ichi&danの徒然日記 〜 玄米工房あす香 〜
6月17日に、石笛奏者・横澤和也さんに来ていただき、演奏会を行いました。あすかでの演奏会は、昨年10月以来の3度目(2007/05/28、2007/10/20参照)です。今回もお心のこもった演奏を聴かせていただきました。
元々フルーティストだった横澤さん、横笛などの和笛は、西洋の楽器のように音階がきっちりしてないというお話をされました。試しに音階を吹いてみましょう、ということで、ドレミファソラシドを吹いてくださったのですが、本当にはずれているのです。でも、それで良いと、いい加減でいいのですよ、と話は続きます。「いい加減」は「良い加減」なのです。だからその良い加減のままでいいのです。ということでした。
普段どうしても「きっちりきっちり」を、目指してしまい、またそうでないといけないと思っていることが多いのですが、良い加減でいくと、気持ちにゆとりが生まれるような気がします。
演奏の最後はやはり石笛でした。石笛の音は、神様をお招きする音と言われています。横澤さんの演奏会の後は、店が浄化され、神様が来てくださるのか、いつもお客様が増えるのですが、今回は演奏会の前から、予約がどんどん入って来たのです。横澤さんが来られる前から、早くも「横澤さん効果」やなあ…などと話していたのでした。
お集まりいただいた14名のお客様のうち、半分ほどの方が、横澤さんの笛を聴くのは初めての方でした。皆さん非常に感激され、喜んでおられました。かなりハイ・テンションで帰られた方もいらっしゃり、楽しんでいただけて、良かったなあと思います。勿論私もとても楽しいひと時をいただき、美味しくビールを飲みながら、お仕事をさせていただきました。
次回は秋に…ということで、再会をお約束してお開きとなりました。秋の演奏会も楽しみです。
■音魂霊 横澤和也さんのオフィシャルサイト
ゴールデン・ウイークに千葉県佐倉市のとよふく眼鏡さんで新しい眼鏡を作ったことは、以前のブログでお話しました。もうすでにニュー眼鏡は届いており、もうこの眼鏡じゃないとダメ…という状態になっております。ニュー眼鏡のことを報告するのに、かけ始めてから1週間が過ぎた頃に、お世話になった豊福さん宛てに出したお礼状から、引用紹介したいと思います。
この度は、夫婦共々大変お世話になりました。一足先に届きました私の眼鏡、今日で丁度1週間になります。(注:danも一緒に豊福さんで新しい眼鏡を作ったのですが、フレームが取り寄せになったため、少々遅れることになりました)
初めは見え方の違いに戸惑いもありましたが、徐々に慣れて来たようです。豊福さんで眼鏡を作っていただいて、本当に良かったと感謝しております。
先ず、一日中かけていても、以前のように疲れなくなったこと。時々頭が痛かったり、後頭部から首筋にかけての痛みを感じることがあったのですが、この1週間全くなくなりました。そして、もう一つ。実は私は眼鏡が似合わず、眼鏡をかけた自分の顔がどうしても好きになれませんでした。ほんの3年位前までは、コンタクト主体の生活でしたが、コンタクトが非常に疲れるようになり、仕方なく眼鏡生活をしておりました。美人の方は、眼鏡をかけてもやっぱりよくお似合いで、美人でいらっしゃるのに…なんて、少々ひがんでおりました。ところが、今度の眼鏡は、主人をはじめ周りの方からも、「表情がやわらかくなった」とか「自然な感じで似合っている」などと言ってもらっています。勿論私自身も大変気に入っており、眼鏡をかけた自分の顔が好きになりました。コンプレックスも頭痛と共に消えて行きました。
この眼鏡は慣れるに従って、どんどん良さが発揮されるような気がします。今後どのような変化が自分に起こるのか、楽しみです。大切に大切に使わせていただきます。
以上が手紙からの引用です。眼鏡と共に「お客様の声をお聞かせ下さい。」ということで、返信用の葉書が同封されていたのですが、葉書ではこの感謝の気持ちを、とても書ききれないので、封書にてお送りしたのでした。
「初めは見え方の違いに戸惑いもありましたが…」というのは、例えば地面が、特に足元に近い所が盛り上がって見えること、近くのものが前より膨らんで見えること、2〜3メートル先を歩いている人が、今までより小さく見えるように思えること…などです。豊福さんに行った日に、豊福さんで眼鏡を作った女性が、お友だちを連れて来られていたのですが、その方が、「物が立体的に見えるのよ!スリーDみたいにね!」と興奮気味に話されていたのを思い出しました。
豊福さんの検眼の方法は、「両眼視検査」という独特のものです。その方法で検査し作られたこの眼鏡をかけていると、きき眼が左目である私は、今まで使っていなかった右目でも物を見ているような気がします。そしてそうすることによって、これまで使って来なかった感覚が引き出されて行くような、そんな気もします。眼鏡をかけたら度が進む、というのが常識ですが、豊福眼鏡なら、視力がアップする人もいるというのも、あながちウソではないなあ…、と思います。
とにかく合わない眼鏡でしんどい思いをしておられる方には、本当にお薦めしたい眼鏡屋さんです。
PS danの眼鏡も届いておりますので、近々彼なりの感想をブログに書いてくれるものと期待しております(^^)
ゴールデンウイーク明けの5月9日に、彗星捜索家・木内鶴彦さんをお招きして、講演会を開催しました。あすかで主催するのは今回が2度目です。前回は2年前の4月に、むそう商事さんの会議室をお借りして、40名以上の方にご参加いただきました。今回は当店に来ていただき、講演をしていただいたのですが、狭い店内は25名のお客様で、それこそ立錐の余地のないくらい、いっぱいでした。
私自身、木内さんの講演を聴かせていただくのは、5回目になります。これから社会は、そして地球はどうなって行くのか、自分にできることは何なのか…などなど、毎回いろいろと考えさせられ、また、壮大なお話に、日頃のみみっちいことがどうでもよく思える、というか、そんな場合ではないんだ、と大いに反省する機会をいただいています。 お集まり頂いた方々に、木内さんの講演は初めての方は…と挙手を求めると、約半分くらいの方が手を挙げられました。それを受けてか、先ず木内さんのお話は、「『ディープ・インパクト』という映画の主人公のモデルになったのは、この私です。」から始まりました。おっ、今日のお話は、いきなりそう来たか!などと思いながら、参加者の皆さんの空気が幾分なごんだのを感じたのでした。
木内さんご自身の臨死体験の話、惑星の話、その中の、地球という我々の住む星の環境が、今どういう状態であるか、太陽光炉によるゴミ処理の実現とそれによる新たな資源の産出など、次々と話は展開して行きます。お金中心、儲け主義の社会が、環境もそして人の心も荒廃させてしまった、そんな社会をそろそろ変えていく時期に来ていること、そのために、我々に何ができるか…(未読の方は、木内さんの「生き方は星空が教えてくれる」(右画像)を是非お読み下さい)
一人ひとりに必ず役割がある、それが何かを探し全うすることに人生の意義がある。生きることは苦労を楽しむことです(苦労を克服していくことが人生である)。新しい社会・新しい世界を創る為には、苦労を伴うものです。このようなお話を、みっちり2時間半余り、していただきました。
お開き後も、まだ数名の方が残って、木内さんのお話を聴いておられました。三々五々帰られるお客様の中には、「良いお話が聴けて、本当に来て良かったです!」「未来に希望が持てるようになりました」「個人的なことでへこんでたけど、気持ちが明るくなりました!」と笑顔で帰って行かれる方もいらっしゃいました。主催した側としても、やはり喜んでいただけたのは非常に嬉しく、木内さんにはひたすら感謝感謝!です。
さて、では眼鏡(めがね)作りへと話題を進めてまいりましょう。「眼鏡のはなし」という一冊の本(右写真)との出会いが、遠く千葉へと眼鏡を作りに行くきっかけになりました(「眼鏡のはなし」の一部抜粋がネットで読めます。興味深い話満載です。本ブログ末尾のリンクからどうぞ。また、あすかにも1冊置いてあります)
千葉県佐倉市に「眼鏡のとよふく」があります。店主の豊福(トヨフク)厚至さんが書かれたこの本を読み、どうしてもここで眼鏡を作りたくなったのでした。「眼は大脳の一部である」と豊福さんは書いておられます。両眼視検査という独特の検査方法、そして豊福さんで作った眼鏡をかけることで、体調が良くなった方(例えば脳軟化症が治った、ヨチヨチとしか歩けなかったおばあさんがスタスタと普通に歩けるようになったなど)のことや、人生までもが変わってしまった方のことなどが書かれてあります。
そして実際に眼鏡を作りに行った方が、やはり大変喜んでおられ、是非にと勧められました。その人の”人となり”を見抜き、その人の生活に合った眼鏡を作ってくださると聞き、もうこれは是が非でも行くしかない!そう思ったのでした。東京から更に1時間ほどかけて、やっと佐倉に到着。佐倉駅のすぐそばに、お店はあります。予約の時間よりちょっと早めだけど、ポツポツ雨も降って来たし、ということで、店内に入りました。ショーウインドウには、フレームがズラッと並び、普通のメガネ屋さんとは変わらないように見えます(下左写真) いよいよ検査が始まりました。視力を測り、1.0や1.2になるまでレンズを換えて視力を合わせて行く、という従来のやり方とは全く違う方法で検査は進みます。いろいろお話をしながらの検査の途中で、豊福さんが、「いや〜、大変ですね〜。かなりお疲れですね〜。」とおっしゃるので、「いつも寝不足状態です。睡眠時間は5時間から6時間、5時間を切ることもよくあります。」などと、ありのままに答えました。すると豊福さんが、「玄米食べてなかったら、とっくに倒れてますよ」(笑)
こうして1時間以上かけて、私にとって楽に使えるレンズが決まりました。先ず足元に近い地面が盛り上がって見えるのに、びっくり。これは、かけているうちに、すぐ慣れるそうです。検査室から出て、店の外に眼をやると、はっきりくっきりとみえる訳ではないのですが、ふわっと軟らかく風景が見えます。それが、決してぼやけてる、とか良く見えない、ということではないのです。明らかに見え方が違う、というレベルなのです。 視力にすると、0.5か0.6くらいに合わせてくださったらしいです。「これがイチローの世界なのですよ。」とおっしゃるので、どういうことかと尋ねると、実はイチローもこの程度にしか見えていない、でも彼はピッチャーの投げるボールが、誰よりよく見える。これは「視力」ではなく、「視覚・視野」の世界なのです。ということでした。う〜ん、そういうことなのか…。
■左画像は、とよふくさんで出されている「眼鏡だより No.19」。クリックで拡大。
眼鏡は出来次第お送りします、とのことで、まだ手元にはありません。10日前後で届くようです。本当に楽しみです。5月中ごろには、ニュー眼鏡でお客様をお迎え出来ることと思います。
新しい眼鏡との出会いもさることながら、豊福夫妻の温かいお人柄に触れ、良いご縁をいただいたことに非常に喜びを感じています。丁寧な仕事と、長年の経験に育まれた高い技術と自信、そこから生まれる相互の信頼感。今まで何度か眼鏡を作りましたが、こんなに感動したのは初めてです。本当にご親切で、良心的なお商売をされていて、気持ちが温かく清々しくなりました。豊福さん、本当にありがとうございます。
■参考
♪さいりあのおきらく投資♪ April 01, 2007 豊福眼鏡堂
「眼鏡のとよふく」について書かれた、数少ない(貴重な?)ブログです
「眼鏡のはなし」より
グーグルのキャッシュで読めますが、いつ消えるかわからない為、別ファイルに保存したもの(danが一部修正)をアップしておきます。
5月3日〜5日、千葉方面へ旅行に行きました。
今回の旅行の最大の目的は「眼鏡作り」。ええっ、眼鏡を作りにわざわざ千葉まで…!?そう思われる方が殆どだと思います。ある本との出会いが、どうしても千葉の眼鏡屋さんで新しい眼鏡を作りたい、とういう思いを駆り立て、実際に作りに行くという運びになったわけなのです。
さて、眼鏡作りの話は、次回に詳しくお話しするとして、先ずは旅行2日目に観光した、佐原(さわら)という街を紹介したいと思います。
茨城県との県境近くに位置する、佐原という小さな街(2年前に香取市と合併)。小江戸と呼ばれるにふさわしい、昔の街並みを残した落ち着いた街です。水郷が街中を巡り、小舟が川を行き交う…何とも風情のある街の風景に、心がなごみました。水郷の両側には、古い木造の屋敷が並んでいますが、所々ここ数年の間に建てられたと思われる、まだまだ白木がまぶしい屋敷がありました。老朽化で建て替えをされたのかと思いますが、街の景観を損ねないようにと、同じような昔風の屋敷にされたのではないかと思います。
この街が生んだ偉人と言えば、伊能忠敬(いのうただたか)。江戸時代に全国を測量してまわり、当時としては画期的なくらい、ほぼ正確な日本地図を作成した人です。しかもそれが50歳を越えてからの偉業ということで、人間の情熱と可能性は、年齢とは関係ないということの証明だと思います。
半日ほどブラブラするには丁度良い規模の街だと思います。お土産を買えるお店や、雑貨のお店など、なかなか楽しめました(続く)
■参考サイト
小江戸と呼ばれる歴史ある街並み (映画/TVロケが頻繁に行なわれています)
伊能忠敬記念館 (なかなか勉強になります)
遅れて開講した料理教室・応用コースの1クラスも、4月5日をもって終了しました。絶好の花見日和となったこの日、こんな日に料理教室ですみませんねぇ、などと、冗談を言いつつ、和やかな雰囲気で最後の料理教室が始まったのでした。
応用コースの最終回は、いつも一品持ち寄ってもらって腕前披露のようなことをしていたのですが、2月で終わった応用クラスでは、振替で来られる方もいらっしゃるかもしれないし、敢えてこのクラスではしませんでした。しかし、やっぱり最後は持寄りで何か一つ作って来てもらうことは、とても意義があるのでは…、と思いなおし、また参加者の方の強い希望もあって(?)このクラスでは行なうことにしました。
先ずはこちらで準備したレシピの2品を作り、それから皆さんの作って来てくださった料理の仕上げ、盛り付けです。2品以上持って来てくださった方もいて、カウンターの上は、料理でいっぱい!パーティーさながらに、ワクワク、ウキウキ♪
過去に料理教室で作ったメニューや、パーティーを意識したお料理、旬を取り入れたもの、ご自分が欠席した時の教室で作ったものを、レシピを基に挑戦した方…。私には無い発想や食材の組み合わせ、お味付けなど、新鮮に感じるとともに、私自身とても勉強させていただきました。
正直言って、みんなこれほど上手とは!と本当に感動しました。気軽な持ち寄りパーティーとは違って、プレッシャーもあったでしょうし、殆どの方が仕事をしながらの参加で、よくこんなに作って来てくれたな、と感謝感激です。
美味しく食事も終え、お腹いっぱいで大満足でした。最後に皆さんの料理に対して、コメントをさせていただき、まとめのお話をさせていただきました。「何を作ろうか、から始まって、作っていく中でいろいろな気づきや学ぶことがあったと思います。一番大切なのは、ここまでのプロセスです。」とカッコよく決めるつもりが、スベッてしまった…(笑)
当分の間、料理教室はお休みにしますが、次への構想は早くも私の頭の中で動いています。教室に参加して下さる方が、お料理の楽しさを知ってもらえたら、そしてお料理がもっともっと好きになってもらえたら本望です。そんな料理教室を目指して行きたいと思います。楽しく参加していただけるように、『しゃべくり』の方も益々みがいておかねば…(笑)
昨年10月開講の料理教室が、2月で3クラス終了しました。参加者の皆さん、本当にありがとうございました。無事終えることができ、ほっとすると共に、皆さんのお陰で毎回楽しくお料理できたことに、感謝しています。
3年前に、5回コースという今のスタイルにして、最初は基礎コース1クラスで始まった料理教室ですが、回を重ねる毎に参加を希望してくださる方が増え、最後は基礎・応用で4クラスを設けるまでになりました。いつの頃からか、自分でボケとツッコミを入れながら、3時間殆どしゃべりっ放しだったような…。
今期をもって、料理教室を一旦終了させていただくことにしました。3年やった上で、一度見直してみたいと思ったこと、出力ばっかりして来たので、入力の時間の必要を感じたことなど、いろいろと思うことがあり、思い切って区切りをつけることにしました。参加者の方からは、また是非やって下さい!という温かいお気持ちを沢山いただき、本当に嬉しい限りです。
最終回にアンケートを書いていただいたところ、皆さんビッシリと書いてくださいました。教室を通じて、料理の仕方だけでなく、野菜やお米の命をいただくことのありがたさや、作る時の気持ちの持ち方ひとつで料理も変わって来ることなど、折にふれてお話ししたことを、ちゃんと受けとめてもらえてるなぁ、と感じました。また、今後の参考にさせていただけるような貴重なご意見も頂戴しました。皆さんに書いていただいたアンケートは私にとって大切な宝物です。
料理教室の再開は、しばらく充電をし、勉強もした上で、よっしゃ!という気になったら、是非させていただきます。その時は、どうぞよろしくお願いします。