こちら)。原作と映画はストーリーが少し違うため、絵本を読んでから映画を観ても多分、大丈夫(^^;;

さて、お料理の紹介です。ふと おから食べたいなー、思っていたら、おからがやって来ました(笑) 滋賀のお客様が、持ってきてくださったのでした。嬉しいな~!ということで、モチロンすぐにおからを炊きました。おからは、先ず乾煎りして大豆臭さを飛ばします。これに、結構 時間がかかります。たくさんいただいたので、3回に分けて煎りました。佐賀での修業時代、時々 みのりさんが、お豆腐屋さんから大量におからをもらって来て、「ここのおから、美味しいんよねー」なーんて喜んでおられましたが、誰が煎るねん…!と(全て私の仕事でした) 内心ちょっと暗くなってました。今では、笑える思い出の一つ。

さてさて、今回も美味しいおからができましたよ~(^.^) 人参・干し椎茸・こんにゃく・うすあげ・ネギなどを入れて、しっとりと仕上げました。具だくさん、食物繊維、たっぷりです(^_-)☆ by ichi

さつま芋とリンゴのきんとん/Mashed sweet potatoes with apples


この週末は、お正月飾りを焼く「お焚きあげ」が、近所で行なわれます。これで、今年のお正月も本当に終わり、みたいな感じです。そして もう月半ば……。元日から大好きなゆの里温泉に行って、のんびり過ごすも、その帰りにスマホを落として大慌てだったり(すぐに、無事 戻って来ました!親切な方に拾われて、良かった。感謝!)、月一回の楽健法の合宿が既に終わったりと、なかなか濃い半月でした。スマホの件は、今年はうっかりミスが多いかも……気をつけるように との暗示かと 受け止めています。と思いつつ、もす既に いろいろやっちゃってますけど(笑)

 さて、今日のお料理です。お節にもよく入れる(今年も 入れました)一品、「さつま芋とリンゴのきんとん」です。調味料は、塩のみ。さつま芋とリンゴの甘味を、丸ごとそのままいただけます。作り方は簡単ですが、さつま芋の裏ごしが、ちょっと大変かなー(^^;;。これは、以前 大阪のお店時代に、アルバイトで来てくれていたTちゃんに教えてもらったレシピです。今でも、年賀状のやり取りはしていますが、作る度に、「Tちゃん、元気かなー?」と彼女を思い出します。今回は、鳴門金時と安納芋をミックスして作りました。自然な甘味と、しっとり感が美味しい きんとんです。  by ichi

 

お節料理/Japanese new year dishes


今日は、毎年恒例の?「我が家のお節」大公開です。毎年、暮れは余り余裕がなく、今年こそ、(年賀状書きや掃除など)何でも早めにやってお節を作る時間をしっかり作るぞ!と思いながら、今年はいつも以上に時間がありませんでした(汗)。年賀状を書き始めるのは遅かったし、22日に鳥羽へ一泊で行ったり(この日、海から昇ってくるご来光を拝みました)、さらにクリスマスには疲れが出たのか、半日ダウン…(^^;;

結局、お節料理は、30日と31日の2日間で、ささっと作る羽目になりました。予定していた物を時間がないからと他のものに変更したり、やっぱり無理と省略したり。それでも何でも、大晦日の夜に盛り付けが終わった時は、やったねー!という満足感がありました(^o^)。そして懲りもせず、今年の年末は、もう少し余裕をもって過ごすぞ!と自分に誓うのでした(笑) by ichi