ichi&danの徒然日記 〜 玄米工房あす香 〜
昨年10月に開講しました料理教室・基礎コースも、2月で終了しました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。5回の教室を無事終えて、ホッとしています。引き続き、4月からの応用コースの方へも、多くの方がお申込みいただき、嬉しくありがたく思っています。
約半年のブランク(充電期間)の後、再開した料理教室でした。今回から、レシピに料理の写真を載せるようにしました。私自身、レシピ本は沢山持っていますが、そしてほとんどの本が写真入りですが、中には写真無しの、文字ばかりの物もあります。レシピを見ても、やはり料理の写真付きの物が、「美味しそ〜」とイメージがわき、作る気になるので、料理教室のレシピもなるべく写真入りにしようと思いました。
楽しく、わかりやすく、料理の面白さを少しでもお伝えできるようにという目標を立て、進めて来ました。参加者の方々には、どう受け取っていただけたかは分かりませんが、毎回精一杯努めたつもりです。最終回に皆さんに書いていただいたアンケートを読ませていただき、嬉しかったり勉強になったりで、皆さんの声を次回に生かしていこうと思います。
3月の間に、次の教室の構想を充分練って、充実した楽しい料理教室にして行きたいと思っています。
あすかの夜のお料理で高い人気を誇っているのが、蓮根豆腐。蓮根が美味しい秋・冬の期間限定のお料理です。 すりおろした蓮根の汁を絞り、葛粉を入れて火にかけて練り上げていきます。かなり陽性なお料理と言えるでしょう。その後型に流し入れ、冷やし固めたものを切り分け、揚げ出し豆腐風にして召し上がっていただきます。すりおろす蓮根の量は10〜12、13節!(なんせ汁だけを使うのですから。汁を絞った残りの身の方も、勿論料理に使います。)あの硬い蓮根をこれだけすりおろすのは、半端じゃありません。バイトさんと2人で30分近くかかります。「暑くなって来たね」と途中で笑いながら、結構必死ですっています。
蓮根の汁に葛粉を溶かし、火にかけて練り上げていくのですが、その「葛粉の量」というのが、実は全くの『勘』に頼っています。佐賀で師みのりさんにお世話になっていた時に、みのりさんに教えていただいたのも決まった量はありませんでした。最初の何回かは葛粉の量を見てもらっていたのですが、そのうち「もう自分でできるやろ」と言われて、「こんなもんかな?」と思いつつ、適当に入れていたのでした。そして、その「適当」で、いつもちゃんと出来ていたのでした。 大阪に戻って店を開き、再び蓮根豆腐を作るようになりました。葛の量はやはり勘によって適当にしていたのですが、毎回微妙に堅さが違ってきます。葛の量を何度か測って、その上で量を決めて入れて作ってみました。これでいつも安定した蓮根豆腐が出来る!と信じていたのですが、ところがどっこい…!その時作った蓮根豆腐は固まらなかったのです!(^^;; 蓮根をすりおろした汁をタッパーに入れて置いておくと、水分が上に上がり、2層に分かれます。この水分量がその時その時で変わってくるので、へたに葛の量を決めて作ると、失敗することがあるのかもしれません。
それからは、また自分の『勘』で葛粉の量を決めています。そしてそれ以後、失敗することなく、お客様にお出しでき、喜んでいただいています。料理の奥深さを実感した出来事でした。
毎年の恒例行事、今年も「えべっさん」に行ってきました。
本戎の日に、古い熊手を持って、danと共に堀川戎神社へ行きました。よく母が、「えべっさんの頃は、一番寒い時や」と言ってたのですが、今年もその通り、寒い…!しかし景気回復を願ってか、すごい人出で、お参りの列に並ぶと、本殿までたどり着くのに、10分〜15分かかりました。「この3日間で、一年分を稼ぐ」とまことしやかに言われているだけあり、お参りする人でごった返し、賑わっていました。
景気という側面から見ると、厳しい時代ですが、元気で仕事をできることにまず感謝したいと思います(^o^)
■過去のえべっさん記事
右の検索ボックスで「えべっさん」と入力&検索して頂くと、4年分をまとめて読むことができます。
余談ですが、3年前にはなかった堀川戎神社の公式サイトがいつの間にかできていますので、今年はちゃんとリンクしておきます(^^;; (dan補足)
お正月寒波で、この時期らしい寒さの年明けとなりました。皆様、どのようなお正月を過ごされていらっしゃいますか?
早いもので、あすかも10年目に入りました。今年の12月には、10周年を迎えます。より一層丁寧な仕事と心地よいおもてなしに努め、お客様に喜んでいただけるようにしたいと思います。ランチ・夜のお食事、そして料理教室と、楽しみながらしっかり仕事をしていきます。これまでのご縁を大切に、そして新たにいただくご縁に感謝して…。今年もあすかをどうぞよろしくお願い致します。
新年の営業は、1月7日(水)からです。皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます。
(我が家のお節 一の重、二の重、三の重)
2008年も、残り僅かとなりました。比較的暖かい日が続いている為か、余り年の瀬を感じないのですが、それでももう今週で今年の営業が終わり…!と思うと、やはりちょっと焦ってしまいます。
今年も1年、いろいろなことがありました。8月から、ランチの営業日を週3日にしたことが、大きな変化と言えます。お客様には大変ご迷惑をおかけしておりますが、私自身は心身ともに少し楽になりました。その分、より丁寧な仕事と美味しい料理を作ることで、お客様にお返しして行きたいと思います。
12月になると、毎年、今年の世相を表す漢字(「今年の漢字」)が選ばれます。今年は「変」という字でしたね。私のこの一年を漢字で表すと、どうなるかなぁ…と考えてみました。浮かんで来た漢字は「縁」という字でした(下写真は比叡山鉄道<ケーブル>の片道乗車券) 今年も常連様を初め、ご縁のある方に大変お世話になり、感謝しております。また、新しいご縁もたくさんいただきました。今年は特に遠方のお客様にも、ご縁がありました。その代表が千葉の眼鏡屋さん・豊福さん。以前ブログにも書きましたが(2008/05/10、2008/06/08)、ゴールデンウィークに眼鏡を作りに行ったのをきっかけに、豊福さんもあすかに3度も来ていただき、その度に豊福夫妻を囲んで他のお客様と共に、楽しいひと時を過ごすことができました。眼鏡や眼に関することのみならず、姿勢・身体の重心のあり方、5人の子供さんを育てて来られたご経験、眼鏡屋としての苦労話など、様々なお話からいろんなことを学ばせていただきました。来春には、2泊3日の座禅断食に同行させていただく予定で、今からとても楽しみにしております。私の新しい眼鏡は、その後も非常に楽で快適です。益々コンタクト離れが進んでおります。結局後から、運転用の眼鏡も作っていただきました。
遠方のお客様といえば、北海道からのお客様・S様もいらっしゃいました。ご夫婦で関西方面へご旅行に来られた際に、数回ご来店いただきました。小学校の校長先生をされていた旦那様のお話に、教えていただくことが多々ありました。すぐ近くにお勤めだったり住んでおられたりでも、ご来店いただくことのない方もいらっしゃるのに、千葉県やら北海道やら、他にも遠い所から足を運んでいただいたりと、これも「ご縁」があってのことなのだと思います。ご縁の不思議さ、ありがたさを、非常に強く感じた一年でした。
ご縁といえば、人とのご縁だけでなく、「場所」との新たなご縁もありました。ふとしたことで行ってみた高津神社(大阪市中央区)に澄んだ「気」とそれによって心が和むのを感じ、毎月お参りするようになりました。一時は毎週のように行っていた時期もあります(石畳の表参道がお気に入り)
来年も今あるご縁を大切にし、また新しいご縁をいっぱい授かるようにと願っております。
お陰さまで、玄米工房あすかも、この12月3日で9周年を無事迎えることができました。お客様に支えていただき、多くの方のご協力をいただき、ここまで来れました。本当にありがとうございます。
来年はいよいよ10周年となります。一日一日を大切に積み重ねて、10周年を目指していきます。これからもあすかをどうぞよろしくお願いいたします。
お祝いにと、お客様からお花をいただきました。大好きなお花に囲まれ、気持ちよくお仕事をさせていただいております。ありがとうございます。
急に寒くなりました。まさに晩秋といった感じです。紅葉スポットは数々ありますが、赤や黄色に木々が色づく美しい風景には、日本人で良かったなあ…といつも思います。
奈良県の信貴山という所、関西在住の方でも、あまり知らない、行ったことがない、という方も多いかもしれません。ここは、いろんな仏様がおまつりしてある、ある種お寺の集合住宅のような所です。あちらこちらでお賽銭を入れるため、いつも小銭をたくさん用意して行きます。私は信貴山が大好きで、今までに何度も行っております。大阪市内から車で、阪神高速・第二阪奈(トンネル)を使うと、ほんの1時間ほどの距離です。久しぶりに信貴山に友だち3人&danで行ってきました。
この日はそう寒くもなく、雨の予報にもかかわらずお天気もまずまずでした。紅い橋(開運橋)を渡ると、大きな寅の置物が首を上下させながら出迎えてくれます(写真左)。紅葉も丁度見ごろで、秋の休日をゆっくり楽しむことができました。山の空気を吸って、しっかりリフレッシュできました。
信貴山の良さは、山の気に癒されることや、そう遠くないので、比較的気軽に行けること、そしていつ行っても人がまばらであることも大きな要素です(笑) これから寒くなるとしばらく足が遠のきそうですが、また春の桜も是非見に行きたいと思います。