日記

あすかの未来祭り

 あれは、いつだっただろう?和田萬の深堀さんと、イベントの企画を立ち上げたのは…。確かまだ暑い夏を迎える前だったように記憶しています。11月3日(文化の日)に、胡麻の老舗・和田萬さんと合同でイベントを行いました。「未来祭り」と名付けたこのイベント、文字通り未来へ向かって前進して行く、つなげて行く…という意味合いを込めたものです。

 当日は、二十数名の方々にお集まりいただき、また多彩なゲストの方のパフォーマンスと演奏で、大いに盛り上がりました。先ずは、金魚絵師・深堀隆介さんのパフォーマンス。大きな屏風に黒一色で金魚が見事に描かれて行きます。描き終わってから、実はこちらが表です、と屏風自体をひっくり返し、裏から光を当てると、金魚の背に濃淡が浮かび上がりました。お客様から一斉に拍手喝采!お次はあすかスタッフみきちゃんのウクレレバンド(スーヴェ二ールアパートメント)の演奏です。可愛い乙女ユニットの演奏に、場は一気になごみました。

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 (写真提供=あすかスタッフ Chikaちゃん)

 この日は玄米と胡麻とのコラボレーションがテーマ?でしたので、お料理の方は、玄米おにぎりは勿論のこと、胡麻を使ったお料理・お菓子をご用意しました。(黒胡麻豆腐、南瓜のサラダ・胡麻ドレッシング和え、胡麻をたっぷりまぶした蓮根のキンピラ、ゴマのしっとりケーキなど)店の外では、クレープパティシエ宮内さんの実演販売もありました。私もツナ入りのクレープをいただきました。とっても美味しいクレープでした。特にクレープの生地が美味しかった。お客様も非常に美味しいと満足されていたようです。

 イベントの最後を飾っていただいたのは、フルート奏者の塚本糸里さんの演奏。クラッシックからポップスまで、馴染みのある曲を選んでいただいたのか、親しみのあるメロディーを次々と奏でてくださいました。やはり生演奏というのは、心に染み込んで来るのか、イベントを無事やり終えた嬉しさからか、熱い想いがぐっとこみ上げて来るのでした。深堀さんも最後の挨拶で、ウルウル来ていた、とお話されていました。

 素敵なパフォーマンスや演奏をして下さった、深堀隆介さん、スーヴェ二ールアパートメントの皆さん、塚本糸里さん、本当にありがとうございました。お集まりいただいたお客様、いかがでしたか?楽しかったですよね!ありがとうございました。そして、最後に、今回のイベントの立役者、和田萬の深堀さん、本当にありがとうございました。深堀さん無しでは、絶対に出来なかった。感謝です。

 終了後、深堀さん、宮内さん、恵子ちゃんの4人でささやかな打上げ。あの時飲んだビールは最高に美味しかったよ!(^^)

 ■参考リンク(写真を掲載して頂いています)
  スーヴェ二ールアパートメントさんのブログ
  わだまんサイエンスさんの紹介ページ
  わだまん 松の<男やったら自然派日記>

恵子ちゃん、ブログデビュー!

 あすかスタッフ3年目の恵子です!料理のこと、野菜のこと、体のこと、心のことなどいろいろ勉強しながら楽しく働かせていただいています。今回は初めてのブログで、何を書こうかとドキドキで悩んだ挙句、これしかない!と思った、大好きな本を紹介します。

アップロードファイル 38KB 本のタイトルは、リトル・トリー

 私はこの本を何十回と、本が擦り切れるくらい読んでいます。この本は、私に、何が大事で何が要らないのか、という、自然でエコロジーな暮らしがしたい!と思うキッカケを作ってくれました。

 これは、インディアン少年が、祖父母と自然の中で生き方を学んでいくというストーリーです。この本は、自然の中で生きる厳しさはもとより、インディアンの苦しい歴史も描かれています。そして何より、祖父母の言葉の中に、生きていく上でとても大事なメッセージが込められています。

 ある日、おばあちゃんが言います。「いいかい、リトルトリー、理解というのは愛と同じものなの」「体の心 -Body mind- の言うままになって、欲深くなったりしないこと。そうすれば、物事を理解できるようになるんだよ」

....ここで私はいつも涙します。

 また、ある時リトルトリーがガラガラ蛇に襲われそうになったのを、おじいちゃんが助けて、おじいちゃん自身が蛇の毒にやられて命の危機にさらされます。そんな時でもおじいちゃんは言います。「誰のせいでもないんだよ。ガラガラ蛇のせいでもない。起こってしまった事は、誰のせいにしても始まらないんだよ」

....そしてまた私は涙します(笑)

 自然の中で生きるという事は、常に生死と向き合っているということ、そしてどんな時でも自身に起こったことを理解しようと努めることができるのは、自然の中で生きているという強さがあるからだと思いました。

 この本を読んで、私自身、人間は自分が思っている以上に強くて、いろんなものを持っていなくても生きれるんじゃないかと感じました。そして生活の中で、できることは何かを探していこうと思ったのです。その他にも、素敵なメッセージがたくさん込められています!是非読んでみて下さい!

楽しいホーム・パーティー

 秋晴れの日曜日、久々にBD-1(折りたたみ自転車)に乗り、朝から軽くポタリングに出ました。澄んだ秋の空気が、走り始めた頃は冷たく感じたのに、10分も走っていると、やがて少し汗ばんで来ます。なんとも良い気候になったものです。

 この日は料理教室の生徒さん宅で、同じクラスの方たちと夕方からホーム・パーティーをしました。総勢6名で押しかけたのは、ひとり暮らしのMさん(男性)宅。Mさん曰く、「男のひとり暮らしゆえ、むさ苦しいですよ。」ところが、お邪魔してみると、むさ苦しいどころか、整然とした室内(前日に必死で掃除したそうですが)、趣味の良いインテリアで、非常にお洒落なお住まいでした!「お邪魔しま〜す」とみんなで入るなり、わ〜コレすごぉい!わ〜コレカッコイイ!の連発。料理教室の打ち上げの時同様、最初っからテンション上がりっぱなしでした。

 住まいの観察をひととおり終えて、ようやくお料理の準備が始まりました。もうすでにビールを飲んで、出来上がっている人、約数名。ここでまたしてもMさんに驚嘆の声が…!餃子の中身をつめて下さいと、差し出すのは手作りの餃子の皮。すごーい!皮まで自分で作るの〜!中身は気を遣っていただいたのか、100%野菜のベジ餃子。後ほど焼き餃子で出していただいたのですが、焼き加減も抜群でした。他にもきずし、2色胡麻豆腐と、大変な奮闘ぶりでした。

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 他の方々のお料理もどれも大変美味しく、みんな大したもんやなあ…と嬉しく美味しくいただきながら、ビールがいつの間にかワインになり、ますます座は盛り上がりました。Mさんはすっかり「店長!」と化し、あすかを日曜日貸すからみんなでお店をやったら、という話まで持ち上がりました。ううっ、あすか店主の地位危うし…(笑)

 もともとノリの良い(いや良すぎるというべき?)人が集まったクラスで、お酒が入ると、一体どこまで行くねん!っていうくらい、みんなつっこみが激しく、面白すぎます。12月スタートの応用クラスで、また一緒にお料理をするのですが、非常に楽しみであると同時に、教室の途中で、弾けたらどうしよう…、と一抹の不安も…(笑)

 みなさん、昨日はどうもありがとうございました。12月から、よろしくお願いしまーす。おてやわらかにね(^_-)-☆

石笛奏者・横澤和也さんを招いて

アップロードファイル 7KB 石に貝が侵食して穴をあけた、全くの自然の産物…「石笛」(いわぶえ)。ようやく秋めいて来た今日この頃ですが、そんな秋の夜長(10月17日)に、石笛奏者・横澤和也さんをお招きして、演奏をしていただきました。あすかに横澤さんが来られるのは、今回が二度目です(あすかDiary 2007/05/28 および 2007/09/09 参照)。前回5月に来ていただいた時には、20名ほどのお客様にお集まりいただき、演奏をしていただきました。今回は、もっとゆったり、しっとりと聴いていただけたら、ということで、10名余りのお客様に来ていただきました。

 お集まりいただいたお客様に、ゆっくりとお食事とお酒を楽しんでいただき、またお客様同士の交流も進んで、すっかり座がなごんだ頃に、横澤さん登場!ほっと一息の後、お話を交えながら、気持ちを込めた演奏を聴かせていただきました。横笛での演奏の後、最後はやはり石笛を吹いてくださいました。

アップロードファイル 140KB 「ここに居る皆様の、健康とますますのご発展を祈って…」ということで、その温かいお気持ちが笛の音を通して心に突き刺さるようにビリビリと響いてくるような、そんな音色でした。演奏後、横澤さんにもお食事をしていただきました。我が師・みのりさんと大変親しかった横澤さんに、「みのりさん仕込みのお料理は、いかがですか?」と聞いてみましたら、「やっぱりいいねぇ〜。こういうのがいいよ。やっぱり和食がいいよ。」と喜んでいただいているようでした(左は記念写真、クリックで拡大。右側から2人目が横澤さんです)

 当日の準備も後片付けも、大変でしたが(結局片付けが終わって店を出たのが夜中の1時でした)、清々しい演奏と、そしてお客様との楽しい会話で笑いまくっていたお陰か、たいして疲れも感じませんでした。仕事に対する満足感、充実感と共に、やはり笑って楽しく過ごすことは、何よりも自分を元気づける素になるものですね(^o^)

 横澤さん、そして当日来ていただいた皆さん、遅くまで頑張って仕事をしてくれた恵子ちゃん、本当にありがとうございました。

 ■音魂霊 横澤和也さんのオフィシャルサイト

再開の秋・再会の秋…そして芸術の秋

 今日から10月開講の料理教室が始まりました。8月末で、前期の教室を全て終え、1月半ぶりの料理教室です。新たなスタートは、実は私にとっても非常に緊張します。しかし教室が始まって話し出すと、もう止まらない、って感じで、緊張も吹っ飛んで突っ走るのが常のこと。再開の秋は、ほぼ全開状態で、発進しました。生徒さんの中には、初めてお会いする方もいらっしゃれば、久しぶりにお会いする方もおられます。まさに嬉しい再会の秋でもあります。参加者の皆様、お疲れ様でした。次回もよろしくお願いします。

 今日は仕事の後で、大きなお楽しみが待っていました。ウォン・ウィンツァンさんのコンサートが堺市で行なわれたのです。アップロードファイル 53KBウォンさんの演奏は、いつも心の奥底に染み渡ります。駄洒落トークにもウォンさんの人柄が表れて、温かい気持ちになります。そして、今回のゲストのジャー・パンファンさんの二胡の演奏も、本当に素晴らしかった!

 ウォンさんのピアノと二胡の音色が非常に美しく共鳴し合って、うっとりと、そしてしっとりと聴き入っておりました。二胡の音色というのは、どうしてあんなに郷愁を誘うのでしょうか。中国と日本、国は違えども、古代から関係の深い国同士。何かしら根底に流れるものが、同じなのかもしれません。ウォンさんとジャーさんの演奏に、心身共に癒され、元気をもらえた秋の夜でした。

 演奏終了後、会場から出ると、ウォンさんがすぐそばに、普通に立っておられたのでびっくり。一緒に写真を撮っていただくようにお願いすると、気軽に受けてくださいました。ウォンさんは全くの菜食らしく、まさに「植物」って感じの人です。大阪で玄米菜食の店をしています、と言うと、「菜食ね!いいですね。是非頑張って下さいね。」と言ってくださいました。カンゲキ〜!(^o^)v

 やっと秋らしくなって来ました。私にとって、芸術の秋の幕開けにふさわしい、今夜の演奏会でした。

■コンサートData
 むすひコンサート vol.1 (主催 むすひの杜
 2007/10/13(土) サンスクエア堺 18:00開演

小豆島紀行 〜その3〜

 「二十四の瞳」の映画撮影の舞台となった分教場(二十四の瞳 映画村)で、竹馬が置いてあるのを見つけました。小学生の頃、父が本物の竹で作ってくれた竹馬で遊んでいたことがあり、乗れるかな、と思いつつやってみました。最初はすぐに落っこちましたが、やはりそこは昔とった杵塚、すぐに歩けるようになりました。こんなところで、思わず懐かしい物に出会い、嬉しかったです。ちなみにdanは、ちっとも乗れずで、どうも幼少時代に竹馬のような庶民の?遊びはせずに過ごしたようでした(^_^)

 小豆島を自転車とバスでほぼ一周しましたが、その途中で見かけたコンビニが、なんと2軒だけ…!でも、無ければ無いで、どうってことないんですよね、きっと...(ちなみに、その2軒はサンクスでした) それから、前述の分教場の売店でお土産を買い、自宅に送ろう、ということでお店の方にお願いすると、確かまだ午前中だったと思うのですが、「今日の集荷は終わりましたので、明日の発送になります。」と言われ、びっくり。大阪の感覚じゃ、集荷は夕方の5時とか6時なものですから…。

 ここで小豆島がいかに田舎であるか、ということを言いたい訳ではありません。コンビニの件、宅配便の件で、小豆島が「島」であること、つまり「離島」であることを、実感したのでした。さて、下の写真(クリックで拡大)は、左から順番に、竹馬を颯爽と駆るichi、映画村のボンネットバス、道端で見つけた巨大カボチャ(日本一どてカボチャ大会の出品用?)です。

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 再び福田港からフェリーに乗り、無事帰路につきました。私にとってはなかなかハードな旅行でしたが、自転車での観光は、やはりいいものでした。(欲を言えば、もう少し涼しければ…(笑)。まだまだ見る所は沢山ありそうで、また行きたいなあ…と思います。

■ 参考サイト 昔ながらの手作り竹馬専門店 竹馬工房
 このサイトに「竹馬検定表」が紹介されています。名人クラスになると、縄跳びもできるんですね(^o^)

小豆島紀行 〜その2〜

 「小豆島」と書いて、「あずきじま」とは読まないんだなあ…などと、しょうもないことを思いながら、いざ小豆島へ。BD-1(折りたたみ自転車)とともに、姫路からフェリーで渡ったのはいいのですが、福田港からの海岸線はアップダウンの連続、途中ちょっとした峠越えのような所もあり、ホテルまでの道のりは大変でした。旅行に来てまで、なんでこんなしんどいことを…と思いながら、浜辺の景色を楽しむ余裕も無く、ホテルにたどり着いた時にはヘロヘロでした(笑)

 初日は曇り空でしたが、2日目は快晴に恵まれました。が、その分暑いのなんのって!暑さに対しては大阪の暑さで随分鍛えられてる、と妙な自信があったのですが、この日の暑さはハンパじゃなく、じりじり照りつける太陽の下、自転車で走りながら、danと2人して、一体何本のペットボトルのお茶を消費したことか…!

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 小豆島の特産品といえば、先ず「お醤油」でしょうか。(当店で使っているお醤油も、ヤマヒサという小豆島のメーカーの物です。)マルキン醤油の工場付近は、醤油の臭いがプンプン。日本人にとって一番身近な調味料である醤油。でもどのようにして作られているのか、知っている人は案外少ないと思います。私も、原料が何であるかとか、発酵させて作る、とかその程度にしか知りませんでしたが、工場見学をして、そのプロセスがよくわかって良かったなあ、と思います。

 工場見学の後、しょうゆソフトクリームを食べて(^^;;、次の目的地「二十四の瞳」の分教場へ出発しました。以下、小豆島紀行 〜その3〜 へ続く...。

 ■参考 醤油物語 (ビデオ映像[18分])