最近の日記

2度目の座禅断食(5/29〜5/31)

 3月に続き、2度目の座禅断食に行ってまいりました。前回同様、広島県向原の坂田道信先生の所(御縁庵)でお世話になりました。3月の断食後、1月ほどは、結構小食で正食チックにやっていたのですが、やはりだんだんと緩んで来ておりました。そんなこともあり、また、断食後のあの軽快・快調な体調を思い出すと、2度目の座禅断食が待ち遠しい日々でした。

アップロードファイル 19KB さて、今回、フタを開けてみると、やはり2日目、3日目と朝が鬼門で、朝の掃除がとてもつらく、吐き気がして倒れておりました(笑) 他の参加者の方には大変ご迷惑をかけてしまいました。ただ、前回よりもしんどい時間がやや短かったし、皆さんといろいろお話することもでき、終わってみれば、本当に楽しい3日間でした。

 座禅に入る前の坂田先生のお話には、何度か涙が出ました。こんな風に人生を語れる、道を説ける先生に、ますます尊敬と敬愛を覚えました。奥様の宜穂先生も、我々と一緒に断食をなさっていても、いつもきびきびとお仕事をされ、すみずみまで気配りをいただき、頭の下がる思いです。参加者全員が無事3日間を乗り切れたのも、坂田両先生とお手伝いに来られていた方のお力があってのことと、本当に感謝しております。

アップロードファイル 16KB 2日目の30日(土)に、BS2で、ちょうど坂田先生の収録番組(番組タイトルは「熱中時間 ハガキ熱中人」)が放映されるという、タイムリーでラッキーなおまけ付きでした。みんなで母屋に集まり、坂田先生と一緒に坂田先生の出演番組を観るという、なんとも楽しいひと時でした。「ハガキ道」一筋の先生のお姿にスポットをあて、よくまとまった番組に仕上がっていたと思います。画面の中の先生は、終始ニコニコ顔で、宜穂先生も嬉しそうにされているのを拝見すると、心が温まりました(番組の内容は、NHKの熱中倶楽部ブログ 2009/5/286/05 等でも紹介されています)

アップロードファイル 57KB 断食の目的の一つに、宿便取りがあります。1回目よりも2回目以降の方が、よく出ると聞いておりました。確かに1回目は「こんなもんかいな…」という感じだったのですが、2度目の今回は、かなりの成果がありました。1回目とは出方が全然違う!前回・今回と一緒に行った友人も、2度目はすごかった、と言っておりました。やはり初回はほんの表面だけが、はがれただけだったのかもしれません。それとは裏腹に、体重の減り方は、1回目が断食前より3キロ減だったのに、今回はわずかに1キロ減でした。

 1回目の断食以後、肌の調子も良く、朝顔を洗うとお肌がしっとりすべすべ、という状態が、1月半後くらいまで続いており、喜んでおりました。今回は大阪に戻ってから、足やお腹なども、行く前に比べて、ツルツルしているように思います。(ご存じの方も多いと思いますが、)腸の状態がお肌に現れるので、断食によって腸がきれいになることを、このことからも実感した次第です。

東吉野村散策

 あすかの常連様Mさんと、どっかで摘み菜(野草摘み)をして料理して食べたいなぁ、そうやね〜、行こう!行こう!というノリで話してたのが3月頃だったでしょうか…。5月なら、気候も良くて良いかもね、ということで、随分前から楽しみにしておりました。そして当日(5月17日)…。

 朝9時にあすか集合。その日の天気予報は、午後から雨。しかも所により雷雨になるというものでした。お天気に不安を抱きつつ、あすかのお客様とdanの総勢9名で、奈良県の東吉野村へ出かけました。昼食は『月うさぎ』というお店でいただきました。車を走らせていると、時々お店への道案内が出てきます。そして実際のお店(の看板)は、知らないと見落として通り過ぎてしまいそうな、いきなりの現れ方でした(中央写真中)

 食事の準備ができるのを待つ間、しばし犬とたわむれ(こころ&つばき)(中央写真下)、ほっこりとした時間が流れます。ウグイスが鳴き、蛙の鳴き声が聞こえます。たまに一瞬の晴れ間が差すと、このまま何とか帰るまでお天気がもつのでは…と期待してしまいます。そろそろお腹もすいて来たぞーという頃に、食事の準備ができました、ということでお店の中に入りました。

アップロードファイル 110KBアップロードファイル 97KBアップロードファイル 103KB

 畳の部屋に一枚板の大きなお膳、本当に居心地の良いお部屋です。天然のアマゴの塩焼き、煮物、木の芽和え、葉わさびのおひたし、そして玄米ごはん(左写真中)。ここで玄米をいただけるとは思ってもいませんでした。しかもその玄米ごはん、とってもおいしいのです。圧力鍋で炊いた、もっちりした、私好みの玄米でした。満足満足(^^)

 食事の後は、いよいよ摘み菜開始。少し雨もぱらつき出しました。途中降ったり止んだりの中、葉わさび、ワラビ、ヨモギ、ミツバ、山椒の葉などを摘んで行きました。摘み菜に詳しい方がいれば、もっと食べられる菜を摘めるのでしょうが(食べてはいけないものはほんの少しで、ほとんどのものが食べられるらしいです)、なにせ全員素人なものですから、この程度にしか摘めませんでした。それでも自ら野草を摘むのはやはり楽しいもの。あっここにミツバが、ここにワラビが…と夢中になって摘んでいました。

 あすかに帰り着いたのが4時頃。早速天ぷらにでもして食べましょう!ということで、みんなでワイワイ食事の用意。ミツバとヨモギを天ぷらにし(右写真中)、小腹を満たしました。皆の日頃の行いが良いのか?心配していたお天気も、摘み菜が終わるまで何とかもち、楽しい楽しい一日となりました。また是非行きたいな〜。

 皆さん、楽しい一日、ありがとうございました。スケジュールを立てたり、皆への連絡など、いろいろお世話くださったMさん、本当にありがとうございました。またよろしくお願いします。

石笛奏者・横澤和也さん 演奏会

 5月12日(火)の夜、石笛(いわぶえ)奏者・横澤和也さんにお越しいただき、横笛と石笛の演奏をしていただきました(→過去の演奏会風景等はこちら)。この日お集まりいただいたお客様は13名様。横澤さんとのご縁をいただいた、師みのりさん時代の友人も来てくれました。横澤さんも、みのりさんの話を、懐かしそうにされていました。

 この日のお客様の中に、石笛を持っておられる方がいらっしゃいました。その方がおっしゃるには、横澤さんの吹く石笛は、曲になっている(メロディがついている)ことを、とても感心し不思議がっておられました。その方が実際に吹くと、ただ音がなるだけで精一杯ということです。石笛というのは、石に穴があいているだけのもの、なのになぜ曲になるのか…そのお客様がおっしゃることも、尤もです。そのあたりが、熟練と魂の込め方などによるものなのでしょうか…(下写真、イベントより。クリックで拡大)

アップロードファイル 64KBアップロードファイル 110KBアップロードファイル 58KB

 その日の遅くから降り出した雨と、心の奥に響く笛の音にすっかり洗い清められたように、翌日は非常に清々しく、気持ちの良い朝を迎えることができました。横澤さん、いつもありがとうございます。来てくださったお客様、楽しい時間を共有でき、感謝です。

 ■音魂霊(横澤和也さんのオフィシャルサイト)
  外尾悦郎さんの依頼により行われた サグラダファミリア大聖堂での「奉納演奏」映像(You Tube) がアップされています。

ホームパーティー

 仲良し料理教室の皆さんと、半年に1度の半ば恒例となった(?)、Mさん宅でのホームパーティーがありました。いつもより少なめの人数でしたが、それでも気心の知れた仲間の集まりは、大いに盛り上がり、楽しいひと時となりました。

 みんなが持ち寄ったもの、Mさんが料理してくれたもの、お膳いっぱいに並べられたお料理を見て、こんなに食べれるかなぁ…と言いつつ、どれも美味しくて、食べ尽くしておりました。私も久々に「玄米おかゆパン」を作り、持参しました。

アップロードファイル 66KBアップロードファイル 53KBアップロードファイル 60KB

 この日の圧巻は、Mさんの作った『玄米のお焦げ・野菜あんかけ』(写真右上)でしょうか。板状にした玄米を、ぱりぱりのおこげに揚げ焼きにして、野菜たっぷりのあんと共にいただく、というお料理。しかも、先に土鍋に入った玄米おこげをお膳にドンと置き、みんなの目の前で熱々の野菜あんを上からかける、ジューッという音と、たまらない香り、土鍋の中は、しばらくグツグツ状態、最後の仕上げにみつばをふりかけ…という、演出付きでした。

 さて、いただきまーす、で食べると、お焦げのパリパリ感と、とろーり野菜あんが、絶妙にからみあい、とても美味しかったです。野菜あんのお味も、ちょうど良く、思わず、「お焦げ料理屋さんやったら!」と叫んでおりました(笑)

 楽しい時間はあっという間に過ぎて行きます。気がつくと22時を過ぎていました。慌てて帰り支度をし、Mさん宅を後にしたのでした。3月の座禅断食後、やや小食気味でしたが、この日は久しぶりによく食べ、そしてよく笑った、本当に楽しい食事会でした。皆さん、いつもありがとうございます。

座禅断食 【その2】

 2日目の朝、6時から御縁庵・母屋の掃除。どこを掃除するか、割り当てが決められています。私は母屋の台所だったので、御縁庵から母屋へ移動。気分が悪いな〜と思いながら、母屋の台所へ行くと、そこで力尽き、うずくまって動けなくなりました。動くと吐きそうになるのです。そのまま台所のストーブの前で、毛布にくるまって寝させてもらいました。ううっ、これからどうなるのだろう…と不安になりましたが、だんだんと気持ちの悪いのもおさまり、やがて普通に動けるようになりました。掃除の後の読書会、そして座禅を2回もパスしてしまった。坂田先生のお話も聴きそびれ、何とも残念でした。

 空腹は常に感じていましたが、お腹が空いてどうしようもないということもなく、むしろだんだん空腹のつらさは薄れていくように思いました。それよりも身体のだるさと軽い頭痛を絶えず感じ、そちらの方がしんどく思えました。2日目のお昼に野菜ジュースが出て、ちょっと元気が出たのですが、逆にそれで気分が悪くなった人もいたようです。生姜湿布もありで、これも非常に気持ちよく、またいつも自分がしていたのとは少しやり方が違うので、勉強になったなあと思いました。

アップロードファイル 60KB いよいよ3日目、最終日です。今日は食べれる〜!もう少しの辛抱。2日目同様、掃除に始まり(この日はちゃんとできました)、読書会、そして座禅。3回の座禅が終わり、いよいよ回復食をいただきます。母屋の台所に入ると、大根の炊いた匂いが何とも言えないくらい良い匂いに思えます。お膳にはお皿いっぱいの野菜が!こんにゃくの刺身と豆腐もあります。そしてどんぶりに水がいっぱい入っています。先ずはこの水を飲み干すとのこと。そして大根の煮汁をどんぶり一杯飲み(梅干を3〜4個入れて食べながら)、それから煮た大根とお汁を食べます。

 最初のどんぶり一杯の水を飲むのがとてもきつかった。でもこの水とそして次の大根の煮汁で、断食によってはがれた腸の汚れを流して行くそうです。なので、ここを通らないと、次に行けない、つまり次の物をいただけないということでした。本当に頑張って、頑張って水を飲み、大根の煮汁を飲み、やっと大根をいただきました。お味噌をつけて一口、二口…うーん、美味しい!食事が進むにつれ、一人、二人とトイレに去って行きます。私にもやっと兆しが!めでたし、めでたし。

 断食が終わると、今度は陽性に変わるので、非常に元気になるそうです。断食明けの日から3日間は、そば、うどん、野菜、果物、天然酵母パンなどで、なるべく少なめに食べるようにということでした。お米は、エネルギーが高いので、食べると元気になり過ぎて動き過ぎ、却って後で疲れてしまうので、食べないようにとのことです。裏を返せば、やはり元気の素は、「お米」ということになるのですね。最近の日本人がひ弱になったのも、昔ほどお米を食べなくなったからかもしれません。

 今回の断食を通して、食べ物をいただけることのありがたさを、つくづく、しみじみ思うことができました。食べれるって本当にありがたい、ただそれだけでありがたい、そう思える、貴重な体験でした。お世話になった坂田道信先生・宜穂先生、そして一緒に断食をした皆さん・ご縁をいただいた豊福さんに、心から感謝です。

座禅断食 【その1】

アップロードファイル 146KB この三連休(3/20〜22)に「座禅断食」なるものに参加しました。文字通り、座禅と断食がセットになったものです。ネットで調べてみると、結構あちらこちらで開催されているようです。今回お世話になったのは、広島の向原(むかいはら)にある、坂田道信先生の所(御縁庵)で行なわれたものでした。きっかけは、千葉の眼鏡屋さん、豊福さん(過去のあすかDiary参照)が座禅断食のお話を楽しそうにされていたのを聞き、是非参加してみたいと思ったのでした。あすかのお客様&danの総勢7名でお世話になりました。そう、この7名、みんな豊福さんで眼鏡を作っていただいた、いわば眼鏡仲間でもあります(笑)(右写真。クリックで拡大)

 初日の集合時間は午後6時。それまで、朝からお茶・水以外口にしないで断食開始。行きはバスとJRを乗り継ぎ、坂田先生のご自宅に建てられた「御縁庵」に到着。私は夕方くらいから、軽い頭痛を感じておりました。早くも陰性の排毒か?断食中は、陰性なものが排毒されるそうです。陰性なものは上に上がるので、吐き気がしたり、頭痛がしたり、また、身体が冷たくなったり、だるくなったり、鼻水が出たり…という症状が出るそうです。

アップロードファイル 3KB 御縁庵に着くと、もう他の参加者の方も、殆ど来られていました。今回の参加者は20名。まもなく坂田先生のご挨拶に始まり、参加者の自己紹介がありました。半分以上の方がリピーターとのこと。リピーターの方曰く、今回は初参加の方が多い、そして女性が多いそうです。いつもはどちらかと言うと男性の方が多いとのことでした。

 いよいよ座禅開始!20分の座禅の後、40分の休憩。これを初日は3回繰り返します。3日間で、合計15回の座禅がありました。座禅の前に毎回坂田道信先生(左写真。御縁庵では作務衣姿でした)のお話が数分あります。このお話が毎回とても素晴らしく、感動の連続でした。先日豊福さんご夫妻がご来店された時に、「坂田先生のお話は面白いですよ。みんなに話していても、自分のためだけに話してくださってるように思えますよ。」とおっしゃってたのが、実際お話を聞いて、まさにその通りだと実感しました。

 さて、初日が無事終わり、お風呂に入って就寝。ふかふかのお布団でゆっくり眠れるぞー、と思いつつ、あれっ、なんか身体がだるいし、胃の辺りもムカムカするような気がする…。排毒が進んでるのかな。そう思いながらも、眠りに就いたのでした。(【その2】に続く)

◆参考サイト ハガキ道の元祖・坂田道信先生の講演録

味噌作り 2009

 この冬も、例年通りお味噌を作りました(あすかDiary 2006/02/282007/01/07参照) 2月に実家の母と米味噌を、そしてつい先日、以前料理教室に来てくださっていた仲良しクラスの方々と、麦味噌を作ったのです。

 集まった殆どの方が、味噌作りは初めてとのこと。最初に材料や大豆の炊き方、大豆:麹:塩の割合について、ざっと説明をし、早速作業開始。先ずは大豆を潰します。実家でいつも使っている餅つき器に、炊いた大豆を入れて潰します。順調に潰れていく様子を、皆さん感心して見ていました(写真左)

 大豆を潰している間に、塩と麹を混ぜる、所謂「塩きり」をしておきます。潰した大豆をもち箱(これも実家から借りてきたもの。大豆と麹・塩を混ぜるのに、丁度良い大きさなので、いつもこれを使っています)に広げ、ある程度冷めてから塩・麹を入れ、混ぜて行きます。みんなで交替で混ぜてから、空気を抜くようにボールに丸めていきます。「手がスベスベになったみたい♪」「ほんと、しっとりしてる!」という喚声が上がります。麹のお陰?大豆アミノ酸のお陰?(^^)(写真中央)

アップロードファイル 50KBアップロードファイル 56KBアップロードファイル 53KB

 出来たボールを甕に入れ、空気が入らないようにグイグイ押さえながら詰めて行きます。ここが一番力が要るところ。量が多いと結構骨が折れる作業です。さすがに男性は力がありますね、大きな手でグイグイと、横で見ていても気持ちの良いくらい、押しが強いのです。総勢7名でワイワイ言いながら、楽しく味噌作りは進んでいきました(写真右)

 この日一番嬉しそうに、楽しそうに作業をしていたのがMさん(男性)。途中「楽しいわ〜」を連発。今回作ったのが麦味噌なので、次は自分で米味噌を作るとのこと。「大豆を何で潰すかが問題ですね〜」と、早くも思案中でした。約半年後に、熟成したお味噌を分け合うことになっています。7人の気持ちと手の温もり、そして笑いが入った、美味しい美味しいお味噌に、きっとなるだろうなぁ…と今からとても楽しみです。