豆乳のクリーム煮/Simmering in soy milk cream


1月22日は旧暦の新年でした。ここからが また新しい年のスタート、と心が改まる思いです。その翌日の23日、伏見稲荷にお詣りをし、山頂まで登ってきました。昨年も旧暦の新年に登拝しましたが、その時の清々しさが気持ち良く、今年も是非!と思ったのでした(→昨年の様子はこちら)。朝7時半に鳥居前に集合、早朝の冷気は身も心もスッキリと目覚めさせてくれました。昨年の反省から、やや登山のイデタチで登ったからか、余りしんどさを感じずに登れました。ただ、やはり人の多いこと(外国人の方が多かった)!下山途中から、昨年とは比べものにならないくらい、人が多かったです。まだ10時前だというのに…。要所要所で祝詞を聞き 手を合わせ、今年の伏見山初詣も、つつがなく終わりました(^^)

さて、今日のお料理です。豆乳のクリーム煮は、大根やカブ、はくさいなど冬野菜が美味しい時期によく出させてもらっています。使う調味料は塩だけ、それなのにこんなに旨味・甘味が感じられるなんて!もう野菜たちに感謝感謝です。お出汁は椎茸と昆布で取っていますが、この組み合わせはコクや風味が強すぎず自己主張をしないので、主役の野菜の旨味の前に決してしゃしゃり出て来ないように思います(左写真クリックで拡大)。寒さが厳しい時期ですが、その寒さが育む野菜の美味しさ、それをいただくありがたさ。大地の恵みは、いつも優しいですね(^_-) by ichi

お節料理 2023年/Japanese new year dishes 2023


お正月休みに、アニメ映画「すずめの戸締まり」(新海誠監督)を観ました。ずっと画面に釘付け、最後はなぜかポロポロ 涙が出ました。アニメで、しかもファンタジーな世界と分かっていても、人の優しさに、勇気や強さに、感動したのかもしれません。本当に、なんでこんなに泣けるのかなーと。新海監督の映画は、これまで3本観ましたが、この「すずめの戸締まり」が一番良かったです。まだご覧になってなかったら、お勧めの1本です。

もう お正月気分も薄れて来た頃かもしれませんが、今日は 毎年恒例のお節料理のお披露目です。今年は、2つのお節を作りました。というのも、2つあれば、2食分位は楽できるかなー、と思ったからです。六角形のお重は、二段重なのですが、一段盛り付けるだけで、力が尽きました(笑)

大晦日の夜には盛り付けが終わらず(^^;;、年明けの夜中までかかって作りましたが、でき上がった時は とても嬉しく、新しい年を迎えるんだという 気持ちの高揚感も、お節作りならではのもので やはり良いものだなー、と思った次第です(^_-)☆ by ichi

あけまして おめでとうございます/Happy New Year! 2023


皆さま、穏やかに新年を迎えられたことと思います。令和5年が平和で明るい年になりますようにと、願っています。昨年は、いつもにも増して、学びの多い1年でした。学びは日常にもあり、出かけて行く先にもあり…出会った方々から、身近な人から、そして、YouTube や SNS を通しても、たくさん学ばせていただきました。ありがたいことでした。(昨年ほど、YouTube をたくさん見た年はなかったかも…。今年は、ちょっと控えます(^-^;)

2023年は、大きな変化があります!それは追々 お伝えすることとして、少し忙しくなりそうですので、体調をしっかり整え、落ち着いて仕事や行動をしていきたいと思います。お客さまの皆さまには、なるべく早くご予約をいただければと、お願い申し上げます。

  • 仕事は楽しく、丁寧に。心を込める。
  • 読書とハガキ書きを、習慣化する(読書目標は4~5冊/月。ハガキは、最低一日一信)
  • 山や、人のいない所に行って、集合意識から離れる。

以上の3つは、年始に感じた今年の抱負です。あと、旧暦や月の満ち欠けを意識した生活をしてみたいなー、そんなことも思っています(右は岡部賢二さんの「月のリズムでダイエット」)。今年も、旬の野菜の旨味を存分に味わっていただき、楽しいお喋りと寛ぎの空間をご提供できるようにしたいと思います。皆さまのご来店を楽しみに、お待ちしております。 by ichi

冬瓜のお味噌汁/Miso soup with winter melon


先月、滋賀のお客様から大きな大きな冬瓜が届きました。大きさをざっくり測ってみると、なんと50センチ×20センチもありました。重さは?とヘルスメーターに乗せてみようかと思いましたが、面倒なので止めました(笑) 冬瓜は利尿作用があり、高血圧にも効果があります。尿の出が悪かったり血圧が気になる方は、努めて召し上がっていただきたいものです。

さて、今日のお料理は、もちろん冬瓜です。葛煮にあんかけ、きんぴら、お味噌をつけて田楽風…など、いろいろとレシピはあります。今回は、お味噌汁にしました。大ぶりに切った冬瓜に合わせて、豆腐も大きく手でちぎって入れています。冬の定番野菜である太ネギ、そして舞茸も、良い味と香りを出してくれています。お味噌汁って、やっぱりホッコリするな~。寒さが増して来たこともあり、毎日飲んでいても、あらためて感じたのでした(左写真クリックで拡大) by ichi

小豆と里芋のいとこ煮/Simmered red beans and taro


映画「土を喰らう十二ヵ月」を観ました。土の恵みを、時に豪快に、そして繊細に料理していただくーーーとても面白く感じながら観ました。四季折々の賜り物、自然の美しさと厳しさ、その中での暮らし・料理……興味深いものでした。

映画の中でいろいろと料理が作られ、食べるシーンがありました。里芋を、水の入った木桶の中で、上が二股に分かれ、下は枝分かれしたような棒を(ちょっと上手く表現できません、すみません。)くるくると回し、洗いながら皮を取るシーンがありました。里芋は皮を剥いたらあかん、美味しさも滋養もなくなってしまう、みたいなことを言いながら、その作業をしていました。私は、里芋は皮を剥くのではなく、こそげるように取っていきます。里芋のぬめりが、美味しさであり滋養分だから、それを残すように、皮は剥かずに こそげるのだと教えてもらったからです。映画のこのシーン、非常に共感した所でした。

さて、お料理の紹介です。里芋繋がり?で、「小豆と里芋のいとこ煮」です。小豆は便秘に効く、そして利尿や解毒作用があり薬効が高いものです。小豆ご飯やいとこ煮など、料理という形で、 努めていただきたいものです。里芋の皮をこそげるのが、初めはヘタッピだったなー、上手くできない上、遅くて、よく みのりさんがイライラしてたなー、なんて懐かしく思い出しながら…。そう言えば、大阪のお店で来てもらってたバイトさんたちも、最初はなかなか上手にできなかったけど、段々上達していったのでした。やっぱり 何でも回数を重ね、慣れることが大切ですね。 by ichi

お弁当/Lunch boxes


11月5日、亀ちゃん(亀井弘喜さん)のお話し会に初めて参加しました(→2022/8/21 参照)。この日は、大阪・高槻の松本医院の院長・松本有史先生とのコラボお話し会でした。生で見る亀ちゃんは不思議と初めて会った気がしませんでした。というのも、YouTube(亀ちゃんのセカウラ希望塾・プレミア配信など)で毎日亀ちゃんの顔を見ているからかもしれません(右写真は、心斎橋にて 亀ちゃんお話し会後に撮影した御堂筋イルミネーション)

一方、松本先生は、脱ステロイドを掲げて、アトピー患者さんの治療をしておられます(→医療法人聖仁会・松本医院)。お話はアトピーだけではなく、医療界の闇、世間一般に知られている食の常識の嘘、アトピーにしろ、他の病気にしろ、良くなって行く人の特徴…などなど、多岐に渡ってのお話しでした。先生が医局に所属せず、独自のやり方で患者さんを診ておられる姿勢、志の高さ、資料やメモなど一切見ずにお話しされること、「常識を疑え」「至る所に罠がある」などの力強いメッセージ…。学びと感動の2時間でした。松本先生が、一般的な治療と一線を画するきっかけとなったのは、崎谷博征さんの本だそうです(→こちら参照)うーん、これは是非私も読んでみたい…。読書の秋に読みたい本が、また一冊増えました。

さて、今日のお料理です。今年は、お弁当のご注文が、いつもより多かったなぁ、と思います。ついこの前も、お弁当をご予約いただいたのでした。暑い頃は、傷まないように細心の注意を払い、またお引き取りいただいたり お届けした後、どういう所で保管してくださるのかな、などと、いろいろと気になるものです。夏場と違って10月以降は、その辺りの心配も少なくなってきます。

今回も、オリエンタル・ベジで、というご依頼でしたので、「五葷」と言われる野菜を避けて作りました。冬瓜・南瓜・さつま芋・里芋・キノコ類…と、メニューはすっかり秋一色。この前のように、でき上がったお弁当をひっくり返すこともなく(笑)、少し余裕をもってお渡しすることができました(左写真クリックで拡大)。翌日には、ご依頼主の方から、「お心のこもった丁寧に作られたお弁当をありがとうございました」とわざわざメッセージをいただきました。ありがとうございますm(__)m by ichi

南瓜の焼きプリン/Pumpkin pudding


またまた稲刈りのお手伝いに 行きました。今回は、京都の精華町にある田んぼです。こちらも、手植えの手刈り、一部機械も使われるようですが、優しいお心で、大切に育てて来られています。機械を入れない所は、籾が落ちて、勝手に苗が出てきて稲に成長するらしく、刈取りの時に、稲の種類を選別しながらの作業でした。

もし自分が田んぼか畑をするのなら、なんとなく田んぼの方がハードルが高いだろうと思っていましたが、「畑の方が大変よ~」と言われ、認識が変わりました。田んぼは田植えと稲刈りが大変だけど、その間は水管理をするだけ、でも畑はそうは行かないからねー、忙しいよ、と(実際には、そんな簡単なものではないでしょえけど)。言われてみればそうかも… 貸してもらえる田んぼがあれば、是非やってみたいと思ったりしています。

今日のお料理は久しぶりにデザートです。ハロウィンに因んで「南瓜の焼きプリン」です。10月はハロウィンの月ということで、ずっとこのデザートを出していました。南瓜好きの方(圧倒的に女性が多いですが。そして、私も南瓜大好き女子?です!)には見た瞬間に分かるらしく「あっ!南瓜ですか!」と嬉しそうなお顔をされます。お砂糖を使わなくても、南瓜の甘味と少量の甘酒で充分美味しいプリンになります(^_-) by ichi

千切り大根の煮物/Dried radish stripes


実りの秋、あちらこちらの田んぼで稲刈りが進んでいます。楽健法の先輩でお米作りをされてる方の田んぼに、お手伝いに行ってきました。矢田寺の近く、あす香からは、車で20分足らずの所です。機械は一切使わず手植えで手刈り、もちろん無農薬で無肥料栽培。米作り2年目だそうですが、たわわに実っています。ビギナーズラックかなーなんて謙遜されてましたが、作り手の心意気にお米が応えてくれたのではないかと思います。

矢田山に向かう小高い所にある田んぼはすごく気持ちの良い場所でした。鎌で借り取り、稲の束を紐でくくり、という作業は、しゃがんでいることが多くやはり楽ではありません。でも、田んぼの生き生きとした心地よい空気のおかげで、エネルギーチャージができました。長靴を履いてるとはいえ、土の上を歩くことはアーシングにもなるのかな?なんだかとっても楽しく心が弾むのでした。こういう作業は人海戦術、また都合がつけば、お邪魔したいと思っています(^^)

さて、今日のお料理です。煮物が恋しい季節になりました。千切り大根は、夏の間は 戻しただけできゅうりや赤玉ねぎなどと和え、和サラダ風に仕上げていましたが、もうさすがに炊いたものを体が望んでるようです。戻したお汁を使い、お出汁を入れて塩・醤油のみで味付けし、クツクツと炊いて仕上げていきます。千切り大根の煮物は千切りの旨味が実に甘くて美味しい。大根を干すと、旨味が増すだけでなくカルシウムや鉄分・ビタミンBも増えます。太陽の恵みに感謝!(左写真クリックで拡大) by ichi