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「歌伝説 ちあきなおみの世界」

アップロードファイル 24KB 髪がボサボサで長くなったので、先日(2月25日)の午後、散髪屋さんに予約を入れ、散髪をしてもらっていました。その店では、BGV(BGM)代りにテレビを付けているのですが、散髪を開始して程なく始まったのが「歌伝説 ちあきなおみの世界」という番組でした(NHK2ch、2006年2月25日15:05〜16:35放映) 普段、テレビは殆ど観ないので、そんな番組があるとは全然知りませんでした。で、髪の毛を切ってもらいながら何気なくTVを観ていて(聴いていて)、ちあきなおみという歌手の素晴らしさにうなってしまいました。感動してしまいました。

 ちあきなおみと言えば、「喝采」(1972)がまず思い浮かびます。「喝采」の歌詞(ストーリー)は彼女の実話に違いないと思い込んだ人がどれだけいたことでしょうか。歌の世界を完全に演じ切っていました。彼女以上に"虚実皮膜"の芸を感じさせる歌手を知りません。番組の中でも「ドラマチック・シンガー」「3分の芝居を演じる女優」「おたまじゃくしの裏が歌える」(読書で言う"行間を読む"に相当)等の言葉で彼女を形容していましたが、今回改めて、彼女のジャンルを超越した表現力、存在感(特にライブや舞台)に圧倒されました。dan的には、美空ひばりが別格、ちあきなおみはその他大勢の歌手の一人に過ぎなかったのですが、この番組を見て評価が一変!! 私にとって、衝撃の番組でした(笑)

アップロードファイル 12KB この番組は昨年に3回もNHK-BSで放送されて(本放送、再放送)、非常に好評だった為、今回の地上波放送になったという経緯を後で知りましたが、ちあきなおみの至上の歌いっぷり、それを際立たせる構成力の高さもあって、番組にひきこまれました。そして、シビレました(散髪されながら、あるいはヒゲを剃ってもらいながら、というオマヌケな状態でしたけど...^^;;) 4時過ぎに散髪が終わった後も、散髪屋のマスターに頼み込んで、そのまま番組終了まで30分も番組を観させてもらったぐらいです(笑)

 もう再放送は無いかもしれませんし、そもそも何時になるかも判りません(DVDが出たら絶対買いますが) で、彼女のCDをネット検索すると、『ちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2003 朝日のあたる家』(右上写真)というCDがよさげだったので、早速、HMVへ買いに行ったところ、在庫切れ(T^T) やむなく、amazonで注文しました(このCDの曲目やレビューはこちら、試聴はこちら) 手元に届くのは3月4日以降になりそうですが、楽しみ、楽しみ...(^o^)

 PS ちあきなおみの私設ファンサイトはこちら(充実しています)