ichi&danの徒然日記 〜 玄米工房あす香 〜
1999年12月3日、「玄米工房 あすか」はオープンしました。何もわからず、ただ「何があっても3年はやり続ける」と、それだけ決め、また玄米と旬の野菜の美味しさを広めて行きたくて、始めたのでした。そして、2009年12月3日、10周年を迎えることができました。今年5月に「玄米工房 あす香」となり、新たな出発を誓い、無事10周年を達成しました。お客様に支えられ、励まされ、育てていただいた10年でした。本当にありがとうございました。10年の軌跡(奇跡でもあります)は、そのまま私の歴史でもあり、細胞のひとつ一つでもあります。苦労の連続でした…。楽しいことばかりでした。そして今本当に幸せです。
お祝いにと、沢山のお花をいただきました。この日の夜は、気心の知れたお客様に囲まれ、楽しい記念日となりました。10年経ってもまだまだ日々勉強。10歳を人間に例えれば、小学生レベルです。これからも初心を忘れず、小学生の純粋さ、素直さ、柔らかな心を失わず、一日一日、精進していきたいと思います。ありがとうございます。
PS 十周年祝いのお花の中に、何故か「7周年おめでとうございます」というお花が一つあったりして...(^^;;
10月31日(土)・11月7日(土)と、スポットで料理教室をしました。南瓜をメインに使った、南瓜づくしの教室です。2日間で20名近くの方にお集まりいただき、楽しく教室をさせていただきました。作ったものは…南瓜の春巻き・南瓜のポタージュ、そして南瓜のそぼろ煮の3品です。
春巻きの皮は、市販のものを使わず、手作りに挑戦しました。薄く大きく伸ばすのが、なかなか難しい。また、どうしても四角くならず、丸くなってしまったり。それでも、一人一枚皮を作り、具を包んで完成。揚げたてのアツアツをいただきました。サクッ、モチモチ、そしてパリッとした皮に、南瓜・玉ねぎなどの野菜の甘味が包まれています。やっぱり、手作りは美味しいですね、と皆さん感心しきりでした。
スポットの教室は、これまで料理教室に来ていただいたことのある方も、多数参加いただくことが多く、久しぶりに懐かしいお顔にお会いできるのが、ひとつの楽しみです。今回も、嬉しい再会に、心が弾みました。参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。楽しかったし、美味しかったですね。次のスポット教室も、早くも企画しておりますので、楽しみにお待ち下さいね!
5月末から書き始めた「複写ハガキ」ですが、10月30日に、無事(?)500枚に達しました。最初は書くのが楽しくて、そしてハガキをいただくと嬉しくて(勿論今でもそうですが)一日1〜2枚のペースで書いていたのですが、どんどんペースも上がり、今は一日平均5〜6枚ペースになっています。ハガキ道提唱者・坂田道信先生の、一日30枚以上、年間2万枚には、遠く及びませんが…。 坂田先生(右写真)が以前、「複写ハガキに意味がある。(複写であることに意味がある)」とおっしゃっていました。そしてその時は、『その心』はおっしゃいませんでした。なんでかな〜、と思いつつ、その後もせっせと書き続け、やがて300枚を越えた頃でしょうか…先生のおっしゃった意味が、自分なりにわかったような気がします。先生の解答と同じがどうかは、わかりませんが、それ以後、ますますハガキ書きが好きになり、私にとっての大切な時間となりました。
今まで坂田先生から何通かハガキをいただいています。先生のハガキに書かれていた、印象に残った言葉をご紹介します。
「食べない断食は、じつは本当の食べ物の学びでもあるようです。」
(初めて座禅断食に参加した直後のハガキ)
「生きるとは、心をきれいにすること、それは限りなく食べ物を自然にすることのようです。」
「遠くの人と縁を持つことが、お店が栄える基になります。」
(このハガキをいただいた後、程なく栃木の方がご来店くださったり、名古屋の方から予約が入ったり…ということがありました)
「その人の実力は、友達の数です。」
500枚書けば、何かが変わる…と言われています。栄えある500通目は、名古屋の方へ。では、最初の1通目は…それは、最愛の旦那さんへ宛てたものでした…へへっ^^; 未だに返信はいただいてないですが…(笑)
すでに何度かあすかDiaryに登場しております「座禅断食」ですが、今回は私にとって4度目になります。初回(3月)・2度目(5月)と、途中で気分が悪くなって、しんどい思いをしたのですが、3度目(8月)は3日間とも結構楽に過ごせました。そして迎えた今回、果たして楽に過ごせるのだろうか…それとも…などと、一抹の不安はあったものの、すぐに打ち消し、大丈夫、大丈夫!と自分に言い聞かせての参加でした(あすかDiary 2009/09/10他参照)
御縁庵に着くと、知ったお顔に先ずは安堵。嬉しい再会に気持ちが和み、リラックスできます。新しいお出会いもたくさんいただきました。御縁庵に集う方は、皆さん温かく、心優しい方ばかり。自己紹介をお聴きしていると、今回も多士済々のようです。
3日間、穏やかに過ぎて行きました。1日目の夜、少し気分が悪くなったのですが、それ以外はずっと楽に過ごせました。元気でいられると、皆さんとお話もいろいろできるので、やはり楽しい。座禅の前の坂田先生のお話も、何度聴いても実に面白く、ありがたいことでした。2日目のお昼にジュースがいただけるのですが、その時に坂田先生が出演された「熱中時間」(BS2)という番組のビデオを皆で観ました。私は5月に拝見したので、2度目ですが、また皆さんと楽しく観ることができました。その後生姜湿布をし、次の座禅まで少し長めの休憩があるのですが、番組に刺激されたのか、どうしてもハガキが書きたくなり、「こたつ部屋」に行って、ハガキを5枚書いた次第です。 今回一つ異変がありました。というのは、一番楽しいはずの明けの食事が苦痛だったことです。どんぶり1杯の水を飲み、大根の煮汁を飲み…そして大根を食べだしたら、気分が悪くて食べれない…うわ〜、なんてこった、こんな時に(汗) 休憩しながら少しずついただいていると、やがて、もよおして来ました。トイレに1度、2度と行くにつれ、気持ち悪いのもすっかり直り、後は美味しく、パクパクいただきました。何度も座禅断食に参加されている方が、何度やっても毎回違う、ということを、また実感しました。
終わってみれば、楽しい思い出となり、また行きたいと思っています。大阪に戻って一夜明けた今日、早速、坂田先生を始め、ご一緒させていただいた方から、お葉書が届いており、嬉しい限りです。さぁて、私もどんどん書くぞ〜!(^o^)
この秋も、石笛(いわぶえ)奏者・横澤和也さんにお越しいただき、横笛、石笛の演奏会を開きました。今回も心温まる演奏と、体を貫くような石笛の音に、大いに魂を揺すぶられたのでした。 今回はなぜか今まで以上に、「魂」の揺れを感じる演奏でした。もはやテクニックではない、高い魂レベルでの演奏に、圧倒されました。こちらの魂も磨いておかないと、やがてついて行けなくなるかも…演奏が終わってから、そんな風に感じました。
今まで響きのある所、例えば神社やお寺など、音が響く所が、愛のある所と思っていた、そんな風に切り出された話。ハワイのキラウエア山上でひたすら笛を吹いておられた時の話になりました。キラウエアでは、全く笛が響かない。それでもキラウエアには愛はある、という話でした。音が響かない所で笛を吹く、なんと厳しいことかと。でも確かに愛はあるということでした。
小さなお店の中で聞く、なんとも雄大な話、そして締めくくりは、岩をも破るような、石笛の響き…。横澤ワールドにすっかり酔った、秋の夜でした。
最近、ichiと一緒にハガキを書くようになったdanです。文字が下手&遅筆で最初は大変でした。更に、メールと違ってハガキの場合、書いた後の推敲ができません。書道のように一発勝負!これが結構きつかった...。でも、肩の力を抜いて書くようになってから(手抜きではありません^^;;)なんとか書けるようになりました。複写ハガキを使っているので、履歴が残るのも助かります。 さて、官製ハガキを使うと、裏面は基本的には文字だけ。danのように"小学生みたいなゴミのような文字(ichi評)"だけを相手にお見せするのはあまりに申し訳ないので、何か良い工夫はないものかと思っていました。で、最近始めたのが、アクセントとして古切手を貼るという方法です。普通のハガキがたちまちアンティーク絵葉書に変身!(ちょっと大袈裟^^;;) 右画像は、紀伊国屋書店(本町店)で1500円で購入したものです。値札に「ワールド・オフ・ペーパー 100グラム 世界の歴史・地理・文化が小さな紙片の中にあります」という説明付(スタンプではなくペーパーなんですね)。何枚入っているのか検討もつきません。そういう意味でお徳!
どこの国の誰(何)といった情報も判らずに"雰囲気"で使っていますが、たまに懐かしいものに出くわします。例えば、左の画像。1972年の札幌オリンピックを記念して東欧?で発行された切手のようです。37年前のこのイベントをdanはリアルタイムで観ていました(うぅ、歳はとりたくない)...てな話は置いといて(^^;;、これはひょっとしてジャネット・リン!?と、まぁ貼っている本人も意外な発見があって楽しいですし、受け取る方もお楽しみ頂けるのではないかと思っています(^^)
■ご参考
《You Tube》 Janet Lynn Fluff (Get out your tissues!)
《You Tube》 トワ・エ・モア「虹と雪のバラード」
先週の台風を境に、一気に秋が深まりました。朝晩は油断していると風邪をひきそうなくらい、寒い時があります。金木犀の香りが、そこ、ここで漂っています。 読書の秋ということで、久しぶりに小説が読みたくなりました。danのお薦め本「八朔の雪(はっさくのゆき)」(高田郁著)を昨日読み終えたところです。最初は、なかなか進まず、スローペースだったのですが、だんだん面白くなって来て、半分を過ぎた頃からピッチが上がって来ました。
澪(みお)という若い女性が、苦労を重ねながらも、料理人として成長していく姿が描かれています。料理人としての心意気・おもてなしの心など、共感もし、勉強にもなりました。大阪と江戸との違い、例えば習慣や気質、味の好みなど、随所に描かれていて、非常に興味深いものでした。また、澪の幼なじみで8歳で生き別れ?になった野江とのからみ、など、やられたーって感じでした。
続編を期待しているのですが、きっと出るような気がします。キイワード「雲外蒼天」まで、まだ登りつめていないし、謎のままで終わっている人物もいることですし…。久々に読んだ小説、「当たり」でした!