Monthly Archives: 12月 2022

冬瓜のお味噌汁/Miso soup with winter melon


先月、滋賀のお客様から大きな大きな冬瓜が届きました。大きさをざっくり測ってみると、なんと50センチ×20センチもありました。重さは?とヘルスメーターに乗せてみようかと思いましたが、面倒なので止めました(笑) 冬瓜は利尿作用があり、高血圧にも効果があります。尿の出が悪かったり血圧が気になる方は、努めて召し上がっていただきたいものです。

さて、今日のお料理は、もちろん冬瓜です。葛煮にあんかけ、きんぴら、お味噌をつけて田楽風…など、いろいろとレシピはあります。今回は、お味噌汁にしました。大ぶりに切った冬瓜に合わせて、豆腐も大きく手でちぎって入れています。冬の定番野菜である太ネギ、そして舞茸も、良い味と香りを出してくれています。お味噌汁って、やっぱりホッコリするな~。寒さが増して来たこともあり、毎日飲んでいても、あらためて感じたのでした(左写真クリックで拡大) by ichi

小豆と里芋のいとこ煮/Simmered red beans and taro


映画「土を喰らう十二ヵ月」を観ました。土の恵みを、時に豪快に、そして繊細に料理していただくーーーとても面白く感じながら観ました。四季折々の賜り物、自然の美しさと厳しさ、その中での暮らし・料理……興味深いものでした。

映画の中でいろいろと料理が作られ、食べるシーンがありました。里芋を、水の入った木桶の中で、上が二股に分かれ、下は枝分かれしたような棒を(ちょっと上手く表現できません、すみません。)くるくると回し、洗いながら皮を取るシーンがありました。里芋は皮を剥いたらあかん、美味しさも滋養もなくなってしまう、みたいなことを言いながら、その作業をしていました。私は、里芋は皮を剥くのではなく、こそげるように取っていきます。里芋のぬめりが、美味しさであり滋養分だから、それを残すように、皮は剥かずに こそげるのだと教えてもらったからです。映画のこのシーン、非常に共感した所でした。

さて、お料理の紹介です。里芋繋がり?で、「小豆と里芋のいとこ煮」です。小豆は便秘に効く、そして利尿や解毒作用があり薬効が高いものです。小豆ご飯やいとこ煮など、料理という形で、 努めていただきたいものです。里芋の皮をこそげるのが、初めはヘタッピだったなー、上手くできない上、遅くて、よく みのりさんがイライラしてたなー、なんて懐かしく思い出しながら…。そう言えば、大阪のお店で来てもらってたバイトさんたちも、最初はなかなか上手にできなかったけど、段々上達していったのでした。やっぱり 何でも回数を重ね、慣れることが大切ですね。 by ichi