日記

花まんま

アップロードファイル 51KB 遅ればせながら、直木賞受賞作の「花まんま」(朱川湊人)を読みました。小説は久しぶりです。そこそこ評判がいいし、昭和40年前後の大阪が舞台となっていることもあって、目を通しておく必要を感じていた本です。

 6篇の短編からなり、前半の「トカビの夜」「妖精生物」「摩訶不思議」の3作は、なかなか上手いと思いました。本の半ばまで読んだ状態で ichi に感想を聞かれて、「面白いよ。読んだら?」と勧めることができました(^^)。

 ところが、後半で失速(うむぅ)。表題作「花まんま」は子供の視点という設定に違和感を、「送りん婆」は時代設定等に無理を感じ、素直に作品世界に入り込めませんでした(もっと肩の力を抜いて読むべきなんでしょうが、作り込みの甘さを感じたわけです) その煽りか、最後の「凍蝶」に至っては、不遜にも、書き下ろしでこのレベル!?と作家の力量に疑問を持ったりして...(^^;;

 dan評価は★★★☆☆(5段階評価の3)。後半の書評が辛目となりましたが、大阪人は話のネタにどうぞ。

大阪の夜景

アップロードファイル 32KB 今日、会社の仲間と森之宮で食事をしました。帰り道に大阪城公園を通った際(danは自転車通勤です)、夜景写真を撮りましたので、その中から3点紹介します。

 右の「天守閣」と左下の「OBP高層ビル群」は大阪城公園で、右下の「OAPと桜宮橋」は大川で撮った写真です。

 手ぶれ気味で、すみません。普通のデジカメなので、手持ちだと夜景は難しいですね。縮小したら多少は見れるかな?と選んだのがこの3点です。雰囲気は出ているので、それでご勘弁を...(^^)

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OSAKA 光のルネサンス 2005

アップロードファイル 18KB 12月1日(木)〜12月25日(日)の期間、OSAKA 光のルネサンスが開かれます。中之島の淀屋橋・大阪市役所から天神橋・剣先公園にかけての一帯で行われる『光と水の競演』です。danのお気に入りの夜景の一つである、中央公会堂のライトアップも、この期間は22:00まで時間が延長されます(^o^) 詳しくは、こちらのオフィシャルサイトをご覧下さい (プレスリリースがコンパクトでわかりやすい)

アップロードファイル 99KB 25日間の開催中、12月1日〜16日までが第1幕、12月17日〜25日までが第2幕となっており、第2幕で様々な催しが行われます。特に、ローズライトガーデン(ライトアップされたバラ園)では、様々なブース(夜店)が出るはずなので、楽しめると思います。

 余談ですが、去年そこで、クリスマスに大垣知哉のミニライブがあり、初めて聞いた「道」という歌に、danは非常に感銘を受けました。CDがこの11月に全国リリースされるそうですが、いい歌なので、是非たくさんの人に聞いて欲しいです(^^)

 神戸ルミナリエも同時期に開催されますが、今年は12月9日〜12月22日までなので、X'mas に来るとしたらここになりますね。dan的には、なんたって地元大阪(というか"あすか"のすぐ近く)であること、水辺で行われる情緒、ルミナリエほど混雑していないこと、といった理由で、この "OSAKA 光のルネサンス" が気に入っています(多少、ショボイところもありますけどね(^^;;) ちなみに、12月23日〜25日は"あすか"もお休みを頂いておりますので、ご了承下さい m(__)m

アップロードファイル 11KB 今年の新企画として「中之島剣先・光のタワー」(右イメージ図)があります。サイトの記述によると "土佐堀川と堂島川が合流し、大川となる接点・剣先に光のタワーが出現。大阪のへそとなる位置を印象づけ、中之島の広さやスケールなどを光で表現します" とのこと。「大川が分岐して土佐堀川と堂島川になる」と書くべきだぞーっという細かいツッコミは置いといて、へその緒(=光のタワー)が実際にはどのような感じになるのか、今から楽しみです(^^)

川崎橋のユリカモメ その2

アップロードファイル 77KB 今日はいい天気だったので、午後、ichiと久しぶりに"蕪村コース"をポタリングしました。藤田邸跡公園に寄った後に見かけたのが、左写真の日向ぼっこしている(?)ユリカモメ達。川崎橋の近くなので、以前、あすかDiary 川崎橋のユリカモメ (2005/11/07) で紹介したユリカモメの何羽かは、この写真に写っているはずです(^o^)

 桜之宮公園でみかける鳥にもヒエラルキーがあって、今の時期は、カラス>ユリカモメ>ハト、ってところでしょうか。左下のハトがいじけているようにみえるのは私だけ!?(笑)

黄いろいにんじん

アップロードファイル 60KB 昨日、奈良の「菜一輪」に行った後、ichiと「黄いろいにんじん」という喫茶店に入りました。私は初めてだったのですが、奈良通のichiによると、奈良では知る人ぞ知る有名なお店だとか。

 場所はちょっとわかりづらいのですが、商店街の中、地下の映画館(名前失念。大阪では絶滅した名画座的雰囲気あり)へ降りる階段のつきあたりにあります。この説明だけでお店を見つけるのは無理でしょうから(^^;;、興味のある人はネットその他で調べて下さい m(__)m

 まず、店内いっぱいに飾ってある柱時計に驚かされます。店内にはジャズも流れているのですが、耳を澄ませると「チックタックチックタック....」と時を刻む音が...(実際に動いている時計とそうでない時計があります)

アップロードファイル 36KB お店に入ったのが3時前だったので、3時になると時報が鳴るわけですが、時計毎に微妙に時間がずれている為、あちらこちらから「ボ〜ン、ボ〜ン、ボ〜ン」と時報が鳴り続け、ちょっとにぎやかでした^^;; ichi曰く「3時だからまだよかったけど、10時だったらもっとすごいよねぇ...」 ごもっともで(笑)

 ある時計の文字盤に発見したのが「逓信省(ていしんしょう)」という3文字(下写真)。余談ですが、逓信省というのは郵政省(2001年総務省に)の前身で、明治20年から昭和20年頃までありました。逓信省は無くなりましたが、郵便マーク「〒」として今も健在です(つまり、「〒」は逓信省(テイシンショウ)の「テ」です)

アップロードファイル 30KB 更に興味深いのは、逓信省の下にある、K.HATTORI という文字。これって、ひょっとして、セイコー(服部時計店)の創業者・服部金太郎さんの K.HATTORI!? 個人の名前を記しているところに、技術者の魂というか誇りを感じます。

 かなり脱線してしまいました。「黄いろいにんじん」が有名なのは、コーヒーを頼んだらメザシがついてくることなんです!! ...で、肝心のメザシの写真を撮るのを忘れた(大笑)

菜一輪

 秋晴れの日曜日。風は冷たく、もうそろそろ手袋が要るかな、という感じです。

アップロードファイル 63KB 今日、奈良の菜一輪に行ってきました。メンバーは、ichi夫婦とあすかのスタッフ、そしてあすかのお客様の総勢7名です。ichiは菜一輪へは何度か食事に行っていますが、一体前回がいつだったのか、はっきり思い出せないくらい、久しぶりでした。

 手間のかかった丁寧なお料理に、いつも感心し、また勉強になります。それにおいしい玄米ごはんを出していただけることも嬉しいです。

アップロードファイル 43KB ハヤトウリとカリフラワーの和え物から始まって、最後は落雁とおうすで締めくくりでした。どれもみな美味しかったのですが、私が特に気に入ったのは、湯葉包みのあんかけかな。しっかりした引き上げ湯葉の中に、里芋や椎茸などいろんな野菜が入っていました。

 中庭の立派な松の木を眺めながら、ゆったりお料理をいただくことができました。部屋の中はすごーく静かなんですよね〜。車の音も聞こえない‥。

アップロードファイル 59KB いつか町屋でお料理を出したいという夢もあるのですが、勿論まだまだ今の場所で、今のスタイルでやり続けるつもりです。とにかく大満足のお食事会でした。

 一緒に行った皆さん、とても楽しかったです。どうもありがとうございました m(__)m

ひらかた大菊人形

アップロードファイル 8KB ひらかたパークの大菊人形が今年で見納めです。

 季節限定の職人技ということもあって、後継者問題を解決できなかったようです。現在の職人さんが全員70歳以上のご高齢で、お一人が健康上の理由で引退することになり、来季以降の運営の目処が立たなくなったとか(京阪電車報道発表資料参照)。12月4日(日)が最終日となります。

 96年間続いたひらかた大菊人形へ、大阪育ちのdanも2回(だけ?)行ったことがあります。2回目ですら20年以上前の話で、何を観たのか覚えていませんが...^^;;。ちなみに、ichiは行ったことがないそうです。

 「これで最後だし、行っておこうか(リニューアル後のひらパーにも行っていないし)」と思っていたのですが、あれこれ予定を入れていたら、10月は行けずじまい、11月も気が付いたら3分の2が過ぎており、最終日(12月4日)までに行けないかもしれません(汗)。仕方ないので、ichi&danは、下記サイトで雰囲気だけでも味わっておくことにします(^^)。

  ひらかた大菊人形1   ひらかた大菊人形2

 上のサイトを見ていて、大菊人形が室内展示だったこと、暗い通路を歩いて見て回ったこと等の記憶が蘇りました(今思えば、デートコースの穴場かな^o^)。雨が降っても、寒くても大丈夫ということで、天候を気にせずに観に行けるのもよいことです(笑)。行かれる方は、ひらパー1dayチケットがお得だと思いますのでご検討下さい(^_-)

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 別のところ(例えば東京)に住んでいる関西人が年末に帰郷して初めて「えっ、ひらかた大菊人形ってなくなったの!?」とびっくりするケースもあるでしょうから、行ける方は行っておいて、最後を見届けたことを自慢してあげるとよいかも(笑)