ichi&danの徒然日記 〜 玄米工房あす香 〜
5月23日(水)、久々のライブを行いました。ゲストは、石笛(石の笛と書いて「いわぶえ」と読みます)奏者の横澤和也さん。
石笛というのは、石に貝が穴を空けて行って笛になったものです。だから全くの自然の産物。世界に同じものはひとつと無いものです。横澤氏の話によると、他の石に機械で同じように穴を空けても、同様の音がするらしい。しかし、貝が少しずつ少しずつ、何年も何年もかかって穴を空けた物にはストーリーがある。音は同じでも、やはり違うはず、ということでした。そしてそれは目に見えない何かの力であると。
さて、いろいろとお話を交えながらの演奏会は、先ずは横笛の演奏で始まりました。それから石笛についての説明があり、いよいよ石笛の登場です。石笛の音色は、お集まりいただいた方のほとんどが、初めて耳にされたようです。時には体を突き抜けるような激しく鋭い音、時には優しく包むような音色に、皆さん、どうお感じになったでしょうか?
左から順に、「石笛」 ・ 「横澤さん(手前右)を囲んで」 ・ 「当日の弁当」
最後にまた横笛に持ち替えて、何曲か吹いてくださいました。童謡「赤とんぼ」が流れた時には、こらえ切れずボロボロ涙が出てしまいました。というのも、今回横澤さんに来ていただくことになったいきさつや、肝煎りをして下さった師みのりさんのこと、そしてこの「赤とんぼ」はみのりさんが大好きな曲であること、などいろんな想いが、自身の中に溢れ出てきたのでした。
とにかく、無事終わったことで、今はホッとしています。お客様にも演奏を楽しんでいただけたこと、また、初対面のお客様同士で交流を深めていただけたようで、そのこともとても嬉しく思います。
素晴らしい演奏を聴かせてくださった横澤さん、いろいろ心配をかけて、また当日お料理を送ってくださったみのりさん、本当に感謝感謝です。来てくださった皆様、ありがとうございました。また何か楽しいことを企画したいなあ、と思っています。
■参考サイト 五千年の時空を超えて蘇る神の笛 石笛