ichi&danの徒然日記 〜 玄米工房あす香 〜
ワールドカップ、日本が負けちゃいましたねぇ。80分間よくがんばったのですが、残念! ということで、気持ちを切り替える為に全然関係ない話題を...。
左写真は、大川の畔で見つけた巨鯉?です(クリックで拡大) これはご愛嬌として(笑)、「大川の巨鯉」(2006/05/15)で紹介したように、川崎橋一帯は有名な釣ポイント。ところで、この近辺、地名を「網島(あみじま)」と言い、川崎橋南詰は、都島区網島町1丁目になります。地名にある"網"からも想像できるように、かつては漁村があったそうで、昔と環境が激変した今尚、魚が釣れるのはさすがというべきでしょう(笑)
「此地は淀川のつつみにして漁家つらなり鮮魚を多く市に出す。さる程に軒毎に終日網を千ゆへ」と「摂津名所図会大成」に記されていることなど、古くからの漁村で、網が干されていたことからこの地名がありました(都島区ホームページより)
右絵は「浪花百景 あみ嶋風景」(安政年間、歌川国員筆) 150年経った現在も、天満橋から網島(川崎橋)方面を臨んだ風景に、当時の面影が残っています(→現在の網島)
さて、江戸時代に活躍した近松門左衛門の作品に「曽根崎心中」や「心中天網島」があります。「曽根崎ってどこにあるの?」と聞かれた場合、たいていの大阪人は答えることができるはずですが、網島についてはどうでしょうか。そもそも、網島が地名として認識されているかどうかも怪しい(苦笑)
既にご存知の方も多いでしょうが、「心中天網島」の網島とは、今まさに話題にしている、ここ、都島区網島のことなんです(danは最近まで知らなかった^^;;) 京都や奈良には負けますが、網島に限らず「実は...」という由緒ある?地名が大阪市内には結構残っているので、調べてみると面白いかも。
参考までに、現在の網島周辺の衛星写真図を右につけておきます(Googleマップより。クリックで拡大) 中央から左に流れているのが大川。南北に走っている道路が谷町筋(&天満橋) 右下に見えるのが大阪城で、中央付近、4時方向の細い橋が川崎橋です。そして、川崎橋の南詰めから右上に広がっている緑部分が網島。この近辺は、藤田美術館、太閤園、大阪市長公館等があるものの、あまり人が行くような場所でない為、知名度が今ひとつなんでしょうね。