最近の日記

寺西家阿倍野長屋

 先日、久しぶりに訪れた、大阪市阿倍野区阪南町のローカルネタです。

アップロードファイル 49KB 左の写真、暖簾の"混"という文字に注目して下さい。実は、全国で唯一残っている「混浴」の銭湯屋さんなのです!!...というのは冗談で(^^;;、本当は、フレンチをベースにした個性的な料理を提供する「KITCHEN BAR 混」というレストランです。

 フレンチ系の食事処に、和風のたたずまいが新鮮な取り合わせですが、ここはもともと長屋だったところを再生したもの。その昔、といっても大大阪(だいおおさか)と呼ばれた大正〜昭和初期にかけての時代ですが、大阪にはいたるところに長屋がありました。この建物は昭和7年に建てられた4棟続きの長屋で、当時の住宅開発地に残る長屋建築の好例として、長屋として全国初の登録有形文化財に指定された建築物なのです(「寺西家阿倍野長屋」と呼ばれています)

アップロードファイル 53KB この長屋がある阪南町周辺(地下鉄御堂筋線昭和町・西田辺や谷町線文の里の辺り)には、他にもたくさんの長屋があります。寺西家阿倍野長屋は、再生される前から良く知っているのですが、傍目には、もうマンションに建て替えられても仕方ない、かなり老朽化した建物という印象でした。

 ところが、ある日、突然工事が始まったかと思ったら、取り壊しではなく、改修されて新築のような建物に生まれ変わり、「登録有形文化財」というプレート(右写真)が貼られ、しゃれたレストラン等が入居して営業を始めたので、もうびっくり!!です(笑) 余談になりますが、この登録有形文化財の登録件数は、全国で大阪府が一番多いのだそうです(ここを参照)

アップロードファイル 59KB 再生の経緯については、「大阪人」2005年6月号に掲載されており、内容の一部があるブログで紹介されています(孫引きでスミマセン) ただ、周辺の長屋事情を知っているdanからみると、「登録有形文化財」クラスの建物がこの近くにはゴロゴロあります(^^;; (ちなみに、寺西家阿倍野長屋が登録有形文化財認定されたのは、平成15年12月)

 実際、この長屋のすぐ隣の一角の土蔵風の建物が改修されており、「この建物、店舗としてお貸しします」という貼り紙がありました(これ) 周辺を散策すれば、他にもありそうですね(^^)

「感字るアーティスト」 菅野大漸さん

 先日ブログにした苦瓜ビル(2005/12/11)にクリエイトゼンというデザイン事務所が入居されています。その代表をされている菅野大漸(すがのたいぜん)さんを今回ご紹介します。

アップロードファイル 40KB 左2点の画像(作品)は、菅野大漸さんの手による商業デザインの例です。こうした筆文字は「デザイン書道」と呼ばれるジャンルに属し、書道に通じたグラフィックデザイナーが、豊かな経験をもとに店舗ロゴやブランドロゴ、その他様々な商業需要に対応した筆文字をデザインするんだそうです(筆文字なび参照←面白いサイトです)

 上のサイトの<あの人の書>という企画に、石飛博光さん(「ほっとする禅語70」をあすかにも置いています)や、作家藤本義一さんが登場します。藤本義一さんが書を嗜まれるとは知りませんでしたが、サイトで拝見できる揮毫は見事なものです。

アップロードファイル 44KB danは、元来、字が下手くそで、小学生の頃は書道の時間が苦痛で仕方ありませんでした。当時、danが一生懸命書いた習字("元気"や"のびのび"と言った小学生らしさとは無縁の、チマチマしたヒネクレ文字)を見た担任の先生から「お前らしい字やな」と言われたこともトラウマとなっています(苦笑) いまだに「書は人なり」と意識過剰になる為か、筆で文字を書くことに、羞恥というよりも恐怖を感じてしまいます(^^;;

 少々脱線しました。話を菅野さんに戻します。菅野大漸さんは、こうした商業デザイン以外に「感字るアート」として、書・画・詩が一体化した、非常に面白い作品を発表されておられます(色使いもカラフルで、見ていて楽しい作品です。WEB.墨光でご覧頂けます)

アップロードファイル 35KB 右の写真は「一字一句」という日めくりカレンダーの1枚です。今日の日付(18日)とあすかの食材にちなんで選ばせてもらった一枚です(笑) 野菜の「菜」(書)に、野菜(画)と「野菜タチ 命イタダキ 生カサレル」(詩)が添えられた作品で、単色ではありますが、菅野さんの「感字るアート」の特徴が良く出ている作品だと思います。

 この日めくりは、サイトで見て面白いと思い、購入したものですが、ichiやあすかのスタッフに見せたところ、好評でした(ちなみにサイズは25cm×15cm。31枚) サイトでは"ひっそりと販売中"となっていますが、在庫ありとのことです。ピンと来た方はクリエイトゼンさんにお問い合わせ下さい(^_-)

ツキを呼ぶ魔法の言葉

 先日のマクロビオティック勉強会には、たくさんの方にお越し頂き、どうもありがとうございます。

アップロードファイル 18KB さて、勉強会の夜、danがあすかで食事をしていると、ichiから『ツキを呼ぶ魔法の言葉』って本を知っている?と聞かれました。勉強会で西川先生が言及された本なのですが、ichiは食事の準備等をしていた為、本のタイトルと、口コミだけで40万部売れているらしいこと、当たり前のことがどれだけ有難いか改めて感じさせる良本であること等を、勉強会の後に知ったそうです(笑)

 何、それ?と言うと、通常の書店では売っていない本なので、家に帰ったらインターネットで調べて欲しいと強く念押しされました(^^;; で、帰宅後にネット検索したところ、この本(左写真)を見つけた次第です。興味を惹かれたので(例えば、ここここ)、早速発注しました(^^) 著者の五日市剛さんには全国から依頼が殺到しているらしく、あちらこちらで講演をされているようですので、また講演を聴く機会があろうかと思います (発注先⇒いやしの村 わくわくショップ

アップロードファイル 12KB 本といっても、もともと全文がインターネットで公開されていた講演録ですから(今は読めなくなっています)、分量にして50頁ほどの小冊子で、手軽に読めます。しかし、内容が深いというか非常に興味深く、かつ面白いです。あの北原輝久さんが5回も読んじゃったというくらい...。著者が20代の頃、旅先のイスラエルで会ったおばあさんに教えてもらった「ツキを呼ぶ魔法の言葉」の話がメインなのですが、このおばあさん、ホントは魔女だったんじゃないだろうか?と思えます(笑)

 ネット上ではあまり言及されていませんが、著者がおばあさんに出会う前にも、フツーじゃない体験をしています。また、MITに留学されていますので、英語ぺらぺらのエリートでもありました(写真ではそう見えませんけど)。もともと波動の強い人だったことに加えて、英語でコミュニケーションできる能力があったからこそ、イスラエルでのエピソードが生まれたわけですね。

 久々に、万人にお薦めできる本に出合えたことを感謝します(^^)

百葉箱

アップロードファイル 55KB 地下鉄御堂筋線天王寺駅のホームで、意外なものを発見しました。百葉箱(左写真)です。danが今まで気づかなかっただけですが(笑)、他の駅にもあるでしょう。

 温度や湿度等の気象状況を計測する為の装置ですから、外に設置してあるはずです。それが、地下鉄のプラットホームにあったのでびっくりしたわけです(一般的な百葉箱のイメージといえば、これでしょう)

アップロードファイル 132KB 元来、「百」は数の多さを象徴する文字であり、権威にも通じていました。百貨店、百獣の王、百人力等の「百」がそうです。

 しかし、今や、百貨店にかつての輝きはなく、百均(店)が跋扈する世の中。特権的色合いの強かった「百」は、安さの象徴の「百」に成り下がってしまいました(^^;; 2枚の写真の百葉箱も「百」の凋落に呼応して(!?)、過去の遺物というか、トマソン的雰囲気を漂わせています(苦笑)

 ちなみに、「百葉箱」の名前の由来ですが、八重の花びら・牛や羊の胃のことを"百葉"と言い、風通しを良くするために格子やよろい戸になっている外見が、ヒダヒダのある牛の胃袋に似ているところから「百葉箱」と呼ばれるようになったそうです。

山下達郎の「クリスマス・イブ」

アップロードファイル 8KB オリコンによれば、山下達郎の「クリスマス・イブ」が今週95位へと上昇(累積売上180.8万枚)。これで同曲のTOP100入りの連続年数は、1987年から20年連続(通算では21年)となり、同一楽曲によるTOP100入り連続年数としては史上初の20年の大台に到達したと、のこと。

 バブル以降、日本では「クリスマス・イブ」が、クリスマスソングの定番となった感があります。danも大好きな曲のひとつです。

 今、彼のCDが手元にない為、うろ覚えですが「この曲はパッハベルのカノンへのオマージュである」と山下達郎がどこかでコメントしていたはずです。いわゆる"本歌取り"。もともと流行に左右されない曲作りが彼のポリシーですが、カノンをベースにしたことで、不動の名曲となりました(笑)

 以下、danが思い浮かぶカノン系(カノン進行)の曲を挙げてみます。音楽に詳しい方であれば、もっと出てくるでしょう(^^)
  洋曲 ・ジョーン・バエズ "勝利への賛歌/死刑台のメロディ"
      ・ビートルズ    "Let It Be"
  邦曲 ・山下達郎     "クリスマス・イブ"
      ・trf          "BOY MEETS GIRL"
      ・井上陽水     "少年時代"

 こうして並べてみると、同じようなコード進行であることがわかります。で、新曲の段階で既にクラシック(笑) そしてシンプル...。"Simple is best"ということですね。「あすか」の料理が目指す方向でもあります(^^;;

 最後に、「クリスマス・イブ(midiファイル 歌詞付)」をご紹介しておきます ⇒ここ

中之島イルミネーションストリート 〜OSAKA 光のルネサンス 2005 より〜

アップロードファイル 21KB 最近、寒さが本格的になってきました。風邪気味ということもあり、手袋&マフラー無しでは街を歩けない軟弱なdanですが(^^;;、寒風吹き荒ぶ中、"OSAKA 光のルネサンス 2005"のプログラムのひとつである「中之島イルミネーションストリート」(左画像はイメージ)を見てきました。ビデオクリップで、雰囲気をお楽しみ下さい。 ⇒映像はこちら(ブロードバンド推奨)

【中之島イルミネーションストリート】
 12月1日(木)〜12月25日(日) 17:00〜23:00
  ※17:00点灯/以降、30分毎に約15分間の演出(21:30最終)
  ※12/17〜25は一部時間変更あり

 音楽にあわせたイルミネーション演出が行われるイルミネーションストリートでは、今年は新たに青色の電飾が加わり、夜空の中に浮かぶ雪の結晶を一層彩ります(以上、オフィシャルサイトより)

 「あすか」に来られる(お帰りになる)際に、ちょっと足を延ばして頂ければ、ご覧頂けます(^^) その他の開催プログラムについてはオフィシャルサイトにてご確認下さい。

子ども達の未来の為に 〜あなたの家族は大丈夫?

アップロードファイル 233KB 正食協会50周年記念イベント、ムソー「食と健康フォーラム」第5回特別講演会が、来年行われます。講師の一人、安部司氏の講演は日本全国で大人気とか。添加物についてあまりご存知ない方は、安部氏の著作「食品の裏側」の最初を読んだだけで「えーっ!?」とショックを受けること必至(^^;;

 以下、過去の講演会記録、「食品の裏側」の書評のリンクです。ご覧になって、興味津々という方は、フォーラムへお申し込み下さい(^^)

 平戸市生涯学習講演会(同テーマ)
 命ある食とは何か〜食品添加物の世界〜
 中島孝志のキーマンネットワーク(通勤快読)

【フォーラム概要】
 日 時: 2006年2月5日(日) 13:00〜16:45
 場 所: 大阪商工会議所7F国際会議ホール (チラシ「会場案内」図参照)
 内 容: 子ども達の未来の為に 〜あなたの家族は大丈夫?
 講 師: (1) 安部司氏 「食の本当の豊かさとは」
       (2) 片野學氏 「今日からできる食生活改善」
 入場料: 1000円 (正食協会会員800円)
 申込方法: 郵便振替
 申込締切: 2006年1月20日(金) の消印まで有効

  ※ 詳細は正食協会ホームページにて